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初デートのお誘い
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すっかり静まり返ってしまった室内に、くつくつと喉の奥で笑う声だけが響く。
その声が、誰のものなのか分かってはいる。でも合わせる顔がない。
あんなことを大きな声で言い切ったくせに、今更ながら恥ずかしくて仕方がない。
俺が固まっている間にも、彼は横に腰掛け、いつものように頭を撫でてくれた。にも関わらず、俺は覆っている手を退けることが出来なかった。
「随分と、機嫌が良さそうだな」
「はい。今しがた、アオイ様の抱き枕という、最上の栄誉を賜りましたので」
「ちょっ……バアルさんっ!?」
俺の小さな抵抗は、あっさりと崩された。とても嬉しそうに堂々と言い放たれた、彼の言葉によって。
思わず見上げた俺の頬に、大きな手が添えられる。もう一方が素早く俺の右手を取り、細長い指が絡んで、ぎゅっと握り締められてしまった。まるで逃がさないと言わんばかりに。
「おや……ヨミ様のぬいぐるみよりも、私めを所望してい頂けたのではないのでしょうか?」
今は、二人きりじゃないのに、人前だってのに。
茜色に照らされて煌めく緑の眼差しには、胸の辺りがそわそわするような熱がこもっていて。喉の奥どころか、全身まで小刻みに震えてきてしまう。
「あ、ぅ……それは、その……」
確かに思った。ほんのちょっとだけど思ってしまったんだ。
心のこもったぬいぐるみを側に置くよりも、彼の温かい腕の中の方がいいと。
ドキドキして心臓がおかしくなってしまうけど、この手のひらに甘やかされながら眠りにつきたいと。
「成る程。貴殿はアオイ殿と、そういう関係であったか」
「う、えっ……ヨミ様っ?」
確かに俺にとってバアルさんは、もう、彼の側から離れるなんて考えられないというか。
もしもの話だとしても考えたくないくらいに、かけがえのない人になっているし。
ずっと一緒に居るんだから、いずれはそういう関係になるんだろうかと思い浮かべた時に、全く悪い気はしないというか。むしろ、胸がいっぱいになってしまっているんだけど…………って何を考えているんだ。俺は。
浮かれまくった熱で俺の頬は、ぽやぽやしているどころか、だらしなく下がってしまっている。白い手袋に覆われた手が、よしよしと撫でてくれている間にも、話は勝手に進んでしまっている。
「どうりで、先刻会った父上が、鼻歌まじりにスキップしていた訳だ」
ぽんっと拳で手を叩いたヨミ様が、うんうんと頷きながら目を細めた。
ぱっと顔を輝かせ、逞しい体躯を乗り出し、弾んだ声で俺達に尋ねてきた。
「で、式の日取りはいつだ? 思い出に残る素晴らしいものにしなければなっ」
式という言葉に、つい大きく肩を跳ねさせてしまった俺を見て、バアルさんが小さく笑う。
そっと俺の頭をひと撫でしてからヨミ様の方へと向き直り、困ったように微笑んだ。
「お気持ちは大変ありがたいのですが……まだ口説かせて頂いている最中でして」
「なんだ、まだだったか。あまりにも仲むつまじく戯れ合っておるから、てっきりもう好い仲になったものだとばかり思っていたが」
ヨミ様は、長い足を組み直すと白い陶器に口をつけた。しばらくしてから離すと、静かに息を吐く。
音もなくカップをソーサーへと戻してから、手つかずのままだった、ナッツがふんだんに使われたチョコレートケーキにフォークを入れた。
「私の見立てでは、後一押しといったところだが……添い寝以外に、ちゃんとアプローチはしているのか?」
もくもくと血色のいい頬を動かしながら、再びカップへ手を伸ばす。
「お食事と湯あみ、それからお着替えの手伝いを。最近は、魔術とダンスのご指導とハグの練習という栄誉を賜らせて頂いております」
「ひぇっ……ば、バアルさんっ?」
平然とした顔でバアルさんは、一切包み隠すことなく淡々と、穏やかな低音で述べていく。
そのせいだ。情けない声を上げてしまっただけでなく、彼と繋いでいる手に力を込めてしまっていた。
「いやそれ、ほとんどが執事や教師の領分であろうが。デートにでも誘ったらどうだ? 丁度明日は、散歩日和のいい天気だそうだぞ」
何の気なしに、ぽつんと紡がれた言葉が、俺の頭の中で山びこみたく反響する。
バアルさんと、デート……
ふいに目に入った、俺の居場所と外とを繋ぐ大きな扉に、少しだけ身体が強ばってしまった。だけど。
なんでだろう。昨日感じていたような強い不安や恐ろしさは、ほとんど薄れかかっている。頭の中に浮かぶのは、ここで初めて目にした恐ろしい景色ではなかった。
バアルさんと手を繋ぎ、たわいのない会話をしながらのんびり歩く。そんな、夢みたいな光景。
浮かされたんだろうか。気がつけば、どこか不安そうにしている彼の横顔をじっと見つめてしまっていた。
ちらりと俺を見つめた彼の瞳が、僅かに見開いてから細められる。大きな手が、ゆるりと頭を撫でていく。
「……貴重なご意見を頂き、ありがとうございます」
「はっはっは、水臭いな。私と貴殿の仲であろう? 応援しておるからなっ! ところで……」
大きめに切られていたケーキを、いつの間にかペロリと平らげていたヨミ様。
彼の赤い視線が、ソファーの端っこに追いやられている、二体のぬいぐるみの方へと向く。
「本命の男以外からのプレゼントは、貴殿らにとって快くないものであろうか?」
折角のご厚意なのだから、抱き枕としては使わないものの、俺としては受け取りたかった。
それに、バアルさんも特に気にしている様子はなかったので、とりあえず小さめのソファーに飾らせていただくことにした。
良ければこれも使ってくれと、並べられたアロマオイルをバアルさんに手渡してから、颯爽と部屋から去っていったヨミ様は嵐のようで。なんだか、そういうところも似ているなと、豪快に笑うサタン様の姿が頭の中にふと過った。
そう言えば、バアルさんが俺に聞こえるか聞こえないかの小さな声で、俺が贈り物をいただくのは今回が初めてじゃない、とかなんとか言っていたけど……あれは、一体どういう意味だったんだろう?
ぽけーっと思考を飛ばしていた俺の口元に、フォークが差し出される。銀色の先端には、一口サイズのチョコケーキが刺さっていた。
横を見れば案の定、バアルさんが優しげな微笑みを浮かべている。
宝石みたいに綺麗な緑色に促され、口に含んだケーキは、しつこすぎない甘さで、俺の好みの味だった。
「美味しいですね、これ」
「貴方様がお好きだと仰っていましたので」
嬉しそうに綻ぶ唇からただ一言、そう告げられただけで、胸がきゅっと締めつけられてしまう。
噛み締めたナッツの音が、高鳴る胸の鼓動でかき消されてしまいそう。なのに。
「アオイ様……明日、私とデートしていただけませんでしょうか?」
「でっ?!」
俺の手を、そっと握った彼の言葉に、余計に心臓が狂ったように暴れ始めてしまったんだ。
「ヨミ様からご意見を頂いてすぐにお誘いするのは、些か無粋かとは存じましたが……」
鯉みたいに口をぱくぱくさせるだけで、言葉が出てこなくなってしまっている俺のせいだ。寂しく曇らせてしまった。
俺よりもひと回り大きな手を、なけなしの勇気を振り絞って握り返す。
「いえっそんな……俺も、したいなって……思ってましたから……」
ぱっと明るさを取り戻した瞳が、どこか別の場所を見た途端、再び徐々に陰っていく。
そっと視線を追えば、やはり大きな扉へと行き着いた。
彼が不安そうにしているのに、何故か俺は、嬉しいなって、そう、思ってしまったんだ。
「怖く、ないですよ」
最初は怖かった。得体の知れない世界に一人きりだったから。
心細くて、不安で、バアルさん以外に優しい人が。サタン様やヨミ様みたいな人達が居るなんて、知らなかった。知ろうともしなかった。
「ご無理をしてはいませんか?」
「うーん……ちょっと緊張しちゃうかもですけど。バアルさんと一緒ですし、それに……」
包み込むように握られた、大きな手から伝わってくる温もりに、心がぽかぽかと満たされいく。
「手、繋いでてくれますよね?」
「ええ、勿論。たとえ離せと仰られても、決して離しは致しません」
柔らかい光を帯びた緑色と、頼もしい響きを持った低音に不思議と笑顔になってしまう。
「じゃあ、明日……よろしくお願いしますね」
「此方こそ、宜しくお願い致します」
おずおずと出した小指に、細長い指が絡む。窓からこぼれるオレンジ色に照らされた、優しさに満ちあふれる微笑みに。釘づけになってしまった俺を見て、笑みを深めた彼の手が、俺の頭をそっと撫でてくれた。
その声が、誰のものなのか分かってはいる。でも合わせる顔がない。
あんなことを大きな声で言い切ったくせに、今更ながら恥ずかしくて仕方がない。
俺が固まっている間にも、彼は横に腰掛け、いつものように頭を撫でてくれた。にも関わらず、俺は覆っている手を退けることが出来なかった。
「随分と、機嫌が良さそうだな」
「はい。今しがた、アオイ様の抱き枕という、最上の栄誉を賜りましたので」
「ちょっ……バアルさんっ!?」
俺の小さな抵抗は、あっさりと崩された。とても嬉しそうに堂々と言い放たれた、彼の言葉によって。
思わず見上げた俺の頬に、大きな手が添えられる。もう一方が素早く俺の右手を取り、細長い指が絡んで、ぎゅっと握り締められてしまった。まるで逃がさないと言わんばかりに。
「おや……ヨミ様のぬいぐるみよりも、私めを所望してい頂けたのではないのでしょうか?」
今は、二人きりじゃないのに、人前だってのに。
茜色に照らされて煌めく緑の眼差しには、胸の辺りがそわそわするような熱がこもっていて。喉の奥どころか、全身まで小刻みに震えてきてしまう。
「あ、ぅ……それは、その……」
確かに思った。ほんのちょっとだけど思ってしまったんだ。
心のこもったぬいぐるみを側に置くよりも、彼の温かい腕の中の方がいいと。
ドキドキして心臓がおかしくなってしまうけど、この手のひらに甘やかされながら眠りにつきたいと。
「成る程。貴殿はアオイ殿と、そういう関係であったか」
「う、えっ……ヨミ様っ?」
確かに俺にとってバアルさんは、もう、彼の側から離れるなんて考えられないというか。
もしもの話だとしても考えたくないくらいに、かけがえのない人になっているし。
ずっと一緒に居るんだから、いずれはそういう関係になるんだろうかと思い浮かべた時に、全く悪い気はしないというか。むしろ、胸がいっぱいになってしまっているんだけど…………って何を考えているんだ。俺は。
浮かれまくった熱で俺の頬は、ぽやぽやしているどころか、だらしなく下がってしまっている。白い手袋に覆われた手が、よしよしと撫でてくれている間にも、話は勝手に進んでしまっている。
「どうりで、先刻会った父上が、鼻歌まじりにスキップしていた訳だ」
ぽんっと拳で手を叩いたヨミ様が、うんうんと頷きながら目を細めた。
ぱっと顔を輝かせ、逞しい体躯を乗り出し、弾んだ声で俺達に尋ねてきた。
「で、式の日取りはいつだ? 思い出に残る素晴らしいものにしなければなっ」
式という言葉に、つい大きく肩を跳ねさせてしまった俺を見て、バアルさんが小さく笑う。
そっと俺の頭をひと撫でしてからヨミ様の方へと向き直り、困ったように微笑んだ。
「お気持ちは大変ありがたいのですが……まだ口説かせて頂いている最中でして」
「なんだ、まだだったか。あまりにも仲むつまじく戯れ合っておるから、てっきりもう好い仲になったものだとばかり思っていたが」
ヨミ様は、長い足を組み直すと白い陶器に口をつけた。しばらくしてから離すと、静かに息を吐く。
音もなくカップをソーサーへと戻してから、手つかずのままだった、ナッツがふんだんに使われたチョコレートケーキにフォークを入れた。
「私の見立てでは、後一押しといったところだが……添い寝以外に、ちゃんとアプローチはしているのか?」
もくもくと血色のいい頬を動かしながら、再びカップへ手を伸ばす。
「お食事と湯あみ、それからお着替えの手伝いを。最近は、魔術とダンスのご指導とハグの練習という栄誉を賜らせて頂いております」
「ひぇっ……ば、バアルさんっ?」
平然とした顔でバアルさんは、一切包み隠すことなく淡々と、穏やかな低音で述べていく。
そのせいだ。情けない声を上げてしまっただけでなく、彼と繋いでいる手に力を込めてしまっていた。
「いやそれ、ほとんどが執事や教師の領分であろうが。デートにでも誘ったらどうだ? 丁度明日は、散歩日和のいい天気だそうだぞ」
何の気なしに、ぽつんと紡がれた言葉が、俺の頭の中で山びこみたく反響する。
バアルさんと、デート……
ふいに目に入った、俺の居場所と外とを繋ぐ大きな扉に、少しだけ身体が強ばってしまった。だけど。
なんでだろう。昨日感じていたような強い不安や恐ろしさは、ほとんど薄れかかっている。頭の中に浮かぶのは、ここで初めて目にした恐ろしい景色ではなかった。
バアルさんと手を繋ぎ、たわいのない会話をしながらのんびり歩く。そんな、夢みたいな光景。
浮かされたんだろうか。気がつけば、どこか不安そうにしている彼の横顔をじっと見つめてしまっていた。
ちらりと俺を見つめた彼の瞳が、僅かに見開いてから細められる。大きな手が、ゆるりと頭を撫でていく。
「……貴重なご意見を頂き、ありがとうございます」
「はっはっは、水臭いな。私と貴殿の仲であろう? 応援しておるからなっ! ところで……」
大きめに切られていたケーキを、いつの間にかペロリと平らげていたヨミ様。
彼の赤い視線が、ソファーの端っこに追いやられている、二体のぬいぐるみの方へと向く。
「本命の男以外からのプレゼントは、貴殿らにとって快くないものであろうか?」
折角のご厚意なのだから、抱き枕としては使わないものの、俺としては受け取りたかった。
それに、バアルさんも特に気にしている様子はなかったので、とりあえず小さめのソファーに飾らせていただくことにした。
良ければこれも使ってくれと、並べられたアロマオイルをバアルさんに手渡してから、颯爽と部屋から去っていったヨミ様は嵐のようで。なんだか、そういうところも似ているなと、豪快に笑うサタン様の姿が頭の中にふと過った。
そう言えば、バアルさんが俺に聞こえるか聞こえないかの小さな声で、俺が贈り物をいただくのは今回が初めてじゃない、とかなんとか言っていたけど……あれは、一体どういう意味だったんだろう?
ぽけーっと思考を飛ばしていた俺の口元に、フォークが差し出される。銀色の先端には、一口サイズのチョコケーキが刺さっていた。
横を見れば案の定、バアルさんが優しげな微笑みを浮かべている。
宝石みたいに綺麗な緑色に促され、口に含んだケーキは、しつこすぎない甘さで、俺の好みの味だった。
「美味しいですね、これ」
「貴方様がお好きだと仰っていましたので」
嬉しそうに綻ぶ唇からただ一言、そう告げられただけで、胸がきゅっと締めつけられてしまう。
噛み締めたナッツの音が、高鳴る胸の鼓動でかき消されてしまいそう。なのに。
「アオイ様……明日、私とデートしていただけませんでしょうか?」
「でっ?!」
俺の手を、そっと握った彼の言葉に、余計に心臓が狂ったように暴れ始めてしまったんだ。
「ヨミ様からご意見を頂いてすぐにお誘いするのは、些か無粋かとは存じましたが……」
鯉みたいに口をぱくぱくさせるだけで、言葉が出てこなくなってしまっている俺のせいだ。寂しく曇らせてしまった。
俺よりもひと回り大きな手を、なけなしの勇気を振り絞って握り返す。
「いえっそんな……俺も、したいなって……思ってましたから……」
ぱっと明るさを取り戻した瞳が、どこか別の場所を見た途端、再び徐々に陰っていく。
そっと視線を追えば、やはり大きな扉へと行き着いた。
彼が不安そうにしているのに、何故か俺は、嬉しいなって、そう、思ってしまったんだ。
「怖く、ないですよ」
最初は怖かった。得体の知れない世界に一人きりだったから。
心細くて、不安で、バアルさん以外に優しい人が。サタン様やヨミ様みたいな人達が居るなんて、知らなかった。知ろうともしなかった。
「ご無理をしてはいませんか?」
「うーん……ちょっと緊張しちゃうかもですけど。バアルさんと一緒ですし、それに……」
包み込むように握られた、大きな手から伝わってくる温もりに、心がぽかぽかと満たされいく。
「手、繋いでてくれますよね?」
「ええ、勿論。たとえ離せと仰られても、決して離しは致しません」
柔らかい光を帯びた緑色と、頼もしい響きを持った低音に不思議と笑顔になってしまう。
「じゃあ、明日……よろしくお願いしますね」
「此方こそ、宜しくお願い致します」
おずおずと出した小指に、細長い指が絡む。窓からこぼれるオレンジ色に照らされた、優しさに満ちあふれる微笑みに。釘づけになってしまった俺を見て、笑みを深めた彼の手が、俺の頭をそっと撫でてくれた。
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