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4月。
僕は子どもの頃からの知り合いで、中学時代からの親友でもある高見翔吾と同じ高校に進学した。
全寮制である聖蘭学園では、入学式の前日に入寮式がある。入寮自体は個人の自由に任されていて、4月中に入寮すれば良いらしい。
僕は翔吾と同じ日に入寮することに何の躊躇いもなかった。
というか、それが当然だと、僕も翔吾も、更にはお互いの両親も考えていた。
そんな感じで迎えた入寮日。僕は朝から緊張していた。
そもそもが寮なんて初めての経験だし、もし同室になるのが翔吾じゃなかったとしたら?
いろいろな不安を抱えながら、翔吾と待ち合わせをした駅に急ぐ。
「おはよう、翔吾!」
「おはよう」
駅には既に翔吾の姿があった。
学園まではここから電車とバスを乗り継いで行かなければならない。
受験の時も思ったけど、寮が無かったら、いくら有名な進学校でもこの学校を選んだりしないと断言出来る位には不便な所に建っているのだ。
そんな道中、僕は翔吾から、卒業式の時に告白してきた女子とは付き合わなかったことを初めて聞かされた。
いや、実は告白されてたというか、制服のボタンが欲しいと言われていたのは知ってたんだけど、その後どうなったかは知らなかったんだ。
「断ったの? 翔吾にしては珍しいね」
いつも、来る者は拒まず去る者は追わないというスタンスの翔吾が断るなんて。
もしかして。
「好きな子でも出来た?」
「内緒」
翔吾は意味深に微笑んで言った。
なんだよ、余計に気になるじゃん。
「なにそれ。どういうこと?」
食い下がってみれば、翔吾は重い口を少しだけ開いた。
「好きは好きだけど、希望がないって言うやつでさ」
「人妻とか?」
「違うよ」
「じゃあ、翔吾実はロリコンだったとか」
「そんなんじゃないって」
「えー?」
他にもいろいろ聞いてみたけど、翔吾はそれきり何も教えてくれなかった。
でも親友の初恋の相手とか、気になるに決まってるじゃん!
そんな話をしながら、ようやく目的地である寮に到着する。
入寮式を明後日に控えていることもあってか、ホールには人が多くて賑やかだった。きっと、新しい生活が始まることにワクワクしているのだろう。
かくいう僕もその一人だ。
サクサクと入寮手続きを済ませ、舎監の先生から部屋割りの一覧表を貰って自分の部屋を確認する。
先に送ってある荷物は既に部屋に運んであるとのことで、さっそく移動しようとした時だった。
「高見くん」
翔吾が、舎監の先生に呼び止められ、何やらヒソヒソと話し始める。
これは僕が聞いて良い話ではないと察して、そっと距離をとって声が聞こえない場所まで移動して話が終わるのを待った。
けど、すぐに話は終わったようで、僕の心配は杞憂だったかと何となくホッとする。
「待たせてごめん」
「何の話だったの?」
「何でもない」
そう言った翔吾はこっちを見てなくて、ああやっぱり聞いてはダメな話だった失敗した、と思った。
翔吾はなんというか、執着心とか無くてものすごく淡白な人だと思われがちだけど、人間関係とかで配慮すべき所にはめちゃくちゃ気を遣う。
さっきの話はきっとそういう気遣いが必要な話だ、というのは直感だった。
「翔吾、部屋割り見た? 僕ら隣同士だよね。遊び来てよね!」
「そうだな」
サッと話題を変えると、翔吾はやっとこっちを見て笑ってくれる。
僕もにこりと笑って見せた。
これからの高校生活、いろいろとスキルを身につけなきゃね!
ホールの人にぶつからないように移動しつつ、二階に割り当てられた部屋へと向かう。
廊下は広くて両側にドアが並ぶ様子は、単調ではあるけれど、それがいちいちお洒落で高級ホテルみたいだ、というのが僕の感想だった。
「あ、僕の部屋ここだ」
翔吾とは部屋の前で別れた。
ドアの前で、改めて部屋割りを確認する。
今日から僕と一緒の部屋で生活するのは。
「橋本修……」
いったいどんな人なんだろう。
不安と期待が入り交じる胸を抑えつつ、ドアをノックした。
コンコン、と2回。
返事はすぐにあった。
「はい!」
ドアの向こうからだから少しくぐもっていたけど、耳に心地好いイケメン臭のする声だとか考えてたら、すぐにドア越しに気配が感じられた。
ガチャリと開けられたドアの向こうに立っていたのは、予想通りというか、むしろ予想以上のイケメンだった。
身長が割と高くて、小柄な僕は間近に立たれると見上げなければならないほど。服の上からでも分かるくらいにしっかり筋肉がついてて、でもマッチョって感じは全くない。
何より美形な事に驚いた。整った顔は大人びて見えて、僕と同じ学年には見えなかった。
「ええと、橋本くん? 初めまして。今日からルームメイトになる北原和巳です」
よろしく、と微笑めば。彼の方もにこりと笑みを返してくれる。
「橋本修です。初めまして。ところで、お互い同じ部屋で生活するんだ、敬語は無しにしないか?」
僕を部屋の中へと迎え入れてくれつつ、彼は茶目っ気たっぷりに笑う。
だから僕も彼の提案を快諾した。
「賛成。じゃあ僕のことは和巳って呼んで? 僕も修って呼んでも良いかな?」
「もちろん」
これが、修との出会いだった。
ほとんどの荷物を送ったとはいえ、所詮は着替えなどの身の回り品だけなので荷解きはすぐに終わった。
僕と修は何となく会話を交わし、流れで修がコーヒーを淹れてくれたりして親睦を深めていた。
これから3年間も同じ部屋で生活するんだ、仲良くしなきゃな。
そんな頃合いだった。
コンコンとノックの音がして来訪者があった。
「北原?」
その声ですぐに翔吾だと知れるけれど、ちょっと違和感があった。
何だろうと首を傾げた瞬間に、その違和感の元に気付く。
呼び方だ。
何だろう。何かあったのかと、思わず小走りになってドアへと急ぐ。
「翔吾? どうしたの?」
心配が過ぎてドアを開けると同時に問いかけるけれど、当の翔吾はどこか嬉しそうな雰囲気だった。
僕はさっきとは違う意味で不思議に思ってもう一度問いかける。
「どうしたの? 何かあった?」
「いや、あったというか……」
翔吾らしくなく、なんだかハッキリしない。
とりあえず、修の方を確認しながら部屋の中へと促す事にする。
「とりあえず入りなよ」
「悪い。すぐ戻る」
「良いけど」
翔吾が中へ入ったのを確認してドアを閉めると、修がこっちに歩いてきた。
「初めまして。彼のルームメイトの橋本修です」
「あ、こちらこそ。初めまして。俺は隣の部屋の高見翔吾です。よろしく」
なんだか変な会話だなー、なんて思いながら二人が握手までするのを眺めて。僕は翔吾が言い淀んでいる内容が聞きたくてたまらない。
「で?」
身長の高い二人を交互に見たあと、視線を翔吾に戻す。ごくごく簡潔に続きを促すと。
「結論から言う」
「うん」
「俺の呼び方を変えてくれ」
たぶん、たっぷり10秒以上。
「…………は?」
翔吾の言いたい意味が分からずに、それしか言葉が出て来なかった。
「どういうこと?」
だから、僕は当然詳しい説明を求める。
次に翔吾の口から飛び出した言葉は、彼を昔から知っている僕にとっては、ある意味で信じられないような言葉だった。
「特別な人が、いるんだ」
「特別?」
僕がオウム返しにすれば、翔吾は律儀にコクリと頷いてくれる。
「それって、さっき言ってた?」
「そう。好きだけど希望が無いと思ってた相手。まさか再会できるなんて思ってなかったんだ」
翔吾にしては珍しく、歯切れが悪くボソボソと呟く。
ん? もしかして。
「もしかして、同室だったりするの?」
「……当たり」
ああ、そうか。それで。
隣の部屋に声が聞こえたりしないように話してるのか。
「で? 呼び方を変える理由は?」
好きな人と再会できた事が理由になんてならないだろ?
翔吾は少し躊躇った後で、それでも正直に話してくれる。
「ファーストネームで呼ぶのも呼ばれるのも、大切な人に限定したい。もちろん、北原も大切な親友だけど……」
『大切』の意味が違うってことか。ふむ。
ちょっと理不尽な気もするけど、昔から翔吾を知ってる僕にしてみたら、これは良い変化だと思った。
今まで、誰にも何にも特に執着してこなかった翔吾が初めて見せた独占欲にも似た執着。
「わかった」
「北原?」
「その代わり、後でちゃんと紹介してよね。僕だって友達になりたい」
「それは、もちろん」
「で、考えたんだけどね。もうずっと『翔吾』って呼んでるから今更『高見』とか呼べない。って訳で今からキミは『翔吾クン』だよ!」
ぺしりと腕を叩いてやりながら、明るく言った。
なんだか変な会話だけど、僕と翔吾はこれでいいのだ。
「悪いな。サンキュ」
すまなそうに、困ったように微笑む翔吾クンに、無事に春が来ますようにと願う。
そんな僕たちのやり取りを見ていた修が、そっと声をかけてくる。
「あの……じゃあおれは高見って呼ばせてもらっても?」
「もちろん! 俺は橋本って呼ばせてもらうな!」
普通、名前の呼び方なんて流れで決まるものだから、こんな会話をしている僕たちがおかしいのだろうとは思うけど。
でも、やっぱり名前の呼び方ひとつで関係性も変わったりするから、大事なことだと思うんだ。
翔吾クンの想い人に会うのがめちゃくちゃ楽しみだなぁ。
僕は子どもの頃からの知り合いで、中学時代からの親友でもある高見翔吾と同じ高校に進学した。
全寮制である聖蘭学園では、入学式の前日に入寮式がある。入寮自体は個人の自由に任されていて、4月中に入寮すれば良いらしい。
僕は翔吾と同じ日に入寮することに何の躊躇いもなかった。
というか、それが当然だと、僕も翔吾も、更にはお互いの両親も考えていた。
そんな感じで迎えた入寮日。僕は朝から緊張していた。
そもそもが寮なんて初めての経験だし、もし同室になるのが翔吾じゃなかったとしたら?
いろいろな不安を抱えながら、翔吾と待ち合わせをした駅に急ぐ。
「おはよう、翔吾!」
「おはよう」
駅には既に翔吾の姿があった。
学園まではここから電車とバスを乗り継いで行かなければならない。
受験の時も思ったけど、寮が無かったら、いくら有名な進学校でもこの学校を選んだりしないと断言出来る位には不便な所に建っているのだ。
そんな道中、僕は翔吾から、卒業式の時に告白してきた女子とは付き合わなかったことを初めて聞かされた。
いや、実は告白されてたというか、制服のボタンが欲しいと言われていたのは知ってたんだけど、その後どうなったかは知らなかったんだ。
「断ったの? 翔吾にしては珍しいね」
いつも、来る者は拒まず去る者は追わないというスタンスの翔吾が断るなんて。
もしかして。
「好きな子でも出来た?」
「内緒」
翔吾は意味深に微笑んで言った。
なんだよ、余計に気になるじゃん。
「なにそれ。どういうこと?」
食い下がってみれば、翔吾は重い口を少しだけ開いた。
「好きは好きだけど、希望がないって言うやつでさ」
「人妻とか?」
「違うよ」
「じゃあ、翔吾実はロリコンだったとか」
「そんなんじゃないって」
「えー?」
他にもいろいろ聞いてみたけど、翔吾はそれきり何も教えてくれなかった。
でも親友の初恋の相手とか、気になるに決まってるじゃん!
そんな話をしながら、ようやく目的地である寮に到着する。
入寮式を明後日に控えていることもあってか、ホールには人が多くて賑やかだった。きっと、新しい生活が始まることにワクワクしているのだろう。
かくいう僕もその一人だ。
サクサクと入寮手続きを済ませ、舎監の先生から部屋割りの一覧表を貰って自分の部屋を確認する。
先に送ってある荷物は既に部屋に運んであるとのことで、さっそく移動しようとした時だった。
「高見くん」
翔吾が、舎監の先生に呼び止められ、何やらヒソヒソと話し始める。
これは僕が聞いて良い話ではないと察して、そっと距離をとって声が聞こえない場所まで移動して話が終わるのを待った。
けど、すぐに話は終わったようで、僕の心配は杞憂だったかと何となくホッとする。
「待たせてごめん」
「何の話だったの?」
「何でもない」
そう言った翔吾はこっちを見てなくて、ああやっぱり聞いてはダメな話だった失敗した、と思った。
翔吾はなんというか、執着心とか無くてものすごく淡白な人だと思われがちだけど、人間関係とかで配慮すべき所にはめちゃくちゃ気を遣う。
さっきの話はきっとそういう気遣いが必要な話だ、というのは直感だった。
「翔吾、部屋割り見た? 僕ら隣同士だよね。遊び来てよね!」
「そうだな」
サッと話題を変えると、翔吾はやっとこっちを見て笑ってくれる。
僕もにこりと笑って見せた。
これからの高校生活、いろいろとスキルを身につけなきゃね!
ホールの人にぶつからないように移動しつつ、二階に割り当てられた部屋へと向かう。
廊下は広くて両側にドアが並ぶ様子は、単調ではあるけれど、それがいちいちお洒落で高級ホテルみたいだ、というのが僕の感想だった。
「あ、僕の部屋ここだ」
翔吾とは部屋の前で別れた。
ドアの前で、改めて部屋割りを確認する。
今日から僕と一緒の部屋で生活するのは。
「橋本修……」
いったいどんな人なんだろう。
不安と期待が入り交じる胸を抑えつつ、ドアをノックした。
コンコン、と2回。
返事はすぐにあった。
「はい!」
ドアの向こうからだから少しくぐもっていたけど、耳に心地好いイケメン臭のする声だとか考えてたら、すぐにドア越しに気配が感じられた。
ガチャリと開けられたドアの向こうに立っていたのは、予想通りというか、むしろ予想以上のイケメンだった。
身長が割と高くて、小柄な僕は間近に立たれると見上げなければならないほど。服の上からでも分かるくらいにしっかり筋肉がついてて、でもマッチョって感じは全くない。
何より美形な事に驚いた。整った顔は大人びて見えて、僕と同じ学年には見えなかった。
「ええと、橋本くん? 初めまして。今日からルームメイトになる北原和巳です」
よろしく、と微笑めば。彼の方もにこりと笑みを返してくれる。
「橋本修です。初めまして。ところで、お互い同じ部屋で生活するんだ、敬語は無しにしないか?」
僕を部屋の中へと迎え入れてくれつつ、彼は茶目っ気たっぷりに笑う。
だから僕も彼の提案を快諾した。
「賛成。じゃあ僕のことは和巳って呼んで? 僕も修って呼んでも良いかな?」
「もちろん」
これが、修との出会いだった。
ほとんどの荷物を送ったとはいえ、所詮は着替えなどの身の回り品だけなので荷解きはすぐに終わった。
僕と修は何となく会話を交わし、流れで修がコーヒーを淹れてくれたりして親睦を深めていた。
これから3年間も同じ部屋で生活するんだ、仲良くしなきゃな。
そんな頃合いだった。
コンコンとノックの音がして来訪者があった。
「北原?」
その声ですぐに翔吾だと知れるけれど、ちょっと違和感があった。
何だろうと首を傾げた瞬間に、その違和感の元に気付く。
呼び方だ。
何だろう。何かあったのかと、思わず小走りになってドアへと急ぐ。
「翔吾? どうしたの?」
心配が過ぎてドアを開けると同時に問いかけるけれど、当の翔吾はどこか嬉しそうな雰囲気だった。
僕はさっきとは違う意味で不思議に思ってもう一度問いかける。
「どうしたの? 何かあった?」
「いや、あったというか……」
翔吾らしくなく、なんだかハッキリしない。
とりあえず、修の方を確認しながら部屋の中へと促す事にする。
「とりあえず入りなよ」
「悪い。すぐ戻る」
「良いけど」
翔吾が中へ入ったのを確認してドアを閉めると、修がこっちに歩いてきた。
「初めまして。彼のルームメイトの橋本修です」
「あ、こちらこそ。初めまして。俺は隣の部屋の高見翔吾です。よろしく」
なんだか変な会話だなー、なんて思いながら二人が握手までするのを眺めて。僕は翔吾が言い淀んでいる内容が聞きたくてたまらない。
「で?」
身長の高い二人を交互に見たあと、視線を翔吾に戻す。ごくごく簡潔に続きを促すと。
「結論から言う」
「うん」
「俺の呼び方を変えてくれ」
たぶん、たっぷり10秒以上。
「…………は?」
翔吾の言いたい意味が分からずに、それしか言葉が出て来なかった。
「どういうこと?」
だから、僕は当然詳しい説明を求める。
次に翔吾の口から飛び出した言葉は、彼を昔から知っている僕にとっては、ある意味で信じられないような言葉だった。
「特別な人が、いるんだ」
「特別?」
僕がオウム返しにすれば、翔吾は律儀にコクリと頷いてくれる。
「それって、さっき言ってた?」
「そう。好きだけど希望が無いと思ってた相手。まさか再会できるなんて思ってなかったんだ」
翔吾にしては珍しく、歯切れが悪くボソボソと呟く。
ん? もしかして。
「もしかして、同室だったりするの?」
「……当たり」
ああ、そうか。それで。
隣の部屋に声が聞こえたりしないように話してるのか。
「で? 呼び方を変える理由は?」
好きな人と再会できた事が理由になんてならないだろ?
翔吾は少し躊躇った後で、それでも正直に話してくれる。
「ファーストネームで呼ぶのも呼ばれるのも、大切な人に限定したい。もちろん、北原も大切な親友だけど……」
『大切』の意味が違うってことか。ふむ。
ちょっと理不尽な気もするけど、昔から翔吾を知ってる僕にしてみたら、これは良い変化だと思った。
今まで、誰にも何にも特に執着してこなかった翔吾が初めて見せた独占欲にも似た執着。
「わかった」
「北原?」
「その代わり、後でちゃんと紹介してよね。僕だって友達になりたい」
「それは、もちろん」
「で、考えたんだけどね。もうずっと『翔吾』って呼んでるから今更『高見』とか呼べない。って訳で今からキミは『翔吾クン』だよ!」
ぺしりと腕を叩いてやりながら、明るく言った。
なんだか変な会話だけど、僕と翔吾はこれでいいのだ。
「悪いな。サンキュ」
すまなそうに、困ったように微笑む翔吾クンに、無事に春が来ますようにと願う。
そんな僕たちのやり取りを見ていた修が、そっと声をかけてくる。
「あの……じゃあおれは高見って呼ばせてもらっても?」
「もちろん! 俺は橋本って呼ばせてもらうな!」
普通、名前の呼び方なんて流れで決まるものだから、こんな会話をしている僕たちがおかしいのだろうとは思うけど。
でも、やっぱり名前の呼び方ひとつで関係性も変わったりするから、大事なことだと思うんだ。
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