俺最強と思ってる主人公が異世界でハーレムを作りながら最強を目指す!

白神 白夜

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残酷な初陣

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今回俺達が選んだのは、お手軽に攻略できそうな三層構成のダンジョンだ。
2層分のザコ敵を倒せば、あっという間にボスにたどり着けるってことだな。

「人数がいるからって、あまり油断するなよ?一応Aランクダンジョンだからな?」

「了解です、夜ト神先輩!ゲームしてる時思い出しますね!」

ダンジョンに入ってから風音がそばを離れようとしない。
不安なのか、ゲームの真似事をしているのか。
なんのゲームをするにも、タッグを組んでいたからだろうな。

「そう言えば、手頃な武器があったら風音に貸してやってくれないかリラ」

「試作品でいいのでしたら.......」

そう言ってリラは1本の小刀と一丁の銃を手渡す。

「夜ト神さんの武器の失敗作ですがよければ使ってください、出力はだいぶ劣りますが.......」

「夜ト神先輩!お揃いですね!」

ダンジョンに入ってから、テンションの上がり方が尋常ではない。
正直ついていけないぜ。
そんなこんなで、1層目の敵の部屋までたどり着く。

「とりあえず俺と桜田が、お手本を見せるから2人には次の層の敵を倒してもらうぞ!」

「分かりました」

「了解です!」

風音だけ目を輝かせて、俺を見つめている。
やはり時音ちゃんは、それほど乗り気じゃないらしい。

「じゃあ行くぞ桜田、スキルは温存しとけよ~」

「分かってるわよ」

こいつ本当に可愛げがないな、少しは風音を見習え。
そう思っている間にも、桜田が敵に向かって駆けて行く。
こいつ見ない間に戦闘スタイル結構変わったな。
なんてことを思いながら俺は、ディストルツィオーネで後方支援に回る。
対人戦を経験した俺たちからすれば大した敵ではないが、それにしてもAランクダンジョンの敵だ。やはりなかなか桜田の刀が通らない。
やっぱりスキルを使わないと厳しいか?

「サリー!あのモンスターの弱点わかるか?」

「上級リザードマンは鎧を着ているので一撃で倒すのは難しいかもです!」

面倒だな、ぱっぱと終わらせたいんだがな。
俺はそんなことを考えながらも、モンスターの頭目がけ銃を放った。
そして俺は驚愕する。
銃弾はモンスターの鎧を貫通しそのまま後ろの壁へと突き刺さったのだ。

「リラ何をしたんだ?」

「少々弾丸を工夫してみたんですよ!鋭利な形にして貫通性能を高めてみました!」

こいつは予想以上だ!
玉を補充するだけのつもりが威力が増し増しになって返ってきやがったぜ!
その後、俺は軽々とモンスター全ての頭を撃ち抜く。

「ちょっと夜ト神君危ないじゃない!当たったらどうする気?」

「当たんねぇよ!そんな下手くそじゃねぇから!」

リラのおかげなのに何故かドヤ顔の俺である。

「夜ト神先輩!その銃凄いですね!私も打ちたいです!」

「やめとけ、女子には反動がありすぎる。その貰ったので我慢しとけ」

「む~~~う」

風音が露骨に拗ねる。
恐らくだが風音がこの銃を使えば、反動によって後ろに吹き飛ばされる事だろう。

「じゃあ次の層にいくぞー、2人は準備しとけよー!」

次はお楽しみの、新人2人の初陣だ。
何処までやれるかという期待に、俺は心を踊らせていた。
一層目を後にし、俺達は次の階層への階段を登っていた。
だがその後に待ち受けていたのは、予想外の光景だった。

「あれ?敵いなくないですか、夜ト神先輩?」

そこに居たのは、既に生命活動を終えたモンスター達の屍だった。

「もしかして、先に攻略してたパーティーがいたんじゃない?」

「そうなのかもな、ボス層まで上がってみるか」

桜田の言うことも分かるが、俺は少し違和感を覚えていた。
人間の武器で殺したにしては、惨すぎる。
四肢が八つ裂きになっているもの、原型のわからないものなどが多すぎる気がする。
こうして二層目も通過して、俺達は一気に最上階のボス層へとたどり着いたのだった。

「案外簡単なんですね」

「普段はこんな感じじゃないんだけどね?」

桜田が時音ちゃんに、頑張ってダンジョンの難しさを説明している。
だが、今回のダンジョンだけ見れば楽勝に進みすぎているから、そう思ってしまうのも仕方が無いか。

「人影が見えるです!あの人がクリアしたです?」

ボス層のど真ん中に微かに人影が見える。
俺が声をかけようと近づこうとした途端に、レーネは俺の体を止めた。

「どーしたんだよレーネ?」

「あれは人間ではないぞ」

人間じゃない?ってことはあれがこのダンジョンのボスってことか?
そんなことを考えていると、レーネが俺にだけ念話を飛ばしてくる。

「「周よ、落ち着いて聞いてくれ。あれは妾と同じ、違うダンジョンのボスじゃ」」

「「知り合いなのか?どの程度の強さなんだ?」」

「「奴は正直妾よりも強い、人間の区分で行くとSSSランクと言ったところかの」」

「「それ不味いんじゃないか?話し合いでなんとかなるか?」」

「「それは厳しいと思うぞ?」」

ですよね~
そんなんで解決出来たらわざわざ念話飛ばしてこねえか。

「少し異常事態らしいから、全員街まで先に帰っといてくれないか?」

「夜ト神君はどうするの?」

「俺とレーネはここに残って野暮用だ」

恐らくあいつもタダで返してはくれないのだろう。
俺と桜田の会話が耳に入ったのか、俺達がいるのに気がつく。

「やっと来たのか?遅すぎて暇だったから、ここのボス殺しちまったよ~」

俺たちのことを待っていたのか?
どういう目的を持ってそんなことを?
疑問はあるが、問いかけに答えてくれそうにもないな。

「さっさと殺り合おうぜ!わざわざ楽しみに来てやったんだからよ!」

「あんたの相手は俺とレーネがさせてもらうよ」

正直俺は足でまといだろうが、レーネ1人に任せる訳には行かない。

「せっかくだから全員でかかってきてくれよ~。そっちのが楽しめるだろ?」

会話をしながら俺たちに近づいてくる。
身長が2メートルほどあり、腕が4本ある化け物じみた男だった。

「お前らさっさと帰るんだ!」

「でも周、また無茶しそうです!」

「私もお供しますよ先輩!」

「ダメだ、これは命令だ!レーネ頼む」

俺はレーネにそれとなく、テレポートしろということを伝える。

「妾が戻って来るまでは、持ちこたえてくれよ周」

そう言ってレーネは、全員を集め街へとてレポートした。
連発できない故に、すぐは帰って来れないだろうが、その間くらいは持ちこたえてやるさ。

「おいおい、お前だけかよ?せめてサンドバッグくらいにはなってくれよ?」

「サンドバッグになるつもりは無いんだがな?まあ、お手柔らかに頼むよ」

自分で立てルールを、こんなに直ぐに破ることになるとは思ってもいなかったが、これはやむを得ないと自分に言い聞かせる。

「リミッター解除!オーバードライブ!!!」

「少しは、楽しめそうじゃねぇか」

病み上がりの体に、スキルのバックファイアが堪えるな。
スキルの反動に耐えつつも、俺は小太刀を構え敵へと向かっていくのだった。
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