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絶望の縁
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「なんか盛り上がってるみたいだが、そろそろ飽きてきたわ」
俺達が意気込んでいるところに、割り込んでくる。
「飽きてきたからどうするってんだ?」
「そろそろ終わらせて帰るわ」
そう言ってヴェルグェスが宙に浮き始める。
見る見るうちに、レーネが入ってきた穴にまで到達する。
強いボスって奴はみんな飛べるのか?
「まずいぞ周、あれが来る!」
「なんだよアレって!」
レーネはわかっているようだが、そんな知ってて当たり前みたいに話されても困る。
「一応頑張ってみるが、あまり期待するなよ? 敵の刃を砕け 守りの頂点に君臨せし最強の盾よ 最硬の守護防壁!!!」
「無駄な足掻きだな、これを喰らって生き残れるものなどいないのだ!」
そんなにやばい攻撃が来るのか?
この防御魔法も、大会の時に使っていた技だ。
しかも特異級魔法とかいう凄いやつらしいし、さすがに守れるんじゃないか?
「我の逆鱗に触れし者達に滅びを与えん 無に帰す絶望の槍!!!」
ヴェルグェスが槍を振りかぶったところまでは見えていたが、気づくと何も見えなくなっていた。
レーネの張った防御障壁の中にいても、凄まじい衝撃が伝わってくる。
次第に、辺り一面が瓦礫や砂埃に包まれていることに気づく。
レーネの防御魔法によって、俺達はなんとかダメージを免れた。
「大丈夫か!レーネ!?」
砂埃が晴れてきて、辺りの状況が分かってくる。
気づくと、レーネの防御魔法が無くなっていた。
レーネに呼びかけるが返事がない。
俺は焦り、大きくレーネの体を揺する。
その効果もあってか、レーネは目を覚ます。
「悪いの、今の魔法に魔力を使い果たしてしまったようじゃ」
気づけば俺にかけられていたはずのバフ魔法も無くなっていた。
それに伴い、体が急激に重たく感じる。
きっと、バフ魔法が無くなったことによりリミッター解除も維持できなくなってしまったのだ。
「レーネが戦闘不能じゃ、街までどうやって帰るんだ?」
「残念ながら、それはもう無理なのかもしれぬ」
レーネが弱音を吐く。
俺はすぐさまに、レーネだけでも助かる方法を考えるが、やはりこいつを倒す他方法は見つからない。
ダメだ、こんなやつを倒すなんて現実味が無さすぎる。
やはりレーネの言うように、もう皆の元には帰れないのか?
俺もなんだか弱気になってくる。
色々な気持ちが俺の中で交錯している中、ヴェルグェスが近づいて来る。
そして、レーネから視線を外して初めて気づく。
ダンジョン一帯が無くなっている。
と言うか、辺り一体が更地になっていた。
「流石にこれはやりすぎだろ.......」
「なんだよ、まだ死に損なっていたのか?ただ、あれを耐えたのだけは誉めてやるよ。だからそろそろ死にな」
いよいよ、俺の中で諦めると言う選択肢が迫ってくるが、レーネだけは助けねばならないという気持ちが、何とか諦めを止めてくれている。
俺は、活路を求めふと自分のスキル欄を確認する。
「これは!?」
「急に叫び出して、頭いっちまったか?」
俺は少し頬が緩む。
アイツに勝てる算段がついたからではない。
レーネを助けれる可能性を見つけたことに、ほっとしたのだ。
「レーネ、お前だけは死んでも助けるからな」
「周..............?」
「安心しとけ!」
ヴェルグェスは俺の言動を見て、歩みを止め俺に問いかけてくる。
「まだ秘策を残してるのか?」
「俺も知らないとっておきがあったんだ」
「でもお前らにはもう飽きたんだよ、だから早く死んでくれ」
そんな訳には行かない。
俺は全身がばらばらになりそうなのを我慢し、立ち上がる。
「皆の元に帰らせてもらう!ファイナルラウンドだぁぁあ!!!」
俺はもう話す事でさえ辛いはずなのに、自分の闘志を震え上がらせる為に命を燃やして叫ぶ。
こうして、周1人でのファイナルラウンドが幕を開けるのだった..............。
俺達が意気込んでいるところに、割り込んでくる。
「飽きてきたからどうするってんだ?」
「そろそろ終わらせて帰るわ」
そう言ってヴェルグェスが宙に浮き始める。
見る見るうちに、レーネが入ってきた穴にまで到達する。
強いボスって奴はみんな飛べるのか?
「まずいぞ周、あれが来る!」
「なんだよアレって!」
レーネはわかっているようだが、そんな知ってて当たり前みたいに話されても困る。
「一応頑張ってみるが、あまり期待するなよ? 敵の刃を砕け 守りの頂点に君臨せし最強の盾よ 最硬の守護防壁!!!」
「無駄な足掻きだな、これを喰らって生き残れるものなどいないのだ!」
そんなにやばい攻撃が来るのか?
この防御魔法も、大会の時に使っていた技だ。
しかも特異級魔法とかいう凄いやつらしいし、さすがに守れるんじゃないか?
「我の逆鱗に触れし者達に滅びを与えん 無に帰す絶望の槍!!!」
ヴェルグェスが槍を振りかぶったところまでは見えていたが、気づくと何も見えなくなっていた。
レーネの張った防御障壁の中にいても、凄まじい衝撃が伝わってくる。
次第に、辺り一面が瓦礫や砂埃に包まれていることに気づく。
レーネの防御魔法によって、俺達はなんとかダメージを免れた。
「大丈夫か!レーネ!?」
砂埃が晴れてきて、辺りの状況が分かってくる。
気づくと、レーネの防御魔法が無くなっていた。
レーネに呼びかけるが返事がない。
俺は焦り、大きくレーネの体を揺する。
その効果もあってか、レーネは目を覚ます。
「悪いの、今の魔法に魔力を使い果たしてしまったようじゃ」
気づけば俺にかけられていたはずのバフ魔法も無くなっていた。
それに伴い、体が急激に重たく感じる。
きっと、バフ魔法が無くなったことによりリミッター解除も維持できなくなってしまったのだ。
「レーネが戦闘不能じゃ、街までどうやって帰るんだ?」
「残念ながら、それはもう無理なのかもしれぬ」
レーネが弱音を吐く。
俺はすぐさまに、レーネだけでも助かる方法を考えるが、やはりこいつを倒す他方法は見つからない。
ダメだ、こんなやつを倒すなんて現実味が無さすぎる。
やはりレーネの言うように、もう皆の元には帰れないのか?
俺もなんだか弱気になってくる。
色々な気持ちが俺の中で交錯している中、ヴェルグェスが近づいて来る。
そして、レーネから視線を外して初めて気づく。
ダンジョン一帯が無くなっている。
と言うか、辺り一体が更地になっていた。
「流石にこれはやりすぎだろ.......」
「なんだよ、まだ死に損なっていたのか?ただ、あれを耐えたのだけは誉めてやるよ。だからそろそろ死にな」
いよいよ、俺の中で諦めると言う選択肢が迫ってくるが、レーネだけは助けねばならないという気持ちが、何とか諦めを止めてくれている。
俺は、活路を求めふと自分のスキル欄を確認する。
「これは!?」
「急に叫び出して、頭いっちまったか?」
俺は少し頬が緩む。
アイツに勝てる算段がついたからではない。
レーネを助けれる可能性を見つけたことに、ほっとしたのだ。
「レーネ、お前だけは死んでも助けるからな」
「周..............?」
「安心しとけ!」
ヴェルグェスは俺の言動を見て、歩みを止め俺に問いかけてくる。
「まだ秘策を残してるのか?」
「俺も知らないとっておきがあったんだ」
「でもお前らにはもう飽きたんだよ、だから早く死んでくれ」
そんな訳には行かない。
俺は全身がばらばらになりそうなのを我慢し、立ち上がる。
「皆の元に帰らせてもらう!ファイナルラウンドだぁぁあ!!!」
俺はもう話す事でさえ辛いはずなのに、自分の闘志を震え上がらせる為に命を燃やして叫ぶ。
こうして、周1人でのファイナルラウンドが幕を開けるのだった..............。
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