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1章
不穏な空気
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こうして初任務に出かけた俺と凛音は、早速ターゲットのアジトの近所まで来ていた。
「ここに住んでいる人を、殺すのが任務なの?」
「女子高生が気軽に人を殺すとか言うなよ」
心に留めとくはずが、つい口に出してしまった。やっぱりこいつあっさり受け入れすぎだろ、と思う俺だった。
「ここの住人を仕留めるのが今回の任務だ」
「どんな人なの?」
その説明をした所で、殺すことに変わりはないが一応説明してやるか。
「ざっくりと言うと、最近街で悪さしてるグループのリーダーみたいなやつだよ」
「リーダーの人だけでいいの?」
愚問だな。だが、素人からすればその考えが浮かぶのも無理はないか。
「こーゆー奴らは、頭を潰せばあとは自然消滅するんだよ」
「へー そういうものなんだ」
相変わらずの返答だが、もう慣れたもんだ。
「結構見張りがいるから面倒くさいな」
「でも、見張りの人達は弱い人ばっかりだよ?」
そう言えばこいつそんな能力あったな。すっかり忘れてたぜ。案外使えるかもな。
「なら正面突破していくか」
「暗殺ってそーゆー感じなの?」
確かに、暗殺とは程遠いが俺の任務は目標の抹殺。それさえ出来れば問題は無いのだ。
「これでいいんだよ」
あまり納得してなさそうな顔をしているが、凜音は何も言わなかった。
「じゃあ俺行ってくるから 凛音はここで待ってろよ」
そう言いながら、俺は指に指輪をはめターゲットのいるアジトへと向かおうとしたが、凛音に腕を掴まれ俺は立ち止まり、不機嫌に振り向いた。
「なんだよ」
俺が言い切る前に、凛音は言い切っていた。
「私も連れてって!」
なんでこいつはこんなについて来たがるんだ。危ないから同行させる訳には行かない。ただこんな説明をしてもこいつは納得しないだろう。ただただ困ってしまった。
「ダメなの?」
そんなうるうるした目で見てくるな。どれだけ俺を、困らせたいんだこいつは。
「分かったよ、ただ危ないと思ったらすぐ逃げろよ それだけは約束してくれ」
「わかった!」
面倒くさいことになってしまった。だが元から仕事自体がめんどくさいので、多少の違いかと自分に思い込ませた。
「とりあえず、見張りだけやるから 凛音は向こう向いとけ」
なんでか理解しきれていないが、言われるまま後ろを向いた。その途端俺は、4次元から、ナイフを取り出し念動力で見張りの背後へと動かし、そのまま心臓へと突き刺す。見張りは全員倒れ込んだ。
そして、俺は凛音を呼ぶ。
「もういいぞ」
凛音は、驚きながら振り向く。なぜなら凛音は、今後ろを向いたばかりだからだ。
「もう終わったの?すごい!」
「そんな所に驚くな、さっさと中に入るぞ」
軽くツッコミを入れつつ、早く帰りたい俺は、凜音の手を引き足早にアジトの中へ入っていった。
中に入ると、人は全くいなくあっさり1番奥の部屋まで辿り着いてしまった。
「見張りの人達以外 誰もいないねー」
「その方が楽で助かる」
そう言いながら、俺はなんの躊躇もなく目の前のドアを開けるとそこには、リーダーらしき男が椅子に座っていた。両脇には部下らしい奴らが立っている。
「日本の英雄様が、よくぞこんな所まで」
こいつも俺の正体を知っているやつか。どこからそんな情報を得ているんだ?そんな疑問は胸に閉まっておくことにした。
「俺の話はいい、お前は今から殺されるんだからな」
「それはどうかな?」
リーダーらしき男は、もう椅子には居らず、その声は後ろから聞こえた。
その時俺は何かを悟ったように、後ろを振り返る。
「ダメじゃないかー 殺しの場にこんなかわいい女の子連れてきちゃ」
その男は、凜音の背後に周り首にナイフを突きつけていた。
「びゃっ...く......や」
か細い声で俺の名を呼ぶ凜音。1番恐れていたことが怒ってしまった。これが嫌だったから連れて来たくなかったのだ。
「凛音から手を離せ 要求ならなんでものむ」
俺は指輪を外し、リーダーらしき人物にそう言った。
「物わかりが早いじゃないか 英雄様 ところで俺のことを覚えているか?」
リーダーらしき男はそんな問を、俺になげかけてきた。俺の知り合いは少ない、こんなやつを知っているはずはなかった。
「さっぱりだ どこかで会ったか?」
俺は、正直に話した。がそれが返って裏目に出たのか、そいつはより強く凛音にナイフを突きつける。そして、輪廻の首筋からは血が流れおちた。
「おい、凛音に怪我させんじゃねぇ」
「お前は、俺の心臓にナイフを突き刺したのにか?」
そんなことを言われても、職業上そんなことは日常茶飯事だ。その一言で誰かなんて特定出来るはずない。
「この前までは、能力がなかったが、あのお方から能力を貰った今の俺ならお前に勝てる」
その一言でようやく俺は思い出した。この前俺の事をつけてきていた、黒ずくめのやつのリーダーか。
俺の顔で思い出したことに気づいたそいつは、さらに饒舌に話し出した。
「あの時お前に、やられ部下を失った俺をあの方は拾ってくださったんだ だから今度は俺がお前から奪うばんだ」
そう言い、そいつは高くナイフをふりかざし輪廻の首筋目がけナイフを突き刺そうとしていた。
俺は、嫌だったがこの状況を打破するには奥の手を使うしかなかった.........
「ここに住んでいる人を、殺すのが任務なの?」
「女子高生が気軽に人を殺すとか言うなよ」
心に留めとくはずが、つい口に出してしまった。やっぱりこいつあっさり受け入れすぎだろ、と思う俺だった。
「ここの住人を仕留めるのが今回の任務だ」
「どんな人なの?」
その説明をした所で、殺すことに変わりはないが一応説明してやるか。
「ざっくりと言うと、最近街で悪さしてるグループのリーダーみたいなやつだよ」
「リーダーの人だけでいいの?」
愚問だな。だが、素人からすればその考えが浮かぶのも無理はないか。
「こーゆー奴らは、頭を潰せばあとは自然消滅するんだよ」
「へー そういうものなんだ」
相変わらずの返答だが、もう慣れたもんだ。
「結構見張りがいるから面倒くさいな」
「でも、見張りの人達は弱い人ばっかりだよ?」
そう言えばこいつそんな能力あったな。すっかり忘れてたぜ。案外使えるかもな。
「なら正面突破していくか」
「暗殺ってそーゆー感じなの?」
確かに、暗殺とは程遠いが俺の任務は目標の抹殺。それさえ出来れば問題は無いのだ。
「これでいいんだよ」
あまり納得してなさそうな顔をしているが、凜音は何も言わなかった。
「じゃあ俺行ってくるから 凛音はここで待ってろよ」
そう言いながら、俺は指に指輪をはめターゲットのいるアジトへと向かおうとしたが、凛音に腕を掴まれ俺は立ち止まり、不機嫌に振り向いた。
「なんだよ」
俺が言い切る前に、凛音は言い切っていた。
「私も連れてって!」
なんでこいつはこんなについて来たがるんだ。危ないから同行させる訳には行かない。ただこんな説明をしてもこいつは納得しないだろう。ただただ困ってしまった。
「ダメなの?」
そんなうるうるした目で見てくるな。どれだけ俺を、困らせたいんだこいつは。
「分かったよ、ただ危ないと思ったらすぐ逃げろよ それだけは約束してくれ」
「わかった!」
面倒くさいことになってしまった。だが元から仕事自体がめんどくさいので、多少の違いかと自分に思い込ませた。
「とりあえず、見張りだけやるから 凛音は向こう向いとけ」
なんでか理解しきれていないが、言われるまま後ろを向いた。その途端俺は、4次元から、ナイフを取り出し念動力で見張りの背後へと動かし、そのまま心臓へと突き刺す。見張りは全員倒れ込んだ。
そして、俺は凛音を呼ぶ。
「もういいぞ」
凛音は、驚きながら振り向く。なぜなら凛音は、今後ろを向いたばかりだからだ。
「もう終わったの?すごい!」
「そんな所に驚くな、さっさと中に入るぞ」
軽くツッコミを入れつつ、早く帰りたい俺は、凜音の手を引き足早にアジトの中へ入っていった。
中に入ると、人は全くいなくあっさり1番奥の部屋まで辿り着いてしまった。
「見張りの人達以外 誰もいないねー」
「その方が楽で助かる」
そう言いながら、俺はなんの躊躇もなく目の前のドアを開けるとそこには、リーダーらしき男が椅子に座っていた。両脇には部下らしい奴らが立っている。
「日本の英雄様が、よくぞこんな所まで」
こいつも俺の正体を知っているやつか。どこからそんな情報を得ているんだ?そんな疑問は胸に閉まっておくことにした。
「俺の話はいい、お前は今から殺されるんだからな」
「それはどうかな?」
リーダーらしき男は、もう椅子には居らず、その声は後ろから聞こえた。
その時俺は何かを悟ったように、後ろを振り返る。
「ダメじゃないかー 殺しの場にこんなかわいい女の子連れてきちゃ」
その男は、凜音の背後に周り首にナイフを突きつけていた。
「びゃっ...く......や」
か細い声で俺の名を呼ぶ凜音。1番恐れていたことが怒ってしまった。これが嫌だったから連れて来たくなかったのだ。
「凛音から手を離せ 要求ならなんでものむ」
俺は指輪を外し、リーダーらしき人物にそう言った。
「物わかりが早いじゃないか 英雄様 ところで俺のことを覚えているか?」
リーダーらしき男はそんな問を、俺になげかけてきた。俺の知り合いは少ない、こんなやつを知っているはずはなかった。
「さっぱりだ どこかで会ったか?」
俺は、正直に話した。がそれが返って裏目に出たのか、そいつはより強く凛音にナイフを突きつける。そして、輪廻の首筋からは血が流れおちた。
「おい、凛音に怪我させんじゃねぇ」
「お前は、俺の心臓にナイフを突き刺したのにか?」
そんなことを言われても、職業上そんなことは日常茶飯事だ。その一言で誰かなんて特定出来るはずない。
「この前までは、能力がなかったが、あのお方から能力を貰った今の俺ならお前に勝てる」
その一言でようやく俺は思い出した。この前俺の事をつけてきていた、黒ずくめのやつのリーダーか。
俺の顔で思い出したことに気づいたそいつは、さらに饒舌に話し出した。
「あの時お前に、やられ部下を失った俺をあの方は拾ってくださったんだ だから今度は俺がお前から奪うばんだ」
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俺は、嫌だったがこの状況を打破するには奥の手を使うしかなかった.........
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