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2 執事
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藍色の扉の取手を握ろうとした瞬間、扉が開く。
昨日の様子が気になって、今日はいつもより早く王都の家を出た。
絶対寝ているはずだと思っていたのに扉が開いたものだから、サイラスは咄嗟に手を引っ込める。
そして中から出てきたのは愛しい幼馴染ではなく、鍛え上げられた肉体美が服の上からでも分かる美男。
「あ゛?」とうっかり漏れてしまったドスの効いた本性なんか、気にしていられない。
もう一度頭のてっぺん~爪先までを目視し、脳内で殺すシミュレーションをしてから、サイラスは美男に話しかけた。
「で、どちら様?」
「サイラス様、おはようございます。昨日よりシイハ様の身の回りのお世話を仰せつかりました執事のデイビットと申します。よろしくお願いいたします。」
「・・・・・・あ゛?」
デイビットの言葉を頭で反芻したけども、やはり意味がわからない。
溢れ出す魔力を抑える気もないサイラスは、加えて剣の柄に手を伸ばす。
その様子にも全く怯む様子のないデイビットは、品のある礼をして背筋を伸ばした。
「申し訳ございませんが、シイハ様はしばらくどなたともお会いしないとのことですので、」
「あ゛?」
「どうぞお引き取りください。」
「何言っ、?!ちょ、っ、はぁあああ?!」
サイラスの返答を待たずして一つも音を立てず閉められた扉。
落ち着いた藍色が、今日は酷くサイラスの神経を逆撫でさせた。
「っ、シイハッ、いるんだろ?!開けろ!俺だ、サイラスだ!!」
サイラスがいくら叫んでも、藍色を叩いても、再び開くことはない扉。
いっそのことぶっ壊すか、とも思ったが、シイハが扉にどんな魔法を、しかも何重にかけているかサイラスでも分からない。
シイハの体に何か反動があっても困るし、下手をすれば自分が死ぬかもしれない。
現最強の魔法使いに、"魔法で"叶うはずがないのだ。
「シイハァ!仕事の後にまた来るからなッッ!」
響き渡る声で叫んでも、家の中から返答はない。
よりによって今日は、子どもたちの稽古に加え、騎士の訓練、街の見回りに大型の獣討伐まで夜まで予定がぎっちり詰まっている。
それを全て蹴るなんて、今のサイラスの活躍を誰よりも誇りに思ってくれているシイハがきっと悲し・・・、いや、怒る。それも静かな激怒。
シイハは怒らせるととても静かで、恐ろしいのだ。
後ろ髪を引かれながら仕方なく王都に戻り、仕事をして、再びシイハの家を目指そうと森に入ったサイラス。
暗闇の中で、絶望する。
「・・・ッッ、シイハぁ・・・、これは一体何の魔法だぁあああ!!」
行けど進めど、あっという間に森の入り口に戻されてしまう。
通い慣れた獣道にすら、何度やったって辿り着かない。
そして「夜更かしは絶対駄目だよ」と昔からシイハに強く言われているサイラスは、今日のところは負けておいてやる、と捨て台詞を吐いて、家路につく。
脳内では昨日のシイハとのやりとりを思い出し、何がいけなかったのかと反省会が始まった。
「・・・・・・分からん・・・」
肩を落とす頃には道場隣の自宅に着いた。
実はここにもシイハとの寝室が用意されていることを、シイハ本人は知る由もないが、今はそれどころではない勇者サイラスは呆然としながら浴室へ向かった。
----------------⭐︎
今朝はオレンジを剥いた。
テーブルにこんもりと剥いたオレンジを置いた時、サイラスはある物を発見して顔を顰める。
「シイハ、何これ。」
「・・・ああ、返事出すの忘れ、」
「これに返事出すっての?」
「?いつも出してるよ。」
「・・・いつも・・・?」
「うん。"行けません"って。」
二通の封書を持つ手が、怒りで震える。
そもそもこんな森の奥まで封書を送りつけてくるなんて思いもせず、監視の目を緩めてしまった自身に腹が立つサイラスは、怒りで震えそうになる声を必死に抑え込んだ。
「他には?」
「・・・え?」
「これは夜会の誘いだろ。他にはどんな手紙が来たんだ?」
「ええ・・・?うーん・・・茶会と・・・」
「・・・と?」
「つ、釣書・・・」
「・・・へえ。」
釣書とはつまり、シイハに縁談の話が来ているということ。
向かい合って座るサイラスの視線から逃げるようにオレンジしか見ないシイハは、見た通りまるで小動物のよう。
一方、握ったフォークを力任せに曲げてしまったサイラス。
自分の失態とも言えるこの現実に、感情をうまくコントロールできなくなっていた。
シイハに直接接触するのはほぼ不可能なのに、こういう"虫"がどうしても湧いて出てくる。
面を着けているのが逆にミステリアスでいい、だとか、パーティの連中がシイハの素顔について話しただとか、単に勇者一行が魅力だとか、理由は様々あるとして。
どんなに良い奴、世話になった奴だったとしても、"そういう意味"でシイハに近づこうとする人間を、サイラスは「全員殺してやりたい」と、本気で思っている。
今の所、好意がある素振りを少しでも見せた奴らには、その段階で裏から好みの相手を充てがい、シイハから意識を逸らすことに成功。
だが、封書と来たか。
抜かった。
これは自分が抜かった結果だと、サイラスは内心自分を責め続けた。
「今度から俺に言えよ。」
「・・・どうして?自分で返事かけるよ?」
「俺が代わりにいってきてやる。」
「・・・サイラス、結婚したいの?」
「っ、は?!え?!そそそそそうだな?!そろそろ・・・とは思って、るけど?!」
「・・・そう。」
キッチンで曲げてしまったフォークの代わりを探していたサイラスはシイハの問いかけに動揺してしまい、うっかりカトラリーケースをひっくり返してしまった。
今後家族が増えてもいいように、とサイラスが一方的に買い揃えた銀のカトラリーはなかなか数が多い。
赤くなった耳を隠せるいい口実だとばかりに、サイラスはしゃがみ込んでカトラリーを一つ一つ拾い上げる。
「──て、──ね。」
「ん?シイハ、今何か言ったか?」
「・・・このオレンジ、おいしいね。」
「だ、だろ~?!色が濃いの選んで来たからな!あはは、はは、」
「・・・いつも、ありがとう。」
「な、なんだよ、急に。気にすんなって。」
「・・・・・・」
そしてこの後、サイラスはいつも通りシイハの髪を結い、昼食と夕食の仕込みをして、食器を洗って、掃除をした。
孤児院にいた頃から、片付けや料理が苦手だったシイハの代わりに何でも世話を焼いてきた────心の底から喜んでやっている────のだが、その間いつもはぼーっと窓の外を見ているシイハがこの日は違った。
「シ、シイハ?」
「・・・なに。」
「い、いいんだぞ、座ってて・・・」
「・・・・・・うん。」
シイハは動き回るサイラスのことを立ったままじっと見ていた。
サイラスはシイハと同等レベルで魔力が多いから、瞳を見ても何ともないのだが、そんなに見られると逆に緊張してしまう。
平然を装うサイラスだが、心の中では「あ────可愛い────!」と大絶叫だ。
「な、なんか、あったか?」
「・・・ううん。」
「そっ、そうか・・・」
「うん。」
すっかり熱に浮かされたサイラスは気づかなかった。
王都に戻っていく後ろ姿を見ながら、シイハが静かに泣いていたことや、この後一人で王宮へ向かい執事を探してほしいと願い出たことを。
「・・・僕のせいで、サイラスが結婚できない・・・」
もしサイラスがシイハの言葉を聞いていたとすれば、間違いなく発狂していたことだろう。
そして聞いていなかったからこそ今朝の一件が起こったわけだが、サイラスはそんなこと知る由もない。
昨日の様子が気になって、今日はいつもより早く王都の家を出た。
絶対寝ているはずだと思っていたのに扉が開いたものだから、サイラスは咄嗟に手を引っ込める。
そして中から出てきたのは愛しい幼馴染ではなく、鍛え上げられた肉体美が服の上からでも分かる美男。
「あ゛?」とうっかり漏れてしまったドスの効いた本性なんか、気にしていられない。
もう一度頭のてっぺん~爪先までを目視し、脳内で殺すシミュレーションをしてから、サイラスは美男に話しかけた。
「で、どちら様?」
「サイラス様、おはようございます。昨日よりシイハ様の身の回りのお世話を仰せつかりました執事のデイビットと申します。よろしくお願いいたします。」
「・・・・・・あ゛?」
デイビットの言葉を頭で反芻したけども、やはり意味がわからない。
溢れ出す魔力を抑える気もないサイラスは、加えて剣の柄に手を伸ばす。
その様子にも全く怯む様子のないデイビットは、品のある礼をして背筋を伸ばした。
「申し訳ございませんが、シイハ様はしばらくどなたともお会いしないとのことですので、」
「あ゛?」
「どうぞお引き取りください。」
「何言っ、?!ちょ、っ、はぁあああ?!」
サイラスの返答を待たずして一つも音を立てず閉められた扉。
落ち着いた藍色が、今日は酷くサイラスの神経を逆撫でさせた。
「っ、シイハッ、いるんだろ?!開けろ!俺だ、サイラスだ!!」
サイラスがいくら叫んでも、藍色を叩いても、再び開くことはない扉。
いっそのことぶっ壊すか、とも思ったが、シイハが扉にどんな魔法を、しかも何重にかけているかサイラスでも分からない。
シイハの体に何か反動があっても困るし、下手をすれば自分が死ぬかもしれない。
現最強の魔法使いに、"魔法で"叶うはずがないのだ。
「シイハァ!仕事の後にまた来るからなッッ!」
響き渡る声で叫んでも、家の中から返答はない。
よりによって今日は、子どもたちの稽古に加え、騎士の訓練、街の見回りに大型の獣討伐まで夜まで予定がぎっちり詰まっている。
それを全て蹴るなんて、今のサイラスの活躍を誰よりも誇りに思ってくれているシイハがきっと悲し・・・、いや、怒る。それも静かな激怒。
シイハは怒らせるととても静かで、恐ろしいのだ。
後ろ髪を引かれながら仕方なく王都に戻り、仕事をして、再びシイハの家を目指そうと森に入ったサイラス。
暗闇の中で、絶望する。
「・・・ッッ、シイハぁ・・・、これは一体何の魔法だぁあああ!!」
行けど進めど、あっという間に森の入り口に戻されてしまう。
通い慣れた獣道にすら、何度やったって辿り着かない。
そして「夜更かしは絶対駄目だよ」と昔からシイハに強く言われているサイラスは、今日のところは負けておいてやる、と捨て台詞を吐いて、家路につく。
脳内では昨日のシイハとのやりとりを思い出し、何がいけなかったのかと反省会が始まった。
「・・・・・・分からん・・・」
肩を落とす頃には道場隣の自宅に着いた。
実はここにもシイハとの寝室が用意されていることを、シイハ本人は知る由もないが、今はそれどころではない勇者サイラスは呆然としながら浴室へ向かった。
----------------⭐︎
今朝はオレンジを剥いた。
テーブルにこんもりと剥いたオレンジを置いた時、サイラスはある物を発見して顔を顰める。
「シイハ、何これ。」
「・・・ああ、返事出すの忘れ、」
「これに返事出すっての?」
「?いつも出してるよ。」
「・・・いつも・・・?」
「うん。"行けません"って。」
二通の封書を持つ手が、怒りで震える。
そもそもこんな森の奥まで封書を送りつけてくるなんて思いもせず、監視の目を緩めてしまった自身に腹が立つサイラスは、怒りで震えそうになる声を必死に抑え込んだ。
「他には?」
「・・・え?」
「これは夜会の誘いだろ。他にはどんな手紙が来たんだ?」
「ええ・・・?うーん・・・茶会と・・・」
「・・・と?」
「つ、釣書・・・」
「・・・へえ。」
釣書とはつまり、シイハに縁談の話が来ているということ。
向かい合って座るサイラスの視線から逃げるようにオレンジしか見ないシイハは、見た通りまるで小動物のよう。
一方、握ったフォークを力任せに曲げてしまったサイラス。
自分の失態とも言えるこの現実に、感情をうまくコントロールできなくなっていた。
シイハに直接接触するのはほぼ不可能なのに、こういう"虫"がどうしても湧いて出てくる。
面を着けているのが逆にミステリアスでいい、だとか、パーティの連中がシイハの素顔について話しただとか、単に勇者一行が魅力だとか、理由は様々あるとして。
どんなに良い奴、世話になった奴だったとしても、"そういう意味"でシイハに近づこうとする人間を、サイラスは「全員殺してやりたい」と、本気で思っている。
今の所、好意がある素振りを少しでも見せた奴らには、その段階で裏から好みの相手を充てがい、シイハから意識を逸らすことに成功。
だが、封書と来たか。
抜かった。
これは自分が抜かった結果だと、サイラスは内心自分を責め続けた。
「今度から俺に言えよ。」
「・・・どうして?自分で返事かけるよ?」
「俺が代わりにいってきてやる。」
「・・・サイラス、結婚したいの?」
「っ、は?!え?!そそそそそうだな?!そろそろ・・・とは思って、るけど?!」
「・・・そう。」
キッチンで曲げてしまったフォークの代わりを探していたサイラスはシイハの問いかけに動揺してしまい、うっかりカトラリーケースをひっくり返してしまった。
今後家族が増えてもいいように、とサイラスが一方的に買い揃えた銀のカトラリーはなかなか数が多い。
赤くなった耳を隠せるいい口実だとばかりに、サイラスはしゃがみ込んでカトラリーを一つ一つ拾い上げる。
「──て、──ね。」
「ん?シイハ、今何か言ったか?」
「・・・このオレンジ、おいしいね。」
「だ、だろ~?!色が濃いの選んで来たからな!あはは、はは、」
「・・・いつも、ありがとう。」
「な、なんだよ、急に。気にすんなって。」
「・・・・・・」
そしてこの後、サイラスはいつも通りシイハの髪を結い、昼食と夕食の仕込みをして、食器を洗って、掃除をした。
孤児院にいた頃から、片付けや料理が苦手だったシイハの代わりに何でも世話を焼いてきた────心の底から喜んでやっている────のだが、その間いつもはぼーっと窓の外を見ているシイハがこの日は違った。
「シ、シイハ?」
「・・・なに。」
「い、いいんだぞ、座ってて・・・」
「・・・・・・うん。」
シイハは動き回るサイラスのことを立ったままじっと見ていた。
サイラスはシイハと同等レベルで魔力が多いから、瞳を見ても何ともないのだが、そんなに見られると逆に緊張してしまう。
平然を装うサイラスだが、心の中では「あ────可愛い────!」と大絶叫だ。
「な、なんか、あったか?」
「・・・ううん。」
「そっ、そうか・・・」
「うん。」
すっかり熱に浮かされたサイラスは気づかなかった。
王都に戻っていく後ろ姿を見ながら、シイハが静かに泣いていたことや、この後一人で王宮へ向かい執事を探してほしいと願い出たことを。
「・・・僕のせいで、サイラスが結婚できない・・・」
もしサイラスがシイハの言葉を聞いていたとすれば、間違いなく発狂していたことだろう。
そして聞いていなかったからこそ今朝の一件が起こったわけだが、サイラスはそんなこと知る由もない。
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