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13、オレオールの兄夫婦
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「うっ、うぅぅぅんっっはぁ~んっ
っっんっ、はあ~はぁぁあ"あ"あ"あぁ!!!」
公爵邸に突如、叫び声が上がった。
「奥様!奥様!落ち着いて下さい!!
息を、息を鼻から吸って、口から……。」
使用人や治癒士、そして医師たちの
声を何度もさえぎり叫び声は続いた。
「あ"あ"あ"あぁ!!!無理ぃ~痛ぁぁ~!!」
ハーフン公爵家の次期公爵である
フェニーチェ29歳は、この世界では
珍しく次期公爵夫人であるマリー21歳の
立ち会い出産の現場にいた。
マリーの叫び声は公爵邸を揺るがす程であった。
出産の痛みに叫ぶ妻の手を握ると
が弱く可憐なマリーのどこにそんな力が
あったのかわからない程、手を握り返されたのだ。
「マッ、マリーィイッ痛いだろうが
私がぁ…がはっ、ついてる、か…ら……。」
ゴリッ、グキッ、ぴしっ
「ングっ。」
夫である次期公爵フェニーチェは耐えた。
「ああぁぁぁ!!!」
妻であるマリーは2回目の出産を
涙を流しながら頑張っていた。
「奥様、旦那様もう少しです。息を吸って、
はい、息止めて!」
「う"ううぅあ"あ"あ"ぁぁぁぁ!!」
……息を止めないまま叫んでいた。
**
***しばらくお待ち下さい***
**
「んぎゃああああぁぁぁぁ~!」
どぉぉぉんんん!!
マリー夫人が子どもを産み出した後
産声が上がった瞬間、ものすごい衝撃が
公爵邸を包みこんだ。
今まで感じたことが無い程の
高魔力を感じた公爵邸の皆は恐怖した。
生まれたばかりの子どもも
無事出産を終えたマリー夫人も
どちらも元気だった事が、立ち会った
メンバーの不安を薄くしたのだった。
ただ、夫であるフェニーチェの右手は
マリー夫人の握力の影響で、
複雑骨折していた。
治癒士にマリー夫人とフェニーチェの
右手に回復魔法をかけてもらったのだった。
人払いした後、異常な魔力をすぐさま
内密に調べようとしたフェニーチェは、
魔法で手紙を飛ばし、子どもが生まれた事と
魔道具を使用したい事を伝えた。
すぐさま返信されて来たと同時に
フェニーチェの執務室のドアがノックされた。
公爵の当主である父に直接許可をもらい
公爵邸にあるご先祖様が作った魔道具
(魔力と属性を調べる魔道具)を公爵邸の最奥にある
宝物庫から取り出した。
なぜか父母まで一緒に付いて来たのだが、
すやすや眠る産まれたばかりの小さな手を
魔道具である水晶に近づけただけなのに
反応した。水晶部分が黒くきらめいた。
闇属性の高い魔力をもつ女の子が誕生したのだった。
聖属性と真逆で闇属性も珍しい属性なのだが
過去に幾度となく闇属性を悪用する者が多く
闇属性のイメージは悪かった。
しかも精神作用もある聖属性と闇属性は
気が弱いと自滅しす属性にのみこまれやすい為
危険視されていた。
その為、産まれたばかりの赤子でも
親から引き離され、闇属性を持つ者は
国管理となり王宮に軟禁されるのが
ほとんどだった。
聖属性は教会での軟禁、実質どちらの
珍しい属性を持つ者はほぼほぼ監禁状態での
暮らしを強要されるのだった。
他の属性も念入りに調べると風?と火も
闇属性に埋もれるかのようにわずかな
反応を示していた。
父母は2人目の孫に喜んでくれたものの
フェニーチェ同等、子どもの属性に
頭を悩ませる事になってしまった。
「闇に火とたぶん風?ふっ、ははは……。」
フェニーチェの呟いた声は、執務室に
ひっそりと消えていった。
3つの属性、それぞれ良いところもあるが
万が一それらを組み合わせると
恐ろしい魔法になってしまう。
国に報告しなければならないが
国に我が子を取られたくない。
フェニーチェとマリーそして
現公爵である父と公爵夫人である母は
頭を悩ませていた。
「5歳の儀式まで属性魔法と魔力の事に対して
箝口令(かんこうれい)をしく。
破った者には厳しい沙汰をする。」
公爵邸の使用人、医師、治癒士などに
誓約書を書いてもらった。
この世界ではよほどの事がない限り
5歳で初めて教会で魔力と属性鑑定を
するのであった。
公爵邸にある鑑定機能付きの水晶玉は
歴代のご先祖様が自作した魔道具だった。
普段は透き通った水晶玉が、向こう側が
見えない程の黒に染まってしまったのと、
火を表す赤、風を表すような緑色に似た色が
あったのだ。
名前はレイラと名付けられた。
レイラの誕生とほぼ同時刻に
テルの両親がテルをこの世界に召喚
した衝撃の影響だったのだが、公爵邸にいた
フェニーチェたちは我が子誕生、そして
魔力と属性の衝撃だと思っていた。
実際には多少なりに影響はあったのだが……。
テルの両親が集めた魔石が事のほか
多すぎた為、テルに吸収されきれなかった
魔石の幾つかがレイラに吸収されたのだった。
フェニーチェは翌朝、商人・商業ギルドに
出向いた。親友であり同じ公爵の息子という
ドゥペール・イーチ・ナッナ(直樹・なおき)
副ギルド長に会いに行った。
「久しぶりだな、フェニーチェ。」
「あぁ、久しぶりドゥペール。」
「どしたんだ?元気がないと言うより
なんだかお疲れ…いや、寝不足か?」
子どもが産まれた事と、妻の出産時の
凄まじい握力で右手を複雑骨折した事などを
交えて話した。子どもの属性の事は伏せた。
学生時代の頃より、ドゥペールの言葉は
基本的には共通語(標準語)だったが
親しい者や友人たちには微妙に
イントネーションが違う言葉を話していた。
ナッナ公爵も王都に居を構えているし
領地も共通語のはずなのに、2人で話す時
"それはあかんやろ!"とか"アホやなぁ"と
たまに違和感ある話し方になるのだった。
ドゥペールは真剣な顔をした。
「フェニーチェ、子どもの誕生
母子ともに無事だった事、お祝い
申し上げる。おめでとう。」
「ありがとうドゥペール。」
パシュッ。
ドゥペールが片手を上げ、人払いと同時に
部屋に防音魔法がかけられた。
「ところで昨日、この王都だけと
ちゃうんやけどな…まだ不確ちゅうのも
あるんやけど、なんやわからんけど
国全体を覆うようなえっらいごっつぅ
高魔力を感じたちゅーもんがな
全国のあちこちでウジャウジャ
めんど~なほどおるっちゅう
報告が上がってきてるんやけどな。」
「……。」
フェニーチェは黙り込んでしまった。
「まぁフェニーチェんとこは
それどころじゃなさそうやけど……。
王都、いや国全体の事とかも
ついでに気になるやろうけど…
まぁ、うーっなんやぁ安心しぃんや!
フェニーチェんとこの子どもが
原因とはまだ言いきれへんけどな
もしフェニーチェんとこの子が、
すんっごいえっらい高い魔力の
持ち主やとしたら産まれた瞬間やけど、
奥さんの命の危険とか、
あとは部屋にひび割れや破壊、
または子ども自身とかテーブルやイスとかが
ぷかぷかぁって一人でに浮かぶっちゅう
浮遊魔法状態っとかそんな現象事例が、
過去にいくつか報告されてるねん。」
「……。」
「いずれかの該当項目あるんかー?」
フェニーチェは頭をブンブン振った。
「……しゃーないなぁ、今なら材料費プラス
めっちゃごっつい美味しいステーキ肉
おごってくれるんやったら
俺の趣味程度なんやけど
俺様特製の魔道具作ちゃるでぇ。」
ニヤリとドゥペールは笑った。
「あ、ありがとう。ドゥペール!!
でも、忙しいんじゃないのか?」
「大丈夫やって。普段からうちのあのギルド長
(デトロワ・オレオールの兄)が隣の
冒険者ギルド長(マルチダ)んとこに
通い詰めとるから、たまにはこっちも
自分の仕事を押し付け返しちゃるから
安心しいや。ふっ、久しぶりに集中して
自分の"趣味"を優先しちゃるさかい
楽しみにちょい待っててな。」
にっこり笑っていたが目が笑っていなかった。
「あ、ありがとう……。」
「めっちゃ美味しいステーキ肉のお店
よろしく、なっ!」
「あぁ。」
2日後、自ら作り上げた魔道具を
出産祝いと称してプレゼントしたドゥペールだった。
渡し場所は、王都で有名なビックリするほど
めっちゃ美味しいステーキ肉やハンバーグを
提供するお店だった。
魔力をコントロールする魔道具。
名称:魔力コントローラー、
魔ぁコン"くるみちゃん"
小さな赤ちゃん~子ども向け
くるみボタンの様な魔石型魔道具。
過剰な魔力を吸収する事ができる魔道具。
名称:魔力変換機能付き"キューちゃん"
付属品として、空っぽの魔石も
数十個を渡した。
過剰な魔力を変換し生活魔法や
魔力コントロール用の、ボタン型の
魔道具に魔力を移す事も出来る優れ物だった。
ついでのついでに特許申請もしたのだった。
デトロワ(オレオールの兄)はここ数日間
書類がやたらと多いのが気になったが、
黙々と仕事をこなし毎日の日課となってる
冒険者ギルド長マルチダの見守りを
するのだった。
ドゥペールは自分の仕事、2日分の書類を
日付順にわけ、約5日のデトロワの書類に
こっそり紛れこませたのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*平民は基本的な生活魔法、
又は初級魔法が使える。
*貴族以上は、生活魔法に攻撃魔法や
防御魔法など2つ程度の魔法が使える者が多い。
3つ以上の魔法、攻撃魔法、防御魔法、
回復魔法、補助魔法、支援魔法など。
**プチ人物設定**
☆フェニーチェ 29歳
オレオールの1番上の兄
ハーフン家次期公爵
☆マリー 21歳
フェニーチェの妻
ハーフン家次期公爵夫人
☆テオドール 3歳
オレオールの甥っ子
フェニーチェとエリーの子
☆レイラ 0歳
オレオールの姪っ子
フェニーチェとエリーの子
テルが召喚された日生まれた子ども
闇、火、風?を持つ子ども
っっんっ、はあ~はぁぁあ"あ"あ"あぁ!!!」
公爵邸に突如、叫び声が上がった。
「奥様!奥様!落ち着いて下さい!!
息を、息を鼻から吸って、口から……。」
使用人や治癒士、そして医師たちの
声を何度もさえぎり叫び声は続いた。
「あ"あ"あ"あぁ!!!無理ぃ~痛ぁぁ~!!」
ハーフン公爵家の次期公爵である
フェニーチェ29歳は、この世界では
珍しく次期公爵夫人であるマリー21歳の
立ち会い出産の現場にいた。
マリーの叫び声は公爵邸を揺るがす程であった。
出産の痛みに叫ぶ妻の手を握ると
が弱く可憐なマリーのどこにそんな力が
あったのかわからない程、手を握り返されたのだ。
「マッ、マリーィイッ痛いだろうが
私がぁ…がはっ、ついてる、か…ら……。」
ゴリッ、グキッ、ぴしっ
「ングっ。」
夫である次期公爵フェニーチェは耐えた。
「ああぁぁぁ!!!」
妻であるマリーは2回目の出産を
涙を流しながら頑張っていた。
「奥様、旦那様もう少しです。息を吸って、
はい、息止めて!」
「う"ううぅあ"あ"あ"ぁぁぁぁ!!」
……息を止めないまま叫んでいた。
**
***しばらくお待ち下さい***
**
「んぎゃああああぁぁぁぁ~!」
どぉぉぉんんん!!
マリー夫人が子どもを産み出した後
産声が上がった瞬間、ものすごい衝撃が
公爵邸を包みこんだ。
今まで感じたことが無い程の
高魔力を感じた公爵邸の皆は恐怖した。
生まれたばかりの子どもも
無事出産を終えたマリー夫人も
どちらも元気だった事が、立ち会った
メンバーの不安を薄くしたのだった。
ただ、夫であるフェニーチェの右手は
マリー夫人の握力の影響で、
複雑骨折していた。
治癒士にマリー夫人とフェニーチェの
右手に回復魔法をかけてもらったのだった。
人払いした後、異常な魔力をすぐさま
内密に調べようとしたフェニーチェは、
魔法で手紙を飛ばし、子どもが生まれた事と
魔道具を使用したい事を伝えた。
すぐさま返信されて来たと同時に
フェニーチェの執務室のドアがノックされた。
公爵の当主である父に直接許可をもらい
公爵邸にあるご先祖様が作った魔道具
(魔力と属性を調べる魔道具)を公爵邸の最奥にある
宝物庫から取り出した。
なぜか父母まで一緒に付いて来たのだが、
すやすや眠る産まれたばかりの小さな手を
魔道具である水晶に近づけただけなのに
反応した。水晶部分が黒くきらめいた。
闇属性の高い魔力をもつ女の子が誕生したのだった。
聖属性と真逆で闇属性も珍しい属性なのだが
過去に幾度となく闇属性を悪用する者が多く
闇属性のイメージは悪かった。
しかも精神作用もある聖属性と闇属性は
気が弱いと自滅しす属性にのみこまれやすい為
危険視されていた。
その為、産まれたばかりの赤子でも
親から引き離され、闇属性を持つ者は
国管理となり王宮に軟禁されるのが
ほとんどだった。
聖属性は教会での軟禁、実質どちらの
珍しい属性を持つ者はほぼほぼ監禁状態での
暮らしを強要されるのだった。
他の属性も念入りに調べると風?と火も
闇属性に埋もれるかのようにわずかな
反応を示していた。
父母は2人目の孫に喜んでくれたものの
フェニーチェ同等、子どもの属性に
頭を悩ませる事になってしまった。
「闇に火とたぶん風?ふっ、ははは……。」
フェニーチェの呟いた声は、執務室に
ひっそりと消えていった。
3つの属性、それぞれ良いところもあるが
万が一それらを組み合わせると
恐ろしい魔法になってしまう。
国に報告しなければならないが
国に我が子を取られたくない。
フェニーチェとマリーそして
現公爵である父と公爵夫人である母は
頭を悩ませていた。
「5歳の儀式まで属性魔法と魔力の事に対して
箝口令(かんこうれい)をしく。
破った者には厳しい沙汰をする。」
公爵邸の使用人、医師、治癒士などに
誓約書を書いてもらった。
この世界ではよほどの事がない限り
5歳で初めて教会で魔力と属性鑑定を
するのであった。
公爵邸にある鑑定機能付きの水晶玉は
歴代のご先祖様が自作した魔道具だった。
普段は透き通った水晶玉が、向こう側が
見えない程の黒に染まってしまったのと、
火を表す赤、風を表すような緑色に似た色が
あったのだ。
名前はレイラと名付けられた。
レイラの誕生とほぼ同時刻に
テルの両親がテルをこの世界に召喚
した衝撃の影響だったのだが、公爵邸にいた
フェニーチェたちは我が子誕生、そして
魔力と属性の衝撃だと思っていた。
実際には多少なりに影響はあったのだが……。
テルの両親が集めた魔石が事のほか
多すぎた為、テルに吸収されきれなかった
魔石の幾つかがレイラに吸収されたのだった。
フェニーチェは翌朝、商人・商業ギルドに
出向いた。親友であり同じ公爵の息子という
ドゥペール・イーチ・ナッナ(直樹・なおき)
副ギルド長に会いに行った。
「久しぶりだな、フェニーチェ。」
「あぁ、久しぶりドゥペール。」
「どしたんだ?元気がないと言うより
なんだかお疲れ…いや、寝不足か?」
子どもが産まれた事と、妻の出産時の
凄まじい握力で右手を複雑骨折した事などを
交えて話した。子どもの属性の事は伏せた。
学生時代の頃より、ドゥペールの言葉は
基本的には共通語(標準語)だったが
親しい者や友人たちには微妙に
イントネーションが違う言葉を話していた。
ナッナ公爵も王都に居を構えているし
領地も共通語のはずなのに、2人で話す時
"それはあかんやろ!"とか"アホやなぁ"と
たまに違和感ある話し方になるのだった。
ドゥペールは真剣な顔をした。
「フェニーチェ、子どもの誕生
母子ともに無事だった事、お祝い
申し上げる。おめでとう。」
「ありがとうドゥペール。」
パシュッ。
ドゥペールが片手を上げ、人払いと同時に
部屋に防音魔法がかけられた。
「ところで昨日、この王都だけと
ちゃうんやけどな…まだ不確ちゅうのも
あるんやけど、なんやわからんけど
国全体を覆うようなえっらいごっつぅ
高魔力を感じたちゅーもんがな
全国のあちこちでウジャウジャ
めんど~なほどおるっちゅう
報告が上がってきてるんやけどな。」
「……。」
フェニーチェは黙り込んでしまった。
「まぁフェニーチェんとこは
それどころじゃなさそうやけど……。
王都、いや国全体の事とかも
ついでに気になるやろうけど…
まぁ、うーっなんやぁ安心しぃんや!
フェニーチェんとこの子どもが
原因とはまだ言いきれへんけどな
もしフェニーチェんとこの子が、
すんっごいえっらい高い魔力の
持ち主やとしたら産まれた瞬間やけど、
奥さんの命の危険とか、
あとは部屋にひび割れや破壊、
または子ども自身とかテーブルやイスとかが
ぷかぷかぁって一人でに浮かぶっちゅう
浮遊魔法状態っとかそんな現象事例が、
過去にいくつか報告されてるねん。」
「……。」
「いずれかの該当項目あるんかー?」
フェニーチェは頭をブンブン振った。
「……しゃーないなぁ、今なら材料費プラス
めっちゃごっつい美味しいステーキ肉
おごってくれるんやったら
俺の趣味程度なんやけど
俺様特製の魔道具作ちゃるでぇ。」
ニヤリとドゥペールは笑った。
「あ、ありがとう。ドゥペール!!
でも、忙しいんじゃないのか?」
「大丈夫やって。普段からうちのあのギルド長
(デトロワ・オレオールの兄)が隣の
冒険者ギルド長(マルチダ)んとこに
通い詰めとるから、たまにはこっちも
自分の仕事を押し付け返しちゃるから
安心しいや。ふっ、久しぶりに集中して
自分の"趣味"を優先しちゃるさかい
楽しみにちょい待っててな。」
にっこり笑っていたが目が笑っていなかった。
「あ、ありがとう……。」
「めっちゃ美味しいステーキ肉のお店
よろしく、なっ!」
「あぁ。」
2日後、自ら作り上げた魔道具を
出産祝いと称してプレゼントしたドゥペールだった。
渡し場所は、王都で有名なビックリするほど
めっちゃ美味しいステーキ肉やハンバーグを
提供するお店だった。
魔力をコントロールする魔道具。
名称:魔力コントローラー、
魔ぁコン"くるみちゃん"
小さな赤ちゃん~子ども向け
くるみボタンの様な魔石型魔道具。
過剰な魔力を吸収する事ができる魔道具。
名称:魔力変換機能付き"キューちゃん"
付属品として、空っぽの魔石も
数十個を渡した。
過剰な魔力を変換し生活魔法や
魔力コントロール用の、ボタン型の
魔道具に魔力を移す事も出来る優れ物だった。
ついでのついでに特許申請もしたのだった。
デトロワ(オレオールの兄)はここ数日間
書類がやたらと多いのが気になったが、
黙々と仕事をこなし毎日の日課となってる
冒険者ギルド長マルチダの見守りを
するのだった。
ドゥペールは自分の仕事、2日分の書類を
日付順にわけ、約5日のデトロワの書類に
こっそり紛れこませたのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*平民は基本的な生活魔法、
又は初級魔法が使える。
*貴族以上は、生活魔法に攻撃魔法や
防御魔法など2つ程度の魔法が使える者が多い。
3つ以上の魔法、攻撃魔法、防御魔法、
回復魔法、補助魔法、支援魔法など。
**プチ人物設定**
☆フェニーチェ 29歳
オレオールの1番上の兄
ハーフン家次期公爵
☆マリー 21歳
フェニーチェの妻
ハーフン家次期公爵夫人
☆テオドール 3歳
オレオールの甥っ子
フェニーチェとエリーの子
☆レイラ 0歳
オレオールの姪っ子
フェニーチェとエリーの子
テルが召喚された日生まれた子ども
闇、火、風?を持つ子ども
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