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第3章
(49)こっそり、こっそり。③
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お昼ご飯も食べ終わった私達は交代していた人にお礼を言って元に戻ったの。騎士さん達もそれぞれご飯を持ってきて順番待ちの間に食べてるみたい。
「さ、頑張りましょうか!」
「はい」
「はい!」
交代した後も騎士さん達がいっぱい来て水分補給をとって行ったよ。
「お嬢さん、お水頂けませんか?」
「はい!って、あれ?」
声をかけた騎士さんは凄ーく見覚えのある……見覚えのある……ある……あっ!
「(ジャックさん!)」
「ん?どうしたの?」
ここでソフィアですとは絶対言えないよ!!
「ジャック隊長……ここで何をなさっておられるんですか」
シェラさんが私のフォローに入ってくれた。助かった~!
「いや~、ハンネちゃん達の様子はどうかな~っと思ってやって来ちゃったっすよ」
「それは他の隊長達には?」
「それは……ほら、隠密にっすよ!」
何も言わずに来たんですねジャックさん……シェラさん冷たい目でジャックさん見てる。
「おっ!次の試合が始まるみたいっすよ!」
あっ、話を逸らしたよ。まあジャックさんのことだから大丈夫なんだろうね。
一方、国王達のいる観覧席では……
「今のところ、有力候補はマイルだな」
「ありがとうございます」
エリックは国王に一礼する。シュゼット王妃は笑顔で、
「ソフィアちゃんが見たらきっと驚くでしょうね!パトリシア様」
パトリシア・キヴァシエル。フィリップの妻である。
「そうですね。出来れば私は、世界巡礼に行かれる前にソフィア様にお会いしてみたいです」
「では、この催し物が終わった後でソフィアちゃんに会いに行くのはどうでしょう?」
「それは良いですね!」
ふふふっと話に盛り上がる奥方達。それを見ながらフィリップがエリックの元へ向かう。
「お前もいい歳だろう?気になる女性はいないのか?」
「今は国王の護衛とソフィアが1番大事だ。そんな思いは全くないな」
「それじゃ婚期逃しても知らねーぞ?」
アルフが2人の話に参加してきた。
「アルフ、お前だってまだだろ?」
「俺はそういうのには全然興味ないからな!」
「そうだったな。アルフには無縁だったな」
「何か棘のある言い方だな……そう言えば、ジャックはどこだ?」
アルフがそう言うと、エリック達はあたりを見回す。
「はあ……あいつまた職務怠慢か?」
「いたぞ、あそこは……ソフィア様がいるところじゃないか!」
フィリップが少し羨ましそうに言う。
「フィリップ、お前も行きたいんじゃねーか!」
「ソフィア様とは家族共々親しくなっておきたいからな。彼女は我々を色々と感化させる」
「それを言ったら、エリックは手回しが早かったよな」
アルフがニヤッと笑う。
「それは、マイルがあのままでは本当に壊れてしまうと思ったからだ……」
「私もそれは案じていたが、今では進化を遂げたように強くなっているではないか」
「ああ、それは俺も思ったな!」
「本当か~?」
楽しそうに話す隊長達。その姿を羨ましそうに見つめる国王。
「(誰か話しかけてくれぬかのう……)」
「父上」
「どうした、レオン」
レオン王子は悲しそうな顔で国王を見る。
「ソフィアのことか?」
「はい……本当に、すぐ行ってしまうのですか?」
「あと数日……なのだ」
「……もっと仲良くなりたかったです」
「そうだな」
「まあ、初めは隣国のウドヴァ国って言ってたから、もしかしたら逢えるかもしれないね」
「……!」
「そう言われると、またすぐ逢える気がしてきたな」
「はい!」
レオン王子はまた逢えるようにと心の中で強く願った。
「さ、頑張りましょうか!」
「はい」
「はい!」
交代した後も騎士さん達がいっぱい来て水分補給をとって行ったよ。
「お嬢さん、お水頂けませんか?」
「はい!って、あれ?」
声をかけた騎士さんは凄ーく見覚えのある……見覚えのある……ある……あっ!
「(ジャックさん!)」
「ん?どうしたの?」
ここでソフィアですとは絶対言えないよ!!
「ジャック隊長……ここで何をなさっておられるんですか」
シェラさんが私のフォローに入ってくれた。助かった~!
「いや~、ハンネちゃん達の様子はどうかな~っと思ってやって来ちゃったっすよ」
「それは他の隊長達には?」
「それは……ほら、隠密にっすよ!」
何も言わずに来たんですねジャックさん……シェラさん冷たい目でジャックさん見てる。
「おっ!次の試合が始まるみたいっすよ!」
あっ、話を逸らしたよ。まあジャックさんのことだから大丈夫なんだろうね。
一方、国王達のいる観覧席では……
「今のところ、有力候補はマイルだな」
「ありがとうございます」
エリックは国王に一礼する。シュゼット王妃は笑顔で、
「ソフィアちゃんが見たらきっと驚くでしょうね!パトリシア様」
パトリシア・キヴァシエル。フィリップの妻である。
「そうですね。出来れば私は、世界巡礼に行かれる前にソフィア様にお会いしてみたいです」
「では、この催し物が終わった後でソフィアちゃんに会いに行くのはどうでしょう?」
「それは良いですね!」
ふふふっと話に盛り上がる奥方達。それを見ながらフィリップがエリックの元へ向かう。
「お前もいい歳だろう?気になる女性はいないのか?」
「今は国王の護衛とソフィアが1番大事だ。そんな思いは全くないな」
「それじゃ婚期逃しても知らねーぞ?」
アルフが2人の話に参加してきた。
「アルフ、お前だってまだだろ?」
「俺はそういうのには全然興味ないからな!」
「そうだったな。アルフには無縁だったな」
「何か棘のある言い方だな……そう言えば、ジャックはどこだ?」
アルフがそう言うと、エリック達はあたりを見回す。
「はあ……あいつまた職務怠慢か?」
「いたぞ、あそこは……ソフィア様がいるところじゃないか!」
フィリップが少し羨ましそうに言う。
「フィリップ、お前も行きたいんじゃねーか!」
「ソフィア様とは家族共々親しくなっておきたいからな。彼女は我々を色々と感化させる」
「それを言ったら、エリックは手回しが早かったよな」
アルフがニヤッと笑う。
「それは、マイルがあのままでは本当に壊れてしまうと思ったからだ……」
「私もそれは案じていたが、今では進化を遂げたように強くなっているではないか」
「ああ、それは俺も思ったな!」
「本当か~?」
楽しそうに話す隊長達。その姿を羨ましそうに見つめる国王。
「(誰か話しかけてくれぬかのう……)」
「父上」
「どうした、レオン」
レオン王子は悲しそうな顔で国王を見る。
「ソフィアのことか?」
「はい……本当に、すぐ行ってしまうのですか?」
「あと数日……なのだ」
「……もっと仲良くなりたかったです」
「そうだな」
「まあ、初めは隣国のウドヴァ国って言ってたから、もしかしたら逢えるかもしれないね」
「……!」
「そう言われると、またすぐ逢える気がしてきたな」
「はい!」
レオン王子はまた逢えるようにと心の中で強く願った。
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