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第一章 2人の約束
29、初日
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マーチン・メルディ・リストン国王、
10周年記念…じゃなくてえ~と、
新リストン王国、建国祭10周年。
新王になってから前王が愚王だったため
かなり国が傾いたらしい。
浄化の神子のマコト様とハルト様は
この国に残り度々発生する瘴気を
浄化し、この国の国旗に神子の
契約獣となったドラーゴン・ゾーラを
(ドラゴンの一種と原種までいるらしい)
国旗のデザインに入れたそうだ。
あとは、税率も初年度はなし。
貴族階級も改めて見直され、徹底的に
整理されたのだった。
おかげてスッキリしたが、敵さんも
多くなったらしい……。
税は毎年見直されるとの約定のもとに、
2年ほどほぼ税はとらず、土壌改良をし
農作物と子どもの育成に力を入れたらしい。
5年目からはわずかながら税をとり、
無料の学問、読み書きに取り組んだそうだ。
たった10年たらずで今では、
この異世界一番の国力と国民の
識字率が高い国と呼ばれる様になった。
ドラゴンと神子に守られた国として
名をあげると同時にネタミや刺客、
呪詛付きのお祝いの品が多数送られてきたのだった。
予想はしていたものの、はるかに予想を
超えた祝いの品、イワク付きのモノの
選別に、呪詛返しや魔眼を使える者を
総動員したが、間に合わなかったのだ。
前日、お城内に瘴気が発生したのだ。
交代で休みを取っていたものの、品物の
選別をしていた者が、呪詛返しに失敗し
怪我を負ったそうだ。
各国からの賓客を前に、祝いの品を積んだ
馬車を放置出来ないため、ナオクルさんの
力を借りたと国王に言われたのだ。
ナオクルさんは、めんどくさそうだったが
しぶしぶ了承し、前日から未だに作業に
当たっているそうだ。
俺は、ナオクルさんと出席する予定だったので
ナオクルさん待ちだった。
暇を持て余していたし、祝賀会中は
赤ちゃんのアベリアちゃんは、
乳母のミークさんやお世話係の
ハミラさん、カウビさん、ロイズさんに
任す予定だから、今のうちに抱っこしたり
起きているアベリアちゃんとライトちゃんと
一緒に遊んでいたのだ。
「お着替え終わったし、今日も2人とも可愛いぞ。」
お世話係の3人はチラチラと俺たちに
視線を送りながら、目をあわすのと
微笑んでくれていた。洗濯物を片付けたり、
お部屋の備品や点検、お花を生けたり
お茶の準備などそれぞれ何かをしていたのだった。
乳母のミークさんも2人に授乳を終え
隣室で休憩中だった。
俺が居る時は、こんな感じで、
2人の赤ちゃんと俺のほのぼのタイムを満喫していた。
まだ、小さな2人を腕や膝に乗せカーテンが
かかった半日陰の窓際を陣取り、
ゆらゆらとリクライニングチェアで
いつも通りのんびりしていたのだ。
アベリアちゃんの紫色だった瞳は、
ナオクルさんの魔力の影響なのか
少しじつ色を変え赤紫になっていた。
髪の毛は、リナリアさん譲りの茶色の髪の毛で
少しクルクルした、天然パーマだった。
「♪アベリアちゃんはクーリクリ、
♪ライトちゃんは、お空のいーろ。
♪きれいだねー。」
呑気にテキトーに作った歌を歌いながら、
手を伸ばし俺は窓を内側から開けてしまったのだ。
カチャ。
ピシッ。
「いけません。カドゥミ様。」
「えっ?」
「カドゥミ様~、アベリア様、ライト様~。」
あれ?えっ?
な、なんだよこれ?
俺はアベリアちゃんとライトちゃんを
抱っこしたまま、暗闇に包まれたのだった。
遠くで、俺たちを呼ぶ声が聞こえていた。
10周年記念…じゃなくてえ~と、
新リストン王国、建国祭10周年。
新王になってから前王が愚王だったため
かなり国が傾いたらしい。
浄化の神子のマコト様とハルト様は
この国に残り度々発生する瘴気を
浄化し、この国の国旗に神子の
契約獣となったドラーゴン・ゾーラを
(ドラゴンの一種と原種までいるらしい)
国旗のデザインに入れたそうだ。
あとは、税率も初年度はなし。
貴族階級も改めて見直され、徹底的に
整理されたのだった。
おかげてスッキリしたが、敵さんも
多くなったらしい……。
税は毎年見直されるとの約定のもとに、
2年ほどほぼ税はとらず、土壌改良をし
農作物と子どもの育成に力を入れたらしい。
5年目からはわずかながら税をとり、
無料の学問、読み書きに取り組んだそうだ。
たった10年たらずで今では、
この異世界一番の国力と国民の
識字率が高い国と呼ばれる様になった。
ドラゴンと神子に守られた国として
名をあげると同時にネタミや刺客、
呪詛付きのお祝いの品が多数送られてきたのだった。
予想はしていたものの、はるかに予想を
超えた祝いの品、イワク付きのモノの
選別に、呪詛返しや魔眼を使える者を
総動員したが、間に合わなかったのだ。
前日、お城内に瘴気が発生したのだ。
交代で休みを取っていたものの、品物の
選別をしていた者が、呪詛返しに失敗し
怪我を負ったそうだ。
各国からの賓客を前に、祝いの品を積んだ
馬車を放置出来ないため、ナオクルさんの
力を借りたと国王に言われたのだ。
ナオクルさんは、めんどくさそうだったが
しぶしぶ了承し、前日から未だに作業に
当たっているそうだ。
俺は、ナオクルさんと出席する予定だったので
ナオクルさん待ちだった。
暇を持て余していたし、祝賀会中は
赤ちゃんのアベリアちゃんは、
乳母のミークさんやお世話係の
ハミラさん、カウビさん、ロイズさんに
任す予定だから、今のうちに抱っこしたり
起きているアベリアちゃんとライトちゃんと
一緒に遊んでいたのだ。
「お着替え終わったし、今日も2人とも可愛いぞ。」
お世話係の3人はチラチラと俺たちに
視線を送りながら、目をあわすのと
微笑んでくれていた。洗濯物を片付けたり、
お部屋の備品や点検、お花を生けたり
お茶の準備などそれぞれ何かをしていたのだった。
乳母のミークさんも2人に授乳を終え
隣室で休憩中だった。
俺が居る時は、こんな感じで、
2人の赤ちゃんと俺のほのぼのタイムを満喫していた。
まだ、小さな2人を腕や膝に乗せカーテンが
かかった半日陰の窓際を陣取り、
ゆらゆらとリクライニングチェアで
いつも通りのんびりしていたのだ。
アベリアちゃんの紫色だった瞳は、
ナオクルさんの魔力の影響なのか
少しじつ色を変え赤紫になっていた。
髪の毛は、リナリアさん譲りの茶色の髪の毛で
少しクルクルした、天然パーマだった。
「♪アベリアちゃんはクーリクリ、
♪ライトちゃんは、お空のいーろ。
♪きれいだねー。」
呑気にテキトーに作った歌を歌いながら、
手を伸ばし俺は窓を内側から開けてしまったのだ。
カチャ。
ピシッ。
「いけません。カドゥミ様。」
「えっ?」
「カドゥミ様~、アベリア様、ライト様~。」
あれ?えっ?
な、なんだよこれ?
俺はアベリアちゃんとライトちゃんを
抱っこしたまま、暗闇に包まれたのだった。
遠くで、俺たちを呼ぶ声が聞こえていた。
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