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第2章 Girl meets boy and fantasy
2-19 武神の少女による girl meets boy and fantasy(終)
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現在の時刻は18時25分です。今、私の目の前には実家の道場が見えてきております。家ではそろそろ夕ご飯の時間でしょうか?ああ、お母様に報告するのが憂鬱です。あの人は絶対に今回の件に入れ知恵しているはずです。そうに違いありません。今回もまたしてやられてしまいました。私がお母様を出し抜ける日はいつ来るのでしょうか?
「わざわざ家まで送っていただきありがとうございます。でも、私こう見えて宗司の妹ですから不審者の一人や二人どうといったことはありませんでしたよ?」
正直、武術の心得もないただの不審者程度が多少の武器を持っていたとしても、私にはまったく相手になりません。むしろ近隣地域の治安維持貢献のために積極的に出てきてほしいくらいの勢いです。ええ、女の敵を合法的に正当防衛でボッコボコにできますしね。もちろん日頃のストレス解消ではありませんよ?地域貢献のために仕方なくですよ?本当はとても心苦しいのですが、女の敵は徹底的にボッコボコに、です。慈悲などありません。
「いや、たとえ帰り道で何事もなかったとしても、女の子を一人で帰すわけにはいかんだろう。そんなことしたら、それこそ宗司さんに激怒されるよ。それに、リリの散歩に丁度よかったからな。逆に助かったよ。」
私の思った通り、司さんは家まで送ってくれました。まぁ、確かにあの兄にそんなことが知れたら恐ろしいことになるでしょうね。考える知能は無くても、無駄に筋肉だけはありますから、いつか身内から犯罪者がでないことを祈るばかりです。
一緒にちょこちょことついてきている子犬のリリは、右に左に散策するのがとても楽しそうです。リードや紐はつけていませんけど、常に司さんの5メートル以内にはいるようにしているようです。こんな状態でも逃げないものなのでしょうか?狭い道を通るときとかは、時折車などが近くを通るのですけれど、その都度、司さんが声をかけるとちゃんと戻ってきて足元にぴったり張り付いて歩いてきます。本当に賢い子ですね。道端に咲いている花や道路わきの標識、電柱などが珍しいのか匂いを嗅いだり、前脚でつついたりして安全確認しているようでした。・・・若干犬っぽくない行動が混ざってるような気がしますが、たぶん気のせいでしょう。
司さんの実家から私の家まで歩いて15分程度でしたけど、なんか長閑で、とても穏やかで、ゆっくりとした時間が流れていました。こんな時間も案外悪くないものです。
「舞、帰ったか。やぁ、直接会うのは初めてかな?舞の父親で、武神巌(たけがみ、いわお)だ。今後ともよろしく頼む。」
「おかえり、舞。おお、司か、久しぶりだ、元気だったか?」
そんな穏やかな時間を粉々にぶち壊すような、むさくるしい声が2つも聞こえました。家の門の前には2匹のゴリラが今か今かと待ち構えていました。というか、門の前まで迎えに来てるって、この筋肉ゴリラたちは一体いつからここに突っ立って待っているんですか?なんという時間の無駄・・・・・。
「初めまして、ですね。干支神司です。宗司さんもお久しぶりです。ええ、剛さんや宗司さんに鍛えられましたからね、ちょっとやそっとじゃビクともしませんよ。元気だけは取柄ですよ。」
「がはは、私のことはお義父さんと呼んでもらって結構だぞ?宗司から話は聞いていたがなかなかの筋肉ではないか。ちょっと質量がもの足りんが、これはこれで合格なのではないか?いい仕事だ。」
「親父、なかなかのものでしょう?なにせ私が一から鍛えましたからな、がはははは。司は体質的にあまり肉がつかないようなので、無駄な肉を省くようにしました。我々とはまったく別の方向性ですが、こう見えて結構強いですよ?」
「そうかそうかそうか、これは益々これからが楽しくなってきたな。どうだ?これから道場で手合わせでもせんか?一体どれほどの腕前か確認しておきたいところだが。まぁ、宗司が一目置くくらいだから弱くはないだろうがな。がははは。」
「親父、親父、今日はダメだ。さっき母さんにダメって釘刺されたばかりだろう?約束破ると当分飯がなくなるぞ?いや、確認したい気持ちはわからんでもない。私も司には久しぶり会ったから、どこまで成長したのか気にはなっているんだ。」
「そうだった、そうだった。これは危ないところだった。あいつは勘が鋭いからな。ごまかすことすらできんな。がははは。」
ゴリラが二匹そろうとステレオ音声で、さらにうるさいです。なんで家の男連中はこんなに知能指数が低いのしかいないのでしょうか。ほら、司さんも引いてるじゃないですか。こんな天下の往来で何をしゃべっているのですか、まさしく武神家の恥です。
「司さん、ここまで送っていただいてありがとうございました。本来は何かおもてなしするのが筋なのですが、少し立て込んでいまして、私のほうはここで結構ですので、このままリリとお帰りください。申し訳ありません。ああ、ちなみに、このゴリラは無視してくれれば結構です。私が責任を持って引き取って殺処分しておきますので。はい、二匹ともさっさと行きますよ。」
「舞よ、父をゴリラ呼ばわりするとはいかがなものかと思うのだが?」
「がはは、親父は自分の外見を鏡で見てから言うのだな。なかなか言いえて妙というものだぞ?」
「宗司兄、あなたもです!・・・・てゆーか、早くこっちに来なさいっ!」
唖然とする司さんをその場に残して、さっさとゴリラ二匹を引きずって家の中に入ります。1秒でも早くこの二匹を家の檻に封印しなければいけません。そのあとでお母様に今日の報告をしに行きましょうか。
・・・・・・はぁ、お母様への報告が憂鬱です。
でも、なぜでしょうか、こんなやり取りでも割と心がウキウキしているのは。
「わざわざ家まで送っていただきありがとうございます。でも、私こう見えて宗司の妹ですから不審者の一人や二人どうといったことはありませんでしたよ?」
正直、武術の心得もないただの不審者程度が多少の武器を持っていたとしても、私にはまったく相手になりません。むしろ近隣地域の治安維持貢献のために積極的に出てきてほしいくらいの勢いです。ええ、女の敵を合法的に正当防衛でボッコボコにできますしね。もちろん日頃のストレス解消ではありませんよ?地域貢献のために仕方なくですよ?本当はとても心苦しいのですが、女の敵は徹底的にボッコボコに、です。慈悲などありません。
「いや、たとえ帰り道で何事もなかったとしても、女の子を一人で帰すわけにはいかんだろう。そんなことしたら、それこそ宗司さんに激怒されるよ。それに、リリの散歩に丁度よかったからな。逆に助かったよ。」
私の思った通り、司さんは家まで送ってくれました。まぁ、確かにあの兄にそんなことが知れたら恐ろしいことになるでしょうね。考える知能は無くても、無駄に筋肉だけはありますから、いつか身内から犯罪者がでないことを祈るばかりです。
一緒にちょこちょことついてきている子犬のリリは、右に左に散策するのがとても楽しそうです。リードや紐はつけていませんけど、常に司さんの5メートル以内にはいるようにしているようです。こんな状態でも逃げないものなのでしょうか?狭い道を通るときとかは、時折車などが近くを通るのですけれど、その都度、司さんが声をかけるとちゃんと戻ってきて足元にぴったり張り付いて歩いてきます。本当に賢い子ですね。道端に咲いている花や道路わきの標識、電柱などが珍しいのか匂いを嗅いだり、前脚でつついたりして安全確認しているようでした。・・・若干犬っぽくない行動が混ざってるような気がしますが、たぶん気のせいでしょう。
司さんの実家から私の家まで歩いて15分程度でしたけど、なんか長閑で、とても穏やかで、ゆっくりとした時間が流れていました。こんな時間も案外悪くないものです。
「舞、帰ったか。やぁ、直接会うのは初めてかな?舞の父親で、武神巌(たけがみ、いわお)だ。今後ともよろしく頼む。」
「おかえり、舞。おお、司か、久しぶりだ、元気だったか?」
そんな穏やかな時間を粉々にぶち壊すような、むさくるしい声が2つも聞こえました。家の門の前には2匹のゴリラが今か今かと待ち構えていました。というか、門の前まで迎えに来てるって、この筋肉ゴリラたちは一体いつからここに突っ立って待っているんですか?なんという時間の無駄・・・・・。
「初めまして、ですね。干支神司です。宗司さんもお久しぶりです。ええ、剛さんや宗司さんに鍛えられましたからね、ちょっとやそっとじゃビクともしませんよ。元気だけは取柄ですよ。」
「がはは、私のことはお義父さんと呼んでもらって結構だぞ?宗司から話は聞いていたがなかなかの筋肉ではないか。ちょっと質量がもの足りんが、これはこれで合格なのではないか?いい仕事だ。」
「親父、なかなかのものでしょう?なにせ私が一から鍛えましたからな、がはははは。司は体質的にあまり肉がつかないようなので、無駄な肉を省くようにしました。我々とはまったく別の方向性ですが、こう見えて結構強いですよ?」
「そうかそうかそうか、これは益々これからが楽しくなってきたな。どうだ?これから道場で手合わせでもせんか?一体どれほどの腕前か確認しておきたいところだが。まぁ、宗司が一目置くくらいだから弱くはないだろうがな。がははは。」
「親父、親父、今日はダメだ。さっき母さんにダメって釘刺されたばかりだろう?約束破ると当分飯がなくなるぞ?いや、確認したい気持ちはわからんでもない。私も司には久しぶり会ったから、どこまで成長したのか気にはなっているんだ。」
「そうだった、そうだった。これは危ないところだった。あいつは勘が鋭いからな。ごまかすことすらできんな。がははは。」
ゴリラが二匹そろうとステレオ音声で、さらにうるさいです。なんで家の男連中はこんなに知能指数が低いのしかいないのでしょうか。ほら、司さんも引いてるじゃないですか。こんな天下の往来で何をしゃべっているのですか、まさしく武神家の恥です。
「司さん、ここまで送っていただいてありがとうございました。本来は何かおもてなしするのが筋なのですが、少し立て込んでいまして、私のほうはここで結構ですので、このままリリとお帰りください。申し訳ありません。ああ、ちなみに、このゴリラは無視してくれれば結構です。私が責任を持って引き取って殺処分しておきますので。はい、二匹ともさっさと行きますよ。」
「舞よ、父をゴリラ呼ばわりするとはいかがなものかと思うのだが?」
「がはは、親父は自分の外見を鏡で見てから言うのだな。なかなか言いえて妙というものだぞ?」
「宗司兄、あなたもです!・・・・てゆーか、早くこっちに来なさいっ!」
唖然とする司さんをその場に残して、さっさとゴリラ二匹を引きずって家の中に入ります。1秒でも早くこの二匹を家の檻に封印しなければいけません。そのあとでお母様に今日の報告をしに行きましょうか。
・・・・・・はぁ、お母様への報告が憂鬱です。
でも、なぜでしょうか、こんなやり取りでも割と心がウキウキしているのは。
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