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【新婚旅行編】七日目:貴方様の琥珀色の瞳も……星の様に煌めいて、誠に美しいですよ
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「……では、私からも付けさせて頂いても?」
「うん、お願い」
手渡したカチューシャをバアルは柔らかな笑顔で受け取った。まるで、夫婦の証を着けてくれた時みたい。恭しく丁寧にカチューシャを被せてくれる。
このカチューシャも、以前のブレスレットのようにその人に合わせてサイズが自然とフィットするような術が施されているんだろう。まるで、元から身体の一部だったみたい。スゴく自然で、つけている感じがしない。
「どう?」
「大変お似合いです。誠にお可愛らしく、カッコいいですよ」
「へへ、ありがとう。バアルも可愛くてカッコいいよ」
「お褒め頂き光栄に存じます」
微笑みを交わして、また手を繋いで歩み出す。長く引き締まった足で、俺の歩幅に合わしてくれていたバアルが、思い出したかのように呟いた。
「貴方様の琥珀色の瞳も……星の様に煌めいて、誠に美しいですよ」
「ふぇ……ありが、え?」
何で、そんな? 心の声が聞こえていたみたいなお返しを? いや、まさか……また、俺、口にしちゃってて?
「ちょっ、え、バアル?」
「ああ、アオイ、バッジ屋さんが見えてきましたよ。此方の素敵なカチューシャを、お二人のバッジで飾り付けましょう」
「あ、ぅ、うん」
「ですが、胸元はご遠慮頂ければ……此方にはすでに先約が、貴方様との愛の証がございますので」
白いお髭を蓄えた口元が、悪戯っぽく笑っている。
しなやかな指先で自分の胸元で煌めくオレンジのヒマワリを、そして俺の胸元で咲く緑のバラを。淡い光の花弁で出来た魔力の花、俺達の愛の証をそっと撫でていく。
「は、はぃ……」
情けなく声をひっくり返しながら、俺は彼の腕の中に収まっていた。そっと見上げた先にある笑顔は、やっぱり太陽みたいに温かかった。
賑やかな街並みを抜けてからも、そのまま真っすぐ。道なりに進んでさえ行けば、お城へと辿り着けることだろう。そう呑気に構えていたのだけれど。
「……めっっちゃ、上にありますね」
「ええ、此方のお城も、大変荘厳に佇んでいらっしゃいますね」
俺達が見上げている先には、塔のように天を目指して伸びている青い水晶で出来た山。その天辺に、雲と同じくらいの高さに、俺達のお目当てのお城がドッシリと佇んでいた。
まさか、実際にある場所までをも再現しているとは。
ということは、このまま真っ直ぐ行けば国の中心部、いや、パークの中心部へと行けるんだろう。そこには、やっぱり魔法陣があるんだろうか。日頃俺達がお世話になっている、東西南北どこのエリアの色んなところに一瞬で行けるものとか、城内へと直行出来るものとか。
「お城自体はずっと見えていたから、てっきりすぐ近くにあるもんかと思っていたんですけど」
「ああ、それは恐らくあちらの投影石によるものかと」
バアルさんのしなやかな指先が指し示す先には、よくよく見ると大きめの投影石が浮かんでいた。青く透き通った水晶が淡く輝き、宙へとお城の画像を映し出している。
パーク内でのフォトスポットの一つなんだろう。周囲には、撮影を楽しんでいる人々の姿が。皆さんそれぞれお気に入りの角度からお城を背にご自身の投影石を構え、ポーズを決めている。
宙に大きく映し出しているから、この場所自体が広いから、場所取りで苦労することはなさそうだ。
「うん、お願い」
手渡したカチューシャをバアルは柔らかな笑顔で受け取った。まるで、夫婦の証を着けてくれた時みたい。恭しく丁寧にカチューシャを被せてくれる。
このカチューシャも、以前のブレスレットのようにその人に合わせてサイズが自然とフィットするような術が施されているんだろう。まるで、元から身体の一部だったみたい。スゴく自然で、つけている感じがしない。
「どう?」
「大変お似合いです。誠にお可愛らしく、カッコいいですよ」
「へへ、ありがとう。バアルも可愛くてカッコいいよ」
「お褒め頂き光栄に存じます」
微笑みを交わして、また手を繋いで歩み出す。長く引き締まった足で、俺の歩幅に合わしてくれていたバアルが、思い出したかのように呟いた。
「貴方様の琥珀色の瞳も……星の様に煌めいて、誠に美しいですよ」
「ふぇ……ありが、え?」
何で、そんな? 心の声が聞こえていたみたいなお返しを? いや、まさか……また、俺、口にしちゃってて?
「ちょっ、え、バアル?」
「ああ、アオイ、バッジ屋さんが見えてきましたよ。此方の素敵なカチューシャを、お二人のバッジで飾り付けましょう」
「あ、ぅ、うん」
「ですが、胸元はご遠慮頂ければ……此方にはすでに先約が、貴方様との愛の証がございますので」
白いお髭を蓄えた口元が、悪戯っぽく笑っている。
しなやかな指先で自分の胸元で煌めくオレンジのヒマワリを、そして俺の胸元で咲く緑のバラを。淡い光の花弁で出来た魔力の花、俺達の愛の証をそっと撫でていく。
「は、はぃ……」
情けなく声をひっくり返しながら、俺は彼の腕の中に収まっていた。そっと見上げた先にある笑顔は、やっぱり太陽みたいに温かかった。
賑やかな街並みを抜けてからも、そのまま真っすぐ。道なりに進んでさえ行けば、お城へと辿り着けることだろう。そう呑気に構えていたのだけれど。
「……めっっちゃ、上にありますね」
「ええ、此方のお城も、大変荘厳に佇んでいらっしゃいますね」
俺達が見上げている先には、塔のように天を目指して伸びている青い水晶で出来た山。その天辺に、雲と同じくらいの高さに、俺達のお目当てのお城がドッシリと佇んでいた。
まさか、実際にある場所までをも再現しているとは。
ということは、このまま真っ直ぐ行けば国の中心部、いや、パークの中心部へと行けるんだろう。そこには、やっぱり魔法陣があるんだろうか。日頃俺達がお世話になっている、東西南北どこのエリアの色んなところに一瞬で行けるものとか、城内へと直行出来るものとか。
「お城自体はずっと見えていたから、てっきりすぐ近くにあるもんかと思っていたんですけど」
「ああ、それは恐らくあちらの投影石によるものかと」
バアルさんのしなやかな指先が指し示す先には、よくよく見ると大きめの投影石が浮かんでいた。青く透き通った水晶が淡く輝き、宙へとお城の画像を映し出している。
パーク内でのフォトスポットの一つなんだろう。周囲には、撮影を楽しんでいる人々の姿が。皆さんそれぞれお気に入りの角度からお城を背にご自身の投影石を構え、ポーズを決めている。
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