不幸体質の私、トリップ先は○○ですか?!強面男性と童顔女性の物語。

カヨワイさつき

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マキ・ジンノ長官

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私は、神野 真輝。日本人だった。
ちょうど戦争中で私は毎日
お腹を空かせながら
とある工場で奉仕していた。
そして…なんだかんだあって私は
死にそうになっていた。
お腹いっぱい食べたかったとか
綺麗な服を着たいとか、
願ったわけでもないが、
まあ、なぜだかよくわからないうちに
この世界に来てしまった。
しかも、このお城の執事の部屋に私は、
突然現れたもんだから、彼と私は
お互いビックリした。

私はいつ授かったのかわからない
チートのせいで魔力過多だった。
そんな私に優しくしてくれたのが
その当時の王子とその婚約者とその執事。

王子と婚約者は、この国の
王と王妃になり、子宝に恵まれ
子どもが成人を迎えると
早々に引退した。
仕事が嫌なわけではなく、
好きな人とイチャイチャしたいだけだった。
まあ、気持ちはわかる。
今では祖父母の立場で、
ひ孫はもちろん、玄孫までいる。

執事だった、私の最愛の人に私は、
猛アタックされ、毎日毎日
くどい程、甘い言葉をささやかれた。
お姫様扱いされて、戸惑う私に
これでもかぁ~っていうくらい
優しくしてくれた。
好きだったが結婚はしなかった。

彼が一番に守らないといけない人物は
王子だった王であり、
私を一番にしようとしていたから
仕事が手についていなかった。
そんな彼に私は冷たくしていた。
嫌いだと言い続けていた。
この国は、情熱的なの?
あまりの熱烈ぶりと、人前での
イチャイチャにその当時
恥ずかしくてたまらなかった。
へこたれない彼に、なんでわからないのって
イライラしていたのが、今では懐かしい。

後々、私の考えは古かったみたいだ。
執事は自由恋愛万々歳だし、
王を一番に守るって言うのは、
騎士団に独身者が多いってだけで、
好きな人が出来るとその人の事ばかり
考えてしまい、守りが疎かになるって
大昔の人の考えがあったらしい。

昔の決まり事に騎士の間は恋愛禁止、
独身者のみっていう決まりがあったらしい。
結婚したら、騎士を辞めなくては
いけなかったらしい。
その決まり事をぶち壊したのが
現王の祖父母だった。

国の決まり事を大胆に
改革した人物。
反発もあるだろうって構えてたけど、
王国民のほとんどは喜んでいた。
反発も一応あったが、
たいしたことなかった。

決まり事の内容は、自由恋愛万々歳、
政略結婚はあまりするなって
内容の法律と奴隷売買禁止など
ありそうで無かった決まり事。

それと同時期に、私の魔力が強いから、
魔法省の長官をしてくれって言われ
仕事をしなきゃと思っていた私は
一つ返事で、すぐに引き受けた。
それが間違いだった。
後悔する羽目になるなんて
夢にも思わなかった。

魔法を扱える比較的若い子が多い場所と
魔術を扱う者、研究者、魔法陣を改革する者、
偏屈者が集まる場所に分かれていった。
大きく分けて魔法省、魔術省になった。
お互いがバカにしあってる最悪な職場。
誰も長官、責任者になりたがらない。
多少は仲良くなったんだろうけど、
魔法使いと、魔術使いの壁はなくならない。

あの時、軽く引き受けた自分がうらめしい。
あれから数十年の年月が経った。
私は100歳は超えてるはず。
だけどなぜか、この世界に来た
16歳の姿のままで時間が止まっている。

彼を亡くしてからは、やる気が出ない。
不老不死になってしまったのか、
数日寝なくても
食べるのを忘れても
あまり何も感じなかった。

つまらない毎日が続いてた。そんな時、
強面のこの国の五男の王子に呼ばれた。
周りから恐れられているらしい。
何故かわからないが、この男が怖いのか?
私からしたら、確かに強面で
多少イカツイが根が真っすぐで、
馬鹿正直。裏表がない不器用男。

その五男の王子、本人は騎士団長になり
王位継承権を放棄したと言っているが…。
兄の王は、弟に譲る気満々だ。

どうでもいいが、呼び出された私は
かなりめんどうだった。
だが、彼女を見るまでは……。
たぶん同郷。日本からのトリップ者。
20代かな?髪質は茶色、可愛い子だ。

王子に診るように言われたが
眠っているように見えるが、
意識はもちろん、魂の核が…ない。

私と一緒でもしかしたら、神界に
呼び出されているのか?
この子は向こうで死んでから、
ここにきたのか?
チートは神からもらうのか?

第五王子が、うるさいし
説明してやっても殺気を隠さないし
めんどいやつだ。
ハア~。

仕方がない。
神界に行くのは、手続きがめんどい。
しかも今は、急いだ方がよさそうだ。
友達、私の助手に彼女の核を
迎えに行ってもらおう。

光の精霊王と闇の精霊王に
彼女の精神に入ってもらった。
たぶん、無事に神界に行けるだろう。

あー、早く済ませてのんびりしたい。
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