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1章
不安の日
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朝目が覚めリビングに行くと、当然のようにご飯が並んでいる。凛音と迎える初めての朝だというのに、全くそんな気はしなかった。
俺は、椅子に座り飯を食べ始める。普通に美味しい。そういえば凛音の姿が見えないが何をしているのだろうと考えていると、凛音がリビングにやってきた。
「おはよう、白夜!やっぱりちょっと恥ずかしいね」
少し恥ずかしそうに、凛音はそう言った。毎朝前まで来ていたのに、何が違うんだ?と価値観の違いに浸りながらも、凛音がそう思うならそれでいいといつものように自己完結した。
「ちょっとおめかししちゃったんだけど変じゃないかな?」
「ああ、全然変じゃなよ 似合ってるんじゃないか?」
「ほんと?よかった!」
嬉しそうに、頬をあからめる。女子って生き物は褒められるとすぐにこうなる。そういう習性なのか?そもそもなんでこんなにオシャレしてるんだ?ここで俺は大事なことを思い出した。俺は寝ると大体のことを忘れてしまう、だからあんな大事なことも忘れてしまっていた。我ながらなんて不便な体だ、親を呪い殺してしまいたい。
「何時から行く?いつも白夜は何時に出勤してるの?」
俺はいつも凛音が学校に行ってから家を出るわけで、時間的にはもうすぐその時間だ。だが、女子が歩いていくにはなかなかな距離だ。かと言ってテレポートするわけにもいかない。凛音は俺が非能力者だと思っている。が無理矢理な嘘でやり通すのが一番楽だと俺は思ってしまった。
「いつもは、凛音が学校に行ったあとに行くからそろそろだな」
「そーだったんだねー どうやって行ってるの?」
やっぱりその質問が来たか。俺が、思いついた嘘はこうだった。
「店先の人の能力でテレポートできるだよ だからすぐ着くんだよ」
我ながらひどい嘘だ。だが、凛音ならこの程度の嘘で十分だろと、自分を納得させた。
「すごいね!便利な世の中だねー」
なんて楽観的なやつなんだ。ただ今は、この楽観さに感謝だ。
「じゃあすぐ行くぞー」
「えっ?そんなすぐ行っちゃう感じなの?」
「ああ、俺につかまっとけよー」
「えっ あっ うんっ」
すごいテンパった凛音は、思いっきり俺に抱きついてきた。女子としてどうなんだ?ただ、一般男子からすればこれはご褒美というものなんだろう。まあいいかと思い、指輪をはめ俺はアジトへとテレポートした。
運の悪いことに、テレポートした先にはジェシカがいた。
「Wow 白夜って意外と大胆なのね」
凛音が抱きついたままテレポートしてしまったため、その瞬間をジェシカに見られてしまったのだ。
「これが噂の白夜の彼女?」
「カッカッカッかかか かのじょ?」
完全に凛音がテンパっている。ジェシカの悪いジョークだ。
「やめてくれよジェシカ、凛音が困ってるだろ」
爆笑している、ジェシカに冷静に話しかける。
「ごめんごめん、衝撃の登場だったからさ、からかってごめんねお嬢ちゃん 私が白夜の上司のジェシカ キャンベルよ よろしくね」
ジェシカは、凛音に向かって手を差し伸べる。
「あっどうも 五条 凛音です」
凛音も、急いで手を差し出し両者握手をする。そこでリンネはあることに気づいてしまった。そう、彼女の能力は数値化だ そしてジェシカは、第三次世界大戦で死神と恐れられた英雄だ。それが意味することは簡単だ。俺と似たような、常人離れした数値が凜音に見えてしまうということだ。
「あの、キャンベルさん」
凛音が恐る恐るジェシカに話しかける。
「ジェシカでいいよ、なんだい?」
ジェシカは、優しそうに返答する。
「何か、昔にやってらしたんですか?」
やはり、凛音はジェシカの数値に疑問を抱いたようだ。頼むからうまく答えてくれよと願う。
「昔、戦争に駆り出されてたからね 大人には色々あるんだよ嬢ちゃん」
「そうだったんですねごめんなさい」
ジェシカもなかなかやるじゃないか、とほっとした俺だった。
「ところで嬢ちゃん、面白い能力だね」
さすがに凜音が可哀想なので助けに入る。
「こいつは、数値化って能力でその人のの身体能力が数値として見えるんだよ」
「へー、ちなみに白夜と私どっちが強く見えてるの?」
凛音は少し困りながら口を開いた。
「白夜の方が、全体的にパラが高いですかねー」
「へー、そうなんだー」
そう言いながらジェシカは俺のことを睨んでくる。ここで俺は、少し日頃の鬱憤を晴らすことにした。
「まあ、ジェシカももう歳だしな」
そういった途端ジェシカは、殺気を放ち大鎌を取り出し俺の首元を狙い急突進してくる。俺もつい癖で、指輪をはめ体をそらし太刀筋からそれる。と同時に、俺は4次元から特注のナイフ数本を操りジェシカの手元と首筋を狙い突き刺しにいくが...
「あのー...」
二人とも凜音のその一言で、正気に戻る。完全にやってしまった、なんて言い訳すればいいんだ?
「あちゃー、やっちゃったよー」
ジェシカは大鎌をしまい冷静に戻る。それと同時に俺もナイフをしまい正気に戻る。
「今の何?」
これまでに見た事のないほど、凛音が驚き怯えていた。
ついに真実を告げるしかないのか......
俺は、椅子に座り飯を食べ始める。普通に美味しい。そういえば凛音の姿が見えないが何をしているのだろうと考えていると、凛音がリビングにやってきた。
「おはよう、白夜!やっぱりちょっと恥ずかしいね」
少し恥ずかしそうに、凛音はそう言った。毎朝前まで来ていたのに、何が違うんだ?と価値観の違いに浸りながらも、凛音がそう思うならそれでいいといつものように自己完結した。
「ちょっとおめかししちゃったんだけど変じゃないかな?」
「ああ、全然変じゃなよ 似合ってるんじゃないか?」
「ほんと?よかった!」
嬉しそうに、頬をあからめる。女子って生き物は褒められるとすぐにこうなる。そういう習性なのか?そもそもなんでこんなにオシャレしてるんだ?ここで俺は大事なことを思い出した。俺は寝ると大体のことを忘れてしまう、だからあんな大事なことも忘れてしまっていた。我ながらなんて不便な体だ、親を呪い殺してしまいたい。
「何時から行く?いつも白夜は何時に出勤してるの?」
俺はいつも凛音が学校に行ってから家を出るわけで、時間的にはもうすぐその時間だ。だが、女子が歩いていくにはなかなかな距離だ。かと言ってテレポートするわけにもいかない。凛音は俺が非能力者だと思っている。が無理矢理な嘘でやり通すのが一番楽だと俺は思ってしまった。
「いつもは、凛音が学校に行ったあとに行くからそろそろだな」
「そーだったんだねー どうやって行ってるの?」
やっぱりその質問が来たか。俺が、思いついた嘘はこうだった。
「店先の人の能力でテレポートできるだよ だからすぐ着くんだよ」
我ながらひどい嘘だ。だが、凛音ならこの程度の嘘で十分だろと、自分を納得させた。
「すごいね!便利な世の中だねー」
なんて楽観的なやつなんだ。ただ今は、この楽観さに感謝だ。
「じゃあすぐ行くぞー」
「えっ?そんなすぐ行っちゃう感じなの?」
「ああ、俺につかまっとけよー」
「えっ あっ うんっ」
すごいテンパった凛音は、思いっきり俺に抱きついてきた。女子としてどうなんだ?ただ、一般男子からすればこれはご褒美というものなんだろう。まあいいかと思い、指輪をはめ俺はアジトへとテレポートした。
運の悪いことに、テレポートした先にはジェシカがいた。
「Wow 白夜って意外と大胆なのね」
凛音が抱きついたままテレポートしてしまったため、その瞬間をジェシカに見られてしまったのだ。
「これが噂の白夜の彼女?」
「カッカッカッかかか かのじょ?」
完全に凛音がテンパっている。ジェシカの悪いジョークだ。
「やめてくれよジェシカ、凛音が困ってるだろ」
爆笑している、ジェシカに冷静に話しかける。
「ごめんごめん、衝撃の登場だったからさ、からかってごめんねお嬢ちゃん 私が白夜の上司のジェシカ キャンベルよ よろしくね」
ジェシカは、凛音に向かって手を差し伸べる。
「あっどうも 五条 凛音です」
凛音も、急いで手を差し出し両者握手をする。そこでリンネはあることに気づいてしまった。そう、彼女の能力は数値化だ そしてジェシカは、第三次世界大戦で死神と恐れられた英雄だ。それが意味することは簡単だ。俺と似たような、常人離れした数値が凜音に見えてしまうということだ。
「あの、キャンベルさん」
凛音が恐る恐るジェシカに話しかける。
「ジェシカでいいよ、なんだい?」
ジェシカは、優しそうに返答する。
「何か、昔にやってらしたんですか?」
やはり、凛音はジェシカの数値に疑問を抱いたようだ。頼むからうまく答えてくれよと願う。
「昔、戦争に駆り出されてたからね 大人には色々あるんだよ嬢ちゃん」
「そうだったんですねごめんなさい」
ジェシカもなかなかやるじゃないか、とほっとした俺だった。
「ところで嬢ちゃん、面白い能力だね」
さすがに凜音が可哀想なので助けに入る。
「こいつは、数値化って能力でその人のの身体能力が数値として見えるんだよ」
「へー、ちなみに白夜と私どっちが強く見えてるの?」
凛音は少し困りながら口を開いた。
「白夜の方が、全体的にパラが高いですかねー」
「へー、そうなんだー」
そう言いながらジェシカは俺のことを睨んでくる。ここで俺は、少し日頃の鬱憤を晴らすことにした。
「まあ、ジェシカももう歳だしな」
そういった途端ジェシカは、殺気を放ち大鎌を取り出し俺の首元を狙い急突進してくる。俺もつい癖で、指輪をはめ体をそらし太刀筋からそれる。と同時に、俺は4次元から特注のナイフ数本を操りジェシカの手元と首筋を狙い突き刺しにいくが...
「あのー...」
二人とも凜音のその一言で、正気に戻る。完全にやってしまった、なんて言い訳すればいいんだ?
「あちゃー、やっちゃったよー」
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