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第一章 2人の約束
31、危機
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はぁ~。また、俺……。
はぁ~……ここどこ?
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の
なかなかし夜をひとりかも寝む。
長~い夜を一人で寝る歌……。
……ナオクルさん。
長々しい夜だしさみしいし、一人カモーン、
一緒に寝ようぜ!!って…はぁ~。
気づいたら俺、この異世界に来て
はじめてのひとり寝だ。。
いつもはナオクルさんと一緒に寝ている。
ただ寝ているだけ。添い寝。
……1人は寂しい。
ため息ばかりつくと幸せが逃げてしまうって
言うけど、この状態ではため息しか出ないよ…。
目覚めると絶対絶命、いわゆる
かなりピンチ?!
俺、縛られてる!!
服はそのままだし、仰向けなんだけど、
コレは、その…あの有名な独特のプレイを
する時の亀甲縛り?とかいう、
SMプレイ時の縛り方?
両足や両腕は痛くないように、ゆとりある
縛り方?されてるけど、これはこれで
逃げれないし、解けない。
縄抜けの技も取得してないし
俺は、マジでお手上げです。
仕方なくため息つきながら、
古びた木の天井と睨めっこ。
多少なら左右に身体を捻れます状態。
神様、仏様、キチマリーチェ女神様
その他色々な神様~誰か、助けてぇー!!
キチマリーチェ女神様は、もともとが
エロゲーらしいけど、ボンキュボンな
すご~くセクシーな女神様だ。
エロゲーのダンスシーンは、
もう鼻血や色々体液が出やすいので
ティッシュが必要らしい。
毎月買ってる月間コミック誌の
お気に入り漫画に出てくる女神様。
お願い事する時は、お供え物をして
お願い事をエッチなセリフ風に
言い換えなければいけない
元エロゲーらしい漫画だった。
御供物も丸いもの2つと棒状のもの、
具体的に言うとみかん、バナナ、みかん、
おでんなら、がんもどき、ウインナー、
がんもどきの順番だ。
いわゆる、男性の大事なアレを形状化している。
セクシーな女神様、キチマリーチェ女神様が
降臨すると、お供物の棒状のナニから
食べ始めるのだ。
やばい、俺こんな時にナニ思い出してるだろう……。
男はエロいのが当たり前という
独特な考えというか、なんだろう……。
この縛り方をする相手がヤバイ
プレイを強要されたら、俺は…終わりだ。
あの時…徐々に思い出してきた。
俺はあの時、窓を開けた瞬間、黒い何かに
包まれて…あっ、アベリアちゃんと
ライトちゃん…いない!!
どこ?!無事なのか?!
身体をひねり狭そうな部屋を見るが
ここにはいない…うそだ、俺が
抱っこしてたのに、なぜ?
神様、仏様、キチマリーチェ女神様、
たくさんの神様~お願い!!
俺の身体好きにしていいから、
アベリアちゃんとライトちゃんを
助けて!!
ガタッ、ガタッ。
ガチャ、ガチャ、カチッ。
取ってつけが悪そうな気のドアが
ギィーと不気味な音を立てて3人の
男が入ってきた。
ドアの向こうに複数いるようだ。
「黒目黒髪が神子以外にもいたのか……。」
「……。」
「失敗したって言ったから、お仕置き
してあげようと思ったが、これはこれで、
ご褒美をあげなきゃな、ねっ、スルスパパ。」
「ハハハっ、そうだな。ヤルッスも
同じ事思ったんだな。さすが、
ワシの子だ。」
「スルスパパ、失敗は"性行"の元ってね。」
「お前の性行、最近激しいから、
この華奢な身体を壊したらダメだから、
まずはじっくりとワシからじゃ。」
「えー、スルスパパずるいよ。」
「お前は、先に影にご褒美をやれ。」
「は~い、スルスパパ。」
なっ、な、なんなんだ、このバカな親子!!
影ってあの、俺たちをさらった。
「お、俺の赤ちゃんたちはどこだ?」
「おっ、声もなかなか可愛いな。」
「おい!!話聞けよ!!俺の赤ちゃんたちは……。」
「赤ちゃん?それも黒髪なら育てて、
教育すれば……。」
ニヤケついた父親らしき人物は、
そう言いながら俺に近づいてきたのだ。
ガチャ。
エッ?!何これ?何つけられたの?まさか……。
「フッフッ。その色で正解だったな。」
「ウッ。ウッ、ウッ…くそっこいつ、
オイ、俺様がせっかくご褒美やってるのに、
濡れてないじゃないか、仕方がないから、
これで、潤い与えてやるよ。」
「………。」
影と呼ばれた男性は、ヤルッスと
呼ばれてる男性にナニをお尻の穴に
突っ込まれかけている。
覆面をしているから、表情はわからないが
しぶしぶ命令に従わされているように見えた。
いかにも怪しい瓶から、トロッと
垂らされた液体がお尻にかけられていた。
たぶん、媚薬。
「ふふふ、お前もすぐ気持ちよくしてやろう。
赤い首輪と痛くないように、これも
つけてあげよう。ありがたく思え。」
「……んんっ、んんー(いやだ、やめろー!!)。」
グチュ、グチュ。
はぁ~……ここどこ?
あしびきの山鳥の尾のしだり尾の
なかなかし夜をひとりかも寝む。
長~い夜を一人で寝る歌……。
……ナオクルさん。
長々しい夜だしさみしいし、一人カモーン、
一緒に寝ようぜ!!って…はぁ~。
気づいたら俺、この異世界に来て
はじめてのひとり寝だ。。
いつもはナオクルさんと一緒に寝ている。
ただ寝ているだけ。添い寝。
……1人は寂しい。
ため息ばかりつくと幸せが逃げてしまうって
言うけど、この状態ではため息しか出ないよ…。
目覚めると絶対絶命、いわゆる
かなりピンチ?!
俺、縛られてる!!
服はそのままだし、仰向けなんだけど、
コレは、その…あの有名な独特のプレイを
する時の亀甲縛り?とかいう、
SMプレイ時の縛り方?
両足や両腕は痛くないように、ゆとりある
縛り方?されてるけど、これはこれで
逃げれないし、解けない。
縄抜けの技も取得してないし
俺は、マジでお手上げです。
仕方なくため息つきながら、
古びた木の天井と睨めっこ。
多少なら左右に身体を捻れます状態。
神様、仏様、キチマリーチェ女神様
その他色々な神様~誰か、助けてぇー!!
キチマリーチェ女神様は、もともとが
エロゲーらしいけど、ボンキュボンな
すご~くセクシーな女神様だ。
エロゲーのダンスシーンは、
もう鼻血や色々体液が出やすいので
ティッシュが必要らしい。
毎月買ってる月間コミック誌の
お気に入り漫画に出てくる女神様。
お願い事する時は、お供え物をして
お願い事をエッチなセリフ風に
言い換えなければいけない
元エロゲーらしい漫画だった。
御供物も丸いもの2つと棒状のもの、
具体的に言うとみかん、バナナ、みかん、
おでんなら、がんもどき、ウインナー、
がんもどきの順番だ。
いわゆる、男性の大事なアレを形状化している。
セクシーな女神様、キチマリーチェ女神様が
降臨すると、お供物の棒状のナニから
食べ始めるのだ。
やばい、俺こんな時にナニ思い出してるだろう……。
男はエロいのが当たり前という
独特な考えというか、なんだろう……。
この縛り方をする相手がヤバイ
プレイを強要されたら、俺は…終わりだ。
あの時…徐々に思い出してきた。
俺はあの時、窓を開けた瞬間、黒い何かに
包まれて…あっ、アベリアちゃんと
ライトちゃん…いない!!
どこ?!無事なのか?!
身体をひねり狭そうな部屋を見るが
ここにはいない…うそだ、俺が
抱っこしてたのに、なぜ?
神様、仏様、キチマリーチェ女神様、
たくさんの神様~お願い!!
俺の身体好きにしていいから、
アベリアちゃんとライトちゃんを
助けて!!
ガタッ、ガタッ。
ガチャ、ガチャ、カチッ。
取ってつけが悪そうな気のドアが
ギィーと不気味な音を立てて3人の
男が入ってきた。
ドアの向こうに複数いるようだ。
「黒目黒髪が神子以外にもいたのか……。」
「……。」
「失敗したって言ったから、お仕置き
してあげようと思ったが、これはこれで、
ご褒美をあげなきゃな、ねっ、スルスパパ。」
「ハハハっ、そうだな。ヤルッスも
同じ事思ったんだな。さすが、
ワシの子だ。」
「スルスパパ、失敗は"性行"の元ってね。」
「お前の性行、最近激しいから、
この華奢な身体を壊したらダメだから、
まずはじっくりとワシからじゃ。」
「えー、スルスパパずるいよ。」
「お前は、先に影にご褒美をやれ。」
「は~い、スルスパパ。」
なっ、な、なんなんだ、このバカな親子!!
影ってあの、俺たちをさらった。
「お、俺の赤ちゃんたちはどこだ?」
「おっ、声もなかなか可愛いな。」
「おい!!話聞けよ!!俺の赤ちゃんたちは……。」
「赤ちゃん?それも黒髪なら育てて、
教育すれば……。」
ニヤケついた父親らしき人物は、
そう言いながら俺に近づいてきたのだ。
ガチャ。
エッ?!何これ?何つけられたの?まさか……。
「フッフッ。その色で正解だったな。」
「ウッ。ウッ、ウッ…くそっこいつ、
オイ、俺様がせっかくご褒美やってるのに、
濡れてないじゃないか、仕方がないから、
これで、潤い与えてやるよ。」
「………。」
影と呼ばれた男性は、ヤルッスと
呼ばれてる男性にナニをお尻の穴に
突っ込まれかけている。
覆面をしているから、表情はわからないが
しぶしぶ命令に従わされているように見えた。
いかにも怪しい瓶から、トロッと
垂らされた液体がお尻にかけられていた。
たぶん、媚薬。
「ふふふ、お前もすぐ気持ちよくしてやろう。
赤い首輪と痛くないように、これも
つけてあげよう。ありがたく思え。」
「……んんっ、んんー(いやだ、やめろー!!)。」
グチュ、グチュ。
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