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1409 青い鳥
しおりを挟むリンジー・ルプレクトは、晴れ渡る青空を見上げていた。
今は12月の真冬で気温はかなり低い。だが今日は快晴に恵まれていた。陽射しも強く、この時期には珍しく暖かいと感じられるくらいだった。
ロンズデール軍は東のセインソルボ山と、南のリングマガ湿地帯、二手に別れていた。
そしてリンジーが率いる総数二万五千人の軍隊は今、リングマガ湿地帯を前に立っていた。
「リンジー、ここが最後の休憩になる。いいか?今回はしっかり休んでおけよ?お前はのんびりしてるようで、一人で何とかしようって気張るとこがあるからな。俺もいんだから疲れたらちゃんと言うんだぞ?」
後ろから声をかけて来たのは、リンジーのお目付け役のデヴィン・ガラハドだった。
顔に刻まれたシワをより険しくさせて、後ろにまとめて縛った真っ白い髪を苛ただしげにガシガシとかいている。
190cmはある背丈と、服の上からでも分かる盛り上がった筋肉は、ガラハドが齢五十を超えても、体力型としてまだまだ健在という証である。
「もう、分かったわよ。ガラハド、ちゃんと休むからそんなに怒らないで」
リンジーは振り返ると、困ったように眉を下げて答えた。
ここリングマガ湿地帯への遠征中、リンジーは自分がこの軍を率いているとして、ほとんど休みなく指揮を執り兵をまとめていた。
本人はうまく隠しているつもりだったが、リンジーを幼少期から見ていたガラハドにはお見通しだったのだ。休める時に休んでおく。リンジーの体をいたわるがゆえの厳しい言葉である
ガラハドは、本当に休めよ!ともう一度強く言うと、ふん、と息を吐いてその場を後にした。
「ふふふ、ガラハドは心配症なんだから・・・あら、ブルーバードだわ。久しぶりに見たわね」
口から白い息を吐くと、リンジーは上空に見える青い鳥を目で追いながら、髪を後ろに撫でて整える。
一見すると銀色にも見える、長い灰色の髪は首元から左右に分けられて結ばれている、その髪の先には宝石のような小ぶりで丸い玉がリボンで付けられていた。
この石は念操玉と言う、文字通り意のままに操る事のできるリンジーの魔道具である。
そして身に纏っているものは黒い一枚布の生地で、青や桃色など幾何学的なタッチで刺繍が施された衣装だった。腰には青い色の布が巻かれており、これはベルトの役目をしている。そして首からは革紐のネックレスを下げているが、これにも沢山の青い石が付いていた。
これは水の国ロンズデールの正装であり伝統衣装なのだが、リンジーはこれを好んで着ている。
アラタ達と初めて会った時、クインズベリーに訪問した際も同じ服装であった。
「あ、本当だ・・・今じゃ全然見なくなったけど、私達が子供の頃は沢山いたよね」
リンジーの呟きに答えたのは、ガラハドと入れ替わりで隣に立った、ファビアナ・マックギーだった。
ファビアナは顔を上げると、猫のように丸みの紫色の瞳をリンジーに向けた。
長身のリンジーと並ぶと、ファビアナの頭はリンジーの肩くらいの位置になる。
180cm近いリンジーと比べ、ファビアナは150cm程だ。
小柄な体系には不釣り合いな、頭がスッポリ隠れる先の折れた大きなとんがり帽子をかぶり、手首より袖が長く、足のくるぶし近くまで丈のあるワンピースタイプのローブを着ている。
そして手にしている木製の杖は、先が渦巻きのように丸まっていた。
このファビアナの帽子もローブも、全て濃いめの青色である。リンジーの衣装も青色を多く使っており、水の国ロンズデールの民は、シンボルカラーの青を好んで使っているのだ。
「そうね、私達が子供の頃、ほんの10年、15年前なんてどこを見てもブルーバードが飛んでいたわよね。でもここ数年はほとんど見なくなったわ。帝国が侵略を強めていってからは特に・・・」
リンジーはファビアナに顔を向けてそう答えると、もう一度空を見上げた。
その視線の先には一羽の青い鳥が、風に乗って空を飛んでいる。それはリングマガ湿地帯、およびロンズデールに古くから生息している青い鳥、ブルーバードだった。
かつてはどこにでも飛んでいる鳥だったが、帝国が他国への侵略を強めていく中で、軍事訓練による環境破壊が増えていった。そうなれば自然や生態系への悪影響は免れない。
今やブルーバードを始め、絶滅が噂される生物も少なくはない。
「・・・ねぇ、ファビアナ。あなた本当にここに来てよかったの?ビリージョーさんのところに避難するように、国王陛下からお話しがあったんでしょ?」
王維継承権を放棄したとはいえ、ファビアナは王族である。
この戦いには元々参戦する話しは出ていなかった。国王も婚約者となったクインズベリーの、ビリージョー・ホワイトの元へ避難させようとしていたのだ。
「・・・うん、いいの。父からはそう言われたけど、私は戦うって決めたの。だって、私だってロンズデールの人間だもの、自分の国が危険な時に、私だけ逃げるなんてできないよ」
「ファビアナ、あなた本当に強くなったよね。ちょっと前はあんなに大人しかったのに」
ハッキリと自分の気持ちを言葉にするファビアナからは、以前のおどおどとした様子はまるで見えなかった。父である国王と話し合い、気持ちを確かめ合った事で、ファビアナの心を縛り押さえつけていたものが消えたのだ。
幼い頃から知っているリンジーは、それが嬉しくて表情をほころばせた。
「でも、ビリージョーさんは寂しがらなかった?あの人あなたと結婚するために貴族になったんでしょ?そこまで想ってくれる人なんだから、反対されなかった?」
「・・・うん、ビリージョーさんともちゃんと話したよ。反対もされたし、戦うなら自分も一緒にって言ってくれたんだけど、今は貴族だから領地の人達の事もあるでしょ?もしもの事があったらって考えると、ビリージョーさんはやっぱり残るべきなんだよ。だから、私は絶対に生きて帰るから、待っててって説得したの」
「・・・ファビアナ、あなたそこまで・・・それなら絶対に生きて帰らないとね」
「うん、ロンズデールも護るし、帰ったらビリージョーさんと結婚するの。だからねリンジー、絶対に勝とう!」
・・・本当に強くなった。
ファビアナは友人であり、妹のような存在だった。
あのクルーズ船での戦いまでは、人とまともに会話もできなかったファビアナが、今では頼もしささえ感じるまでに成長した。
そんな姿が見れてリンジーは嬉しくなった。
「わっ!?え?リ、リンジー、どうしたの?」
突然ぎゅっと抱きしめられて、ファビアナは目をパチパチさせる。
「うふふ!ファビアナ、そうね、絶対に勝ちましょうね!帝国なんてぶっ飛ばせ!」
「え?う、うん・・・あははは、変なリンジー」
笑い合う二人・・・・・
晴れ渡る青空では、暖かい陽の光を浴びて、ブルーバードが気持ち良さそうに空を舞っていた
今は12月の真冬で気温はかなり低い。だが今日は快晴に恵まれていた。陽射しも強く、この時期には珍しく暖かいと感じられるくらいだった。
ロンズデール軍は東のセインソルボ山と、南のリングマガ湿地帯、二手に別れていた。
そしてリンジーが率いる総数二万五千人の軍隊は今、リングマガ湿地帯を前に立っていた。
「リンジー、ここが最後の休憩になる。いいか?今回はしっかり休んでおけよ?お前はのんびりしてるようで、一人で何とかしようって気張るとこがあるからな。俺もいんだから疲れたらちゃんと言うんだぞ?」
後ろから声をかけて来たのは、リンジーのお目付け役のデヴィン・ガラハドだった。
顔に刻まれたシワをより険しくさせて、後ろにまとめて縛った真っ白い髪を苛ただしげにガシガシとかいている。
190cmはある背丈と、服の上からでも分かる盛り上がった筋肉は、ガラハドが齢五十を超えても、体力型としてまだまだ健在という証である。
「もう、分かったわよ。ガラハド、ちゃんと休むからそんなに怒らないで」
リンジーは振り返ると、困ったように眉を下げて答えた。
ここリングマガ湿地帯への遠征中、リンジーは自分がこの軍を率いているとして、ほとんど休みなく指揮を執り兵をまとめていた。
本人はうまく隠しているつもりだったが、リンジーを幼少期から見ていたガラハドにはお見通しだったのだ。休める時に休んでおく。リンジーの体をいたわるがゆえの厳しい言葉である
ガラハドは、本当に休めよ!ともう一度強く言うと、ふん、と息を吐いてその場を後にした。
「ふふふ、ガラハドは心配症なんだから・・・あら、ブルーバードだわ。久しぶりに見たわね」
口から白い息を吐くと、リンジーは上空に見える青い鳥を目で追いながら、髪を後ろに撫でて整える。
一見すると銀色にも見える、長い灰色の髪は首元から左右に分けられて結ばれている、その髪の先には宝石のような小ぶりで丸い玉がリボンで付けられていた。
この石は念操玉と言う、文字通り意のままに操る事のできるリンジーの魔道具である。
そして身に纏っているものは黒い一枚布の生地で、青や桃色など幾何学的なタッチで刺繍が施された衣装だった。腰には青い色の布が巻かれており、これはベルトの役目をしている。そして首からは革紐のネックレスを下げているが、これにも沢山の青い石が付いていた。
これは水の国ロンズデールの正装であり伝統衣装なのだが、リンジーはこれを好んで着ている。
アラタ達と初めて会った時、クインズベリーに訪問した際も同じ服装であった。
「あ、本当だ・・・今じゃ全然見なくなったけど、私達が子供の頃は沢山いたよね」
リンジーの呟きに答えたのは、ガラハドと入れ替わりで隣に立った、ファビアナ・マックギーだった。
ファビアナは顔を上げると、猫のように丸みの紫色の瞳をリンジーに向けた。
長身のリンジーと並ぶと、ファビアナの頭はリンジーの肩くらいの位置になる。
180cm近いリンジーと比べ、ファビアナは150cm程だ。
小柄な体系には不釣り合いな、頭がスッポリ隠れる先の折れた大きなとんがり帽子をかぶり、手首より袖が長く、足のくるぶし近くまで丈のあるワンピースタイプのローブを着ている。
そして手にしている木製の杖は、先が渦巻きのように丸まっていた。
このファビアナの帽子もローブも、全て濃いめの青色である。リンジーの衣装も青色を多く使っており、水の国ロンズデールの民は、シンボルカラーの青を好んで使っているのだ。
「そうね、私達が子供の頃、ほんの10年、15年前なんてどこを見てもブルーバードが飛んでいたわよね。でもここ数年はほとんど見なくなったわ。帝国が侵略を強めていってからは特に・・・」
リンジーはファビアナに顔を向けてそう答えると、もう一度空を見上げた。
その視線の先には一羽の青い鳥が、風に乗って空を飛んでいる。それはリングマガ湿地帯、およびロンズデールに古くから生息している青い鳥、ブルーバードだった。
かつてはどこにでも飛んでいる鳥だったが、帝国が他国への侵略を強めていく中で、軍事訓練による環境破壊が増えていった。そうなれば自然や生態系への悪影響は免れない。
今やブルーバードを始め、絶滅が噂される生物も少なくはない。
「・・・ねぇ、ファビアナ。あなた本当にここに来てよかったの?ビリージョーさんのところに避難するように、国王陛下からお話しがあったんでしょ?」
王維継承権を放棄したとはいえ、ファビアナは王族である。
この戦いには元々参戦する話しは出ていなかった。国王も婚約者となったクインズベリーの、ビリージョー・ホワイトの元へ避難させようとしていたのだ。
「・・・うん、いいの。父からはそう言われたけど、私は戦うって決めたの。だって、私だってロンズデールの人間だもの、自分の国が危険な時に、私だけ逃げるなんてできないよ」
「ファビアナ、あなた本当に強くなったよね。ちょっと前はあんなに大人しかったのに」
ハッキリと自分の気持ちを言葉にするファビアナからは、以前のおどおどとした様子はまるで見えなかった。父である国王と話し合い、気持ちを確かめ合った事で、ファビアナの心を縛り押さえつけていたものが消えたのだ。
幼い頃から知っているリンジーは、それが嬉しくて表情をほころばせた。
「でも、ビリージョーさんは寂しがらなかった?あの人あなたと結婚するために貴族になったんでしょ?そこまで想ってくれる人なんだから、反対されなかった?」
「・・・うん、ビリージョーさんともちゃんと話したよ。反対もされたし、戦うなら自分も一緒にって言ってくれたんだけど、今は貴族だから領地の人達の事もあるでしょ?もしもの事があったらって考えると、ビリージョーさんはやっぱり残るべきなんだよ。だから、私は絶対に生きて帰るから、待っててって説得したの」
「・・・ファビアナ、あなたそこまで・・・それなら絶対に生きて帰らないとね」
「うん、ロンズデールも護るし、帰ったらビリージョーさんと結婚するの。だからねリンジー、絶対に勝とう!」
・・・本当に強くなった。
ファビアナは友人であり、妹のような存在だった。
あのクルーズ船での戦いまでは、人とまともに会話もできなかったファビアナが、今では頼もしささえ感じるまでに成長した。
そんな姿が見れてリンジーは嬉しくなった。
「わっ!?え?リ、リンジー、どうしたの?」
突然ぎゅっと抱きしめられて、ファビアナは目をパチパチさせる。
「うふふ!ファビアナ、そうね、絶対に勝ちましょうね!帝国なんてぶっ飛ばせ!」
「え?う、うん・・・あははは、変なリンジー」
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