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出会い
第7話 便乗
しおりを挟む「3色の少女は、私たち王国騎士団が責任を持って回復させます!3色持ちは前例がない。私たちとしても、回復してもらいたいと思っていますので。」
ルフラが島民に向けて言い放った。
「王国騎士団が言うなら…なぁ…」
「まぁ…こんな辺境の島よりは……」
島民たちは、お互いに顔を見合わせて話している。
「異論がなければ、3色の少女は私たちへの船へと連れていきます。――ないようですね。」
ルフラは、イロを抱えて船へと向かった。
シキが横に付いてきていることも、わかっていた。
シキが口を開き、夢の話をした。
ルフラは、シキのやるせなさを感じ取った上で
「夢は夢です。……君のせいではないよ。」
と、シキに伝えた。夢の内容に違和感を感じながら…
シキが去っていく時、ルフラは声をかけなかった。
何と声をかけたら良いのか、わからなかった。
イロを船へ連れた後、ルフラは島の中へと戻った。
成人が集まった場所へと着いたルフラは言い放った。
「私は、王国騎士団団長ルフラといいます。王国騎士団へ入団希望の者はいませんか?」
辺境の島だ。ルフラはあまり期待していなかった。
「……希望します。」
1人の青年が、手を挙げた。
「お名前は?」
「俺……私はブルと言います。」
「色はありますか?」
「青です。」
「なぜ、入隊を希望するのですか?」
「……」
「正直に答えてください。」
「イロが……3色の少女が心配だからです。」
「知り合いですか?」
「共にこの島で育ちました。」
「そうですか…。では明日の朝、荷物をまとめ船へと来てください。」
「……わかりました。」
ルフラは言い放った。
「他に希望する者はいませんか?」
王都は遠い。ブルの他に手を挙げるものはいなかった。
ルフラはその場を立ち去り、船へ戻った。
船に戻ったルフラは船医に尋ねた。
「少女の様子はどうですか?」
船医が答えた。
「わかりません…眠っているようにしか…」
「そうですか。わかりました。王都まで変化があるかよく見ておいてください。」
「わかりました。」
甲板に出たルフラは空を見上げた。
空は澄み、星々が見えていた。ルフラはしばらく星を見た後に、船室へと戻って行った。
――翌日の朝
「フナバ島、ブル、15歳。王国騎士団への入団を希望し、荷物をまとめて参りました。よろしくお願いいたします!」
「よく来ました、ブル君。入団できるかはわかりませんが、とりあえず、王都まではよろしくお願いします。」
大声で挨拶をし、船へと乗り込んできたブルにルフラは優しく声をかけた。
「それでは、出発します。王都に向けて出港!」
ルフラたちはフナバ島を後にした。
しばらくすると、船首の方が騒がしくなった。
「おい!この先でボートが壊れてる!」
「あそこに、人がいるぞ!」
「ボートの残骸に捕まってるぞ。」
「ルフラ団長!遭難者を救助します。」
引き上げられた青年を見て、ブルとルフラは驚いた。
「シキッ!」
「シキ…」
「よぉ!久しぶりだな。」
シキは笑顔を見せていた――
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