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出会い
第27話 再会
しおりを挟む――シキとアカは歩いていた。
「あっつい…暑すぎる……何だよこの暑さ。」
「本当に暑いね~…」
「ドラフターはまだかよー…」
「この川沿いだから、もうすぐ着くと思うよ~。ほら、その丘越えるまで頑張れ!」
2人が丘を上がると、眼下に街が広がっていた。
「おお!あれが、ドラフターか!着いた~…」
「結構、歩いたね~。てか、すごっ。あの街色んなとこから煙出てるよ!」
「機械の街らしいな!でも、余計に暑そうだなぁ」
「とりあえず、行ってみよ!」
2人は街が見えたことに喜び、急いでドラフターヘと向かって行った。
「とうちゃーく!」
「暑かったね~」
2人が関所を抜けると、ひんやりとした空気が出迎えてくれた。
「涼しいなー!」
「うん!涼しい~…。あんなに空はカンカン照りなのに不思議…」
「機械の街だからな!何かしてんだろ!」
「そうだね!ね~ね~シキ、色んなお店があるよ!見てみようよ!」
「お前…また、無駄遣いする気か?」
「見てみるだけ~。ほら、行こ!」
シキはアカに手を引かれ、色んな店へと連れまわされた。
光を放つ機械や、色を使って遊ぶおもちゃ、どんな色でも火を出すことのできる機会に、水を出せる機械。
2人が初めて見るものばかりだった。
シキも初めは楽しかったが、だんだんと疲れを感じ始めている頃、ふと1つの大きな機械が目に入ってきた。
「なぁ、アカ。あれは何だろうな?」
「ん~どれ?」
「あの、丸いのが2つついてる大きなやつ。」
「…何だろうね~。何だか乗り物みたいだけど…。」
「何か、こう…かっこいいな。」
「そう?あたしは良くわかんないや…。」
「なぁ、見に行ってみようぜ。」
「いいよ~。乗り物ならあったら便利かもだし!」
2人は乗り物らしきものが置いてある、店へと向かって行った。
2人が店に近づいた時、店の中から人が飛び出してきた。
「スネズ!お前はもう出て行け!事あるごとに親方に意見ばかりしやがって…」
「何だよ!もっと良いものにしてやろうとして言ってんのに!」
「迷惑なんだよ!親方の面目を潰す気か!」
「知らねーよ!そんなもん。良いもの作って何が悪いんだよ!」
「もういい!お前はクビだ!勝手に好きなもん作ってろ!」
灰色がかった髪の青年――スネズが、店に唾を吐き2人の方へと歩いてきた。
「…あ!あんた、銃を売ってた奴ね!」
「……誰だお前。」
「あんたの銃、1回で壊れたんだけど!あれ、不良品じゃないの!」
「…知るか、そんな事。買った後のことなんか自己責任だろ。」
「そんな言い方ある?待ちなさいよ!」
スネズが2人の横を通ろうとした時、アカが青年の肩を持って引き留めた。
振り向いた青年の顔を見て、2人は驚いた。
「…あんた、泣いてんの?」
「……泣いてないわ、赤髪女。」
「とりあえず、話聞きなさいよ!」
「…っち。わかったよ。じゃあ、近くの飯屋で飯奢れよ。」
「いいわよ!とことん、話そうじゃない!」
シキはアカの剣幕にタジタジだったが、流れのまま近くにある飯屋に3人で向かって行った――
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