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3、コレもソレもアレも、あっ!!
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『コレとアレ、おぉ…ソレもいいなぁ。』
『創造神様、またチカラを使ってらっしゃるのですね。』
『あぁ、分神(ぶんしん)たちのおかげでなかなか良い傾向じゃ。』
そう言った創造神と呼ばれた神は、分神より小さくなってしまった身体で手で形作った何かを自分の世界に配置していった。
新しく作った地上では数十年前に生き物が育つ環境が整い、どんな生命を誕生させていこうか悩んでいた。創造神はとある神たちから半ば押し付けられた魂を癒し、新たな生命体に作り変えていた。
『そろそろ再生し終わるのだが、まだ足りない気がするんじゃが……。』
『創造神様~この辺の魂はなぜ……。』
『あっ!!ダメじゃ!!ソレらには触れてはならん!!!』
ピカァァァッッ
まばゆい光が天空と地上に広がっていった。
***
同時刻より少し前。
新しい環境にもなれたころ、理想の男性像=秘密の恋人である上司と見知らぬ妊婦と俺は戸惑っていた。
仕事を定時終えいつもの様に、スーパーで買い物。
同性と同棲…シェアルームだ。
独身寮と同じ家賃でいいと言われ住み続けていた。
ひと月経っても、ふた月どころか半年経っても独身寮に空きは出来なかった。やはり家賃が破格だし人気なのかな?
そう思いながらも、上司とキス止まり……興味本位の抜きあいっこの恋人関係になった今日この頃。
インターホンがなり出迎えた俺は固まってしまった。
「夫がお世話になってます。神野(じんの)の妻 輝美(てるみ)です。え~と、あなたは?」
「俺…私は…神野(じんの)課長にお世話になってます、漢字は一緒なのですが"かみの"と申します。」
読みがちがうだけで、神野 冬春(上司)の表札に白い紙に書いた"神野 天"という俺の名前。
その紙をセロテープで貼り付ただけの簡単な表札。
ソレを見ていた上司の奥様(妊婦)に、半ばパニックになりながらも、なんとか自己紹介出来たと思う。
こんな自分を褒めたいと思った。
ぎこちないながらも、一生懸命説明した、はず。
半ば違う意味で泣きそうになっていたが、独身寮の手続きミスで未だに入れない事、神野課長のご厚意でルームシェアしていることを伝えたのだった。
奥様がいた!
おまけにお腹に子どもまで!!
男の俺に好きだとか可愛いとか言ってたのに、キス止まりだったけど、最後までしてもいいかもと思ってしまった事も何度かある。
体格的にもアレの大きさ的にも、いわゆる"受け"は俺だよなぁと思いながら、お互い抜きあいっこしたり、少し触る程度の触れ合いだった。
もともと同性が好きなわけじゃなく、神野課長だから好きだったのに、指輪もはめてなかったし独身だと思っていた。勝手だよな、俺。
本格的に泣きたくなった俺は、とっさに小さなキッチンで玉ねぎをみじん切りしたくなった。
相手は妊婦さんだし、玄関に立たせたままというのも気まずい。
「え~と、今日はカレーを作る予定ですが奥様もどうですか?ちなみに、市販のルーで中辛です。」
ふんわり笑うかわいい奥様。
俺より少し低い身長。
奥様まで俺の理想の恋人的身長かよ!!
ぎこちないながらも会話し、少し焦げてしまったみじん切りの具材、じゃがいもまで1cm以内に切ってしまったキーマカレーっぽいカレーに仕上がった。
「ただいまぁ、ああ良い匂いだなぁ。」
と言いながら入ってきた上司は固まった。
正確には、奥様と目が合うと固まったのだった。
奥様は上司に抱きつき、俺はソレを呆然と眺めていた。
そして足元がグニャとなった途端、目の前が白一色になったのだった。
『創造神様、またチカラを使ってらっしゃるのですね。』
『あぁ、分神(ぶんしん)たちのおかげでなかなか良い傾向じゃ。』
そう言った創造神と呼ばれた神は、分神より小さくなってしまった身体で手で形作った何かを自分の世界に配置していった。
新しく作った地上では数十年前に生き物が育つ環境が整い、どんな生命を誕生させていこうか悩んでいた。創造神はとある神たちから半ば押し付けられた魂を癒し、新たな生命体に作り変えていた。
『そろそろ再生し終わるのだが、まだ足りない気がするんじゃが……。』
『創造神様~この辺の魂はなぜ……。』
『あっ!!ダメじゃ!!ソレらには触れてはならん!!!』
ピカァァァッッ
まばゆい光が天空と地上に広がっていった。
***
同時刻より少し前。
新しい環境にもなれたころ、理想の男性像=秘密の恋人である上司と見知らぬ妊婦と俺は戸惑っていた。
仕事を定時終えいつもの様に、スーパーで買い物。
同性と同棲…シェアルームだ。
独身寮と同じ家賃でいいと言われ住み続けていた。
ひと月経っても、ふた月どころか半年経っても独身寮に空きは出来なかった。やはり家賃が破格だし人気なのかな?
そう思いながらも、上司とキス止まり……興味本位の抜きあいっこの恋人関係になった今日この頃。
インターホンがなり出迎えた俺は固まってしまった。
「夫がお世話になってます。神野(じんの)の妻 輝美(てるみ)です。え~と、あなたは?」
「俺…私は…神野(じんの)課長にお世話になってます、漢字は一緒なのですが"かみの"と申します。」
読みがちがうだけで、神野 冬春(上司)の表札に白い紙に書いた"神野 天"という俺の名前。
その紙をセロテープで貼り付ただけの簡単な表札。
ソレを見ていた上司の奥様(妊婦)に、半ばパニックになりながらも、なんとか自己紹介出来たと思う。
こんな自分を褒めたいと思った。
ぎこちないながらも、一生懸命説明した、はず。
半ば違う意味で泣きそうになっていたが、独身寮の手続きミスで未だに入れない事、神野課長のご厚意でルームシェアしていることを伝えたのだった。
奥様がいた!
おまけにお腹に子どもまで!!
男の俺に好きだとか可愛いとか言ってたのに、キス止まりだったけど、最後までしてもいいかもと思ってしまった事も何度かある。
体格的にもアレの大きさ的にも、いわゆる"受け"は俺だよなぁと思いながら、お互い抜きあいっこしたり、少し触る程度の触れ合いだった。
もともと同性が好きなわけじゃなく、神野課長だから好きだったのに、指輪もはめてなかったし独身だと思っていた。勝手だよな、俺。
本格的に泣きたくなった俺は、とっさに小さなキッチンで玉ねぎをみじん切りしたくなった。
相手は妊婦さんだし、玄関に立たせたままというのも気まずい。
「え~と、今日はカレーを作る予定ですが奥様もどうですか?ちなみに、市販のルーで中辛です。」
ふんわり笑うかわいい奥様。
俺より少し低い身長。
奥様まで俺の理想の恋人的身長かよ!!
ぎこちないながらも会話し、少し焦げてしまったみじん切りの具材、じゃがいもまで1cm以内に切ってしまったキーマカレーっぽいカレーに仕上がった。
「ただいまぁ、ああ良い匂いだなぁ。」
と言いながら入ってきた上司は固まった。
正確には、奥様と目が合うと固まったのだった。
奥様は上司に抱きつき、俺はソレを呆然と眺めていた。
そして足元がグニャとなった途端、目の前が白一色になったのだった。
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