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1章 異世界転移は無理難題
1-31 俺、テンプレ御用達のギルドを訪れるようです
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フェリア様から冒険者ギルドなるものが存在することを聞き出して、数十分後。俺はココを連れてサスラにあるギルドを訪れていた。
冒険者ギルドは、体育館を少しコンパクトにした感じの割と大きい建物だった。2階建てかな? この世界の冒険者ギルドがどういう組織なのか凄く興味がある。入った瞬間にどんな対応されるのか、今からワクワクする。テンプレ通りの展開になるのだろうか?
「ココ、たぶん大丈夫だと思うけど、もし危なそうだったらアルバート様のところに逃げるんだぞ?」
「え? ぎるどって危ないところなんですか? わかりました」
「念のためだよ、念のため」
これから行くところが危ないかもしれないと聞いて、ココは変な顔をした。
俺は兎も角として、ココの身体能力は最近半端ないことになっているから逃げるくらいわけないだろう。軽くで2メートルくらい垂直跳びできるんだぜ? 走ると自転車くらいの速さがあるし、持久力もおかしい。獣人って全員こんななんだろうか? だとしたら震える。
ギルド内に入った途端、いくつもの視線が向けられたのがわかった。正面に配置されている総合案内所のような場所へ真っすぐ向かう。途中で絡んでくるような物好きはいなかったか……残念。
「ようこそ、冒険者ギルド、サスラ支部へ。本日はどのようなご用ですか?」
受付嬢? は、俺とココを見て僅かに顔色を変化させたが、すぐに仕事モードに戻って対応をしてくれた。まぁ、たぶん子供が何しに来たんだ、とか思ったんだろうな。
「こんにちは、今日は私の登録のお願いと、私と従者2人分の適性試験の申込に来ました。こちらが私の従者です」
フェリア様から聞いていた内容を伝える。適性試験っていうのは、本人に何が向いているかをぼんやりとだが調べてくれるものらしい。謎技術だ。
「……失礼ですが、15歳以下は規則で登録できないことになっております。ギルドのお仕事は危険を伴うものも存在します。大変申し訳ありませんがお引き取りください」
「あの……、私こう見えて18歳なのですが……」
「えええ、本当ですか!? おほん、申し訳ありませんでした。それでは、こちらの魔法具に手を添えてもらえますか? はい、それで結構です」
これは何をしているんだろう……さっぱりわからない。
「……えーっと、ハジメ様、歳は……本当に18歳なんですね。前科は無しと。はい、確認が取れましたので、登録は可能です」
へー、個人情報を読み取ったのかな? これ、お願いしたらココも調べてくれないかな?
「あの……従者も調べて頂けますか?」
「え、ええ、構いませんよ。……ココ様、歳は10歳ですね。前科は無し。申し訳ありませんが、ココ様は15歳以下ですので、登録を受け付けることができません」
おー、便利な機械……魔法具って言ったかな? どういう仕組みかわからないけど。
「それでは、ハジメ様のご登録と、ハジメ様、ココ様2名分の適性試験の申込でよろしいですか? ご登録に半銀貨5、2名分の適性試験に銀貨1、合計銀貨1半銀貨5となりますがよろしいですか?」
この世界の通貨は銅貨、大銅貨、半銀貨、銀貨、半金貨、金貨、半白金貨、白金貨となっている。10銅貨で1大銅貨、10半銀貨で1銀貨というように、それぞれ10枚で上のランクに繰り上がる。
価値は銅貨から順に銅貨十円、大銅貨百円、半銀貨千円、銀貨1万円、半金貨10万、金貨100万、半白金貨1000万、白金貨1億って感じらしい。今回は銀貨1枚と半銀貨5枚だから1万5千円くらいの費用ってことだな。結構高い。
「ではこれでお願いします」
そう言って銀貨を2枚取り出して受付嬢に渡す。ちなみにこのお金、アルバート様たちから報酬ということで幾らかもらったやつの一部だ。
「はい、承りました。半銀貨5のお返しです」
さて、どういう試験なんだろうな! 楽しみで楽しみで仕方がない。
冒険者ギルドは、体育館を少しコンパクトにした感じの割と大きい建物だった。2階建てかな? この世界の冒険者ギルドがどういう組織なのか凄く興味がある。入った瞬間にどんな対応されるのか、今からワクワクする。テンプレ通りの展開になるのだろうか?
「ココ、たぶん大丈夫だと思うけど、もし危なそうだったらアルバート様のところに逃げるんだぞ?」
「え? ぎるどって危ないところなんですか? わかりました」
「念のためだよ、念のため」
これから行くところが危ないかもしれないと聞いて、ココは変な顔をした。
俺は兎も角として、ココの身体能力は最近半端ないことになっているから逃げるくらいわけないだろう。軽くで2メートルくらい垂直跳びできるんだぜ? 走ると自転車くらいの速さがあるし、持久力もおかしい。獣人って全員こんななんだろうか? だとしたら震える。
ギルド内に入った途端、いくつもの視線が向けられたのがわかった。正面に配置されている総合案内所のような場所へ真っすぐ向かう。途中で絡んでくるような物好きはいなかったか……残念。
「ようこそ、冒険者ギルド、サスラ支部へ。本日はどのようなご用ですか?」
受付嬢? は、俺とココを見て僅かに顔色を変化させたが、すぐに仕事モードに戻って対応をしてくれた。まぁ、たぶん子供が何しに来たんだ、とか思ったんだろうな。
「こんにちは、今日は私の登録のお願いと、私と従者2人分の適性試験の申込に来ました。こちらが私の従者です」
フェリア様から聞いていた内容を伝える。適性試験っていうのは、本人に何が向いているかをぼんやりとだが調べてくれるものらしい。謎技術だ。
「……失礼ですが、15歳以下は規則で登録できないことになっております。ギルドのお仕事は危険を伴うものも存在します。大変申し訳ありませんがお引き取りください」
「あの……、私こう見えて18歳なのですが……」
「えええ、本当ですか!? おほん、申し訳ありませんでした。それでは、こちらの魔法具に手を添えてもらえますか? はい、それで結構です」
これは何をしているんだろう……さっぱりわからない。
「……えーっと、ハジメ様、歳は……本当に18歳なんですね。前科は無しと。はい、確認が取れましたので、登録は可能です」
へー、個人情報を読み取ったのかな? これ、お願いしたらココも調べてくれないかな?
「あの……従者も調べて頂けますか?」
「え、ええ、構いませんよ。……ココ様、歳は10歳ですね。前科は無し。申し訳ありませんが、ココ様は15歳以下ですので、登録を受け付けることができません」
おー、便利な機械……魔法具って言ったかな? どういう仕組みかわからないけど。
「それでは、ハジメ様のご登録と、ハジメ様、ココ様2名分の適性試験の申込でよろしいですか? ご登録に半銀貨5、2名分の適性試験に銀貨1、合計銀貨1半銀貨5となりますがよろしいですか?」
この世界の通貨は銅貨、大銅貨、半銀貨、銀貨、半金貨、金貨、半白金貨、白金貨となっている。10銅貨で1大銅貨、10半銀貨で1銀貨というように、それぞれ10枚で上のランクに繰り上がる。
価値は銅貨から順に銅貨十円、大銅貨百円、半銀貨千円、銀貨1万円、半金貨10万、金貨100万、半白金貨1000万、白金貨1億って感じらしい。今回は銀貨1枚と半銀貨5枚だから1万5千円くらいの費用ってことだな。結構高い。
「ではこれでお願いします」
そう言って銀貨を2枚取り出して受付嬢に渡す。ちなみにこのお金、アルバート様たちから報酬ということで幾らかもらったやつの一部だ。
「はい、承りました。半銀貨5のお返しです」
さて、どういう試験なんだろうな! 楽しみで楽しみで仕方がない。
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