『完結・R18』公爵様は異世界転移したモブ顔の私を溺愛しているそうですが、私はそれになかなか気付きませんでした。

カヨワイさつき

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1、有名なセリフを言ってみた

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ドサッ。
ううっ!!
「……っ?!」
突然の衝撃に声を出せなかった。
いつのまにか寝ていたベンチから落ちたのかと思った。私、寝返りに失敗したの?
目を開けると、青々とした芝生っぽい草と高級感漂(ただよ)う靴、靴よね?
「何者だ?!」
「……。」
「さっさと答えろ!!女子どもだとしても容赦はしないぞ!!」
ヒヤリと冷たい感触が首元にした気がした。
キラっと光る物。
えっ、これってホンモノ…時代劇?
刀…あれ?ちがう、この感じヨーロッパっぽい剣?
洋風な剣かな?
大きくて太い……。
少し距離はあるけれど、ホンモノだとしたら私の首は簡単になくなりそう。
現実味ない出来事に頭が回らなかった。
「頭巾をかぶるあやしいやつ、動くな!!」
ず、頭巾?あっ、フード付きの…うっ!!
あれよあれよっという間に足と後ろでに手を拘束されてしまった。
手慣れた手付き。
腕や足を動かしたけど、これ解けないし痛い。
動かすたび締まる拘束具?
痛みがある夢?これ現実なの、そして私は
「殺されるの?」
「……お前次第だ。何が目的だ?」
目があった瞬間、澄んだ水のような色に声が出なかった。
顔はあまりあげれず目だけで男性を見た。
筋肉質な胸元がチラッとみえる身体が大きそうな男性。
足は私の顔より大きそう。
眠気で頭が回らない私は、相手がどういう立場の人かとか質問に答えてなかったとかわからなかった。
わからないから、思いついたセリフを言ってしまった。
「夢?ここはどこ?私は……(眠い)死ぬ……。」
まぶたが重い。
手足も縛られてるし、あっ、でも仕事行かなきゃ。
「……仕事。」
私はそのまま意識を失ってしまった。
私を拘束した人がかなり焦っていたのも気づかなかった。
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