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21 シエラ、成果を発揮する
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※軽めですが女性優位です。苦手な方はご注意を!
***
柔らかくて温かい唇を堪能してから顔を離すと、アルフレッドが目を丸くしていた。
嫌なことをしてしまったかしらと慌てはじめるシエラの腕の中で、アルフレッドがぽつりと呟く。
「初めてシエラからキスしてくれた」
「え? 初めてじゃないでしょう?」
キス自体はもう数え切れないほどしているし、シエラから唇を重ねたことだってある。
……まさか、下手すぎて数に入っていないのだろうか?
「いつもは僕が頼んでようやくキスしてくれるから」
「あ……言われてみれば、そうだったかも」
夢でも見ているかのように呆然としているアルフレッドの目元に、シエラは唇で触れた。
額にも、痣のある頬にも、鼻先にも。そしてまた、唇にも。
「シエラ……ん」
まだ驚いているのか、アルフレッドはされるがままとなっている。
(アル、かわいい……)
いつもなら卑猥に絡んでくる舌も今日は大人しいので、シエラはやりたい放題だ
そうしていると、むくむくといたずら心が沸いてくる。
先日、先輩女官たちに聞いた話。あれはなかなか衝撃的だった。
自分には絶対に無理だと思っていたが、かわいいアルフレッドを前にすると、ひとつ実戦してみようという気になってくる。
シエラはキスをしながら下に手を伸ばした。
アルフレッドの身体がびくりと揺れる。
「っ、シエラ!?」
「こういうの、いやだった? もう無理?」
「無理でも嫌でもないけど……」
言葉を裏付けるように、アルフレッドのそこは少し硬くなっている。
「ど、どこでこんなことを?」
「職場の先輩が……」
「そう……」
先輩女官たちからは、「女も積極的に動くべし!」という趣旨のもと、その具体的な方法を学んだ。
いくつか教えてもらったうち、今のシエラに実戦できそうなのはこの方法――つまり、手淫だ。
「じゃあ、続けるわね。ええと、その、服、押さえててくれる?」
一拍置いて、アルフレッドがカーディガンを臍までたくし上げた。
シエラの言うことを聞くアルフレッド……実にかわいい。
下穿きの布越しにそこをふにふにと触り続ける。
アルフレッドの呼吸が上がってきて、シエラが触れているそこが大きさと硬度を変えていく。
すぐ窮屈そうになってきたので下穿きをくつろげると、ぼろん、とアルフレッドのものが飛び出てきて、シエラは思わず悲鳴を上げそうになった。
(これがいつも私の中に……?)
まともに直視するのはこれが初めてだった。
悲鳴の代わりにゴクリと喉を鳴らし、直接触れる。
「ん……」
アルフレッドが小さく震えた。
痛いわけではなさそうなので、そのまま続ける。
優しく握って、ゆっくりと撫でるように擦る。
アルフレッドのものはシエラの手の中でさらに大きさを変えた。
(あっ、そうだ……ぬるぬるさせなきゃ……)
潤滑剤に使えるものはいくつか聞いている。
しかし潤滑剤そのものはない。となると……。
シエラは身をかがめ、目の前のものを舌で舐めた。
「あっ、ちょ、シエラ……っ」
そのまま口に含むと、先端からじわりと先走りが漏れる。
話に聞いてはいたが苦い。変な味だ。
唾液と先漏れでしっかり濡れたら口を離し、手で刺激を加えていく。
「アル、気持ちいい?」
アルフレッドは顔を赤くして頷いた。
「どこが気持ちいい……?」
「その……くびれたところとか……っ」
「あとは……?」
「……っ、裏側、とか……」
言われた通りに手を動かしていると、気がつけばアルフレッドのものはすっかり様子を変えていた。
ますます大きく赤黒くなっている。シエラの唾液と先走りでぬるぬると濡れたそれが、アルフレッドには似合わないほど卑猥でいらやしく光っていた。
「はぁ……手が火傷しそう……」
思わず口にすると、アルフレッドのものがシエラの手の中でまた大きさを変えた。
アルフレッドの一部なのに、まるで別の生き物だ。
両手で愛撫を続けていると、アルフレッドが息も絶え絶えに言った。
「シエラ、もう……っ」
「い、イクの?」
「ん……手、離して」
「いやよ。このまま、イって」
「まっ、……う、あ……っ」
びゅ、と音がするほどの勢いでシエラの手に熱いものがそそがれる。
全てが終わったときには、シエラまで息が上がっていた。
二人で息を整えて、手を洗って後始末をして、ベッドに戻る。
お互い盛大に照れて言葉もない中で、シエラはまた、アルフレッドにキスをした。
たくさんキスをして満足したシエラは、脱力したアルフレッドの頭を胸に抱えてベッドに横たわった。
頭のてっぺんにもキスを落としながら、柔らかな黒髪を何度も指で梳き、背中をポンポンと叩く。
アルフレッドもシエラの背に手を回し、胸に顔を埋めてじっとしている。
少しして、穏やかな寝息が聞こえてきた。
アルフレッドの寝顔を見るのはこれが初めてになるのかもしれない。
いつもより幼く見える額にキスをして、シエラも目を閉じた。
この穏やかな幸せがずっと続いていくのだと、疑いもせずに。
***
柔らかくて温かい唇を堪能してから顔を離すと、アルフレッドが目を丸くしていた。
嫌なことをしてしまったかしらと慌てはじめるシエラの腕の中で、アルフレッドがぽつりと呟く。
「初めてシエラからキスしてくれた」
「え? 初めてじゃないでしょう?」
キス自体はもう数え切れないほどしているし、シエラから唇を重ねたことだってある。
……まさか、下手すぎて数に入っていないのだろうか?
「いつもは僕が頼んでようやくキスしてくれるから」
「あ……言われてみれば、そうだったかも」
夢でも見ているかのように呆然としているアルフレッドの目元に、シエラは唇で触れた。
額にも、痣のある頬にも、鼻先にも。そしてまた、唇にも。
「シエラ……ん」
まだ驚いているのか、アルフレッドはされるがままとなっている。
(アル、かわいい……)
いつもなら卑猥に絡んでくる舌も今日は大人しいので、シエラはやりたい放題だ
そうしていると、むくむくといたずら心が沸いてくる。
先日、先輩女官たちに聞いた話。あれはなかなか衝撃的だった。
自分には絶対に無理だと思っていたが、かわいいアルフレッドを前にすると、ひとつ実戦してみようという気になってくる。
シエラはキスをしながら下に手を伸ばした。
アルフレッドの身体がびくりと揺れる。
「っ、シエラ!?」
「こういうの、いやだった? もう無理?」
「無理でも嫌でもないけど……」
言葉を裏付けるように、アルフレッドのそこは少し硬くなっている。
「ど、どこでこんなことを?」
「職場の先輩が……」
「そう……」
先輩女官たちからは、「女も積極的に動くべし!」という趣旨のもと、その具体的な方法を学んだ。
いくつか教えてもらったうち、今のシエラに実戦できそうなのはこの方法――つまり、手淫だ。
「じゃあ、続けるわね。ええと、その、服、押さえててくれる?」
一拍置いて、アルフレッドがカーディガンを臍までたくし上げた。
シエラの言うことを聞くアルフレッド……実にかわいい。
下穿きの布越しにそこをふにふにと触り続ける。
アルフレッドの呼吸が上がってきて、シエラが触れているそこが大きさと硬度を変えていく。
すぐ窮屈そうになってきたので下穿きをくつろげると、ぼろん、とアルフレッドのものが飛び出てきて、シエラは思わず悲鳴を上げそうになった。
(これがいつも私の中に……?)
まともに直視するのはこれが初めてだった。
悲鳴の代わりにゴクリと喉を鳴らし、直接触れる。
「ん……」
アルフレッドが小さく震えた。
痛いわけではなさそうなので、そのまま続ける。
優しく握って、ゆっくりと撫でるように擦る。
アルフレッドのものはシエラの手の中でさらに大きさを変えた。
(あっ、そうだ……ぬるぬるさせなきゃ……)
潤滑剤に使えるものはいくつか聞いている。
しかし潤滑剤そのものはない。となると……。
シエラは身をかがめ、目の前のものを舌で舐めた。
「あっ、ちょ、シエラ……っ」
そのまま口に含むと、先端からじわりと先走りが漏れる。
話に聞いてはいたが苦い。変な味だ。
唾液と先漏れでしっかり濡れたら口を離し、手で刺激を加えていく。
「アル、気持ちいい?」
アルフレッドは顔を赤くして頷いた。
「どこが気持ちいい……?」
「その……くびれたところとか……っ」
「あとは……?」
「……っ、裏側、とか……」
言われた通りに手を動かしていると、気がつけばアルフレッドのものはすっかり様子を変えていた。
ますます大きく赤黒くなっている。シエラの唾液と先走りでぬるぬると濡れたそれが、アルフレッドには似合わないほど卑猥でいらやしく光っていた。
「はぁ……手が火傷しそう……」
思わず口にすると、アルフレッドのものがシエラの手の中でまた大きさを変えた。
アルフレッドの一部なのに、まるで別の生き物だ。
両手で愛撫を続けていると、アルフレッドが息も絶え絶えに言った。
「シエラ、もう……っ」
「い、イクの?」
「ん……手、離して」
「いやよ。このまま、イって」
「まっ、……う、あ……っ」
びゅ、と音がするほどの勢いでシエラの手に熱いものがそそがれる。
全てが終わったときには、シエラまで息が上がっていた。
二人で息を整えて、手を洗って後始末をして、ベッドに戻る。
お互い盛大に照れて言葉もない中で、シエラはまた、アルフレッドにキスをした。
たくさんキスをして満足したシエラは、脱力したアルフレッドの頭を胸に抱えてベッドに横たわった。
頭のてっぺんにもキスを落としながら、柔らかな黒髪を何度も指で梳き、背中をポンポンと叩く。
アルフレッドもシエラの背に手を回し、胸に顔を埋めてじっとしている。
少しして、穏やかな寝息が聞こえてきた。
アルフレッドの寝顔を見るのはこれが初めてになるのかもしれない。
いつもより幼く見える額にキスをして、シエラも目を閉じた。
この穏やかな幸せがずっと続いていくのだと、疑いもせずに。
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