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2章 異世界転移は駄目神の思惑
2-16 俺、獣人の国へ向かうそうです③
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村まであと数時間というところまで来ることができた。今日は俺(シオン)とケインとゲイルだけで行動するため、他のメンバーは神殿でお留守番となる。
「連日の移動お疲れ様です! ということで、今日はお休みにします!」
「あの、ハジメ様、お休みとは何でしょうか?」
真面目なメイが聞いてきた。あれ、この世界に休みってないのか?
(この世界では働ける時は出来る限り働けって習慣ですから、日本みたいに日曜日はありませんね~。獣人族の村では、子供は畑仕事などがメインでしょうから余計です~)
何そのブラック企業怖い。俺がいるうちはそんな労働基準法違反は許しません!
「俺は今日ちょっとすることがあるから別行動をする。だから、みんなは自由にしてくれていい。外で遊ぶのは危険だから許可できないけど、神殿内で過ごす分には何をしていてもオッケーだ」
説明はしたけど、子供たちはいまいちよくわかってない気がする……。首を傾げているしな。どうしたもんか。
「ハジメ、良ければ私とアイルが相手をしていますよ。魔法の基礎と体造りになるでしょうけど。私たちとココがいれば食事の準備も問題ありませんし。ハジメはハジメのことを優先してください。何日かは大丈夫ですよ」
エリンが気を効かせて提案してくれた。ありがたい。
「神殿にあるものは何を使ってもいいからな。ココ、みんなを頼むよ」
「ハジメ、任せてください!」
子供たちをエリンたちに任せて、俺、シオン、ケイン、ゲイルで獣人族の村へ向かう。状況にもよるけど、時間がかかるようならいったん戻るか、ここに泊まるか。どちらにしてもシオンに伝言を頼むことになるだろう。ココが心配するだろうしな。
「ゲイル、心の準備はできているか?」
「ああ、1日もらったから、大丈夫だ」
畑は荒れ果てているし、ここから見ても生活感がない。これじゃ、残念だが生き残りの可能性は限りなく低いだろうな。ゲイルには辛い思いをさせるかもしれない。すまない。
村の様子を遠巻きに調べる。こんな時こそこれだな。タラララン、双眼鏡~。
「ハジメ、それは何だい? 筒?」
「これは遠くを見る道具ですね。念のため、ここから村の中を確認します。ちょっとだけ待っていてください」
「お~、遠くが見れるなんて、すごい魔法具なんだね」
魔法具じゃないんだけど、説明が難しいからそういうことにしておく。今は説明している時間はないし、村の状況を調べるのが先だ。
やはり、外から見る分には人気がない。炊事で出るはずの煙も出ていないから、生きている人がいないのか、それともそんな生活レベルではないのか、だな。
「ケインさん、ゲイル、行こう。ここから確認する限りは、人がいるのは確認できない。覚悟はしておいてくれ。ただし、周囲の警戒は怠らないように。単独行動は禁止で、3人で一緒に行動しよう」
「村の確認が目的だけど、村人の生存確認が最優先となる。可能性は低いだろうけど、もし生き残りがいれば保護する。ケインさんはわかってると思うけど、ゲイル」
「なんだ?」
「もし、倒れている人がいても近づくな。俺が確認してからだ。あと、明らかに遺体と思われるものにも触るな。腐敗が進んでいると病気の原因になる」
「……わかったよ」
「いいか? お前たちの同胞だし、辛いだろうが我慢しろ。もし、お前が病気になったらメイたちが困ることになるんだ。それをよく考えろ。お前が今、最も優先するのはメイたちのことだ。それを忘れるな」
そして、俺たちは人気のない村に足を踏み入れた。近づいてみても全く生活感が感じられない。これはちょっとへヴィな体験になりそうな予感がするな……。いや、本当に辛いのはゲイルたちだ。それに比べれば、なんてことはない。
「連日の移動お疲れ様です! ということで、今日はお休みにします!」
「あの、ハジメ様、お休みとは何でしょうか?」
真面目なメイが聞いてきた。あれ、この世界に休みってないのか?
(この世界では働ける時は出来る限り働けって習慣ですから、日本みたいに日曜日はありませんね~。獣人族の村では、子供は畑仕事などがメインでしょうから余計です~)
何そのブラック企業怖い。俺がいるうちはそんな労働基準法違反は許しません!
「俺は今日ちょっとすることがあるから別行動をする。だから、みんなは自由にしてくれていい。外で遊ぶのは危険だから許可できないけど、神殿内で過ごす分には何をしていてもオッケーだ」
説明はしたけど、子供たちはいまいちよくわかってない気がする……。首を傾げているしな。どうしたもんか。
「ハジメ、良ければ私とアイルが相手をしていますよ。魔法の基礎と体造りになるでしょうけど。私たちとココがいれば食事の準備も問題ありませんし。ハジメはハジメのことを優先してください。何日かは大丈夫ですよ」
エリンが気を効かせて提案してくれた。ありがたい。
「神殿にあるものは何を使ってもいいからな。ココ、みんなを頼むよ」
「ハジメ、任せてください!」
子供たちをエリンたちに任せて、俺、シオン、ケイン、ゲイルで獣人族の村へ向かう。状況にもよるけど、時間がかかるようならいったん戻るか、ここに泊まるか。どちらにしてもシオンに伝言を頼むことになるだろう。ココが心配するだろうしな。
「ゲイル、心の準備はできているか?」
「ああ、1日もらったから、大丈夫だ」
畑は荒れ果てているし、ここから見ても生活感がない。これじゃ、残念だが生き残りの可能性は限りなく低いだろうな。ゲイルには辛い思いをさせるかもしれない。すまない。
村の様子を遠巻きに調べる。こんな時こそこれだな。タラララン、双眼鏡~。
「ハジメ、それは何だい? 筒?」
「これは遠くを見る道具ですね。念のため、ここから村の中を確認します。ちょっとだけ待っていてください」
「お~、遠くが見れるなんて、すごい魔法具なんだね」
魔法具じゃないんだけど、説明が難しいからそういうことにしておく。今は説明している時間はないし、村の状況を調べるのが先だ。
やはり、外から見る分には人気がない。炊事で出るはずの煙も出ていないから、生きている人がいないのか、それともそんな生活レベルではないのか、だな。
「ケインさん、ゲイル、行こう。ここから確認する限りは、人がいるのは確認できない。覚悟はしておいてくれ。ただし、周囲の警戒は怠らないように。単独行動は禁止で、3人で一緒に行動しよう」
「村の確認が目的だけど、村人の生存確認が最優先となる。可能性は低いだろうけど、もし生き残りがいれば保護する。ケインさんはわかってると思うけど、ゲイル」
「なんだ?」
「もし、倒れている人がいても近づくな。俺が確認してからだ。あと、明らかに遺体と思われるものにも触るな。腐敗が進んでいると病気の原因になる」
「……わかったよ」
「いいか? お前たちの同胞だし、辛いだろうが我慢しろ。もし、お前が病気になったらメイたちが困ることになるんだ。それをよく考えろ。お前が今、最も優先するのはメイたちのことだ。それを忘れるな」
そして、俺たちは人気のない村に足を踏み入れた。近づいてみても全く生活感が感じられない。これはちょっとへヴィな体験になりそうな予感がするな……。いや、本当に辛いのはゲイルたちだ。それに比べれば、なんてことはない。
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