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奪われるつもりは勿論、逃がすつもりも一切ございませんので
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ナッツかドライフルーツでも摘んでいるかのようだ。鋭い牙が生え揃った大きな口へ、卵色と薄茶のカップケーキが次々に、ひょいひょいと吸い込まれていく。
一応、カップケーキは、俺の手のひらでも2つまとめてちょこんと乗るくらい、小さめのサイズだ。
それから、バアルさんが淹れてくれた花のような香りが漂う紅茶を、合間に飲んではいらっしゃる。
とはいえ、早すぎる。大皿に盛られているカップケーキの山が、みるみるうちに小さくなっていくなんて。
嬉しくもあり、気持ちの良い光景に、俺は不躾な視線を向け続けてしまっていた。お皿が空になるまで、ずっと見続けてしまっていたんだ。
「いやぁ、大変美味かったっ! ご馳走さま、アオイ殿」
ゴツゴツとした大きな手を、大胆にさらけ出している立派な大胸筋の前で合わせ、満面の笑みを浮かべるサタン様。すかさず、その手元に大きめのおしぼりが差し出される。
手渡したのは、勿論バアルさんだ。
相変わらずの気遣いの良さというか、なんというか。ほんのさっきまで、俺の頭をよしよし撫でてくれていたハズ。なのに、いつの間にか、かつて仕えていた主が腰掛けているソファーの脇で、控えていたのだ。
背にある半透明の羽も、キッチリ後ろに撫でつけられた、オールバックの生え際から生えている触覚も、微動だにさせず。おへその下辺りで手を組み背筋を伸ばし、すっくと立っていたのだ。
驚いていたのは俺だけだった。サタン様は、バアルさんに「ありがとう」と一言添えてから、おしぼりを受け取り、拭き始めている。
二人の様子を、ぼーっと眺めていたからだろう。サタン様から心配してくれているような声色で「アオイ殿?」と呼ばれてしまった。
「あっ……いえ、どういたしまして。足りましたか?」
「大満足じゃよっ」
真っ赤な瞳を輝かせ、弾んだ声で答えるサタン様。その大きな手から、バアルさんがさり気なくおしぼりを受け取っていく。
今度はどこからか取り出したのか、白い陶器のティーポットを持ち、すっかり空になっていたサタン様のカップへと紅茶を注いでいく。
「……むしろ、わし、大分いただき過ぎてしまったのではないかのう?」
再び「ありがとう」とバアルさんへ微笑んでから、サタン様は湯気立つカップに口をつけた。
サタン様の太く凛々しい眉毛が申し訳無さそうに八の字に下がり、健康的な色をした頬に赤みがさす。
「ああ、大丈夫ですよ。また作ればいいだけですから」
まだまだ全然、料理初心者の俺があっけらかんと、そう答えることが出来たのには理由がある。
ぶっちゃけ簡単だからだ。だって、混ぜた材料をカップに入れてから、オーブンで15分くらい焼くだけだし。
今はサタン様の来訪により、もとの広く整然とした高級ホテルのような室内に戻ってはいる。
が、ひとたびバアルさんの魔術によって、先程の銀に光る調理台や、縦にも横にも大きい冷蔵庫。そして調理場にあったものと同じ、段が6つもあるオーブンのある部屋に変えてもらえれば、万事オッケー。
後は、ひたすら俺が材料を作って、じゃんじゃん焼いていけばいいだけだからな。
本当に、料理番であるスヴェンさんからいただいたお手軽焼き菓子レシピと、バアルさんの魔術様々だ。
「もともとある方へのお礼に用意していたんですけど。兵士さん達にも渡そうと、多めに作っていましたから」
「兵士達、とな? アオイ殿……もしや、皆の分を作っておったのか?」
何故か、大きく目を見開き固まってしまったサタン様に、何か変なことを言ってしまったっけ? と不安が過ぎる。
「あ……はい。演習の見学をさせていただいたお礼に一昨日、クッキーを作ったんですけど……」
しかし、答えずに黙るのはもっと変だろうと、続けて経緯を説明していく。
「その時、団長のレダさんに褒めていただけたのが嬉しくて……俺、調子に乗っちゃいまして……」
俺が言葉を重ねるたびに、俺を映す赤い瞳が余計に丸くなっていく。食い入るような視線が注がれる。
それらだけでも大分、体温が上がってしまっているのに、自ら過去の自分の言動を口にしているもんだから、大変だ。
「また、作りますって約束したので……その……」
思い出してしまっていたのだ。
レダさんから「とても美味しいですよ」と「是非また作っていただきたい」と言ってもらえたことに舞い上がり、大勢の兵士さん達がいる前で声を大にして宣言した、浮かれまくっていた自分を。
お陰で、余計に顔どころか全身まで熱くなり、続けていた言葉をもごもごと濁してしまっていた。
途端に和やかだったハズの室内が、水を打ったように静まり返ってしまう。
どうしてなのか理由は分からない。しかし原因は、間違いなく、疑う余地もなく、俺の発言なんだろう。
だんだんといたたまれなくなってくる。嫌な汗がじとりと背中に滲んで、伝う。
「……バアルよ」
「はい」
沈黙を破ったのは、サタン様だった。
ガタイのいい身体を揺らし、勢いよく銀の装飾が施されたソファーから立ち上がる。
いまだに側で、姿勢を正したまま控えるバアルさんに真剣な眼差しを向け、そして……
「お主、いい嫁をもらったのうっ!」
目尻を下げ、大変愉快そうに笑いながら、彼の肩をバシバシと叩いた。
「……へ?」
「なんじゃ、まだ口説き落としておらんかったのか?」
思わず俺が漏らしてしまっていた間抜けな声に、お腹の芯まで響くような重低音が不満げにぼやく。
「……私めとの結婚に関しては、前向きに考えて頂けております」
「ふむ、以前よりは前進しておるようでなによりじゃが……うかうかしておると掻っ攫われるぞ?」
「ご心配痛み入ります、ですが」
ほんの僅かな間だけ絡んだ視線。俺を見つめた宝石みたいに煌めく緑の瞳は、柔らかい光を帯びていた。
その陽だまりみたいに優しい眼差しだけでも、俺の心臓を鷲掴みにするには十分過ぎるのに。
「奪われるつもりは勿論、逃がすつもりも一切ございませんので」
整えられた白い髭が似合う口元を綻ばせ、堂々と言い放たれた言葉。穏やかな低音で紡がれた言葉が、心のど真ん中へと強く、深く、ぶっ刺さった。
あっという間に胸の内が、彼への、バアルさんへの好きって気持ちでいっぱいになってしまう。あふれてしまう。
身体の内側を焦がすようなそれらに堪えきれず、俺は、フカフカのソファーへと力なく沈んでいった。
熱くなった頬を上質な布地に寄せるハメになってしまった俺の鼓膜を、心配そうに慌てる重低音と、どこか嬉しそうにクスクス笑う低音が揺らした。
一応、カップケーキは、俺の手のひらでも2つまとめてちょこんと乗るくらい、小さめのサイズだ。
それから、バアルさんが淹れてくれた花のような香りが漂う紅茶を、合間に飲んではいらっしゃる。
とはいえ、早すぎる。大皿に盛られているカップケーキの山が、みるみるうちに小さくなっていくなんて。
嬉しくもあり、気持ちの良い光景に、俺は不躾な視線を向け続けてしまっていた。お皿が空になるまで、ずっと見続けてしまっていたんだ。
「いやぁ、大変美味かったっ! ご馳走さま、アオイ殿」
ゴツゴツとした大きな手を、大胆にさらけ出している立派な大胸筋の前で合わせ、満面の笑みを浮かべるサタン様。すかさず、その手元に大きめのおしぼりが差し出される。
手渡したのは、勿論バアルさんだ。
相変わらずの気遣いの良さというか、なんというか。ほんのさっきまで、俺の頭をよしよし撫でてくれていたハズ。なのに、いつの間にか、かつて仕えていた主が腰掛けているソファーの脇で、控えていたのだ。
背にある半透明の羽も、キッチリ後ろに撫でつけられた、オールバックの生え際から生えている触覚も、微動だにさせず。おへその下辺りで手を組み背筋を伸ばし、すっくと立っていたのだ。
驚いていたのは俺だけだった。サタン様は、バアルさんに「ありがとう」と一言添えてから、おしぼりを受け取り、拭き始めている。
二人の様子を、ぼーっと眺めていたからだろう。サタン様から心配してくれているような声色で「アオイ殿?」と呼ばれてしまった。
「あっ……いえ、どういたしまして。足りましたか?」
「大満足じゃよっ」
真っ赤な瞳を輝かせ、弾んだ声で答えるサタン様。その大きな手から、バアルさんがさり気なくおしぼりを受け取っていく。
今度はどこからか取り出したのか、白い陶器のティーポットを持ち、すっかり空になっていたサタン様のカップへと紅茶を注いでいく。
「……むしろ、わし、大分いただき過ぎてしまったのではないかのう?」
再び「ありがとう」とバアルさんへ微笑んでから、サタン様は湯気立つカップに口をつけた。
サタン様の太く凛々しい眉毛が申し訳無さそうに八の字に下がり、健康的な色をした頬に赤みがさす。
「ああ、大丈夫ですよ。また作ればいいだけですから」
まだまだ全然、料理初心者の俺があっけらかんと、そう答えることが出来たのには理由がある。
ぶっちゃけ簡単だからだ。だって、混ぜた材料をカップに入れてから、オーブンで15分くらい焼くだけだし。
今はサタン様の来訪により、もとの広く整然とした高級ホテルのような室内に戻ってはいる。
が、ひとたびバアルさんの魔術によって、先程の銀に光る調理台や、縦にも横にも大きい冷蔵庫。そして調理場にあったものと同じ、段が6つもあるオーブンのある部屋に変えてもらえれば、万事オッケー。
後は、ひたすら俺が材料を作って、じゃんじゃん焼いていけばいいだけだからな。
本当に、料理番であるスヴェンさんからいただいたお手軽焼き菓子レシピと、バアルさんの魔術様々だ。
「もともとある方へのお礼に用意していたんですけど。兵士さん達にも渡そうと、多めに作っていましたから」
「兵士達、とな? アオイ殿……もしや、皆の分を作っておったのか?」
何故か、大きく目を見開き固まってしまったサタン様に、何か変なことを言ってしまったっけ? と不安が過ぎる。
「あ……はい。演習の見学をさせていただいたお礼に一昨日、クッキーを作ったんですけど……」
しかし、答えずに黙るのはもっと変だろうと、続けて経緯を説明していく。
「その時、団長のレダさんに褒めていただけたのが嬉しくて……俺、調子に乗っちゃいまして……」
俺が言葉を重ねるたびに、俺を映す赤い瞳が余計に丸くなっていく。食い入るような視線が注がれる。
それらだけでも大分、体温が上がってしまっているのに、自ら過去の自分の言動を口にしているもんだから、大変だ。
「また、作りますって約束したので……その……」
思い出してしまっていたのだ。
レダさんから「とても美味しいですよ」と「是非また作っていただきたい」と言ってもらえたことに舞い上がり、大勢の兵士さん達がいる前で声を大にして宣言した、浮かれまくっていた自分を。
お陰で、余計に顔どころか全身まで熱くなり、続けていた言葉をもごもごと濁してしまっていた。
途端に和やかだったハズの室内が、水を打ったように静まり返ってしまう。
どうしてなのか理由は分からない。しかし原因は、間違いなく、疑う余地もなく、俺の発言なんだろう。
だんだんといたたまれなくなってくる。嫌な汗がじとりと背中に滲んで、伝う。
「……バアルよ」
「はい」
沈黙を破ったのは、サタン様だった。
ガタイのいい身体を揺らし、勢いよく銀の装飾が施されたソファーから立ち上がる。
いまだに側で、姿勢を正したまま控えるバアルさんに真剣な眼差しを向け、そして……
「お主、いい嫁をもらったのうっ!」
目尻を下げ、大変愉快そうに笑いながら、彼の肩をバシバシと叩いた。
「……へ?」
「なんじゃ、まだ口説き落としておらんかったのか?」
思わず俺が漏らしてしまっていた間抜けな声に、お腹の芯まで響くような重低音が不満げにぼやく。
「……私めとの結婚に関しては、前向きに考えて頂けております」
「ふむ、以前よりは前進しておるようでなによりじゃが……うかうかしておると掻っ攫われるぞ?」
「ご心配痛み入ります、ですが」
ほんの僅かな間だけ絡んだ視線。俺を見つめた宝石みたいに煌めく緑の瞳は、柔らかい光を帯びていた。
その陽だまりみたいに優しい眼差しだけでも、俺の心臓を鷲掴みにするには十分過ぎるのに。
「奪われるつもりは勿論、逃がすつもりも一切ございませんので」
整えられた白い髭が似合う口元を綻ばせ、堂々と言い放たれた言葉。穏やかな低音で紡がれた言葉が、心のど真ん中へと強く、深く、ぶっ刺さった。
あっという間に胸の内が、彼への、バアルさんへの好きって気持ちでいっぱいになってしまう。あふれてしまう。
身体の内側を焦がすようなそれらに堪えきれず、俺は、フカフカのソファーへと力なく沈んでいった。
熱くなった頬を上質な布地に寄せるハメになってしまった俺の鼓膜を、心配そうに慌てる重低音と、どこか嬉しそうにクスクス笑う低音が揺らした。
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