【完結・R18】異世界で入れ替わり人生?!すみませんが、そんな事知りませんでした。

カヨワイさつき

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17、最終話 一年後  #長文入ります

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#R指定入ります。
かなりの長文です。
前後左右、特に背後にご注意下さいませ。
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姉、マリー・リーン・ベルウッド
前世、鈴木麻莉(まり)、30代。
弟、キオナ・ラウル・ベルウッド
前世、鈴木直樹(なおき)30代。
姉のマリーと中身だけ入れ替わった俺たちは
相変わらずそのままだった。
ベルウッド侯爵家は兄である
オスカル・シア・ベルウッドが正式に
継ぐ事になり、兄上の補助として姉である
ローズ・アトレ・ベルウッドもまた
オスカル兄上が同様父の仕事に付き添い
色々と勉強中だった。2人には
たくさんの釣書が届いているが、未だに
婚約者をおかず、高嶺の花と化している。

マリー・リーン・ベルウッドと
キオナ・ラウル・ベルウッドは
中身が入れ替わったまま
オザーム・フゥーリー・ベルブックと
マリー(中身はキオナ)、そして一つ下の
ルカ・ジュネ・ベルブックと
キオナ(中身はマリー)が婚姻した。
キオナはマリーがオザーム王太子殿下の事が
好きなんじゃないのか?と気にしていたが
「妹みたいに可愛すぎるルカちゃんが、
愛しいんだよ!せっかく男になったんだし
惜しみなく愛せるからラッキーだよ!」
だから気にするな!義理の兄として
オザーム王太子殿下も好きだよ!と
ほぼ同じ顔でニコリと笑顔で言われたのだった。

国をあげての華やかなダブルでの婚姻式に
ほとんどの国の招待客が来たのではないか?
と思えるほど、大規模な挙式だった。
数日間に及ぶお披露目に、
オザーム王太子殿下たち4人はヘトヘトに
なりながらもまわりに笑顔を振りまいていた。

「もうダメ。表情筋が動かない。」
「あと少し、たぶんもう少しだ。」
「顔も、足も身体もあちこち痛い。」
「うん、靴擦れもしたかも……。」
「癒しの魔法、使っても身体のだるさが
取れない…使いすぎたか?」
「早くベッドに行きたい。」
「「「ああ。」」」
婚姻式とお披露目のパーティー、来客の
対応などに約ひと月以上かかってしまった。

「オザーム様……。」
マリー(中身はキオナ)とオザーム王太子殿下の
妹であるルカ王女も体調不良になってしまった。

「あああああ…あのっ、な、なにか、
そのほしいものっ、をとりにっイッ…!!」
オザーム王太子殿下がベットに横になる
私(キオナ)の上に覆いかぶさってきた。
しかも肩口に幸せそうに顔をぐりぐりと
押し付けていた。
私(キオナ)は恥ずかしさや焦りの気持ちか
わからない状態だったが、オザーム王太子殿下の
幸せそうな顔にほっこりしていた。
彼の体温が熱く感じ、私(キオナ)の体温も
ぐんぐんと上がっていた。
「ここに、ある…私のほしいもの。
もう、もらっても良いよね?」
「んっ…んんっ?!」
掠(かす)れた熱い吐息が、左耳にかかった。
オザーム王太子殿下の熱に浮かされた音は、
背筋をぞくぞくとさせた。
これから何が行われるのかわかっているはずなのに
一瞬、思考が停止してしまった。
表向きは体調不良。
実際のところ体調は万全ではなく体力も
違う意味でヘトヘトだったが、本当の意味では
"初夜"だった。
彼の熱で意識が朦朧(もうろう)としそうに
なってしまい自分の瞳が、とろーんと
しているのを感じていた。
 
「あの…もらうって、わ…私の何かをですよね?
えっと…どこにあるんか場所を教えていただければ
私…とってきますよ?」
私(キオナ)は恥ずかしさのあまり早口に
なってしまった。身をよじって彼の下から
逃げ出そうとした。だが、あんまり意味もなく
あっさりオザーム王太子殿下に捕まって
しまい、なんとも言えない表情をされてしまった。
「私は焦らされているのかな?」
オザーム王太子殿下の小さなつぶやきは
キオナ自身の思考の海にかき消されていた。

これだけ体温が高くなっているということは
彼は多分寒いのではないかと思う。
だから、温かいもの…暖をとるものが
欲しい物なんだろうとキオナは思った。
暖をとるもの…毛布、あたたかな上着?
えり巻き、今の自分の体格では
自分より大きなオザーム王太子殿下の
身体には合わないから、あたたかな
スープや飲み物とか、とりあえず
毛布を準備したらいいかな。
うん。そうしよう。
「オザーム王太子殿下、少し準備してきます
ので…手を離して下さ……んぁっ。」
キオナは最後までいう事は出来なかった。
「悪い子だ。」
熱っぽくまた耳元で囁かれて、体が熱くなる。
そして、またぐりぐりと、彼は肩口に
顔を埋めている。
チクッ
「……っ!!」
さらけ出された鎖骨あたりに痛みが走った。
わたし?おれ?
このままで本当にいいのか?
流されても良いのか?
好きな気持ちは止められないけど、どうしよう、
このままでは、最後まで…コワイ。
誤魔化せないくらい、コワイ。
懸命に頭を働かせようとするものの、
彼の手の動きで、また思考が寸断される。
「っぁ!」
「……きれいな、鎖骨だ…。」
つぅ~と彼の太い指先が、私(キオナ)から
覗いていたであろう鎖骨を優しくなぞった。
ナイトドレスのえり元深くまで進入して、
肩口の辺りまで。
瞳を細めて、幸せそうな顔で、
鎖骨を指で往復している。
ゾクゾク……。
「あ、あの、ちょっ…んっ…まっ……っ!」
オザーム王太子殿下の手を止めようと
掴(つか)むも、力の差は歴然というか
なんにも感じていない風に、鎖骨を
撫でつづけていた―と思ったら、生暖かく、
湿ったものが反対側の鎖骨に体が震えた。
ゾクッ。
何が起きたか一瞬理解できなかったが、
彼が私(キオナ)の、鎖骨を舐めたのだ。
舐めてるというか口付けているというか、
甘噛みまでされていた。
背中に走るゾクゾク感はさらに加速し
身体中が寒いのか熱いのかわからなくなってしまった。
チュウチュウ…と鎖骨周辺の薄い皮膚を
吸い上げらる音は部屋中に響いていた。
熱くなっている全身を走る痺れに、
腰がビクンッと跳ねた。
さすがの私(キオナ)も、ハッ貞操の危機に
気がついた。
貞操…表向きは体調不良。
明日と明後日は伏せってる風を装うハズ。
"初夜"前世の記憶もある自分として
これからの行為がわからない子どもでもない。
しかし、前世でもだが受け入れる側に
なるとは思わなかった。
挿れる側にもなった事はないが、
不安は大きく、相手は自分よりもかなり
身長が高いし、ズボンの中に収まっているはずの
オザーム王太子殿下の殿下は、ズボン越しなのに
とても大きいと推測された。
いやぜったいデカイだろう。
コレが私(キオナ)のアソコに入るんだよな?
はいるのか?コワイ、コワイ、コワイ。
男性は恋愛範囲外だと思っていたのに、
性的対象で見られるほど自分自身まだ
オザーム王太子殿下のこと……。
好きなのにコワイ。どうしよう……
膝の辺りに、ぴったりと添えられた彼の腰が
押し付けられてて―――…硬く、熱く、
大きなものの感触が布越しに伝わってくる。
……コワイ。
「…あの…っ…すみませっ、ちょっ…んっ、
こういうこと…まだ…っ…ッ!!」
駄目だ。頭が朦朧(もうろう)とする。
気絶、そうこういう時、主人公なら
意識ぐ遠のくとか、ほら…あれだ、アレ?
意識飛んだり、気絶するもんだ。
よし気絶だ。気絶、気絶、気絶…なぜしないんだ?
  
鎖骨とオザーム王太子殿下の整った顔の間に
自分の手を突っ込んで引き離そうとしたら、
嬉々として指ごと舐められた。
うぎゃあああ。
声をあげなかった自分自身を褒めたい。
しかも私(キオナ)はその舐められた
行為、その行為が気持ちいいなんて思ってしまった。
ヤバい、ヤバい、ヤバい!!
するとなぜだかピタッと、彼の行動が止まった。
ホッとしたような、残念のよう……ちがっ、
私(キオナ)は何を考えてるのだろうか。
かっこいいし、たくましいし、身分は文句なし
顔の作りも……天(てん)は二物(にぶつ)を
与(あた)えず ?意味としては天は一人の人間に、
それほど多くの長所を与えることはしないとかだけど、二物、三物…どころか色々与えてる
だろう!と神に言いたい。イチモツ?
大きなオザーム王太子殿下の殿下が
身体に触れてる。
かっこよくて、たくましくて、大きくて
ルックスも性格も……好きだ。
どうしよう、彼と出逢えた事に神に感謝は
するし自分自身、彼に対して厚意を抱いて……
あぁ、でも全然、嫌じゃないなんて。
ダメだ私(キオナ)この身体は、姉である
マリーなのに、ごめんなさい。

「嫌い…なのか?」
「え?」
「私は君を愛しく思っている、私は
君を愛してる。だが…君は……。
なぜ泣いているんだ?私の事が……。」
「……。」
無表情で顔だけ上げて、私(キオナ)を
見下ろしたと思ったら、いつのまにか
彼の宝石の様な瞳も潤んでいた。
わずかな時間で瞳から涙が零れ落ちた。
その雫は、私(キオナ)の頬に落ち自分の
涙と一緒に流れ落ちていた。
「ち、違います!嫌いじゃない!
嫌いなんかじゃない!好きです!!
好きだけどコワくて、恥ずかしいのに
好き…なのに…コワくて……。」
自分でも何を言っているのか
わからない状態になってしまった。
大の男が涙を流す姿と、『愛している』の
言葉にびっくりして反射的に声を上げた。
オザーム王太子殿下は驚いたように目を
見開いたが、本当に嬉しそうに瞳を
細めて微笑を浮かべた。
きっと彼はマリー、姉が好きなんだ。
弟のキオナに対してどうなんだろう?
姉であるマリーはこの事にイイよと
言ってくれたが、身体はマリー
心はキオナなんだ。
こんな自分に好意を向けてくれる
オザーム王太子殿下に罪悪感が募った。
ごめんなさい。
好きになってしまってごめんなさい。
マリーの身体をかりてしまってる
偽りの自分だけど、ごめんなさい。
 
身体の中身がちがうまま抱かれる罪悪感から
涙を流し続けるキオナ。
元の身体に戻ってしまった時、自分は
どうなってしまうのだろうか?
記憶が無くなる可能性だってあるんだ……
私(キオナ)の考えがそこまで行き着いて、
この向けられる好意が消えてしまうことに
胸を痛めた。

ピチャ、ピチャ、ピチャ
私(キオナ)は羞恥と胸の痛みを微妙な
バランスで抱えながら、彼を諭すように
頬を撫でると、困ったように眉を八の字にして、
首を横に振った。
「好きだけど……待って……っ。」
私(キオナ)の首にまた顔を埋めるのかと
思ったら、湿った感触が今度は左耳に。
 「ひぃあっ!」
「い、や、だ!!待てない!!」
「や、まっ――んんっ!」
びちゃびちゃと生々しい音が耳朶の
すぐ近くで響く、合間に囁かれる
優しくも腰にくる水音。
その間にも右耳に手を伸びて、耳の穴に
指や舌を入れてきたのだった。
その指と舌は、耳から首筋そして鎖骨
いつのまにかナイトドレスの結び目は
緩み、柔らかな双丘がオザーム王太子殿下の
大きな手で余すところなく触れられていた。

もう丹念に揉みしだき舐められ、双丘の
上の丸い輪郭や頂など飴玉でも食べているように
口に含まれて、ちゅうちゅうと音を立てて
吸われたりころがされていた。
「んんんっ……あっんっ。」 
ぬるっとした感触が、耳の穴にねじ込まれると、
ぞくぞくと感じたことのないものが
全身を痺れさせた。
右からも左からも攻められて、逃げれずに、
オザーム王太子殿下の体を押し返そうとするも
無駄だった。
基礎の力が完全に違うのだ。
さらに自分の身体に力が入らなくなる。 

「…愛しい……離さない…たとえ君の
中が……違ったとしても……。」
「……!!」
グイッとまたオザーム王太子殿下の殿下
つまり彼の腰のものが私(キオナ)に
こすり付けられて、もうどうしていいか
分からなかった。
「君は君だ。あいしてる。」
体が熱くて、震えて、耳からも嬲られている
自分は……。
どういう意味なのかわからない。
中身はキオナだよ?
それでも愛しい、愛してくれるの?
頭の中が混乱していた。
「少し…少しだけでいいから…私を
愛してくれ。マリー、キオナから
聞いている。不安だろうが…君自身を
愛してる。元に戻ったとしても……
執着心が強いとか怖いとか言われても
君を追いかけるから、逃げないでくれ。
……お願いだ。」

マリー?まり姉?!えっ?!
中身が入れ替わった事、バラしてたの?!
ちょっと、待って!!
俺、おれ?
キオナなのに身体はマリーだからとか
今まで長々と悩みまくった俺って
なんなのさー?えっ、マジで?
マジで、バラされてたの?いつのまに?

ピチャ、ピチャ、ピチャ
「うぅっ……やぁ。もう…ああぁぁ。」
気持ちよくて、可笑しくなるから……
もうやめて。
オザーム王太子殿下の愛撫に声を
殺しているハズなのに、自分でも
聞いたことのないような、
媚びるような声を上げていた。
「ああぁいい、いいからっ…もうっ…
そこ、ばかり…だめぇっ!!」
顔が真っ赤になっているのは確実だ。
気絶すら出来ずに恥ずかしい荒い呼吸の合間に、
掠(かす)れた声で好きだとか、愛してるとか
自分も告白してしまった。

身体の奥がうずく。何…これ。
変だ…感じた事がないうずき?
ムズムズする。
無意識に太ももを擦り合わせ、
自分でも触れない恥ずかしい場所の
うずきを隠そうとした。
前世の記憶もあるし子どもじゃないから
わかってる。
この身体はマリーであって、自分が
触っていい場所じゃない。
私(キオナ)はまたもや無意識に
オザーム王太子殿下の胸元に顔を埋めて、
擦り付けていた。彼はくすぐったそうに
身をよじり、背中を優しくなでながら
頭に口づけを落としていた。
体温がどんどん高くなって、暖かい。
それに胸の中も。
もう、我慢しなくていいんだよね?
自分は自分なんだよね?
相手に受け入れてもらえる、
わかってくれている。
そう、これは、きっと…幸せというのだろうか?

幸せになりたい。
誰もが思う事かもしれない。
だけど、ほんの一握りしか叶わない事。

不意に視界にオザーム王太子殿下の
たくましい胸板と鍛えられた腕や
割れた腹筋が見えた。
えっ?服は?んっ?
下着というか下履きは?
それは、それはとても美しい腹筋でございますこと、
おほほ…中身男の俺でも惚れ惚れする
素晴らしい筋肉でございますこと……。
いつ、すっぽんぽんになったの?
さっきまで悩みに悩んで、お互い
なぜか涙を流してたよね?ぬっ?!

思わず手を伸ばして、本物の筋肉なのか
その形を確かめるように撫でると、
オザーム王太子殿下であろう目の前の
筋肉……彼の体が小さく震えた。
「……本物だ。」
「ぷっ…ニセモノがいたのか?好きなだけ
触ってくれてもいいけど、少しくすぐったいな。」
"君に触れていいのは私だけ。"
"私に触れていいのは君だけ。"
"愛してる。"
熱い身体をお互い触りあい、胸の鼓動は
もう死ぬんじゃないのかと思えるほど
早鐘を打っていた。
息切れしながらも、とても気分がよかった。
もちろん気持ちもよかったです、ハイ。
背中の筋肉もすごく弾力あり硬くて
気持ちがよ、良すぎた……。
もう片方のの肩甲骨あたりの筋肉も
触りたくなってきたが、あいにくと
体の向きというか、彼の身体が大きくて
触れられない。少し考えたが、別に
手のひらじゃなくてもいいじゃないか、
という思いにたどり着いた。
ぺろり。
「んんっ!マリー?」
唇でその形を感触を確かめて、舌先でなぞる。
残念、しょっぱい。
しかも彼の肩甲骨じゃなく舐めた場所は
彼の立派な肩の筋肉だった。
くすぐったいのかさらに身をよじった彼は
堪えた様子の、甘くて腰にくる低音が
自分の耳に零れ落ちてきた。
ぞくぞくと背筋を駆け上がる彼の声。
ヤバい。
自分がやられてしまった。
オザーム王太子殿下の声も武器だった。
彼の筋肉の形も、窪みも、皮膚の硬さ、
指と唇で覚えようとした。
自分も彼も頬を紅潮させて、熱い吐息を
荒々しく吐き出していた。

「んっ、ぁあぁっ、マリー煽らないでくれ!!」 
ちゅう、と皮膚を吸い上げる音にビクッとした。
私(キオナ)はまたもや腰を跳ねさせた。
自分も中身は男だ。
彼が気持ちよくなっていると思うと、
自分も気持ちいい。
筋肉フェチなのか?
彼の筋肉だから好きなのか?
「…あの…っ…すみませっ、ちょっ…んっ
そこ…こういうこと、は…恥ずかしいと…
やぁぁんっ……。」
「逃げないでくれ!!」
彼の手は太ももと胸の頂をつまみながら
足の間にある蜜壷にたどり着いた。
 
"こんなに愛しているのに、届かないのか?"
彼の無意識の声が溢れたのか
ズキッとくる言葉が心に刺さった。
"ごめなさい……好きです、好きだけど
わからないんです。"

私(キオナ)の体を気遣っているのか
蜜壺への刺激は優しくもあり焦ったくて
もっと強い刺激が欲しくなってしまった。

"私を受け入れてくれ!!"
"私の愛を誤解しているというなら、
私の愛を証明したい。"
"私は君を愛したくて、私の体が熱く
なっているんだ。好きだ、愛してる。"
彼の言葉が流れ込んでくる。
耳と蜜壺に入れられた彼の指に犯されながら
愛を証明するかのように、熱く昇なるモノが
蜜壺にピッタリと密着した。
ググッと押し入る圧迫感は凄まじく
男とは違う身体なんだと思い知らされた。

この体に留まる熱を開放したくて、
何度も何度もオザーム王太子殿下に
刺激をねだり淫らな水音と自分の
甘えた声に恥ずかしくなってしまった。
それなのに、殿下の殿下が大きすぎたのか
マリーの身体の穴が小さすぎたのか
蜜壺の入り口はミシミシいってる気がしたし
痛みも激しくなっていた。
「やあぁぁ…おっきいぃぃイッっ!!」
ググッ!!
オザーム王太子殿下を誘うような甘い声を
上げながら、体を震わしながら殿下の殿下を
蜜壺の奥に導いていった。
激しい痛みは一瞬で痺れを切らして、
動いたのはマリー(キオナ)だった。
懇願した。
「すこし…もう少しだけでいいから…
動いて…刺激が欲しいの。」
ヒュッ!と息をのむのが耳を通り抜けていったが
気持ちよさが欲しくて、マリー(キオナ)もまた
腰を振っていたのだった。

オザーム王太子殿下は、長年我慢していた
想いが叶い一つになれた事と、彼女から
言葉とともに受け入れてくれただけじゃなく
求められてる事に喜びをかみしめていた。
挿れた瞬間にイッてしまった気がした……
いや、イッてしまった。
ごまかす様に、焦らす様に奥に導かれるまま
自分のモノをすすめたが、何度も何度も
もっていかれそうになった。
誤魔化せないほど、彼女の蜜壺からは
赤い鮮血と白濁が混じったものが
溢れ出ていたが、昇なりは衰えることなく
彼女の中を暴れ回っていた。

愛しい、愛してる、語彙力もないが
彼女に伝えたくて、心の声まで
彼女に届けてしまったかもしれない。
マリーの双子の弟キオナから
教えてもらったことだが、驚くことに
マリーとキオナは前世の記憶があり
しかも今の様に男女の双子だった事など
マリーは"男"で、キオナは"女"だった
"前世"だったと聞かされた。
驚いたが、前世がそうであったなら
やんちゃだった子ども時代や
時折、性別を感じさせない物言いも
好ましく感じた。
話を聞いた時、まるで初めて、彼女に
触れるかのように心臓が高鳴っていた。
過去がどうであれ、目の前の君が
好きな事に変わりはない。
万が一、中身が過去の様に
入れ替わったとしたら、私が好きなのは
君の中身なのだから……。
たとえ君の弟の身体になったとしても
愛せる自信はある。

彼女なら中に何度目かの白濁を
吐き出してしまった。
気づけばカーテンから漏れる日差しは
明るく、朝を通り越し昼前になっていた。
さすがに空腹感を覚え、気を失ってしまった
彼女をシーツで包み、使用人たちが
ベッドシーツを整えているうちに
果実水を飲んだ。
軽食も用意され、彼女が目覚めたら
一緒に食べようと思った。
彼女の可愛い顔を見ていると
昨日の夜だって、あんなにしたのに
また、彼女に無理をさせてしまいそうになった。
グググッと抑え込もうとしたが
朝の…いや、もう昼だが…生理現象を
抑えれなかった。
欲をこっそり吐き出してしまった。
そして彼女の横で心地良い眠りに誘われ
抱きしめながら眠った。

目を覚ますと彼女は荒い呼吸を繰り返しながら、
ぐったりとしていた。
うっすら開いた瞳は潤み、とろりとしている。
したい。
また中に…熱いあの中に挿れたい。
彼女の腰あたりに自分の欲がよだれを垂らしていた。中の張り詰めていたものが、彼女の中に
入りたいと、さらに大きくなったのが
分かったが、すでに無理をさせてしまっている。
彼女は眠気まなこであどけない
可愛い顔を惜しみなくみせながら
暑くなったのかシーツが捲れ上がってしまった。
危険だ!!
襲ってもいいってことか?!
イヤイヤ、彼女は無意識だ!!
可愛らしいおへそが、覗いている?
可愛らしい胸が、私を誘っている?
ダメだ!!彼女が起きたら、お互いの
喉を麗して、空腹だろうから食事を
とらなければ……。
私は思わず彼女の胸に顔を埋めて、
ぺろぺろと舐めていた。
私は意志が弱かったのか?
ダメだと思いながらもずっと触っていたくなる
心地良い肌触りに舌をのせ、唾液で
滑るようになると、そのとある場所に
舌をねじ込んでいたが、彼女が駄目だと
声を上げるまでしてしまった。
やらかしてしまった。
首を横に振って逃げようとするので
私は彼女の腰を捕らえて、押さえ込む。
舌以外がいいのだろうか――いや、
もう既に私のモノの形を覚えた場所に、
私のモノをねじ込んだ。
柔らかな肌に触れて、私の方が限界に近くなり
"今は"コレで終わりだと、いい聞かせながら
白濁を彼女の奥に吐き出した。それなのに
もうすでに今か今かと待ち望むように、
怒張し、天を仰いで、先端からは
待ちきれない様子でダラダラと涎のように
雫が溢れ出している。

もう、彼女に愛の証明できただろうか?
やりすぎたのは重々承知だ。
私は彼女の腰の上の辺りに跨った。
彼女は恍惚(こうこつ)とした表情で
私を見ていた。
これでまた触れることができると思うと、
ぞくぞくと欲望が背筋を駆け上がる。
ゴブッと想像だけで薄くなった白濁が
彼女の腹部に、零れ落ちた。
「んんんっ!」
「気づいた…か?何か飲むか?」
コクンと彼女は細い首を動かした。
私は水を口に含み彼女に与えた。
ゴクッ、彼女の喉に水が通っていった。
その姿だけで、私の欲情を抑えるのに
かなり苦労してしまった。
続け様に水や、スープ、そして果実水なども
口移しで与えた。
彼女に覆いかぶさる様な体勢がいけなかったのか
ドロリと流れた欲が彼女の臍の中に
溜まっていく、淫靡(いんび)な光景に眩暈がした。
前かがみになって、剥き出しの自身を
彼女の腹部に押し当てる。
柔らかくて、少し汗ばんでいて、
私の欲でヌルヌルと暖かな皮膚の上を滑った。
「う、うそだっうぉっ…んんっ、
まって…やぁっ!」
自分のモノを彼女の腹に擦り付けるように
腰を動かすと、彼女が首を横に振る。
嘘じゃない、はいりたいが―わかるだろう?
私は君を見ただけで欲望している。
愛しい君だから。私は君愛しているから。
タガが外れてしまった……すまない。
彼女は私を受け入れてくれたようで、
私の胸に縋り付きながら、自ら私自身に
胸や肩などに手を添えてくれた。
私の愛をわかってくれたようだった。
嬉しくて、私もその添えてくれた手に、
自分の手を重ねた。
初めての交わりから何度目かの交わり
そして彼女の腹部や身体のあちこちに
自分を示すかのようにくらくらとするほどの
幸せを感じながら、躊躇うことなく
白濁を吐き出した。 

     ***

何がいけなかったんだろう?
コワイと感じていたのに、今はちがう
怖さがオザーム王太子殿下に対して
感じていた。
自分自身壊れてしまう。
コワイ。身体の感覚がない。
耳を舐められて、我慢できずに
許諾してしまったのがダメだったのか?
そこからは、怒涛だった。
彼の筋肉が素晴らしいと思い触っていたハズ?
色々舐められ気持ち良くなりすぎて
おかしくなった。大きすぎて、入らないハズの
殿下の殿下を、ものの見事にのみ込み、
何度も何度も最奥を"疲れた"
……んっ?
"疲れた"じゃなく、"突かれた"だ。
オザーム王太子殿下は絶対に
絶倫、ぜ、つ、り、んだ!!
しかも、かなりの絶倫!
体力オバケだ。

身体に力が入らず、まとっていたシーツが
いつのまにか、はだけてしまったが
そのシーツを自分の胸元まで引き上げるのでさえ
億劫(おっくう)に感じ、だらりとしていたのが
悪かったのだろう。
めくれ上がったシーツからのぞく
胸やおへそを彼が、舐めだした。
「まっ…あっ!やめっ…っ!」
ヌルリとおへそ中に舌が強引に入ってきた
感触に腰が引けたが、彼の手が私の腰を
とらえて、実際には私(キオナ)は
身体に力が入らずまったく(無抵抗)
動いていなかっただろう。
しばしば、彼の歯とうっすら生えた
ヒゲらしきモノがチクチクと腹部に当たって
奇妙な感覚を覚えた。
グチュ、グチュ、グボっていう生々しい音、
幾度も抜き差ししたかと思うと、
ねっとりとした何かが身体のあちこちに
熱くまとわりついていた。
足がびくびくと何度も跳ねるが、
彼自身が動くから私(キオナ)も自然と
動いていた気がした。
「やっ…んっ!…もう、やだぁっ!」
懸命に訴えると、彼は素直に私の上から
どいてくれたし、口移しで何度も水分や
食事を与えてくれた。
嫌じゃない、嫌じゃないけどかなり
自分が恥ずかしい。
しかも、その行為を何の躊躇(ためら)いもなく
受け入れ、気持ちがいいだなんて思った事に
耐えられなかった。
いたたまれない。もう無理!!
恥ずかしくて彼を直視できない。
何度か気絶は出来たようだが、
恥ずかしい時に限ってなぜ気絶できないんだろう?
恥ずかしくて顔を背けて息を整える。
頭が真っ白で、回らない。
身体も真っ白な、ナニかがまとわりついてる。
「お風呂に入りたい。」
……ベタベタする。

身体の上にあった彼の体重が移動して、
ほっとしたのもつかの間、今度は
願い通り?お風呂に移動していた。
えっ?!うえぇー!!
って思った瞬間、お風呂場で……。
彼の剣ダコがある大きな手にはヌルヌルした
石鹸がつけられ、スポンジや布とかではなく
素手で身体のあちこちを触られ……
洗われたのだった。
湯船の中では抱きかかえられるように
程よくぬるいお湯に溶けそうになってしまった。
明らかにお尻のところに、とあるモノが
大きくなり存在をアピールしていた。
触らぬ神…モノになんとやらで、
流されるままそっとしていた。
すると、"愛してる。とか"君自身が好きだ。"
"たとえ君が男の身体でも愛せる自信はある。"
コトバゼメ。
陥落した。もうダメ。
私(キオナ)はこの天下無敵のオザーム王太子殿下に
やられてしまった。

「私もあなたを愛してます。」

どちらの身体が震えていたのかはわからない。
ただ、お風呂でも2人は一つになってしまった
ハズだった。
好きすぎて思考が止まったわけじゃなく
お風呂でのぼせたのと、気絶したのと
気づけば、オザーム王太子殿下は
真っ裸で正座をし執事らしき人に
お説教されていた。
私(キオナ)と目があうと彼が前かがみになって
いたけど…知らないふりをした。
生理現象だ。
アレは仕方ない……。
自分自身で感じてくれているんだからと
思いながらも、複雑な心境だった。

マリー(キオナ)とオザーム王太子殿下は
部屋に1週間もこもりきっていたのだった。
喉はかれ、体力も奪われたマリー(キオナ)は
さらに1週間、ベッドの住人化となり
オザーム王太子殿下付きの優秀な執事と
マリー付きの侍女の監視のもと、
過度な触れ合い禁止令が出た。
マリー(キオナ)は3日ほど腰が抜けた状態で
身体全体筋肉痛になっていた。

      ***

10年経った今、マリーとキオナの
中身は入れ替わったまま。
マリー(キオナ)は、4人の姫と3人の王子を
産んだ。
キオナ(マリー)とルカ王女殿下には
2人の姫と2人の王子を産んだ。
その後も相変わらず、新婚のような2人と
その家族はいつまでも幸せに暮らしました。

1日3回、食事はちゃんととること。
アレも、3回まで。
それは王家の隠れた家訓になっていった。


       おしまい。

ここまで読んでいただき、まことにありがとうございます。感謝します。
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