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第一章 2人の約束
14、夕食の挨拶
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乳母のミークさん。
お世話係のハミラさん、カウビさん
ロイズさん。思わず"焼き肉"って
呟いたのがばれたのかな?
豪華な食堂の豪華なテーブルに豪華な料理。
ステーキ肉に、ハンバーグ?
一口大のカットされた肉や、
薄ーく切られサラダの上に乗ったお肉、
何のお肉はわからないけど、様々な
種類のお肉に色々なソース。
何人前だろうか?
湯気を立ててるものや、今、まさに
目の前で調理、仕上げされていく料理は
高級なホテルのバイキングさながらの
量と品数が取り揃えられていた。
美味しそうなパンやスープ各種、
あっ、枝豆っぽいのもある。
ビールと枝豆に、肉。最高かもしれない。
だけど、今の俺の状況は……。
ちょっと、恥ずかしいかもしれない。
壁際には料理人と思われる方や、
なぜか女装メイドさんたちが
ずらりと並んでいたのだ。
俺のすぐ近く、見える場所に
俺が離れたがらなかったからか
アベリアちゃんと、紹介されたばかりの
乳母のミークさん、お世話係のハミラさん、
カウビさん、ロイズさんがいた。
なんだかわがまま言ってしまったから
アベリアちゃんは寝ているのに、
皆、立たされたままだし、本当なら
部屋で休みながら仕事出来ていたかもしれない。
罪悪感を感じたのだ。
悪いから"休んで"と言っても、
「お気になさらず、お食事を楽しんで下さいませ。」
と笑顔で断られるのだ。
あれ、俺保育士なのに、赤ちゃんは
人任せで、何でナオクルさんのお膝の上に
座ってるんだろう?おかしい、変だよな?!
仕方なくソファーの様な座り心地が良さげな
椅子に俺も座ろうとしたが、なぜ…??
ナオクルさんにまた、お姫様抱っこされ
そのまま席に着いたのだった。
しかも王様、国王様の近く。
王様はもちろん誕生席で、その両脇に
向かい合う席になぜか、先程のヒューゴさん
という方が妊娠しているハルト様を
俺たちのように、膝の上に乗せていたのだ。
同じ状態のハルト様は、ヒューゴさんしか
見ていない気がした。
エッ?えっ~と、国王様の近くでは、
膝の上に誰かを乗せるのが当たり前なの?
うーん?
だけど、ヒューゴさんとハルト様、
妊娠中の新婚さんにしか見えない。
周りを気にせずイチャイチャしている
様にも見えるよ。
国王様の前で、そのすごいイチャイチャは
ありなんだ?!
その横には、マコト様。
目が合うとニッコリ笑ってくれた。
確か浄化の神子様でハルト様とマコト様は
同時召喚されたと聞いた。
可愛い感じの人だなぁ。
シューガー・ソリトル様、こちらは
初めて見る顔だったけどソリトル伯爵で
ソリトル領の領主だそうだ。
領主って知事とか市長とかそんな感じだったかな?
貴族は、公爵、侯爵、伯爵、子爵、
男爵だから、ソリトル伯爵ってわりと
すごい人?!
なんだか皆すごい人だし、そのすごい
人たちに囲まれてる俺は、違う意味で
すごいかもしれない。
ソリトル伯爵は少しふくよかな体型。
ギーニ・キサキー二さんは人族と
エルフ族の混血で、カナップ領で
ギルドマスターをしているお偉い方。
目は鋭いけど、柔和な表情だ。
今回の関係者と言われたけど、
食事しながらの打ち合わせらしい。
打ち合わせにしては、豪華すぎる料理だし、
部屋もここにいるメンバーも
顔面偏差率が高く、身分とやらも高い。
俺は完全に場違いの者だ。
ナオクルさんにお姫様抱っこされて
いなければ、きっと豪華なあれこれに
圧倒され、ひと口も食べれなかったかもしれない。
ここにいる全員、物語でしか
見た事がなかった身分だし、
重低音、癒されるナオクルさんの声で
紹介される方々に俺は、ガチガチに
緊張してしまった。
俺がここにいてもいいのかわからない。
王様、国王もいるよ~って感じで、
なんだかずっと、視線を感じる……。
んーっ、あれ?
ナオクルさんも総帥って呼ばれてたし、
この位置って、かなりの高貴なお方…だよね?!
俺、やはり…かなり場違い…だよね?
色々ことを考えていたら、
「さあ、食事を始めよう。」
わぁー、国王様の声もいいなぁ、って
国王様の、食事開始の声がした。
数日後に祝賀会とか言ってたけど、
仕事場の親睦会のように、"お偉いさん"の
挨拶やスピーチが長々と続くんだろなぁ……。
はあー。お昼にあんなに豪華な物たくさん
食べたし、緊張してるわりには
またお腹すいてきた……。
「手を合わせて、いただきます。」
「「「「「「いただきます。」」」」」」
「……!!」
えっ?ええっ?
食べ始めちゃってる?!
長々しい挨拶や、スピーチは?!
「カズミ、いただきます、は?」
「えっ?あっ?い、いただきます。」
慌てて、手を合わせて"いただきます"
って言ったら「よく、出来た。」
そーっと、頭に手を置いてポンポンしてくれたのだ。
なんだよー、この優しいナオクルさんは、
俺、子どもじゃないぞ!!
そう思うのに、不安が吹っ飛びそうなくらい
ナオクルさんの顔を見つめながら
俺はされるがまま、食べていたのだ。
この時、気づかなかったのだけど、
ナオクルさんの優しい柔らかな表情と
行動にこの場にいた全員、驚いていたのだ。
今まで声すら聞いた事がない人もたくさんいて
それどころか"総帥"という役職を知っていても
実在する事を知らない人も多く、"総帥"が
実在し動いている姿や、単語以外を話す
ナオクルさんに驚いていたらしい。
お世話係のハミラさん、カウビさん
ロイズさん。思わず"焼き肉"って
呟いたのがばれたのかな?
豪華な食堂の豪華なテーブルに豪華な料理。
ステーキ肉に、ハンバーグ?
一口大のカットされた肉や、
薄ーく切られサラダの上に乗ったお肉、
何のお肉はわからないけど、様々な
種類のお肉に色々なソース。
何人前だろうか?
湯気を立ててるものや、今、まさに
目の前で調理、仕上げされていく料理は
高級なホテルのバイキングさながらの
量と品数が取り揃えられていた。
美味しそうなパンやスープ各種、
あっ、枝豆っぽいのもある。
ビールと枝豆に、肉。最高かもしれない。
だけど、今の俺の状況は……。
ちょっと、恥ずかしいかもしれない。
壁際には料理人と思われる方や、
なぜか女装メイドさんたちが
ずらりと並んでいたのだ。
俺のすぐ近く、見える場所に
俺が離れたがらなかったからか
アベリアちゃんと、紹介されたばかりの
乳母のミークさん、お世話係のハミラさん、
カウビさん、ロイズさんがいた。
なんだかわがまま言ってしまったから
アベリアちゃんは寝ているのに、
皆、立たされたままだし、本当なら
部屋で休みながら仕事出来ていたかもしれない。
罪悪感を感じたのだ。
悪いから"休んで"と言っても、
「お気になさらず、お食事を楽しんで下さいませ。」
と笑顔で断られるのだ。
あれ、俺保育士なのに、赤ちゃんは
人任せで、何でナオクルさんのお膝の上に
座ってるんだろう?おかしい、変だよな?!
仕方なくソファーの様な座り心地が良さげな
椅子に俺も座ろうとしたが、なぜ…??
ナオクルさんにまた、お姫様抱っこされ
そのまま席に着いたのだった。
しかも王様、国王様の近く。
王様はもちろん誕生席で、その両脇に
向かい合う席になぜか、先程のヒューゴさん
という方が妊娠しているハルト様を
俺たちのように、膝の上に乗せていたのだ。
同じ状態のハルト様は、ヒューゴさんしか
見ていない気がした。
エッ?えっ~と、国王様の近くでは、
膝の上に誰かを乗せるのが当たり前なの?
うーん?
だけど、ヒューゴさんとハルト様、
妊娠中の新婚さんにしか見えない。
周りを気にせずイチャイチャしている
様にも見えるよ。
国王様の前で、そのすごいイチャイチャは
ありなんだ?!
その横には、マコト様。
目が合うとニッコリ笑ってくれた。
確か浄化の神子様でハルト様とマコト様は
同時召喚されたと聞いた。
可愛い感じの人だなぁ。
シューガー・ソリトル様、こちらは
初めて見る顔だったけどソリトル伯爵で
ソリトル領の領主だそうだ。
領主って知事とか市長とかそんな感じだったかな?
貴族は、公爵、侯爵、伯爵、子爵、
男爵だから、ソリトル伯爵ってわりと
すごい人?!
なんだか皆すごい人だし、そのすごい
人たちに囲まれてる俺は、違う意味で
すごいかもしれない。
ソリトル伯爵は少しふくよかな体型。
ギーニ・キサキー二さんは人族と
エルフ族の混血で、カナップ領で
ギルドマスターをしているお偉い方。
目は鋭いけど、柔和な表情だ。
今回の関係者と言われたけど、
食事しながらの打ち合わせらしい。
打ち合わせにしては、豪華すぎる料理だし、
部屋もここにいるメンバーも
顔面偏差率が高く、身分とやらも高い。
俺は完全に場違いの者だ。
ナオクルさんにお姫様抱っこされて
いなければ、きっと豪華なあれこれに
圧倒され、ひと口も食べれなかったかもしれない。
ここにいる全員、物語でしか
見た事がなかった身分だし、
重低音、癒されるナオクルさんの声で
紹介される方々に俺は、ガチガチに
緊張してしまった。
俺がここにいてもいいのかわからない。
王様、国王もいるよ~って感じで、
なんだかずっと、視線を感じる……。
んーっ、あれ?
ナオクルさんも総帥って呼ばれてたし、
この位置って、かなりの高貴なお方…だよね?!
俺、やはり…かなり場違い…だよね?
色々ことを考えていたら、
「さあ、食事を始めよう。」
わぁー、国王様の声もいいなぁ、って
国王様の、食事開始の声がした。
数日後に祝賀会とか言ってたけど、
仕事場の親睦会のように、"お偉いさん"の
挨拶やスピーチが長々と続くんだろなぁ……。
はあー。お昼にあんなに豪華な物たくさん
食べたし、緊張してるわりには
またお腹すいてきた……。
「手を合わせて、いただきます。」
「「「「「「いただきます。」」」」」」
「……!!」
えっ?ええっ?
食べ始めちゃってる?!
長々しい挨拶や、スピーチは?!
「カズミ、いただきます、は?」
「えっ?あっ?い、いただきます。」
慌てて、手を合わせて"いただきます"
って言ったら「よく、出来た。」
そーっと、頭に手を置いてポンポンしてくれたのだ。
なんだよー、この優しいナオクルさんは、
俺、子どもじゃないぞ!!
そう思うのに、不安が吹っ飛びそうなくらい
ナオクルさんの顔を見つめながら
俺はされるがまま、食べていたのだ。
この時、気づかなかったのだけど、
ナオクルさんの優しい柔らかな表情と
行動にこの場にいた全員、驚いていたのだ。
今まで声すら聞いた事がない人もたくさんいて
それどころか"総帥"という役職を知っていても
実在する事を知らない人も多く、"総帥"が
実在し動いている姿や、単語以外を話す
ナオクルさんに驚いていたらしい。
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