928 / 1,566
★【新婚旅行編】七日目:意地悪なスイッチが入っちゃったのは、彼だけじゃ
しおりを挟む
十分だった。十分過ぎる程だった。でも、まだその先があるなんて。
「ひゃ、うぁ……」
ここから更に新たな気持ちよさが加わってくるだなんて思いもしていなかったもんだから、驚きのあまり俺は重ねてもらっている唇から口を離してしまっていた。
唯一触れてもらえていなかった反対の乳首にまさかの感覚が、身に覚えのある感覚が走っていた。新たに加わった快感が俺の頭の中をますます蕩けさせていく。
「バアルしゃ……」
バアルさんだ。バアルさんが、俺が二人を受け入れる為の準備をしてくれながら乳首に口づけていた。形のいい唇で、決して傷つけてしまわないように優しく優しく食んでくれながら、飴をじっくり溶かしていくかのように俺の乳首を舌全体で包みこんでいた。
両方の乳首が柔らかで温かな口内に包まれている。それぞれの大きな舌で優しく撫でられたり、舌先でつつかれたり。時には吸われたり。違う心地よさを、違うタイミングでくれるもんだから、訳が分からなくなってしまう。
バアルが、バアルさんが、手も口も全部を使って俺のことを求めてくれている。気持ちよくしてくれようとしている。目眩がしそうな喜びは、また俺の口を勝手に天邪鬼にした。
「あ、や……ダ、メ……全部、気持ちいの……ダメ……」
俺のことなんて全部お見通しなバアルとバアルさんにとっては、全く意味を成さなかったけれども。
「はて、誠に駄目ですか? 斯様にも悦んでいらっしゃるのに……」
ひんやりとした外気に触れただけでも、楽しそうに笑うバアルの吐息がかかっただけでも乳首が熱を持ったように疼いてしまう。
「ああ、また気持ちよくなってしまわれたのですね……ほら、私めの手の中でお可愛らしく震えながら、ますます濡らしてしまっておりますよ?」
「あ……んぁ……っ」
ご機嫌そうなバアルは俺の高ぶり具合を言葉で分からせながら、握っている俺のものをわざとらしく大きな音を立てて上下に扱くことでも分からせてきた。
バアルに喜んでもらえて嬉しい。でも、はしたない姿を見られてしまっているのは、やっぱりどうしても気恥ずかしい。
そんな胸の内が擽ったくなってしまう感覚すらも、今の俺は気持ちよさに変えてしまって。
「あ、あッ……」
意地悪なスイッチが入っちゃったのは、彼だけじゃ。
「ふふ、悦んで頂けているようで何よりです。アオイの中も、私めらを求めて下さっておりますよ? 先程からずっと、私めの指を強く締め付けて……」
バアルさんも楽しそうに瞳を細めていた。乳首に口づけてくれながら指の腹で俺のいいところを、前立腺ばかりを優しく撫でてくれている。
「でも、いっちゃ……んぁ、あっ……すぐ、イっちゃうから……」
そう伝えている間にも、すでにもうイってしまっているのかもしれない。頭の中が甘く痺れているようにふわふわしていて、全身がずっと熱くて熱くて、ただひたすらに気持ちがよくて。
もう何が何だか分からない。二人が大好きだってことしか。
「構いませんよ……お好きなだけ達せられて下さい……貴方様が何度達してしまっても、また気持ちよくして差し上げます故」
「お好きですよね? 続けて達してしまわれるのも、中々戻ってこれなくなるほどに深く達してしまわれるのも」
「アオイが望んで頂けたのですから……私めらの好きなようにして欲しいと……」
「ですから、望み通りに……どうぞ私めらに溺れて下さい……」
交互に囁かれた愛のこもった言葉が、最後の一押しになった。さらなる刺激を与えてもらわずとも、俺は声にならない声を上げながら、二人の腕の中で全身を小刻みに震わせてしまっていた。
「ひゃ、うぁ……」
ここから更に新たな気持ちよさが加わってくるだなんて思いもしていなかったもんだから、驚きのあまり俺は重ねてもらっている唇から口を離してしまっていた。
唯一触れてもらえていなかった反対の乳首にまさかの感覚が、身に覚えのある感覚が走っていた。新たに加わった快感が俺の頭の中をますます蕩けさせていく。
「バアルしゃ……」
バアルさんだ。バアルさんが、俺が二人を受け入れる為の準備をしてくれながら乳首に口づけていた。形のいい唇で、決して傷つけてしまわないように優しく優しく食んでくれながら、飴をじっくり溶かしていくかのように俺の乳首を舌全体で包みこんでいた。
両方の乳首が柔らかで温かな口内に包まれている。それぞれの大きな舌で優しく撫でられたり、舌先でつつかれたり。時には吸われたり。違う心地よさを、違うタイミングでくれるもんだから、訳が分からなくなってしまう。
バアルが、バアルさんが、手も口も全部を使って俺のことを求めてくれている。気持ちよくしてくれようとしている。目眩がしそうな喜びは、また俺の口を勝手に天邪鬼にした。
「あ、や……ダ、メ……全部、気持ちいの……ダメ……」
俺のことなんて全部お見通しなバアルとバアルさんにとっては、全く意味を成さなかったけれども。
「はて、誠に駄目ですか? 斯様にも悦んでいらっしゃるのに……」
ひんやりとした外気に触れただけでも、楽しそうに笑うバアルの吐息がかかっただけでも乳首が熱を持ったように疼いてしまう。
「ああ、また気持ちよくなってしまわれたのですね……ほら、私めの手の中でお可愛らしく震えながら、ますます濡らしてしまっておりますよ?」
「あ……んぁ……っ」
ご機嫌そうなバアルは俺の高ぶり具合を言葉で分からせながら、握っている俺のものをわざとらしく大きな音を立てて上下に扱くことでも分からせてきた。
バアルに喜んでもらえて嬉しい。でも、はしたない姿を見られてしまっているのは、やっぱりどうしても気恥ずかしい。
そんな胸の内が擽ったくなってしまう感覚すらも、今の俺は気持ちよさに変えてしまって。
「あ、あッ……」
意地悪なスイッチが入っちゃったのは、彼だけじゃ。
「ふふ、悦んで頂けているようで何よりです。アオイの中も、私めらを求めて下さっておりますよ? 先程からずっと、私めの指を強く締め付けて……」
バアルさんも楽しそうに瞳を細めていた。乳首に口づけてくれながら指の腹で俺のいいところを、前立腺ばかりを優しく撫でてくれている。
「でも、いっちゃ……んぁ、あっ……すぐ、イっちゃうから……」
そう伝えている間にも、すでにもうイってしまっているのかもしれない。頭の中が甘く痺れているようにふわふわしていて、全身がずっと熱くて熱くて、ただひたすらに気持ちがよくて。
もう何が何だか分からない。二人が大好きだってことしか。
「構いませんよ……お好きなだけ達せられて下さい……貴方様が何度達してしまっても、また気持ちよくして差し上げます故」
「お好きですよね? 続けて達してしまわれるのも、中々戻ってこれなくなるほどに深く達してしまわれるのも」
「アオイが望んで頂けたのですから……私めらの好きなようにして欲しいと……」
「ですから、望み通りに……どうぞ私めらに溺れて下さい……」
交互に囁かれた愛のこもった言葉が、最後の一押しになった。さらなる刺激を与えてもらわずとも、俺は声にならない声を上げながら、二人の腕の中で全身を小刻みに震わせてしまっていた。
19
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりました。
これからもどうぞよろしくお願い致します!
表紙や動画はAIを使用していますが、文章にはAIを一切使用しておりません。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
氷の騎士団長様の悪妻とかイヤなので離婚しようと思います
黄金
BL
目が覚めたら、ここは読んでたBL漫画の世界。冷静冷淡な氷の騎士団長様の妻になっていた。しかもその役は名前も出ない悪妻!
だったら離婚したい!
ユンネの野望は離婚、漫画の主人公を見たい、という二つの事。
お供に老侍従ソマルデを伴って、主人公がいる王宮に向かうのだった。
本編61話まで
番外編 なんか長くなってます。お付き合い下されば幸いです。
※細目キャラが好きなので書いてます。
多くの方に読んでいただき嬉しいです。
コメント、お気に入り、しおり、イイねを沢山有難うございます。
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
11月にアンダルシュノベルズ様から出版されます!
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
他サイトでも公開中
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる