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第一章 気まぐれな白き虎
03話 ツノの生えた男
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異世界生活2日目。
圧倒的な空腹感に襲われた優は少しばかり早めに起床する。外はまだ薄暗く少々肌寒い。
「ご飯作るか」
優は台所へ向かいお家魔法の一つである《調味料召喚》と《食材召喚》を駆使し調理を始める。
「本当、お家魔法って便利だよなー」
お家魔法は生きることに特化した魔法と言えるだろう。この魔法さえあれば必要最低限の生活はできる。ただし、家の創造や改造、召喚系統の魔法を操れるのは大精霊である優だけだ。
「よし、出来た」
一汁三菜を心がけて作った料理を宴会場大広間へ運ぶ。30畳という大広間に一人ぽつんとテーブルがある光景はとてもシュールだった。
今日の朝食は白米に豆腐の味噌汁、焼き鮭とほうれん草の胡麻和えにきんぴらごぼう。理想的な朝食と言えるだろう。
「いただきます」
早速箸を持ち味噌汁に手を伸ばすが「ガシャンッ!」という物音がフロントの方から響き、優は箸を置かざるをえなかった。
「誰かが館内に入ってきた」
優は家内であれば全てを把握することができ、意識すれば視点を切り替えることも可能だ。
「嘘!ぶっ倒れてるじゃん」
フロントに視点を切り替えたところそこには黒いツノを生やした黒装束がうつ伏せで倒れていた。優はすかさず早足でフロントに向かう。
フロントには変わらず黒装束の人が倒れていた。
「あのー大丈夫ですかー?」
急に起き上がって襲われたら怖いため少し距離を置いて話しかける……が返事はない。
(ふむ、ただの屍の……)
「グゥ~~~」
どうやらこの人、腹が減っているみたいだ。
◇◇◇◇◇◇◇
すごい食いっぷりだな
優の朝食を勢いよく食べているのは先程倒れていた黒装束。この森に遭難して3日間、何も食っていなかったらしい。
黒装束の男は朝食を平らげると満足したのか優に礼を告げる。
「助かった。ありがとう大精霊様」
しかし、優の興味は頭を下げる黒装束さんにではなく黒装束さんのツノに目を惹かれていた。
「どういたしまして。あの、そのツノかっこ良いですね。触っても良いですか?」
「どうぞ」
許可が降りたため優は遠慮なく触る。ツルッとした手触りに少しひんやりしている。そして、少し柔らかく中に固い芯がある感じだ。
「ハッハッハッ!くすぐったいな」
なんかピクピクし始めたからここいらでやめとくか。
「ありがとう。それで黒装束さんはなんで遭難したの?」
フードで顔を隠すぐらいだ。訳ありなんだろう。まさか、この黒装束さんは超がつくほどの大悪党で誰かに追われ森に逃げてきたという可能性もある。
優は身構え警戒する。いつでも逃げ出せるように。
「昔っから方向音痴なんだ」
なんだ方向音痴か……って僕は騙されんぞ。
「やっぱり怪しいよなこの姿」
すると、黒装束さんはフードに手をかけ素顔を見せる。黒髪黒目の日本人顔だった。30歳ぐらいかな?と優は勝手に考察する。
「どうして顔を隠しているの?」
「高位ランクの冒険者だからな。この姿は仕事用でプライベートでは顔を隠さないんだ」
なるほど、スパイ⚫︎ーマンみたい。
「つまり有名人ってことですね。尚更隠す理由はないんじゃないんですか?」
注目されて、持て囃されることは別に悪い気はしないと思うけど。
「俺は称賛されるような人じゃないんだ」
どうやら別の意味で訳ありらしい。でも悪い人じゃないのであれば警戒する必要ないか。
「そうだ、自己紹介がまだだったな。俺の名前はジン・オルカ。種族は魔人で今は傷心旅行中だが冒険者として活動している」
魔人さんだからツノがついてるんだ。すごいファンタジー。僕ワクワクすっぞ。それにしても見た目や種族もそうだけど名前まで悪投っぽいのは笑っちゃうな。
「僕はお家の大精霊の優です。この旅館に住んでいます」
「お家の大精霊か……聞いたこともないな」
ジンさんは「そんな精霊居たっけ」と首を傾ける。だがそれもそのはず優は昨日生まれた新米精霊だ。知らなくて当然。
「僕、昨日生まれたから知らなくて当然だよ。まだ一人も精霊を生み出してないんだ。だから今のところお家精霊は世界で僕だけ」
それを聞いたジンは納得顔で頷いた。
「両親はいないのか?」
ジンは心配気な表情で優に問う。優の見た目は10歳前後の子供のような姿をしているため人気のないこの旅館に疑問を持ったのだろう。
「大精霊は生まれた瞬間親のような立場だからね。強いていうなら精霊神様かな?」
「そうか」
なんだろう。すごい同情されてる。実は精神年齢16歳なんだって言えば信じるかな?って見た目的に6歳しか変わらないけど。
するとジンは立ち上がりこっちへ来いと手招きする。優は渋々ジンに近づくとひょいっと抱っこされた。
「意外に軽いんだな。ちゃんと食ってんのか」
「今さっき僕が食べるはずだった朝食を食べた人が何を言ってるんですか?」
その瞬間、ぐぅ~っと優の腹が鳴り出した。ジンは申し訳なさそうに「なんかすまん」と目を伏せる。
「また作り直せば良いだけですから」
優はせっかくだから和食じゃなく別の料理を作ろうと決め思考に耽る。
「なぁ、よければなんだが此処で泊まらせてくれないか?」
しかし、ジンの言葉ですぐに現実へと戻された。
「此処に泊まりたいんですか?」
「あぁ。さっき自己紹介した時に言ったが、俺は今傷心旅行中なんだ。あ、金なら腐るほど持ってる」
そう言えばそんなこと言ってたな。失恋でもしたのだろうか。確かにこの人がさつそうだしな。
「お金はいりません。どうせ宿泊する人なんてジンさんだけだし。その代わり冒険者のこととか色々教えてください」
異世界と言ったらやっぱり冒険者だよな。いつかなってみたいけど大精霊でもなれるのかな?
「良いのかそんなんで」
「ええ」
「わかった。だが今後も宿泊者は増えると思うぞ」
「何故?」
「俺の勘だ!よく当たるんだよなこれが」
なんだろう、妙な説得力を感じる。まぁ、その時になったら考えるか。
「おっと。悪いな初対面でしかも大精霊様を抱き抱えるだなんて」
ジンはそっと優を足下に降ろす。
「いえ、悪くは無かったです」
幼い頃、父さんによく抱っこしてもらっていたことを思い出しちょびっとだけ感傷に浸った。みんなは元気にやってるかな?
「ユウ、泣いてるのか?」
「気のせいです。お腹が空きすぎて腹の虫が泣いてるんです」
「いや……そうだな。それじゃあ早く泣き止ませなきゃな!って俺のせいかハハハ」
やっぱりジンさんは良い人だ。
圧倒的な空腹感に襲われた優は少しばかり早めに起床する。外はまだ薄暗く少々肌寒い。
「ご飯作るか」
優は台所へ向かいお家魔法の一つである《調味料召喚》と《食材召喚》を駆使し調理を始める。
「本当、お家魔法って便利だよなー」
お家魔法は生きることに特化した魔法と言えるだろう。この魔法さえあれば必要最低限の生活はできる。ただし、家の創造や改造、召喚系統の魔法を操れるのは大精霊である優だけだ。
「よし、出来た」
一汁三菜を心がけて作った料理を宴会場大広間へ運ぶ。30畳という大広間に一人ぽつんとテーブルがある光景はとてもシュールだった。
今日の朝食は白米に豆腐の味噌汁、焼き鮭とほうれん草の胡麻和えにきんぴらごぼう。理想的な朝食と言えるだろう。
「いただきます」
早速箸を持ち味噌汁に手を伸ばすが「ガシャンッ!」という物音がフロントの方から響き、優は箸を置かざるをえなかった。
「誰かが館内に入ってきた」
優は家内であれば全てを把握することができ、意識すれば視点を切り替えることも可能だ。
「嘘!ぶっ倒れてるじゃん」
フロントに視点を切り替えたところそこには黒いツノを生やした黒装束がうつ伏せで倒れていた。優はすかさず早足でフロントに向かう。
フロントには変わらず黒装束の人が倒れていた。
「あのー大丈夫ですかー?」
急に起き上がって襲われたら怖いため少し距離を置いて話しかける……が返事はない。
(ふむ、ただの屍の……)
「グゥ~~~」
どうやらこの人、腹が減っているみたいだ。
◇◇◇◇◇◇◇
すごい食いっぷりだな
優の朝食を勢いよく食べているのは先程倒れていた黒装束。この森に遭難して3日間、何も食っていなかったらしい。
黒装束の男は朝食を平らげると満足したのか優に礼を告げる。
「助かった。ありがとう大精霊様」
しかし、優の興味は頭を下げる黒装束さんにではなく黒装束さんのツノに目を惹かれていた。
「どういたしまして。あの、そのツノかっこ良いですね。触っても良いですか?」
「どうぞ」
許可が降りたため優は遠慮なく触る。ツルッとした手触りに少しひんやりしている。そして、少し柔らかく中に固い芯がある感じだ。
「ハッハッハッ!くすぐったいな」
なんかピクピクし始めたからここいらでやめとくか。
「ありがとう。それで黒装束さんはなんで遭難したの?」
フードで顔を隠すぐらいだ。訳ありなんだろう。まさか、この黒装束さんは超がつくほどの大悪党で誰かに追われ森に逃げてきたという可能性もある。
優は身構え警戒する。いつでも逃げ出せるように。
「昔っから方向音痴なんだ」
なんだ方向音痴か……って僕は騙されんぞ。
「やっぱり怪しいよなこの姿」
すると、黒装束さんはフードに手をかけ素顔を見せる。黒髪黒目の日本人顔だった。30歳ぐらいかな?と優は勝手に考察する。
「どうして顔を隠しているの?」
「高位ランクの冒険者だからな。この姿は仕事用でプライベートでは顔を隠さないんだ」
なるほど、スパイ⚫︎ーマンみたい。
「つまり有名人ってことですね。尚更隠す理由はないんじゃないんですか?」
注目されて、持て囃されることは別に悪い気はしないと思うけど。
「俺は称賛されるような人じゃないんだ」
どうやら別の意味で訳ありらしい。でも悪い人じゃないのであれば警戒する必要ないか。
「そうだ、自己紹介がまだだったな。俺の名前はジン・オルカ。種族は魔人で今は傷心旅行中だが冒険者として活動している」
魔人さんだからツノがついてるんだ。すごいファンタジー。僕ワクワクすっぞ。それにしても見た目や種族もそうだけど名前まで悪投っぽいのは笑っちゃうな。
「僕はお家の大精霊の優です。この旅館に住んでいます」
「お家の大精霊か……聞いたこともないな」
ジンさんは「そんな精霊居たっけ」と首を傾ける。だがそれもそのはず優は昨日生まれた新米精霊だ。知らなくて当然。
「僕、昨日生まれたから知らなくて当然だよ。まだ一人も精霊を生み出してないんだ。だから今のところお家精霊は世界で僕だけ」
それを聞いたジンは納得顔で頷いた。
「両親はいないのか?」
ジンは心配気な表情で優に問う。優の見た目は10歳前後の子供のような姿をしているため人気のないこの旅館に疑問を持ったのだろう。
「大精霊は生まれた瞬間親のような立場だからね。強いていうなら精霊神様かな?」
「そうか」
なんだろう。すごい同情されてる。実は精神年齢16歳なんだって言えば信じるかな?って見た目的に6歳しか変わらないけど。
するとジンは立ち上がりこっちへ来いと手招きする。優は渋々ジンに近づくとひょいっと抱っこされた。
「意外に軽いんだな。ちゃんと食ってんのか」
「今さっき僕が食べるはずだった朝食を食べた人が何を言ってるんですか?」
その瞬間、ぐぅ~っと優の腹が鳴り出した。ジンは申し訳なさそうに「なんかすまん」と目を伏せる。
「また作り直せば良いだけですから」
優はせっかくだから和食じゃなく別の料理を作ろうと決め思考に耽る。
「なぁ、よければなんだが此処で泊まらせてくれないか?」
しかし、ジンの言葉ですぐに現実へと戻された。
「此処に泊まりたいんですか?」
「あぁ。さっき自己紹介した時に言ったが、俺は今傷心旅行中なんだ。あ、金なら腐るほど持ってる」
そう言えばそんなこと言ってたな。失恋でもしたのだろうか。確かにこの人がさつそうだしな。
「お金はいりません。どうせ宿泊する人なんてジンさんだけだし。その代わり冒険者のこととか色々教えてください」
異世界と言ったらやっぱり冒険者だよな。いつかなってみたいけど大精霊でもなれるのかな?
「良いのかそんなんで」
「ええ」
「わかった。だが今後も宿泊者は増えると思うぞ」
「何故?」
「俺の勘だ!よく当たるんだよなこれが」
なんだろう、妙な説得力を感じる。まぁ、その時になったら考えるか。
「おっと。悪いな初対面でしかも大精霊様を抱き抱えるだなんて」
ジンはそっと優を足下に降ろす。
「いえ、悪くは無かったです」
幼い頃、父さんによく抱っこしてもらっていたことを思い出しちょびっとだけ感傷に浸った。みんなは元気にやってるかな?
「ユウ、泣いてるのか?」
「気のせいです。お腹が空きすぎて腹の虫が泣いてるんです」
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やっぱりジンさんは良い人だ。
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