169 / 645
マッチョな先輩と恋人同士になった件(サルファールート)
また、先輩の様子がぎこちなくなってしまったんだが?
しおりを挟む
ひとしきり笑い合って、俺が感じたのは空腹感だった。部屋の時計を見れば、そろそろご飯時な良い時間。
「サルファー先輩……取り敢えずシャワー浴びて、ご飯にしません? 俺、お腹空いちゃって……」
出した後にすぐ眠ってしまったにもかかわらず、俺の乱れていた衣服はちゃんと整えられていた。また先輩が、後始末してくれたんだろう。
とはいえ、やっぱり先にキレイにしておきたいし、新しいのに着替えておきたい。
「そうだな。じゃあ、君が先に入るといい。俺に気にせず、ゆっくりしてていいぞ」
「ありがとうございます」
頷いてから、先輩は俺に向かって手を差し出してきた。
多少の気怠さはあれど、ベッドから一人で起き上がれないほどではなかった。でも、俺は嬉々として、その分厚い手のひらに手を重ねていたんだ。
先輩が俺の手を握る。上体だけを起こしていた俺の腰に腕を回し、抱き締めるように立たせてくれる。
そして、口づけてくれた。ごく自然に、挨拶を交わすかのように。
「いってらっしゃい」
「い、いってきます」
見送る際も先輩は、爽やかに微笑んでいた。まるで、キスなんてしていなかったみたいだった。
先輩のせいだ。急にカッコよくなった先輩の。
「……いや、出会った時からカッコよかったけどさ」
俺の呟きは、浴室に響くことなくシャワーの音に紛れていった。
ひたすらに冷水を頭からかぶっているのに、冷えるのは身体の表面だけ。肝心要な気持ちの昂ぶりは、再び灯り始めた熱が収まる気配がない。
「……なんで、ちょっと勃っちゃってんだよ」
別に、深いキスをしてもらえた訳でもないのに。重症だ。ちょっとだけ、ときめいただけなのに。
ふと浮かんだ先輩の笑顔。柔らかくて、安心する笑顔をきっかけに、ますます鼓動が高鳴っていく。
挙げ句、芋づる式に蘇ってしまう。ほんの少し前の、甘ったるくて心地よいひと時が。
「あー、もう……思い出すな、鎮まれ、鎮まれ」
南無阿弥陀の部分しか知らないけれど、ひたすらに唱えてみる。関係ないけれど、羊も百匹くらい数えてみた。
そうして、ようやくだった。先輩の元へ戻れるくらい、笑顔でいられるくらい、落ち着きを取り戻せたのは。
手早く着替えを終えた俺は、なんてことない顔で先輩の待つ部屋へと戻った。
「すみません、遅くなっちゃって」
「いや、そんなに待ってはいな……っ……」
見る見る内に先輩の頬が赤く染まっていく。驚きに見開かれた瞳が、俺を食い入るように見つめている。
もしかしなくても、顔に出てしまってるんだろうか。後、もう百匹くらい数えるべきだったか?
俺が変な後悔をしていると、先輩が急に立ち上がった。壁際に置いていたボストンバッグをひったくるように取り、そそくさと浴室へと向かおうとする。
「じゃ、じゃあ、シャワー使わせてもらうな」
「あ、はい……先輩の分のタオル、置いてるんで使って下さい。後、ボディーソープとかシャンプーも好きに使っていいんで」
「ああ、ありがとう」
ぎこちなく微笑んでから、先輩は大股で浴室へと向かっていってしまった。
明らかに不自然な先輩の行動は、浴室から帰ってきてからも続いた。食事中も、先輩はどこか上の空だったのだ。
そりゃあ「美味しいですね」と話しかければ「ああ、美味しいな」と返ってきた。お裾分けにと「一ついりますか?」と尋ねれば「ありがとう」と受け取り、お返しにと先輩のおかずを俺にくれた。
でも、ほとんど目が合わなかった。俺が話しかけないと反応してくれなかったのだ。絶対におかしい。
結局、原因が分かることもなく、かといって、聞く勇気も出ないまま、俺達は歯磨きを終え、床につくことになった。
「……じゃ、じゃあ、俺は床で眠るから」
「……一緒に寝てくれないんですか?」
付き合う前でさえ、一緒に寝てくれたのに。やっぱり、変だ。
尋ねる間も与えないつもりらしい。先輩は、俺が用意していたタオルケットを床へと広げようとする。話しを終わらせようとする。
「俺も一緒だと……狭いだろう? 気にしないでくれ。俺には、どこでもすぐに眠れるという特技が」
「……先輩……俺、なにかしましたか?」
「え?」
「……だって、なんか、おかしいじゃないですか……俺がシャワー浴びた後くらいから……」
俺を見つめる先輩の瞳が、揺れ始める。
ああ、やっぱり、あの後からか。俺が確信を得た時、先輩は勢いよく頭を下げてきた。
「すまない!」
「……やっぱり、バレてたんですね? 引いたんでしょう? 散々してもらえたのに、キスしてもらえただけで……ちょっと勃っちゃうなんて……」
「え……? 君もか?」
弾かれるように顔を上げた先輩の思いも寄らない質問に、薄暗い気持ちが消えていく。
「はい?」
君もか、とは?
「サルファー先輩……取り敢えずシャワー浴びて、ご飯にしません? 俺、お腹空いちゃって……」
出した後にすぐ眠ってしまったにもかかわらず、俺の乱れていた衣服はちゃんと整えられていた。また先輩が、後始末してくれたんだろう。
とはいえ、やっぱり先にキレイにしておきたいし、新しいのに着替えておきたい。
「そうだな。じゃあ、君が先に入るといい。俺に気にせず、ゆっくりしてていいぞ」
「ありがとうございます」
頷いてから、先輩は俺に向かって手を差し出してきた。
多少の気怠さはあれど、ベッドから一人で起き上がれないほどではなかった。でも、俺は嬉々として、その分厚い手のひらに手を重ねていたんだ。
先輩が俺の手を握る。上体だけを起こしていた俺の腰に腕を回し、抱き締めるように立たせてくれる。
そして、口づけてくれた。ごく自然に、挨拶を交わすかのように。
「いってらっしゃい」
「い、いってきます」
見送る際も先輩は、爽やかに微笑んでいた。まるで、キスなんてしていなかったみたいだった。
先輩のせいだ。急にカッコよくなった先輩の。
「……いや、出会った時からカッコよかったけどさ」
俺の呟きは、浴室に響くことなくシャワーの音に紛れていった。
ひたすらに冷水を頭からかぶっているのに、冷えるのは身体の表面だけ。肝心要な気持ちの昂ぶりは、再び灯り始めた熱が収まる気配がない。
「……なんで、ちょっと勃っちゃってんだよ」
別に、深いキスをしてもらえた訳でもないのに。重症だ。ちょっとだけ、ときめいただけなのに。
ふと浮かんだ先輩の笑顔。柔らかくて、安心する笑顔をきっかけに、ますます鼓動が高鳴っていく。
挙げ句、芋づる式に蘇ってしまう。ほんの少し前の、甘ったるくて心地よいひと時が。
「あー、もう……思い出すな、鎮まれ、鎮まれ」
南無阿弥陀の部分しか知らないけれど、ひたすらに唱えてみる。関係ないけれど、羊も百匹くらい数えてみた。
そうして、ようやくだった。先輩の元へ戻れるくらい、笑顔でいられるくらい、落ち着きを取り戻せたのは。
手早く着替えを終えた俺は、なんてことない顔で先輩の待つ部屋へと戻った。
「すみません、遅くなっちゃって」
「いや、そんなに待ってはいな……っ……」
見る見る内に先輩の頬が赤く染まっていく。驚きに見開かれた瞳が、俺を食い入るように見つめている。
もしかしなくても、顔に出てしまってるんだろうか。後、もう百匹くらい数えるべきだったか?
俺が変な後悔をしていると、先輩が急に立ち上がった。壁際に置いていたボストンバッグをひったくるように取り、そそくさと浴室へと向かおうとする。
「じゃ、じゃあ、シャワー使わせてもらうな」
「あ、はい……先輩の分のタオル、置いてるんで使って下さい。後、ボディーソープとかシャンプーも好きに使っていいんで」
「ああ、ありがとう」
ぎこちなく微笑んでから、先輩は大股で浴室へと向かっていってしまった。
明らかに不自然な先輩の行動は、浴室から帰ってきてからも続いた。食事中も、先輩はどこか上の空だったのだ。
そりゃあ「美味しいですね」と話しかければ「ああ、美味しいな」と返ってきた。お裾分けにと「一ついりますか?」と尋ねれば「ありがとう」と受け取り、お返しにと先輩のおかずを俺にくれた。
でも、ほとんど目が合わなかった。俺が話しかけないと反応してくれなかったのだ。絶対におかしい。
結局、原因が分かることもなく、かといって、聞く勇気も出ないまま、俺達は歯磨きを終え、床につくことになった。
「……じゃ、じゃあ、俺は床で眠るから」
「……一緒に寝てくれないんですか?」
付き合う前でさえ、一緒に寝てくれたのに。やっぱり、変だ。
尋ねる間も与えないつもりらしい。先輩は、俺が用意していたタオルケットを床へと広げようとする。話しを終わらせようとする。
「俺も一緒だと……狭いだろう? 気にしないでくれ。俺には、どこでもすぐに眠れるという特技が」
「……先輩……俺、なにかしましたか?」
「え?」
「……だって、なんか、おかしいじゃないですか……俺がシャワー浴びた後くらいから……」
俺を見つめる先輩の瞳が、揺れ始める。
ああ、やっぱり、あの後からか。俺が確信を得た時、先輩は勢いよく頭を下げてきた。
「すまない!」
「……やっぱり、バレてたんですね? 引いたんでしょう? 散々してもらえたのに、キスしてもらえただけで……ちょっと勃っちゃうなんて……」
「え……? 君もか?」
弾かれるように顔を上げた先輩の思いも寄らない質問に、薄暗い気持ちが消えていく。
「はい?」
君もか、とは?
0
あなたにおすすめの小説
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
本編完結しています。お直し中。第12回BL大賞奨励賞いただきました。
僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…家族から虐げられていた僕は、我慢の限界で田舎の領地から家を出て来た。もう二度と戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが完璧貴公子ジュリアスだ。だけど初めて会った時、不思議な感覚を覚える。えっ、このジュリアスって人…会ったことなかったっけ?その瞬間突然閃く!
「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけに僕の最愛の推し〜ジュリアス様!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。そして大好きなゲームのイベントも近くで楽しんじゃうもんね〜ワックワク!
だけど何で…全然シナリオ通りじゃないんですけど。坊ちゃまってば、僕のこと大好き過ぎない?
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
この僕が、いろんな人に詰め寄られまくって困ってます!〜まだ無自覚編〜
小屋瀬
BL
〜まだ無自覚編〜のあらすじ
アニメ・漫画ヲタクの主人公、薄井 凌(うすい りょう)と、幼なじみの金持ち息子の悠斗(ゆうと)、ストーカー気質の天才少年の遊佐(ゆさ)。そしていつもだるーんとしてる担任の幸崎(さいざき)teacher。
主にこれらのメンバーで構成される相関図激ヤバ案件のBL物語。
他にも天才遊佐の事が好きな科学者だったり、悠斗Loveの悠斗の実の兄だったりと個性豊かな人達が出てくるよ☆
〜自覚編〜 のあらすじ(書く予定)
アニメ・漫画をこよなく愛し、スポーツ万能、頭も良い、ヲタク男子&陽キャな主人公、薄井 凌(うすい りょう)には、とある悩みがある。
それは、何人かの同性の人たちに好意を寄せられていることに気づいてしまったからである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【超重要】
☆まず、主人公が各キャラからの好意を自覚するまでの間、結構な文字数がかかると思います。(まぁ、「自覚する前」ということを踏まえて呼んでくだせぇ)
また、自覚した後、今まで通りの頻度で物語を書くかどうかは気分次第です。(だって書くの疲れるんだもん)
ですので、それでもいいよって方や、気長に待つよって方、どうぞどうぞ、読んでってくだせぇな!
(まぁ「長編」設定してますもん。)
・女性キャラが出てくることがありますが、主人公との恋愛には発展しません。
・突然そういうシーンが出てくることがあります。ご了承ください。
・気分にもよりますが、3日に1回は新しい話を更新します(3日以内に投稿されない場合もあります。まぁ、そこは善処します。(その時はまた近況ボード等でお知らせすると思います。))。
姉が結婚式から逃げ出したので、身代わりにヤクザの嫁になりました
拓海のり
BL
芳原暖斗(はると)は学校の文化祭の都合で姉の結婚式に遅れた。会場に行ってみると姉も両親もいなくて相手の男が身代わりになれと言う。とても断れる雰囲気ではなくて結婚式を挙げた暖斗だったがそのまま男の家に引き摺られて──。
昔書いたお話です。殆んど直していません。やくざ、カップル続々がダメな方はブラウザバックお願いします。やおいファンタジーなので細かい事はお許しください。よろしくお願いします。
タイトルを変えてみました。
従順な俺を壊して 【颯斗編】
川崎葵
BL
腕っ節の強い不良達が集まる鷹山高校でトップを張る、最強の男と謳われる火神颯斗。
無敗を貫き通す中、刺激のない毎日に嫌気がさしていた。
退屈な日常を捨て去りたい葛藤を抱えていた時、不思議と気になってしまう相手と出会う。
喧嘩が強い訳でもなく、真面目なその相手との接点はまるでない。
それでも存在が気になり、素性を知りたくなる。
初めて抱く感情に戸惑いつつ、喧嘩以外の初めての刺激に次第に心動かされ……
最強の不良×警視総監の息子
初めての恋心に戸惑い、止まらなくなる不良の恋愛譚。
本編【従順な俺を壊して】の颯斗(攻)視点になります。
本編の裏側になるので、本編を知らなくても話は分かるように書いているつもりですが、話が交差する部分は省略したりしてます。
本編を知っていた方が楽しめるとは思いますので、長編に抵抗がない方は是非本編も……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる