【完結】待って、待って!僕が好きなの貴方です!

N2O

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番外編

打ち上げあとの二人

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ティフくんが放課後、お酒を水のように飲んでいるのを見て衝撃を受けたことがある。
この国では十三歳からお酒を飲んでいいそうだ。

だから勉強会と称して談話室でお酒を飲んでる人たち(勉強もしてる)を見ると心底びっくりするし、寮監の先生も「二日酔いには気をつけろよ~」ぐらいで、とやかく言わない。

国が違えば、文化が違う。
それを初めて実感したのはこの時から。

獣人はみんなお酒が強いらしい。



そしてその例外も居ると知ったのは、つい先ほどのこと、である。






「ク、クロヴィス、さんっ・・・あと、少しっ・・・ですから、が、がんばって・・・っ、重・・・っ!」

「・・・・・・眠い。」

「さっきから・・・それしか言わ・・・ない・・・じゃ、ないですかぁ・・・!」

「・・・・・・・・・」

「・・・ええ?!もしかして、ね、ね、寝てる?!・・・あ!あそこですよ!今日使っていいって言われた部屋・・・!よかった、運べた・・・・・・!ぐぬぬ・・・」





だらん、と僕の肩に傾れかかる大きな人。
あの森の中みたいな爽やかな匂いに混じって、お酒の匂いがぷんぷんする。

途中、ごく稀にすれ違う人も居て「がんばれー」とか「よかったねー」とか声を掛けられながら、何とかここまで辿り着いた。



今日は全ての行事を終えた後、まさかの打ち上げ会なるものがあることをそこで知り、会場内にあるシャワーを急遽借りて、何故か用意されていたシャツとズボンに慌てて着替えた。

指導役のユキ先輩は知っていたらしく、何で教えてくれなかったのかと問い詰めたら「最近"いろいろあった"からぁ?言うの忘れてたぁ」と鼻であしらわれた。


・・・はい。本当に、本当に、その節もこの節もご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした・・・!




打ち上げと言っても、そこまで規模は大きくない。
各科の指導役、代表生徒、そして途中まで参加の学科長又は補佐だけ。場所は移動しなくていいように、この巨大な訓練場の一部屋を使っていいそうだ。
先ほどのシャワー室といい、設備が良すぎてびっくりする。


豪華な食事は学校長がわざわざ用意してくれたらしく、とっっても!美味しかったんです・・・!
飲み物もたくさん用意されてたんだけど、僕はお酒が得意じゃないから、果実水やお茶だけ。
意外なことに、クロヴィスさんも僕と同じようなお茶しか飲んでいなかった。
味が好きじゃないらしい。

でも他の人たちは、本当、びっくりするくらいがっぶがぶお酒、お酒、お酒・・・・・・



そして、事件は起こるのである。






打ち上げが始まる前、席は決められていなかったんだけど、まあ、何となぁ~く雰囲気的に学科で集まって座ろうということになった。
椅子はなく、低い長方形のテーブルと座る用の薄いクッションだけ。



魔法科が一番早く着いたので、史科も士官科もそれに倣うだろうし、僕はお腹が空いていたのもあって、目の前の料理に釘付け。

そうしているうち、扉が開く音と足音が背後から聞こえて、どこかの科がきたことが分かった。
僕が振り返るのと、クロヴィスさんが僕の右隣に座るのはほぼ同時。


しかも、クロヴィスさんの逞しい二の腕が僕の肩にぴったりくっついてます。ち、ち、近っ・・・!







「ちょっとクロちゃん、もう少しあっちに行って。俺、狭い。」

「俺はラウーの隣がいい。」

「・・・ひえ・・・っ」

「隣でいいけどもう少し離れてくれたら解決するでしょ!それとも何?このあとラウーを膝の上に乗せてスペースつくってくれるわけ?」

「それいいな。」「んえっ!?」

「・・・・・・他所でやれ、馬鹿番バカップル。」






僕の顔が真っ赤になってすぐ、魔法科の学科長の一声で打ち上げが始まった。
クロヴィスさんも、ユキ先輩も始まってしまえすれば、一先輩。
みんなお互いを褒め合って、労り合って、にこにこしてる。
初めてこういう場に参加したけど・・・なんかいいな。
隣のクロヴィスさんもいつもより表情が柔らかくて、楽しそう。

僕、代表生徒になって本当によかったなぁ・・・







打ち上げの途中、僕はお手洗いに立った。
何故か心配そうな顔のクロヴィスさんが着いてこようとしてくれたんだけど、さすがにそれは必死に断って、半ば走るように僕は部屋を出る。



お手洗いを済ませて、すぐ僕は部屋に戻って何も考えず扉を開けた。
すると今日見た光景が、再び僕の視界に広がったのである。




「んぐっ、へっ?!ク、クロヴィス、さん!?ど、ど、どうしたんですか?!」

「・・・・・・眠い。」

「ええっ?!さっき・・・ほんの数分前まで、そんなこと、」

「・・・・・・眠い。」

「え、えええ・・・!?」





僕に飛びかかる勢いでクロヴィスさんが抱きついてきて、一瞬息が止まりそうになった。
クロヴィスさんの体にすっぽり隠れてしまい、後ろに座ってる人たちの顔は見れないけど、何かコソコソ言い合ってるのは聞こえる。




「あ、あの、すみません!ク、クロヴィスさんは、どうしちゃったんでしょうか!?」

「あー・・・・・・ごめん、ラウー。ちょっとした出来心でさ・・・」

「?え?何ですか、聞こえな、ぐえっ、」

「俺とクロちゃんのグラス取り替えてみたんだけど、」

「え?!グラス?!ってことはお酒ですか?!」

「半分飲んだら・・・その・・・酔っ払ったみたいで・・・ごめん。」

「・・・えええっ!?」




どうやらクロヴィスさんは飲まないんじゃなくて、飲めないらしい。
確かにお酒の匂いする・・・・・・しかも割とキツめのやつだな?!



「ど、どうする、んですか?!寮まで結構ありますよ?」

「それがそのー・・・学科長が仮眠室あるからそこ使っていいって。」

「なるほど?!」

「で、悪いんだけどラウーが連れてってくんない?」

「・・・・・・え?!」

「俺たちまだ飲みたいもん。ラウー飲まないじゃん。腹ももういっぱいだろ?」

「え?!ひ、一人で、ですか?!こんなに大きなクロヴィスさんを?!」

「そーそー。あ、ラウーの分も仮眠室開けてもらってるからそのまま今日は休め。じゃ、お疲れ。クロちゃんをよろしく。」

「は、はい・・・」










頭の中でさっきあったことを振り返りながら、片手で必死に扉を開けて中に入る。
ドサっと、ベッドにクロヴィスさんを寝かせてそのまま僕はへなへなと床に腰を下ろした。


つ・・・・・・疲れた・・・!鍛え上げられた筋肉ってこんなに重いんだな・・・!
もう一回シャワー浴びたかったけど、そんな元気ない。
よくよく考えたら、今日朝からノンストップだったもん。
・・・そう考えたらあの人たち化け物だ。
もっと僕も体力つけなくちゃ──・・・・・・






「やっと二人になれた。」

「?!んわあっ!?ク、ロヴィスさん!?」





脇の下に突如差し込まれた腕によって軽々と体が浮く。
ぐんっと持ち上げられた先、着地したのはさっきまで僕にのしかかっていたぶ厚い胸板の上。
とく、とく、と規則正しい鼓動が耳のそばで聞こえてきて、ますます頭が混乱する。




「クロヴィスさん!?よ、酔っ払ってたんじゃ、」

「あのくらいで酔わない。酒にはめっぽう強いんだ。」

「ええ?!じゃあ、さ、さ、さっきまでのあれは、」

「ああでもしない限り、二人にはなれないだろう。徹底的にやらないと勘繰られる。」

「・・・ソ、ソウデシタカ・・・っ、」

「・・・重かっただろう。すまない。」

「い、いえ!そんなこ・・・とはありましたけど、大丈夫で、わっ、」

「・・・・・・好きだ、ラウー・・・大好きだ・・・やっと・・・やっと・・・!」

「・・・・・・っ!」





ぎゅうっと力強く抱きしめられて、僕、全身の血が沸騰しそう。
口を押さえていないと、嬉しくて叫んでしまいそうで、僕は自分の口元を両手で覆う。
そうしていると、頭や額に柔らかい感触が次から次へと降ってきて、僕はさっきまで考えていたことをハッと思い出し、慌ててクロヴィスさんの方を向く。




「ク、クロヴィス、さん!ぼ、僕、シャワー浴びようと思うくらい汗かいてしまっててっ、その、嬉しいん、ですけど、き、汚いからっ、」

「ラウーの匂いがして好きだ。」

「ひえっ、あの、でも、えっと、」

「・・・嫌か?」

「全く!!!嫌じゃありません!!!」

「・・・よかった。」




クロヴィスさんの動きに合わせて前髪がさらっと左右に揺れる。
口角がきゅっと上がって、嬉しそうに微笑むクロヴィスさんの・・・・・・・・・破壊力凄い!




「ど、どうしよう・・・っ、クロヴィスさん・・・」

「・・・どうした?」

「ぼ、僕、あの、えっと、ひゃっ、」

「ん、可愛い。」

「ええっ、僕、し、し、」

「・・・し?」

「し、幸せすぎて・・・死んじゃうかも・・・っ」

「・・・・・・」




あ、あれ・・・黙っちゃった・・・?

だって、クロヴィスさんが近い、かっこいい、目が優しいんだもん~~~!!
本気でそう思ったからつい言っちゃったけど、もしかして呆れた・・・とか・・・?





「あの、クロヴィスさん・・・?」

「・・・今のはラウーが悪い。」

「えっ!?ご、ごめんなさい、僕本気でそう思っ、んっ、」




柔らかくて、熱いクロヴィスさんの唇が僕の唇に重なった。

ちゅ、ちゅ、っと触れるだけのキスが何度も何度も繰り返される。
段々、僕は息が続かなくなってきて、ぷはっと大きく息を吸った後のことだった。




「?!んんっ、あ、んむっ、」

「もう少し、頑張ってくれ。」

「・・・・・・っ!んんっ、」



クロヴィスさんの熱い舌が僕の方へ入ってきたんだと分かった時、僕の心臓がまた忙しく鳴り始めた。


無意識のうちにクロヴィスさんの肩を掴むようにぎゅうっと握っていた両手を、クロヴィスさんは自分の手に絡ませる。
反射的に目を開けると、すぐ前であの夕焼け色が弧を描いていて、僕は急に恥ずかしくなって、体を浮かそうとした。

それに気づいたクロヴィスさんは、上に乗っていた僕の体を転がすような形で体勢を反転させると、僕の体に体重がかからない程度に覆い被さる。



「ずっと好きだった。」
「俺だけのラウーだ。」
「絶対、誰にも渡さない。」



キスの合間、繰り返される蜜のような甘い言葉に僕は頭がぼうっとする。
本当に死んでしまうのでは?と思うくらい、僕はどろどろに溶けていて、後半の方はもうほとんど覚えていない。

ただ幸せで、嬉しくて。




「おやすみ。」



そう聞こえた時には、もう僕は半分夢の中だった。
そして翌朝目を覚まし、至近距離のクロヴィスさんに驚いてベッドから落ちかけた僕は、そのまままたあの甘い蜜の中に囚われることになったのである。






----------------⭐︎


「(クロちゃん、演技下手だなぁ)」

「さ、飲も飲も!」


----------------⭐︎























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