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細マッチョな先輩と恋人同士になった件(ソレイユルート)
僅かに見えた勝ちの目
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手取り足取り教えてもらいながら、励ましの言葉や褒め言葉によってモチベーションを上げてもらいながらとにかく剣を振り続け、最初に比べたらマシかと自分でも思えるようになれた頃。
短めの休憩を取っている最中で、ソレイユがとんでもないことを言い始めた。
「よっし、じゃあそろそろオレと一試合やってみよっか?」
声色は散歩に行こっか、くらいの気楽さだったが、内容は剣を握ってまだ小一時間くらいしか経っていない俺にとっては重すぎる。思わず彼からもらったスポーツドリンクのペットボトルを取り落としそうになった。
「えっ、早くないですか? 俺、やっと剣が振れるようになったばかりですよ」
「それはそうなんだけどー実際に打ち合ってみた方が気づけることもあるからさ」
言い分は分かる。それに、そもそも彼は熟練者。その経験則から出てきた提案でもあるんだろう。
「大丈夫、だいじょーぶ、オレは剣使わないからさ」
「え……?」
それじゃあ、打ち合いにはならないんじゃ?
俺が疑問を口にする前に、ソレイユは説明してくれた。ズボン越しでも鍛えられていると分かる長い足を軽く上げて見せながら。
「代わりに、オレはほんのちょっと足を出すだけ。シュンの攻撃を受け流したり、反撃する時にね」
それなら剣よりは、と思ったものの、ゲームセンターでの華麗な動きが思い出された。あれはあくまでゲームだったけど、現実のソレイユの素晴らしく素早い身のこなしも反映されていた訳で。
「いや、そのハンデでも無理ゲー過ぎるっていうか……そもそも一発も当てられないんじゃないですか? ソレイユの動き、忍者みたいに素早かったですし」
「フフ、ありがと」
嬉しそうに下がった目尻に、俺までほっこりとした気分になった。ソレイユは俺の意見を聞くだけ聞いて、そのままルール説明を続けていく。
「制限時間は3分。その間、シュンは俺に打ち込みながら耐えてみせて?」
「耐えるって?」
「耐えきれたらシュンの勝ち、時間内にオレから剣を落とされちゃったらシュンの負け。勝った方が一回だけ相手に好きなお願いが出来るってことでどう?」
「ああ、まぁ……」
それなら、まだ俺にも勝ち目はありそう。ソレイユからの反撃に耐えることが出来たらだけど。
ほんの僅かではあるが、勝てる可能性が見えたからだろう。ご褒美の内容が気になってきてしまっていた。
「……因みにですけど、そのお願いって何でもいいんですか?」
「おっ、いいねぇ! やる気満々なのも、オレに勝つ気でいてくれてるのもさ」
弾む声で話すソレイユからは、すでにわくわくとした雰囲気が滲み出ていた。俺と試合が出来るのがそんなに嬉しいんだろうか。
わしゃわしゃと頭を撫でてくれてから、少し屈んでV字の襟から見えかけている雄っぱいを更に見せつけようとしてくれる。もうこの時点で俺にとっては素敵なサービスを頂いてしまっているってのに。
「何でもイイよ。いつも以上にサービスしちゃう! 一日中、オレの雄っぱい揉むとかでも全然構わないよ?」
魅力的過ぎるプランを提案してくれるもんだから俄然やる気が湧いてきた。思わず柄を握る手にも力がこもる。
「よっし! じゃあ、覚悟して下さいね! どんだけみっともなくても3分間耐えきって、好きなだけ揉ませてもらいますからっ!」
「いいね、いいね! シュンのカッコいいところ、オレにいっぱい見せてよ!」
楽しそうに笑いながらソレイユが少し離れて構えを取る。ごく普通に佇んでいるように見えても何となく感じる並々ならぬ圧に、やっぱり剣術部のエースは伊達じゃないなと息を飲んだ。
短めの休憩を取っている最中で、ソレイユがとんでもないことを言い始めた。
「よっし、じゃあそろそろオレと一試合やってみよっか?」
声色は散歩に行こっか、くらいの気楽さだったが、内容は剣を握ってまだ小一時間くらいしか経っていない俺にとっては重すぎる。思わず彼からもらったスポーツドリンクのペットボトルを取り落としそうになった。
「えっ、早くないですか? 俺、やっと剣が振れるようになったばかりですよ」
「それはそうなんだけどー実際に打ち合ってみた方が気づけることもあるからさ」
言い分は分かる。それに、そもそも彼は熟練者。その経験則から出てきた提案でもあるんだろう。
「大丈夫、だいじょーぶ、オレは剣使わないからさ」
「え……?」
それじゃあ、打ち合いにはならないんじゃ?
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「代わりに、オレはほんのちょっと足を出すだけ。シュンの攻撃を受け流したり、反撃する時にね」
それなら剣よりは、と思ったものの、ゲームセンターでの華麗な動きが思い出された。あれはあくまでゲームだったけど、現実のソレイユの素晴らしく素早い身のこなしも反映されていた訳で。
「いや、そのハンデでも無理ゲー過ぎるっていうか……そもそも一発も当てられないんじゃないですか? ソレイユの動き、忍者みたいに素早かったですし」
「フフ、ありがと」
嬉しそうに下がった目尻に、俺までほっこりとした気分になった。ソレイユは俺の意見を聞くだけ聞いて、そのままルール説明を続けていく。
「制限時間は3分。その間、シュンは俺に打ち込みながら耐えてみせて?」
「耐えるって?」
「耐えきれたらシュンの勝ち、時間内にオレから剣を落とされちゃったらシュンの負け。勝った方が一回だけ相手に好きなお願いが出来るってことでどう?」
「ああ、まぁ……」
それなら、まだ俺にも勝ち目はありそう。ソレイユからの反撃に耐えることが出来たらだけど。
ほんの僅かではあるが、勝てる可能性が見えたからだろう。ご褒美の内容が気になってきてしまっていた。
「……因みにですけど、そのお願いって何でもいいんですか?」
「おっ、いいねぇ! やる気満々なのも、オレに勝つ気でいてくれてるのもさ」
弾む声で話すソレイユからは、すでにわくわくとした雰囲気が滲み出ていた。俺と試合が出来るのがそんなに嬉しいんだろうか。
わしゃわしゃと頭を撫でてくれてから、少し屈んでV字の襟から見えかけている雄っぱいを更に見せつけようとしてくれる。もうこの時点で俺にとっては素敵なサービスを頂いてしまっているってのに。
「何でもイイよ。いつも以上にサービスしちゃう! 一日中、オレの雄っぱい揉むとかでも全然構わないよ?」
魅力的過ぎるプランを提案してくれるもんだから俄然やる気が湧いてきた。思わず柄を握る手にも力がこもる。
「よっし! じゃあ、覚悟して下さいね! どんだけみっともなくても3分間耐えきって、好きなだけ揉ませてもらいますからっ!」
「いいね、いいね! シュンのカッコいいところ、オレにいっぱい見せてよ!」
楽しそうに笑いながらソレイユが少し離れて構えを取る。ごく普通に佇んでいるように見えても何となく感じる並々ならぬ圧に、やっぱり剣術部のエースは伊達じゃないなと息を飲んだ。
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