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第4話 ひらっちゃった⁈

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年齢に、おどろいたけど、
そう言えば、
美肌効果やプロポーションの事も 
希望したような?
手、すべすべ。ほっぺ、すべすべ。 
触り心地良し。
腰、細め。胸は大きい。
女装神様みたいな、
ハートマーク矢を飛ばして
話したくなるくらい、
すごくうれしいかも。
「女装神様 ありがとう」
そっと、心の中で 
叫んでみました。
なんだか喉、かわいてきたし
お腹すいてきたなあ。
ポーチに、便利な物、
入れてくれたみたいだけど…。
ゲームで、よくある 魔倉? 
収納が、すごいポーチ?
使い方わからない(泣)
喉乾いたから、水飲みたいなあ。
水魔法で、出せるよね?
目を閉じて
手のひらを上に、
水をイメージしてみた。
手のひらが、じんわり暖かい。
ひんやりした水の感触がしたので、
目を開けると、手のひらに、
水の球が、ふよふよ浮いていました。
「やったー。成功。」
バシャン
あっ 割れた(泣)
集中力、切れたからかな?
もう一度、チャレンジしてみよう。
よし。
気合いを入れ、水をイメージ。
入れ物、コップがなかったので
水の球に直接、口をつけて
飲んでみたら、すごく美味しい。
おもわず笑顔で 、ハートマークを
とばすいきおいだわ。
あっ。
女装神様のハートマーク飛ばし、
うつったかも。
森の中で 、このまま居ても
しょうがないわ。
人見知りするけど、
1人は、寂しいしお腹すいた。
私は、食料を探すため、
しばらく歩いていると、
川のそばで、
泣いてる赤ちゃんを発見。
赤ちゃん、ひらっちゃった。
そのままには、しておけないので、
抱っこしてみても、あやしても、
泣き止まない。
「あなたも、お腹すいちゃった?」

前世 51歳だった私は、
子どもいないし 
結婚もしなかった。
自分自身7歳の時 、
両親が事故で亡くなり、 
駆け落ちだった両親に、
親戚付き合いはなし。
児童保護施設で育ち。

義務教育終了後、働き出した為
家族の温かい生活は、わからない。
施設にいたので、小さい子どもの
お世話するのは、慣れていたから、
ひと通り、オムツ替えとかは
わかるはず。
でも、今現在、異世界。
赤ちゃんの首は、すわってるので、
生後3ヶ月は、たってるはず。
着替え、オムツ、ミルクなし。
どうしよう。
オムツ替えしなきゃね。
魔法で、汚れたオムツ、
洗浄できるかな?

異世界物の、小説や ゲームに 
ハマっていたので、
なんとなく、出来そうな 気がする。
よし。気合いを入れ、赤ちゃんの、
オムツを綺麗にしようとしてみた。
「あっ。男の子だ。」
赤ちゃんを、片手抱きをしながら、
右手に温かいお湯、産湯をイメージ。
赤ちゃんを、包み込むように、
水の球がふよふよ。
ついでに、おくるみ、服、
オムツなど、洗ってみました。

服などは風魔法で、スピード乾燥。
「すごい。魔法便利。」
ミルクはないけど、
赤ちゃんに水分補給。
自分のドレスの、
目立たない所を少し破り、
布に水を含ませ、赤ちゃんに、
吸わせてみると
泣き止んで、今では、スヤスヤ、
寝てくれました。
手足、小さくてかわいい。
赤ちゃんの手のひらに、
埋め込まれたような黒い石。
髪の毛や目も黒。一緒だ。

手のひらの石は気になるけど、
異世界だから、あたりまえかも。
子育てしてる、親御さんは、
すごいなあ。
泣き止まない時は、少しだけ、
あせったけど、寝顔は天使。かわいい。
癒されるわ。
とりあえず、よいしょ。
私は立ち上がり
赤ちゃんと私は、お水で空腹を、
ごまかして 、食料と今夜、
眠る場所探しする為
再び、川の流れに沿うように、
歩き出してみました。

早く、見つけなきゃ。
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