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15 花村 渚という男
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「君、楓のお友達かな?」
「・・・は、い・・・?」
ここは楓くんの低層マンションのキッチン。
今日は2月下旬の金曜日、19時25分。
週末なので同じ時間に退勤しようとしたところを、楓くんは校長に捕まり「先に帰ってて」と目くばせをされた。
言う通りに学校を出ていつもの9番の駐車場に車を停めた後、帰ってすぐ夕飯を食べられるように作り置きしてあった豚バラ煮込みカレー(楓くん作)を温めていた時だった。
玄関が開く音がして楓くんが帰ってきたもんだと思い「おかえりなさい」とやや微笑みながら振り向いたところ、知らない男が立っていた。
俺は目に入った包丁に思わず手を伸ばしたが、鍵を開けて自分で入ってきたということはここの合鍵を持っているってことだし、やめておいた。
一体誰なんだ・・・?と顔には出さないようにして、頭の中は絶賛混乱中である。
目の前の男、真冬だと言うのに短パンを履いている。
すね毛一本もないスベスベな足、焦茶色のツンツン頭、目は垂れ目。
歳は見る限り30歳代・・・のようだが、格好からして若く見える。
俺よりやや身長は低いので170cm後半くらい・・・?
窺うように見ていると突然「あっ!」と大きな声をあげて俺を指をさす男。
人を指差すなって習わなかったのか、と頭をよぎったがこれも口には出さなかった。
「もしかしてさ、君が"チョコレートの人"?」
「・・・チョコ、レート・・・?」
「へぇ~、くっついたんだ!楓も勿体ぶらずに言ってくれればいいのにさ。」
「・・・あ、あの失礼ですが・・・あなたは・・・?」
「楓の兄ちゃんの渚ですよ~。初めまして、君の名前は?」
「・・・・・・お、おに、お兄さん?!」
「はーい!兄でーす!」
確かに歳の離れた兄がいる、と楓くんから聞いていたが、目の前の渚という男は楓くんと全く似ていない。
これっぽっちも似ていない。
顔の雰囲気も、瞳の色も、身長も、何もかも。
疑いが顔に出ていたのか、渚さんは「あはは」声を上げて笑い出した。
何とも軽薄そうな笑い方である。(失礼)
「楓と似てないって?母親違うんだからそりゃそうだ。」
「・・・つまり、」
「異母兄弟ってやつなのね。でも苗字は一緒だよ?免許証見る?」
「・・・見せてもらってもいいですか。」
自称兄は「心配性だなぁ」とヘラヘラ笑って本当に免許証を見せてくれた。
そこには確かに「花村 渚」と書いてある。
生年月日からして歳は俺の2個下、32歳。
楓くんとは確かに歳が離れている。
どうやら本当らしいと、慌てて謝罪し自己紹介をした。
付き合っているということは楓くんに確認を取らないとカミングアウトしていいのか俺だけじゃ判断ができないから、とりあえず簡単な自己紹介だけ。
「高尾元、と言います。歳は34です。楓さん・・・とは職場が同じで・・・お世話になってます。」
「あ、学校の先生だったっけ。急に俺のとこからいなくなっちゃうんだもん。ビックリしたよ。」
「・・・そう、でしたか。」
「そうそう。意気揚々としてたけど。ここにはたまに泊まりに来てたんだ。最近ちょっと海外に遊びに行っててさ。」
「か、いがい・・・なるほど。」
「お土産持ってきたんだけど・・・俺が"こっち"を持ち帰ってもいいかな。」
「・・・はい?」
渚さんがこっちと指差したのは俺だった。
後ろに何かあるのかと振り向いてみたが特に何も置いていない。
片付けが得意な楓くんのおかげでいつも綺麗なキッチンがあるだけ。
こっちの正体を探すため、俺がキョロキョロとしているとまた渚さんが笑い出す。
「俺と楓、顔似てないけど、こういう好みは似てるみたいだね。」
じりじりと俺の方に近付く渚さんに、あまり良くない展開だと言うことは分かった。
だけど、楓くんの実兄を無下にも出来ずただただ距離を詰められる一方。
キッチンの奥はパントリーになっていて、扉がついている。
気付くと背中に扉が当たっていて、目の前にはヘラヘラ笑う渚さんがいた。
「味見ぐらいいいよね?」
味見ならそこのカレーを食べてくれ、と心で叫んだが、俺の視界はあっという間に渚さんの姿でいっぱいになった。
渚さんの日に焼けた手が俺の右頬まであと2cm。
玄関扉がバァン、と激しく開いた音がして、その勢いのままドドドドドと誰かが走ってくる。
誰なのかすぐ分かって、俺はホッとした。
「離れろ、渚ァア!元さんに触ったら容赦なく刺すからな!」
ハアハア息を切らして登場したのはここの家主、楓くん。
その瞳は怒りで溢れていて、今にも切れ味抜群の包丁を手に取りそうな勢い。
渚さんをどうにかしたい気持ちは山々だが、殺人はまずい。
俺はどうしたらこの兄弟喧嘩を穏便に終わらせられるか頭をフル回転させた。
ぐるぐる思案していると目の前の男は楽しそう喉を鳴らし笑い始める。
・・・いやいや、あなた。
実の弟に殺されますよ?
あ、ほら、本当に包丁見てますよ、あなたの弟さん。
すると渚さんは俺の方に伸ばしていた手を諦めたようにぷらん、と下ろし、楓くんの方に向き直って手を振った。
「お土産持ってきたよ。エスニックテイスト好きだろ?」
「は・な・れ・ろ、って言ってんだよ。マジで刺すぞ。」
「はいはい、離れますよ。まだ触ってないから。元さんいい男だね。」
「・・・クソッ!元!後で仕置きだからな!」
「・・・えっ?!俺が悪いの?!」
「あはは。元さん、俺の方が優しいよ。助けてあげようかぁ?」
「・・・こっち来いよ。一思いに刺してやっから。」
いよいよ包丁を手に取ろうとする楓くんに「ストップストップストップ」と叫びながら俺は強引に飛びついた。
楓くんの顔はちょうど俺自慢の胸板の位置である。
俺の胸筋は割と柔らかいので、楓くんもよく揉んでいるお気に入りだ。
「何で庇うの。渚が好きなの?」
「っ、何でそうなるんだよ!俺は楓くんのことが好きなんだよ!いつも自信満々なのに、こういう時は自信無いの?!」
「・・・俺も元が、好き。」
「わぁ、何これ。公開惚気見せられてんの、俺。アハハハハハ!」
「あ、あの、渚・・・さん?とりあえず、そちらに座ってください。楓くんも、ね?座ろう?」
「・・・渚、元から離れて座れ。」
一先ず座らせた方がいい、と判断した俺はソファの方に2人を誘導した。
リビングの向かい合わせに配置されているソファの片方に渚さん、もう片方に楓くんと俺が座る。
なぜか楓くんは横向きで俺の膝に座った。
首にぎゅっと腕を回されている。
・・・まあ別に楓くんはちっとも重くないからいいんだけど。
そしてそれを見ていた渚さんは楓くんと俺を交互に見ながら益々ニヤニヤしていた。
この兄弟本当に似てないな、と俺は思わず天井を見上げた。
「・・・は、い・・・?」
ここは楓くんの低層マンションのキッチン。
今日は2月下旬の金曜日、19時25分。
週末なので同じ時間に退勤しようとしたところを、楓くんは校長に捕まり「先に帰ってて」と目くばせをされた。
言う通りに学校を出ていつもの9番の駐車場に車を停めた後、帰ってすぐ夕飯を食べられるように作り置きしてあった豚バラ煮込みカレー(楓くん作)を温めていた時だった。
玄関が開く音がして楓くんが帰ってきたもんだと思い「おかえりなさい」とやや微笑みながら振り向いたところ、知らない男が立っていた。
俺は目に入った包丁に思わず手を伸ばしたが、鍵を開けて自分で入ってきたということはここの合鍵を持っているってことだし、やめておいた。
一体誰なんだ・・・?と顔には出さないようにして、頭の中は絶賛混乱中である。
目の前の男、真冬だと言うのに短パンを履いている。
すね毛一本もないスベスベな足、焦茶色のツンツン頭、目は垂れ目。
歳は見る限り30歳代・・・のようだが、格好からして若く見える。
俺よりやや身長は低いので170cm後半くらい・・・?
窺うように見ていると突然「あっ!」と大きな声をあげて俺を指をさす男。
人を指差すなって習わなかったのか、と頭をよぎったがこれも口には出さなかった。
「もしかしてさ、君が"チョコレートの人"?」
「・・・チョコ、レート・・・?」
「へぇ~、くっついたんだ!楓も勿体ぶらずに言ってくれればいいのにさ。」
「・・・あ、あの失礼ですが・・・あなたは・・・?」
「楓の兄ちゃんの渚ですよ~。初めまして、君の名前は?」
「・・・・・・お、おに、お兄さん?!」
「はーい!兄でーす!」
確かに歳の離れた兄がいる、と楓くんから聞いていたが、目の前の渚という男は楓くんと全く似ていない。
これっぽっちも似ていない。
顔の雰囲気も、瞳の色も、身長も、何もかも。
疑いが顔に出ていたのか、渚さんは「あはは」声を上げて笑い出した。
何とも軽薄そうな笑い方である。(失礼)
「楓と似てないって?母親違うんだからそりゃそうだ。」
「・・・つまり、」
「異母兄弟ってやつなのね。でも苗字は一緒だよ?免許証見る?」
「・・・見せてもらってもいいですか。」
自称兄は「心配性だなぁ」とヘラヘラ笑って本当に免許証を見せてくれた。
そこには確かに「花村 渚」と書いてある。
生年月日からして歳は俺の2個下、32歳。
楓くんとは確かに歳が離れている。
どうやら本当らしいと、慌てて謝罪し自己紹介をした。
付き合っているということは楓くんに確認を取らないとカミングアウトしていいのか俺だけじゃ判断ができないから、とりあえず簡単な自己紹介だけ。
「高尾元、と言います。歳は34です。楓さん・・・とは職場が同じで・・・お世話になってます。」
「あ、学校の先生だったっけ。急に俺のとこからいなくなっちゃうんだもん。ビックリしたよ。」
「・・・そう、でしたか。」
「そうそう。意気揚々としてたけど。ここにはたまに泊まりに来てたんだ。最近ちょっと海外に遊びに行っててさ。」
「か、いがい・・・なるほど。」
「お土産持ってきたんだけど・・・俺が"こっち"を持ち帰ってもいいかな。」
「・・・はい?」
渚さんがこっちと指差したのは俺だった。
後ろに何かあるのかと振り向いてみたが特に何も置いていない。
片付けが得意な楓くんのおかげでいつも綺麗なキッチンがあるだけ。
こっちの正体を探すため、俺がキョロキョロとしているとまた渚さんが笑い出す。
「俺と楓、顔似てないけど、こういう好みは似てるみたいだね。」
じりじりと俺の方に近付く渚さんに、あまり良くない展開だと言うことは分かった。
だけど、楓くんの実兄を無下にも出来ずただただ距離を詰められる一方。
キッチンの奥はパントリーになっていて、扉がついている。
気付くと背中に扉が当たっていて、目の前にはヘラヘラ笑う渚さんがいた。
「味見ぐらいいいよね?」
味見ならそこのカレーを食べてくれ、と心で叫んだが、俺の視界はあっという間に渚さんの姿でいっぱいになった。
渚さんの日に焼けた手が俺の右頬まであと2cm。
玄関扉がバァン、と激しく開いた音がして、その勢いのままドドドドドと誰かが走ってくる。
誰なのかすぐ分かって、俺はホッとした。
「離れろ、渚ァア!元さんに触ったら容赦なく刺すからな!」
ハアハア息を切らして登場したのはここの家主、楓くん。
その瞳は怒りで溢れていて、今にも切れ味抜群の包丁を手に取りそうな勢い。
渚さんをどうにかしたい気持ちは山々だが、殺人はまずい。
俺はどうしたらこの兄弟喧嘩を穏便に終わらせられるか頭をフル回転させた。
ぐるぐる思案していると目の前の男は楽しそう喉を鳴らし笑い始める。
・・・いやいや、あなた。
実の弟に殺されますよ?
あ、ほら、本当に包丁見てますよ、あなたの弟さん。
すると渚さんは俺の方に伸ばしていた手を諦めたようにぷらん、と下ろし、楓くんの方に向き直って手を振った。
「お土産持ってきたよ。エスニックテイスト好きだろ?」
「は・な・れ・ろ、って言ってんだよ。マジで刺すぞ。」
「はいはい、離れますよ。まだ触ってないから。元さんいい男だね。」
「・・・クソッ!元!後で仕置きだからな!」
「・・・えっ?!俺が悪いの?!」
「あはは。元さん、俺の方が優しいよ。助けてあげようかぁ?」
「・・・こっち来いよ。一思いに刺してやっから。」
いよいよ包丁を手に取ろうとする楓くんに「ストップストップストップ」と叫びながら俺は強引に飛びついた。
楓くんの顔はちょうど俺自慢の胸板の位置である。
俺の胸筋は割と柔らかいので、楓くんもよく揉んでいるお気に入りだ。
「何で庇うの。渚が好きなの?」
「っ、何でそうなるんだよ!俺は楓くんのことが好きなんだよ!いつも自信満々なのに、こういう時は自信無いの?!」
「・・・俺も元が、好き。」
「わぁ、何これ。公開惚気見せられてんの、俺。アハハハハハ!」
「あ、あの、渚・・・さん?とりあえず、そちらに座ってください。楓くんも、ね?座ろう?」
「・・・渚、元から離れて座れ。」
一先ず座らせた方がいい、と判断した俺はソファの方に2人を誘導した。
リビングの向かい合わせに配置されているソファの片方に渚さん、もう片方に楓くんと俺が座る。
なぜか楓くんは横向きで俺の膝に座った。
首にぎゅっと腕を回されている。
・・・まあ別に楓くんはちっとも重くないからいいんだけど。
そしてそれを見ていた渚さんは楓くんと俺を交互に見ながら益々ニヤニヤしていた。
この兄弟本当に似てないな、と俺は思わず天井を見上げた。
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