【完結】テルの異世界転換紀?!転がり落ちたら世界が変わっていた。

カヨワイさつき

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14、オレオールのトリップ

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私の名は、オレオール・ノア・ハーフン
25歳、フェーリス国の騎士であり
ハーフン公爵の三男である。
あの日、騎士団合同の遠征時の出来事を
今でも忘れられなかった。
あの時、なぜわからなかったんだろうかと
何度も後悔した。
そして私は、なぜ?またここに
戻ってしまったんだろうか?
願うならまたテルのそばに戻りたい。

半年に一度の割合で行われる 
騎士団合同の魔物討伐の遠征での出来事だった。
国境ギリギリに魔の森があり、魔物の
大量発生(スタンピート)を防ぐ為と
騎馬隊と馬車で編成を組み
主要人物の護衛に見立てた訓練をも
兼ねた遠征をしていた。
近衛騎士を除いた約3分の1を残し
私が在籍している赤騎士から黒騎士までで
5人編成が基本、見習いと学生騎士である
紺騎士は勉強を兼ねての雑用や
調理などをする為同行していた。
いつもなら魔の森の入り口付近で
魔物を狩るのだが、少し入り込んだ場所にも
魔物が見当たらなかった。
さすがにおかしいと思いスタンピートの
前兆かと思い、魔の森の入り口に戻り
各騎士団の団長たちが話し合っていた。
小隊長であった私は素早く食事を済ませた後
辺りを警戒しながら見回りしていた。
その時、足を踏み外したと思ったら
浮遊感を感じ軽く意識を飛ばしたかもしれない。
一瞬のようで一瞬じゃなかったかもしれない。
気づけば見慣れない広場があった。
そこにはきれいな放物線状に
さまざまな色の光で水を照らしていた。
幻想的な景色に思わず見惚れてしまった。
これは小規模な池?それとも大きな噴水
なのかはわからないが、何人の魔術師で
この光と水を作り上げているのだろうか。
魔法や魔術をこのように利用するとは
すごい所なんだと感心した。しかも
夜なのに、やたらと明るい光があり
どこからか聞き慣れない賑やかな
音楽まで聞えていた。
言葉はわからないが、演奏者もいないのに
明るく光る不思議な建物から
歌声と楽器を奏でる音が聞こえた。
驚きの連続なのだが、またもや
しばらく呆然としてしまった。
しばらく立っていると、やたらと
可愛い子と目が合った。
自然と人目をひくその可愛い子は
ズボンを履いているから男の子だろうか?
それにしてもこんな夜に小さな子が
一人で大丈夫なんだろうか?
悪いヤツにさらわれてしまう。
親や保護者は何をしているんだ!と
なぜか見ぬ親や保護者に怒りが
込み上げてきた。
さりげなさを装いながらも、その子を
観察していたが、カバンから
ブランケットを出しベンチで
眠ってしまった。
危機感を感じていないのか?!
それともこの子はかなり強いのか?
いや、強そうには見えないしスキだらけだ。
もう少し近づけば気配を感じるだろうか?
無意識にじわじわと距離をつめたが
すやすやと寝息が聞こえてきた。
どうやら完全に眠ってしまっているようだ。
魔物がいるかもしれないのに、なぜ
こんな所で眠ってるんだ?
夜に何の対策もせずこんな場所で
眠ってしまっても大丈夫なのか?
万が一危なければ私が魔物を
退治すれば良いか、色々考えた結果
そこに落ち着いた。
そして、あどけない無防備な寝顔を見ながら
短い髪にそっと触れてしまった。
思いのほか柔らかかった。
この子を守りたい、なぜかそう思ってしまった。
今まで感じなかった思いだった。
全滅した村での祐逸の生き残りであった
当時7歳のルーカスを助けた時にも
感じた事がない感情に戸惑っていた。

魔物の気配はしなかったが、やたらと
人の気配がした。
時折、私をチラチラみる人族や
突然ピカッ光るとどうじに"カシャ"と
また聞き慣れない音がした。
剣を構え殺気を飛ばしたが
「きゃ!ごめんなさい。でもこんな夜中から
コスプレしてるのも珍しいですね。
明日イベントあるんですか?」
「……。」
何を言ってるのかわからなかったが
敵対心はなさそうだった。
だが、この距離だとこの子が
起きてしまう。残念だが、少し
離れて見守ることにした。
夜通しの魔物の警戒しながらの
少年を守るって行為、あの時の(7歳)
ルーカスよりは年齢が少し上だろうが
可愛いし守ってあげたい気持ちは
この少年の方が強く感じた。
しばらくの間、少年のそばにいたのだが
かなりの距離があるのにもかかわらず
プーンと漂う香水の匂いがキツイ者や
お酒の匂いがする人など、夜なのに
なぜか人族ばかりが多かった。
未だによくわからない一つのうち、
私を見る者のなかには不思議な事に
目をキラキラさせて話しかける者もいた。
"何番目の息子"とかは気にならない者も
ある程度いたが、"公爵"の息子という
肩書きに、性別問わず私なんかに
すり寄る者が数多くいた。
騎士団の中でも"公爵の息子"というのが
まとわりつき、私自身を見てくれるのは
誰もいなかった。
自己紹介する時、名前だけしか
言わない事も増えたが家名がバレると
目の色を変えて群がるか離れるかの
どちらかだった。
肩書きに群がる者たちとはちがう目だが
言葉がわからない事が相手にも伝わったのか
頭を下げた後立ち去っていった。
".離れる方"だったのか?
いや、言葉も通じないし、ましてや
名も名乗りあげてない。
よくわからない事だらけだ。
しばらくしてもやはり魔物は現れず
時折、先程の様な軽装備や
剣も持たらず防具もなしの人族ばかりだった。
それどころか露出がすごいものや、
短すぎる破廉恥な格好をした女性
黒目黒髪の者が圧倒的に多いが
どういう配色や髪質なのかは
理解不能な者までいた。
私は夢をみているのだろうか?
私がいた王都の様に荷物を抱えた商人や
背負い籠、馬車などここにはなかった。
見た事がない素材のカバンを
持っている者もいるのでもしかしたら、
不思議なカバンに武器を仕込んで
いるのかもしれない。
可愛い子は相変わらず眠っている。
時折ベンチの上で器用に寝返りをうっている。
ここはとにかく不思議な場所だった。
出会った人族は、ほとんどが
遠巻きに私をみていた。
黒髪黒目の人種が多い国。
そして髪が黒に近い茶色だったり
若い子は、華やかな髪の色が
何色か混じっていたりしていたが
私のような風貌の者は誰ひとりいなかった。
魔法の呪文とかは聞こえないが
見えない楽器と歌が呪文かもしれない。
一晩中付いているライトは、魔道具
なのかもしれない。
お店らしき場所以外にも、この広場の
いたる所に明るく光る魔道具があった。
この国は豊なのだろうか?
王都だけが栄え、末端の町や村は
飢える者が打ち捨てられる国では
ない事を祈りながら少年のそばに戻った。

夜明け近く空が明るくなってきた。
グゥ~グゥ~ギュルルル
「……。」
グゥ~~
「……。」
グゥゥゥ~。
「……。」
自分のお腹が鳴る音が何度も聞こえてきた。
寒そうに震えながらベンチから
転がり落ちた少年がいたので
そっとブランケットにくるみ直し
ベンチに座り起きるまで抱きしめていた。
軽くて暖かい。
痩せ細った少年の身体は大丈夫だろうか?
転がり落ちた時、ぎりぎり間に合ったが
気づかない場所を打ったりしてないだろうか?
鎧は抱き抱える時に脱いでいた。
すごく軽い、ちゃんと食べているのかとか
家はどこなんだとか、なぜここで寝てるのか、
冒険者ではなさそうだが、次々と
心配点?疑問点ばかりが浮かび上がった。
私のお腹の音がうるさかったのか
ビクッして驚きながら起きた少年が
すごく可愛かった。

「!!!」
グゥゥゥ
「お腹すいたね?!」
"君はどうして…いや、体調は大丈夫か?"
「おはよう、Guten Morgen?
Good  morning?えーとあとなんだろ?
ハングリー?」
"すまない。言葉が通じないんだ。"
「俺朝からコンビニの仕事だから
どうしよう?とりあえず朝飯?」

少年がカバンからビスケットをくれた。
自分は1枚しか食べてないのに
私には3枚もくれたのだ。
貴重な食料なのに、申し訳なく思い
返そうとしたが押し返してきた。
広場の説明をしてくれてるのか
水飲み場、トイレの場所など教えてくれた。
つい、その後も付いていったが
どうやらいくつかの仕事を
している事がわかった。
夜のお酒を提供する場所での
少年の仕事では、たまに手を握られたり
お尻まで触られたりしていた。
"恥ずかしそうに照れる可愛い顔は反則だ。"
"ますますバカな男がつけあがるだけだ。"
"それとも煽ってるのか?"
"煽る相手が欲しいのならば
ぜひこの私はだけにして欲しい。"
仕事場の窓から見える少年の姿を見て
私の2番目の兄を思い出した。
冒険者ギルド長に就任した想い人を
追いかけるように、冒険者ギルド横の
商人・商業ギルドに就職し一から
勉強し数年後の今、商人・商業ギルド長にまで
なってしまった。
仕事の合間に隣の建物に入り浸りしてる兄を
恥ずかしく思っていたが、私の
今のこの行為は兄と一緒の気持ちなのか?

少年のお尻を触った不届き者を
こっそりしめたが、日を追うごとに
疲れているようにも見えた。
少年から与えられる幸せに浸っていて
気づくのが遅かった。
なんたる失態だ。
私が少年を支える立場なのに
私が少年を傷つけ疲れさせてしまった。
気づけばひと月近くも、少年が
私の食費やたまにシャワーや
お風呂がある場所に連れ出してくれた。
なぜ気づかなかったんだ!!
私は愚かなヤツだ!
このままでは、少年"テル"が倒れてしまう!
仕事を探そうとテルに毎晩寝る前に
教えてもらった言葉を勉強した。
この国の言葉と私がいた国の言葉を
お互い教え合いっこもした。
"ニホン"の言葉は3種類もあって
なかなか難しいかった。
ひらがなだけはほぼ覚えれたかもしれない。
そのニホン語を頼りに何か出来ないか
私に出来そうな仕事を探した。
運良く"テッシュ配り"という仕事をもらった。
これでテルの負担が減るだろうと思えた。
テルの仕事時間に被せるように、私が
出来る仕事を少しずつ増やした。
テルが私にくれた食べ物や服、
この国での生活のお礼にはほど遠いが
何か残る物を送りたかった。
安い石のネックレスだったが
青い小さな石、私の瞳の色を
忘れないでほしいと思ってしまった。
この国でも私はほぼ役立たずだとも感じた。
夜眠る時、私を呼ぶ声が聞こえていた。
約2ヶ月半過ごしたあたりから
ふと、目を覚ますと"ニホン"にいるのに
私の手足が透けてみえた。
まだ字はひらがなだけしか書けないし
自分の気持ちを込めた手紙を、なぜか
残せなかった。
ひらがなだけでも書けば良かったのか?
手紙を前に悩んだが結局、書けなかったのだ。
この"ニホン"でも私は異物なのだと思った。
負担にしかならない異物。
テルが眠った毎晩、口づけした。
離れたくない。
これは恋なのか、保護欲なのかは
わからない。
翌日、テルを見送ったあと意識は
遠のいた。いつのまにか討伐予定の場所に
戻ってしまっていた。
私の姿が見えなくなってから、
約3時間ほどしか経っていなかったそうだ。

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