俺最強と思ってる主人公が異世界でハーレムを作りながら最強を目指す!

白神 白夜

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リラとのデート 中編

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「そろそろ動けそうか?」

「はい、大丈夫そうです」

2人は、10分程休憩してから、再び歩き出していた。

「これ位で大丈夫か?」

「問題ないです」

「リラは身長低いから、歩幅も小さいだろ?」

「お気遣い、ありがとうございます!」

周は、普段運動不足なリラを気遣って、歩くスピードを気をつける。
そして、ふと周は、道中で以前からの疑問を、リラに問掛ける。

「気にしてたら悪いんだけど、リラって女の子みたいな名前だよな?」

「その事なんですけど.......」

「悪い、聞かない方が良かったか?」

リラの反応を見て、周は何かを察したように謝る。

「いえ、違うくて.......」

「何がだ?」

どうやら、周が気にしいていたことでは無いようだ。

「以前から言おうと思ってたのですが.......」

「何だよ?」

やけに勿体ぶって、俯くリラの顔を、下から覗き込む周。

「わぁっ?!」

突然のことに、変な声が出てしまうリラ。
驚きで、少し後ろに仰け反り、コケそうになるリラを、慌てて周が支える。

「大丈夫か?」

リラは、体勢を立て直した途端に、顔を真っ赤にして、周から離れる。

「勘違いしてるみたいなんですけど、僕.......」

「ん?」

リラは、一瞬言うか悩むが、思い切って言うことにした。

「僕、女です!」

「そうかそうか.....................えぇっっ?!」

一瞬、普通に返答するが、遅れて驚きがやってくる。

「と言いますか、逆に何故僕の事を男だと.......」

「だって、一人称僕だったし、髪も短いし」

「それだけですか?結構傷つくんですけど.......」

「悪い!何でもするから許してくれ!」

周は、両手を合わせてリラに頭を下げる。

「本当に、何でもしてくれるんですか?」

「俺に出来ることなら、何でもいいぞ!」

「じゃあ、考えておきます!」

リラは、そう言って笑みを零す。
周も、リラが機嫌を直してくれたようで、安心する。
そして、そんなやり取りをしている間に、いつの間にか渓谷に到着していた。

「着きましたね!」

「結構深いんだな~」

渓谷を覗き込みながら話している2人の声が反響して返ってくる。
下は、深く地面が見えない程だ。

「どうやって下に降りましょうか?」

「考えてなかったのか?」

「すいません.......」

目的だけを決めて、他は何も考えていなかったようだ。

「まぁ、その辺は任せておけ!」

そう言って周は、慣れた手つきでリラをお姫様抱っこする。

「えっ、あっ、えっ?!」

リラは、急に持ち上げられたので、恥ずかしさで軽くパニックになっている。

「しっかり掴まっとけよ?」

そう言った周は、軽くジャンプして渓谷へと飛び込む。

「えっ、え~~~~~~~~?!?!」

リラは、もう何が何だか、脳の処理が追いつかず、周の行動が理解出来ていない。

「大丈夫だから安心しろ!」

そう言いながらも、下降を続ける2人。

「思ったより深いな」

下降を初めて、既に一分は経っていたが、一向に地面が見えない。
薄く霧がかっているせいかもしれない。

「本当に大丈夫なんですか?」

時間が経ち落ち着いたのか、リラが周に話しかけてくる。

「着地は問題ないと思うけど、これ本当に地面あるのか?」

「実際のところ、僕もあんまり詳しくないので分からないです.......」

「それって、大丈夫か?」

少し不安になるが、さらに1分が経つと霧が晴れ、次第に地面が見えてくる。

「良かった!」

「地面あってよかったな!」

リラは、地面を見てほっとする。
現実世界では、到底するはずのない会話だ。
だが、それも異世界転生の面白いところだ。

「ちょっと、衝撃が来るかもだから、気おつけてくれ!」

「分かりました!」

地面が近づいてきたので、周がリラに注意を促す。
リラは、普通に返事をするものの、お姫様抱っこされた状態で、どうやって注意するのだろうと思う。
あまり深く考えてはいけないのだろう。
そして、周は着地に備えて脚にめいっぱい力を入れる。
だが、周のことを信頼しているリラでさえ、不安残していた。
何故なら、想像を遥かに超える勢いで落ちているからだ。
リラの暗算では、時速6500km程で落ちている計算だ。
だが、その心配は要らぬものだった。
さながら、隕石のように地面に衝突する周。
だが、しっかりと2本の足で着地している。

「きゃあぁ!」

リラが、思わず衝撃に絶叫する。

「大丈夫か?!」

気づけば衝撃は収まり、着地した周がリラの心配をする。

「大丈夫です.......」

周は、リラの無事を確認してから、地面にそっと下ろす。

「足元気をつけてな」

「ありがとうございます.......」

そして、リラは驚愕する。
何故なら、そこには超巨大なクレーターができていたからだ。

「夜ト神さん、本当に足大丈夫なんですか?!」

「あぁ、全然問題ないぞ?」

そう言って、その場でぴょんぴょんとジャンプをする。

「本当に大丈夫なんですね.......」

周の元気さに、思わず絶句するリラ。

「さて、やっと着いたんだし、先に進もうぜ!」

そう言って、平然と先に進んで行く周。
リラは、少しして落ち着きを取り戻し、周を追いかける。
いよいよ、周の強さがよく分からなくなってきたリラだが、そんな桁外れな周の頭の中は、今リラを楽しませることしか考えていなかった。
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