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10、* レオ(レオリア)とディー(ダグラス)

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*レオ(レオリア)の妄想入ります。
前後左右、特に背後にご注意下さいませ。



バッカー帝国のレオリア第一王子は、身体が弱くつい最近吐血した。
近々、王位継承権を放棄するだろう。

書類を取り継ぐ際など乳兄弟であり侍従兼護衛のダグラスはもちろんのこのウワサを耳にしていた。
憐(あわ)れみを含んだ目をするもの、自然豊かな環境と言いつつ王都から離れさそうとする貴族たち。
身体の弱い王子に自分の娘や息子をすすめる者が減り、代わりに第三王子であるライアンを推す者が増えた。連日のごとく、手紙や夜会の招待状が届きそれを処理する為、臨時の者が数人雇われたのだった。


レオリアはダグラスが選別した書類を確認しサイン等していた。片手で食べれる軽食をはさみながら黙々とこなしていた。
「……ハルカ…ちゃん………。」
ハルカちゃんは13歳、親に捨てられたかもしれないのならばそれまでの誕生日は祝ってもらえただろうか?贈り物を色々迷っている事だし、それならば今までの分も込めてちょっきりプレゼントも複数でいいのかもしれない。
本、日待ちするお菓子、なんマラ可愛い服……。
そういえば、服を贈るイコール脱がしたい……うっ。
出逢ったその瞬間から私の心を奪って返してくれないハルカちゃんは、やはり宵闇の精霊なのか?
"恋"…下心あり。
まだ、結婚どころか婚約の話すら出来てないがハルカちゃん意外が私のそばにいる事は考えれない。
恋しいなんマラ可愛い私のハルカ………。
愛しいなんマラ可愛い私のハルカ………。

小さななんマラ可愛くもあり美しい私のハルカに、服を……。
作るには数日かかるし、このまま順調に仕事をこなせば、日にちに余裕ある書類が多くなっている事だし…頭のかたいダグラスもあと2日で私の"暇"を作るはずだ。
読んだ書物の中に恋人や妻に対しての物があったはずだ、確かリストン王国のものだったはず。
レオリアは自ら書物庫に足を踏み入れた。
普段ならダグラスや他の者に、必要性のある物を持ってきてもらうのだが、仕事の合間に思いついたハルカちゃんへの気持ちを確認した上での、その気持ちを表す為の書物を持ってきてもらうには、いくら気心知れたダグラスだったとしても少々頼みにくかったのだ。
「……ハルカ…ちゃん。」
少々、埃っぽさがある薄暗く広い空間。
高い天井まである本棚には、魔物の皮を利用した書物や植物由来の書物、東の国で使われている巻物という書物など、大きさや形もさまざまで見ているだけでも楽しいが…書物庫は確か真ん中は我が国であるバッカー帝国、その隣には隣国の物、奥に行くほど貴重な書物を置いている。世界地図の配置で書物も配置されているのだった。
「リストン…カナップ…。」
奥に足を踏み入れたその時、
「……。」
サッと壁際に移動し最敬礼した者がいた。
「見慣れぬ顔、どこの者で何をしにきたか述べよ。」
「……お、恐れながら申し上げます。わ、私(わたくし)第三王子であるライアン殿下の臨時の書類運搬と雑用係の者です。ラ、ライアン殿下の好みの書物を選ぶ為参りました。」
「許可証は持ってるのか。」
「は、はい。」
男は身動ぎしながら、懐に入れた物を出そうとした。
「許可証の形と素材を述べよ。」
「はっ…、手の平サイズの長方形の木の板でございます。」
「……。」
「それは何色で字が書かれていた?」
「……。」
「答えれぬか?」
「も、申し訳ございません。今、確認してもよろしいでしょうか?」

カタッ
「レオリア様、その者が困ってます。もう、そのへんで許してあげてください。」
「……ダグラス気づいた…か。」
「お部屋にいなかったので、探しておりました。必要なモノは、見つかりましたか?」
「いや、これからだ。」
「私(わたくし)がお持ちしますのは、面白くはなかったですか?」
「……さぁ、な。」

         ***

この世界の識字率は約3割だった。
貴重な書物庫に入れる=信用出来るものであり、字が読めるという事なのだが書物庫や食料庫など重要視される場所への許可証は、王族が発行していた。
許可された者が触れるとその者の出身国や性別により変化するのだった。
それを知る者は、王族並びに長年許可された者たちだけで新しく許可された者が、久々だったためレオリアは興味が少し移ったのだった。

リストン王国…長方形に葉のマーク、木の素材
ロポッサ王国…六角形に星マーク、金属の素材
バッカー帝国…正方形に犬の様なマーク、謎の皮の素材
男性なら墨色、女性なら朱色、人族以外なら藍色

レオリアは必要そうな書物を選び自室に戻り、夜遅くまで仕事をした後、書物を朝方近くまで読んでいた。

贈り物はハルカちゃんに似合いそうな可憐な花を贈ろう。その花を、ハルカちゃんの耳の上に優しく挿し入れて飾ろう。
床に膝をついて、ハルカちゃんの熟れた果実の様な赤い小さな口に、顔を近づけてじっくり照れた様子を見たあと下から唇を押し付け、熱く柔らかなハルカちゃんの口の中に入ろう。
きっと恥ずかしがららながらも涙目になり
「ん、あ……ぅ……。」
鼻で呼吸するのも忘れて苦しくなるだろうから、小刻みに口づけしながら呼吸の仕方を教えてあげよう。
ハルカちゃんの口の中、熱くてぬるりと濡れやわらかいだろうな。そこに自分の舌を深く差し込んで絡めたい。
ピチャピチャと音を立ててあちこち舐めてあげよう。
上手くいけば、ハルカちゃんが戸惑いながらも情欲を滲(にじ)ませた目をして私をもとめてくれるだろうか?
「……抱きたい。」
出逢った瞬間から惹かれていたが…こんなに私の抑えがきかないほどハルカちゃんのことが、愛しいと思ったのは…生まれて初めてだ。
逢えない時間が、これほど胸を締め付けるだなんてゆるくないし(つらい)こんなにも、愛しいのが溢れてしまうだなんて思わなかった。

唇から離れ耳や首すじをピチャピチャ音を立てて舐めよう。
未発達な胸の頂も忘れずに、大きくしよう。
丁寧に優しく指で摘んで、飴を転がすように時間をかけて舐めよう。
私の舌の感触を忘れないように。
ハルカちゃんは優しくされるのが好きだろうか、それとも激しく……ダメだ!最初から激しくして怖がらせたくない!!
物足りないようならば、2回、3回と回数を重ねてハルカちゃんに聞きながら、好みの2人のやり方をすれば良い。
薄絹の服、"彼シャツ"とかいう文化もあの国の一部で流行っていたはず。
私の子どもの頃の服をハルカちゃんに贈ろうか?
日数的に今から作るには間に合わない。
最初は、高価な物は好ましくないらしいから…薄絹の布、服、髪飾りに娯楽性の高い書物。
甘いお菓子を、私の手でハルカちゃんの口に運ぼう。
飲み物も可能なら口移しで……。
「うっ……あぁ。」
照れて上目遣いするハルカちゃんに、私は耐えれるだろうか?
精神力と忍耐、欲を抑えなければ。
ハルカちゃんはまだ13歳だ。
(*レオ(レオリア)はそう思ってますが、ハルカは23歳、レオリアと同じ年齢です。)
ハルカちゃんの太ももを滑る様に優しく揉みしだき、足の付け根に赤い花を散らそう。
恥ずかしがり隠そうとする小さな手も舐めながら絡めたりながら、ちゅくんちゅくんと口の中に入れて強く舐めて離さないように……。
「ぁぁ……っ。」
頬を赤くしているハルカちゃんの足を持ち上げて左右に開いたら蕾が晒されるが、チュプっチュプっになるまで指と舌で濡らしてあげよう。
「早く……はやく、私を…もとめてくれ!!」
はぁ、はぁ、はぁ……。
ハルカちゃんの足の間に隠された秘蔵の蜜壺に挿れてなんマラ(すごく)グチュグチュに……あずましく(気持ちよく)したい。
レオリアは息を詰め声を殺しながら、体液を放出するモノを上下に激しく指を動かした。
腰から下は、外からの刺激と中から迫り上がる快感とともにブルッと震えあがり、白いトロミある体液は放出されてしまったのだった。
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……しばらくの間、息切れと虚しさの余韻で疲れ短い睡眠をとったのだった。

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ロポッサ王国の恋人以上とのマナー本

1、したってぇ
恋人や婚約者の嫌がることは絶対にやめれぇ
なんマラ褒めよう。

1、したってぇ
恋人や婚約者は可能なかぎりお姫様抱っこしてぇ
なんマラ優しく声をかけよう。

1、したってぇ
恋人や婚約者は可能な限り膝の上に座らせぇ
なんマラ大切にしよう。

1、したってぇ
恋人や婚約者の特に下半身はぁ
なんマラあっためて優しくしよう。

1、したってぇ
恋人や婚約者には、ゆったりとしたもんやぁ
くるぶしまである丈の服をなんマラきせよう。
冷えや締め付ける服装やめれぇ。

1、したってぇ
恋人や婚約者が耳をひっぱってくる行為は
求婚をしてほしいサインやぁ。
なんマラ気をつけてこのサインを
見逃すのはやめれぇ。

1、したってぇ
恋人や婚約者からのバードキスは
愛情不足のサインやぁ。
ちょっきり言葉と態度で
なんマラ示めそう。
 
1、したってぇ
恋人や婚約者からプライベートな事を
打ち明けられたら、なんマラ
求婚してほしいサインやぁ。
なんマラ気をつけてこのサインを
見逃すのはやめれぇ。

1、したってぇ
恋人や婚約者から兄弟の有無、その他
プライベートなことを聞かれたら
なんマラ求婚して欲しいサインやぁ。
なんマラ気をつけてこのサインを
見逃すのはやめれぇ。

1、したってぇ
恋人や婚約者が子ども好きなら、
チャベツを植えよう。なんマラ
将来設計をちょっきり話し合わせぇ。

1、したってぇ
恋人や婚約者が望めばチャベツ神に
宣誓をしよう。
なんマラ仲良くしよう。

ナンマラ・シータッテ作
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「………。」
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