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15、商売人たちからの相談事
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ドゥペール・イーチ・ナッナ(直樹・なおき)
ナッナ公爵の3男であり、商人・商業ギルドの
副長に就任している彼は、地方や
王都の主要なお店の店長たちや宿主から
相談事を持ちかけられていた。
「あいわかった。ギルド長と相談の上
然(しか)るべき人物たちと議論を
交わしてみるからもうしばらく耐えてくれ。」
「ドゥペール様!だが私たちのお店も
このままでは潰れてしまいます!」
「私どもの店もここ1年で、売り上げが
半数以下で従業員も減らしましたが、
もう限界なんです。」
「護衛も雇えないので店を閉めてます。」
「うちの宿屋は、妻が倒れてしまい
数日前から閉めてる状態です。」
「今まで仕入れていた農家が
魔物に殺られ、店を続ける事が
出来なくなってしまいました。」
「生き残ったものたちが作る
作物は、税金に多くとられ
自分たちが食べるのもやっとで
売ることすら出来ません。」
「王様は、私たちに飢えろと仰って
るのでしょうか。」
「強い冒険者が狩る魔物肉を
買ってるが、肉だけでは……。」
約1年前に起きた高魔力感知、
フェーリス国とモジェ王国をまたぐ
ダンジョン内での召喚魔法、テルの両親に
よるものなのだがテルの両親以外
心当たりがあるものはいない。
オレオールの兄夫婦は我が子レイラの
闇属性と赤ちゃんにしては高い魔力が
関係しているのかもと、ビクビクしていた。
2国間で感知された高魔力のせいで
魔族や魔王のウワサが圧巻した。
大きな町や王都から人々が避難し
冒険者たちも2国間から逃げるように
他の国に行ってしまった。
一部の貴族たちも領地に下がるといい
領民すら捨てたのか他国に逃げたとの
報告もある。
深刻な食料難で、国民の約半数が
ここ一年で居なくなってしまった。
"不審な者や何かをみつけたら必ず
ギルドか騎士団に報告する事"
このおふれのせいで不確かな情報提供、
その情報を元に調べなければいけないこと、
あまりの忙しさとギルドに向けられ
生の感情をぶつけられたギルド職員が
辞めていき、離職率が上がった事。
騎士団の魔物討伐もおふれが出てから
遠征を行ってないからか、小さな村や町が
壊滅(かいめつ)状態に陥(おちい)り
人族の人口が魔物に殺され
じわじわ減っていた。
店を開いてもお客は少なく、護衛を
雇わないと魔物が出る為お店を
開けてれない状態が続いている。
ドゥペールは隣にある冒険者ギルドに向かった。
困り顔で受け付けに自ら立つ
冒険者ギルド長マルチダと
柱に隠れてるつもりのバカ…ゴホッ。
商人・商業ギルド長であるデトロワがいた。
冒険者ギルド長に目礼(もくれい)した後
柱に隠れてるつもりのうちのギルド長に
声をかけた。
「デトロワ様、急ぎの仕事です。出来れば
マルチダ様もご一緒に相談したい事が
ございますので、マルチダ様に
声かけしてきますね。」
「待て!私のマルチダに声をかけるのは
私だけだ。私が声をかける。」
「かしこまりました。では、早急に
お願いします。」
「あっあぁ…の…っ。」
デトロワは同じ方向の手と足を出しながら
ぎこちない動きで、マルチダがいる
受け付けに行った。
目が合うだけで顔を赤らめるデトロワは
目の前のマルチダにまともに
話せなくなっていた。
「わ、私の…い、いやなんでもない(ゴニョゴニョ)
ゴホッ、い、今、大丈夫ですかぁ~。」
語尾が不自然に上がったり、早口や
小声など大変聞き取りにくい言葉に
マルチダはジト目になっていた。
「ああ。」
「お、お時間はあ、あり、ありますかぁ~?」
「出来れば早く要件を言うてくれ。」
「う、うちのギ、ギルドのドゥ(たとえ
ドゥペールだとしても、私のマルチダに
私の以外の男の名前を告げたくない)。」
突然黙ってしまったデトロワに
しびれを切らしたマルチダが
ドゥペールに視線を向けた。
「そこの大きな男は確か商人・商業ギルドの
副長さんだったと思うが、まともに
あったのは久々だな。」
「はい、お久しぶりでございます。」
「な、な、なっ!い、いつお前は
私のマルチダさんに、こっそり
密会したんだ!!許さん!」
突然騒ぎ出したデトロワに
呆れてしまったが、営業スマイルを
顔に貼り付け直した。
もう一度、マルチダに頭を下げ目礼した。
「デトロワ様、私は先程貴方様に
急ぎの仕事だと伝えたはずですし、
マルチダ様に声かけもデトロワ様が
してくださるとおっしゃったから
お任せしましたが、数分たった今も
時間を無駄にし必要最低限の事を
伝えてないのは、なぜでしょうか。
とっとと子どもでも出来そうな
仕事を貴方様は出来ないヘタレ様
なのでしょうか?ついでに言わさせて
いただきますが、マルチダ様と
顔を合わしたのは貴方様が会議に
行く時、一緒に着いてきてくれと
懇願されるので仕方なく私も
ついて行かなければならない状況に
なってるんです。(定例会議の内容すら
貴方様の頭に入らないようですし
貴方様は何のためにギルド長に
なられたのでしょうか。)
定例会議での顔合しの時ですよ。」
一度吐き出された言葉についつい
感情をのせてしまい、無駄に長く
説教してしまった。
「まあまあ、副長さん。その辺で。」
「申し訳ございません。お忙しいのに
貴重なお時間を無駄にしてしまいました。
このバカ…ゴホッ。うちのギルド長と
マルチダ様、ご相談があるのですが
お時間をいただきたいのですが
ご都合はどうでしょうか?」
「わかった。ここの小会議室で
いいだろうか?」
「ありがとうございます。」
冒険者ギルドの小会議室に、なぜか
興奮しているデトロワは、マルチダの
目の前に陣取り顔を赤らめチラチラ
見ていた。
それを見て苦笑いしながら、ギルド長
自らお茶を入れてくれたのだった。
ドゥペールのお茶を
"私のマルチダが心を込めて淹れてくれた
お茶をおまえごときが、飲むな!!"
と言って、熱々のお茶を飲み干して
しまったバカを放置して、話を進めた。
相談内容は、先程フェーリス国各地の
お店の代表者と王都のお店代表者の
相談内容。
店を開けない状態の事など伝えた。
すると、冒険者ギルドのほうにも
そう言った相談内容があり、
報酬はほとんど出せないが
一緒に魔物を狩り、困ってる人を
一緒に助けてくれる者の有志を募ろうと
考えてる事を教えてくれた。
「素晴らしい!!私のマルチダさんは
本当に素晴らしくて美しい人だ!」
「突然元気になったね。ハハハ
ありがとうデトロワ様。」
「わ、わ、私のな、名前を…私の
マルチダがな、名前を……ゴフッ。」
鼻を抑え血を数滴落としたデトロワは
しばらく静かになっていた。
騎士団と冒険者ランクC級以上で
合同で各地に魔物討伐を依頼したいとの
話が上がっていて、小規模だが
非番の騎士団の者や冒険者と組み
王都近辺や地方に向け、魔物討伐を
してくれているそうだ。
異常なほどの大きな魔力を感知してから
定期的な魔物討伐を実施しておらず
疑心暗鬼になった国民が
"不審な者や何かをみつけたら必ず
ギルドか騎士団に報告する事"
というおふれのせいでいまだに
2カ国は混乱していた。
ナッナ公爵の3男であり、商人・商業ギルドの
副長に就任している彼は、地方や
王都の主要なお店の店長たちや宿主から
相談事を持ちかけられていた。
「あいわかった。ギルド長と相談の上
然(しか)るべき人物たちと議論を
交わしてみるからもうしばらく耐えてくれ。」
「ドゥペール様!だが私たちのお店も
このままでは潰れてしまいます!」
「私どもの店もここ1年で、売り上げが
半数以下で従業員も減らしましたが、
もう限界なんです。」
「護衛も雇えないので店を閉めてます。」
「うちの宿屋は、妻が倒れてしまい
数日前から閉めてる状態です。」
「今まで仕入れていた農家が
魔物に殺られ、店を続ける事が
出来なくなってしまいました。」
「生き残ったものたちが作る
作物は、税金に多くとられ
自分たちが食べるのもやっとで
売ることすら出来ません。」
「王様は、私たちに飢えろと仰って
るのでしょうか。」
「強い冒険者が狩る魔物肉を
買ってるが、肉だけでは……。」
約1年前に起きた高魔力感知、
フェーリス国とモジェ王国をまたぐ
ダンジョン内での召喚魔法、テルの両親に
よるものなのだがテルの両親以外
心当たりがあるものはいない。
オレオールの兄夫婦は我が子レイラの
闇属性と赤ちゃんにしては高い魔力が
関係しているのかもと、ビクビクしていた。
2国間で感知された高魔力のせいで
魔族や魔王のウワサが圧巻した。
大きな町や王都から人々が避難し
冒険者たちも2国間から逃げるように
他の国に行ってしまった。
一部の貴族たちも領地に下がるといい
領民すら捨てたのか他国に逃げたとの
報告もある。
深刻な食料難で、国民の約半数が
ここ一年で居なくなってしまった。
"不審な者や何かをみつけたら必ず
ギルドか騎士団に報告する事"
このおふれのせいで不確かな情報提供、
その情報を元に調べなければいけないこと、
あまりの忙しさとギルドに向けられ
生の感情をぶつけられたギルド職員が
辞めていき、離職率が上がった事。
騎士団の魔物討伐もおふれが出てから
遠征を行ってないからか、小さな村や町が
壊滅(かいめつ)状態に陥(おちい)り
人族の人口が魔物に殺され
じわじわ減っていた。
店を開いてもお客は少なく、護衛を
雇わないと魔物が出る為お店を
開けてれない状態が続いている。
ドゥペールは隣にある冒険者ギルドに向かった。
困り顔で受け付けに自ら立つ
冒険者ギルド長マルチダと
柱に隠れてるつもりのバカ…ゴホッ。
商人・商業ギルド長であるデトロワがいた。
冒険者ギルド長に目礼(もくれい)した後
柱に隠れてるつもりのうちのギルド長に
声をかけた。
「デトロワ様、急ぎの仕事です。出来れば
マルチダ様もご一緒に相談したい事が
ございますので、マルチダ様に
声かけしてきますね。」
「待て!私のマルチダに声をかけるのは
私だけだ。私が声をかける。」
「かしこまりました。では、早急に
お願いします。」
「あっあぁ…の…っ。」
デトロワは同じ方向の手と足を出しながら
ぎこちない動きで、マルチダがいる
受け付けに行った。
目が合うだけで顔を赤らめるデトロワは
目の前のマルチダにまともに
話せなくなっていた。
「わ、私の…い、いやなんでもない(ゴニョゴニョ)
ゴホッ、い、今、大丈夫ですかぁ~。」
語尾が不自然に上がったり、早口や
小声など大変聞き取りにくい言葉に
マルチダはジト目になっていた。
「ああ。」
「お、お時間はあ、あり、ありますかぁ~?」
「出来れば早く要件を言うてくれ。」
「う、うちのギ、ギルドのドゥ(たとえ
ドゥペールだとしても、私のマルチダに
私の以外の男の名前を告げたくない)。」
突然黙ってしまったデトロワに
しびれを切らしたマルチダが
ドゥペールに視線を向けた。
「そこの大きな男は確か商人・商業ギルドの
副長さんだったと思うが、まともに
あったのは久々だな。」
「はい、お久しぶりでございます。」
「な、な、なっ!い、いつお前は
私のマルチダさんに、こっそり
密会したんだ!!許さん!」
突然騒ぎ出したデトロワに
呆れてしまったが、営業スマイルを
顔に貼り付け直した。
もう一度、マルチダに頭を下げ目礼した。
「デトロワ様、私は先程貴方様に
急ぎの仕事だと伝えたはずですし、
マルチダ様に声かけもデトロワ様が
してくださるとおっしゃったから
お任せしましたが、数分たった今も
時間を無駄にし必要最低限の事を
伝えてないのは、なぜでしょうか。
とっとと子どもでも出来そうな
仕事を貴方様は出来ないヘタレ様
なのでしょうか?ついでに言わさせて
いただきますが、マルチダ様と
顔を合わしたのは貴方様が会議に
行く時、一緒に着いてきてくれと
懇願されるので仕方なく私も
ついて行かなければならない状況に
なってるんです。(定例会議の内容すら
貴方様の頭に入らないようですし
貴方様は何のためにギルド長に
なられたのでしょうか。)
定例会議での顔合しの時ですよ。」
一度吐き出された言葉についつい
感情をのせてしまい、無駄に長く
説教してしまった。
「まあまあ、副長さん。その辺で。」
「申し訳ございません。お忙しいのに
貴重なお時間を無駄にしてしまいました。
このバカ…ゴホッ。うちのギルド長と
マルチダ様、ご相談があるのですが
お時間をいただきたいのですが
ご都合はどうでしょうか?」
「わかった。ここの小会議室で
いいだろうか?」
「ありがとうございます。」
冒険者ギルドの小会議室に、なぜか
興奮しているデトロワは、マルチダの
目の前に陣取り顔を赤らめチラチラ
見ていた。
それを見て苦笑いしながら、ギルド長
自らお茶を入れてくれたのだった。
ドゥペールのお茶を
"私のマルチダが心を込めて淹れてくれた
お茶をおまえごときが、飲むな!!"
と言って、熱々のお茶を飲み干して
しまったバカを放置して、話を進めた。
相談内容は、先程フェーリス国各地の
お店の代表者と王都のお店代表者の
相談内容。
店を開けない状態の事など伝えた。
すると、冒険者ギルドのほうにも
そう言った相談内容があり、
報酬はほとんど出せないが
一緒に魔物を狩り、困ってる人を
一緒に助けてくれる者の有志を募ろうと
考えてる事を教えてくれた。
「素晴らしい!!私のマルチダさんは
本当に素晴らしくて美しい人だ!」
「突然元気になったね。ハハハ
ありがとうデトロワ様。」
「わ、わ、私のな、名前を…私の
マルチダがな、名前を……ゴフッ。」
鼻を抑え血を数滴落としたデトロワは
しばらく静かになっていた。
騎士団と冒険者ランクC級以上で
合同で各地に魔物討伐を依頼したいとの
話が上がっていて、小規模だが
非番の騎士団の者や冒険者と組み
王都近辺や地方に向け、魔物討伐を
してくれているそうだ。
異常なほどの大きな魔力を感知してから
定期的な魔物討伐を実施しておらず
疑心暗鬼になった国民が
"不審な者や何かをみつけたら必ず
ギルドか騎士団に報告する事"
というおふれのせいでいまだに
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