1 / 44
プロローグ
フォーチュン喫茶「本源郷」
しおりを挟む
カランカランカラン
来客を知らせる鐘が鳴り響く。アンティーク風の木製のドアの上、室内側に取り付けられたブロンズ色のベルだ。クリスマスツリーの飾りのように形も音も軽やかだ。店内は思いの他広々としていて、木目模様を生かした床、そして正方形のテーブルと椅子が温もりと癒しを感じさせる。ミニ向日葵や白百合の切り花が、窓辺や中央の長テーブル等にセンス良く飾られていた。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
様々な声が山びこのように響き、すかさず彼女を出迎える。一番最初に迎えたのは、テーブルを拭いていたらしい若い女の人だ。まだ学生かもしれない。フリルのついたエプロン、深緑色のワンピース姿はビクトリア王朝時代のメイド服を彷彿とさせるデザインだ。帽子はさすがに被っていないが。やや遅れて、若い男性がやってきた。こちらもまた、ビクトリア王朝時代の執事のスーツとはこういうものか、と空想させるデザインだ。白いワイシャツに黒のスーツ。王道ともいうべきか。
時刻は午前6時。来客の彼女は、二十代半ばくらいだろうか。A4サイズの青いファイルボックスを小脇に抱え、黄色のショルダーバッグを右肩に下げている。デニムの半袖ワンピースに紺色のスニーカー姿だ。丸みを帯びたショートボブがよく似合っている。
「あの、電話で予約した鈴原です」
やや遠慮がちに声をかけた。
「鈴原様ですね。お待ちしておりました。こちらにどうぞ」
最初に出迎えてくれた女性が、笑顔で対応する。コップや水差しなどが置いてあるテーブルから、コップに水を注ぎ、銀色の丸いトレイを取るとその上に水、そしておしぼりを乗せて奥の方へと誘導した。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
厨房から男女の声。どうやら客にオープンに厨房を見せる作りになっているようだ。厨房の男性は文字通り白づくめにマスク姿。女性の方は桜色のエプロンドレス姿のようだ。やはりビクトリア王朝時代の食事担当のメイドをイメージさせる。
彼女が案内された場所は個室だった。どうやら喫茶のテーブルと個室とに分かれているらしい。そこはまず、巨峰とマスカット模様のステンドグラスの衝立で仕切られており、そこを開けると淡いパステル調のグリーンの壁に仕切られた個室が二つほど並んでいた。扉も壁と同じ色だ。そう言えば、占いやハンドマッサージなどもしているらしい。きっとこの個室で行うのだろう。もう一つは、彼女のように……。
「こちらで少々お待ちくださいませ。今、担当の者が参ります」
とウェイトレスは左側の個室へ案内した。奥の方の椅子へと誘導される。彼女が完全が座ったのを見計らって、トレイの上に乗せていた白いおしぼりとお水を、
「失礼致します」
と座った彼女の前に静かに置き、「失礼致しました」と声をかけて静かにドアを閉めて行った。店内ではパッヘルベルのカノンが心地よく流れている。個室は6畳ほどの広さで、ほぼ真ん中におよそ1.5m四方の真四角の白いテーブルが置かれている。ドア側の端の方に、パソコンが一台置かれていた。木製の椅子も白で、椅子の上に派パステル調のピンクの座布団が敷かれており、座り心地は抜群である。
入って左手、彼女から見たら右手には出窓があり、柔らかに日差しが注いでいる。白いレースと藤色のカーテンがマーガレットの造花三輪でセンス良くまとめられていた。とても居心地の良い空閑だ。
トントントン
ノックの音が響いた。続いて
「失礼致します」
と柔らかな声が響いた。
「はい!」
鈴本が答えると、静かに、ゆっくりとドアが開いた。
「お待たせしました」
そう言って穏やかな笑みを浮かべて入って来たのは、色白でややふっくら柔らかそうな感じの大人の女性だった。黒目勝ちの大きな目は目尻が下がり、ふっくらとした艶やかな唇は紅色で、右側の上唇側の端に少し目立つ黒子がある。それがまた妙に似合い、親しみや易い印象を与えていた。少し波打った髪は、低い位置でシニヨンにして後ろで一まとめににている。べっ甲細工の楕円形のバレッタで纏めてあり、栗色の髪色によ映えていた。全体的に見て、まるでマショマロみたいに可愛らしい女性だ。
先ほど案内してくれた女性とは色違いの、ワインカラーの衣装を身に着けている。
「初めまして。富永華乃子と申します。この度はご来店有難うございます。ご予約頂きました鈴本優香さんですね」
彼女は向かい側に腰を下ろすと、手にしていた名刺入れから名刺を取り出し両手で手渡した。どうやら主に、その人に合った本を選ぶ本セレクト&表紙とオリジナル本の作成の担当らしい。
「はい、趣味で小説を書いてまして。小説投稿サイトを利用しているのですが。執筆歴とか受賞経験は一切問わない、と伺いまして。それで……あの。事前に言われた通り一応、誤字脱字をはじめとした編集は致しまして」
鈴本はそう言って、傍らに置いてあったA4サイズのファイル入れから、活字を印刷したコピー用紙を手渡した。華乃子は丁寧に両手でそれを受け取る。
「ええ、当店は世界でたった一つしかないオリジナルの本を作成しております。ただ、編集や校正は責任もってご本人にして頂きますが」
そして笑顔で説明を始めた。
「当店では、占いやハンドマッサージなどの癒しのメニューの他に、そのお客様のお悩みに合わせて本をお選びしています。ええ、世界でたった一つしかない本です。扱いは当店にしかございません。そこで、当店では想いを込めて小説を書いている方の作品を、一冊の本にしています。アマチュア、趣味で書いている方大歓迎です。本にする基準はただ一つ。情熱を持って伝えたい事が読み手に響くか? これだけです。お見積もりは応相談。超短編一冊1111縁より承っております。ええ、円ではなく御縁の縁を使用しております。……鈴本様が今回お持ち頂いた小説は、短編ですね。かなり短いかな?」
華乃子はペラペラと用紙を捲る。こうして二人、個室で会話している間にも、少しずつ来客は増えてきたようだ。カランカランカランと入口の鐘の音で察することが出来る。
「はい、そうです。超短編で、二万文字程度です」
やや緊張した面持ちで鈴本は答えた。
「どのような事を、伝えたいと思って書かれましたか?」
「はい、あの……私、ずっとNoが言えない性格で。それで必要以上に、それも無意識に色んな物を抱え込んで。それで仕事も自分で自分の首を絞めてきた、ていうか。それで、少し体を壊して。療養している時に気づいたんです。色々無理してきたな、断って嫌われる事を恐れてたんだ、て。それから、Noと言える練習をして。同じような経験をしてる人に、少しでも参考になれたらいいな、と」
華乃子はうんうん、と頷きながら耳を傾けている。とても話しやすい印象を受けた。
「なるほど。分かりました。では、超短編ですので……そうですねぇ……。これから私と、オーナーが拝見させて頂いて。それで、本にさせて頂く際のお見積りや、表紙の打ち合わせなどをさせて頂く形となります」
華乃子はスケジュール帳を見ながら答える。
「……三日後以降でしたら。御都合の良い時にいらして頂いて相談しましょう。いつ頃が宜しいですか?」
今度は鈴本が携帯で自分のスケジュールを確認する。
「はい、では……ちょうど一週間後はいかがでしょうか?」
「一週間後、ですね。はい、午3時以降でしたら大丈夫ですよ」
「では、午後3時30分に」
「畏まりました。お待ちしております」
「宜しくお願いします」
鈴本は個室から出た。せっかくだから、お茶でも飲んで行こうと思った。次回、本のお金を払うとはいえ、今回は何も注文しないで帰るのは少し気が引ける。それに、なんだかとても居心地が良い空間だったから。もう少しここに居たい、そう思った。
「ありがとうございました」
個室から出て、ステンドグラスの衝立を出ると、すかさずあの若い女性が笑顔で声をかける。
「あの、すみません、メニュー表頂けますか?」
「はい、畏まりました。ただ今お席をご案内に致しますね」
鈴本は、彼女の案内に従って窓辺の席へと移動した。
(えーと、蔵前駅から徒歩8分。そろそろ着く頃なんだけどな)
土曜日の昼下がり、黒のTシャツに青いデニム姿の青年が、フォーチュン|喫茶「本源郷」を目指していた。駅周辺は人情味溢れる下町と、最新のお洒落なお店が融合しあった不思議な魅力に溢れていた。手作り系のお店も多くあるのも興味深い。更には神社も結構あるようで風情豊かだ。
(あ、あった! ここだ!)
「本源郷」は、丸太を生かしたクリーム色の壁にワインカラーの屋根、茶色の窓、という外観で予想以上に広く、まるでコテージハウスのような印象だった。ドワーフや、森や湖の妖精が住んでいそうでちょっぴりファンタジーな印象も受ける。
アンティーク風のドアはガラス張りになっている。ドアのぶを開けると、
カランカランカラン
と内側のドアの上の方に取り付けられたベルが軽快な音を立てる。
「いらっしゃいませ」
澄んだ若い女の子の声がすぐに出迎えた。青年は中に入り、ドアを閉める。
「あの、インターネットで、今の自分に合う本を探してくれるって言うので来てみたんですが……」
と声をかけた。
「はい、ブックスカウンセリングですね。こちらにどうぞ」
ウェイトレスの女の子はカフェの奥へと案内した。
来客を知らせる鐘が鳴り響く。アンティーク風の木製のドアの上、室内側に取り付けられたブロンズ色のベルだ。クリスマスツリーの飾りのように形も音も軽やかだ。店内は思いの他広々としていて、木目模様を生かした床、そして正方形のテーブルと椅子が温もりと癒しを感じさせる。ミニ向日葵や白百合の切り花が、窓辺や中央の長テーブル等にセンス良く飾られていた。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
様々な声が山びこのように響き、すかさず彼女を出迎える。一番最初に迎えたのは、テーブルを拭いていたらしい若い女の人だ。まだ学生かもしれない。フリルのついたエプロン、深緑色のワンピース姿はビクトリア王朝時代のメイド服を彷彿とさせるデザインだ。帽子はさすがに被っていないが。やや遅れて、若い男性がやってきた。こちらもまた、ビクトリア王朝時代の執事のスーツとはこういうものか、と空想させるデザインだ。白いワイシャツに黒のスーツ。王道ともいうべきか。
時刻は午前6時。来客の彼女は、二十代半ばくらいだろうか。A4サイズの青いファイルボックスを小脇に抱え、黄色のショルダーバッグを右肩に下げている。デニムの半袖ワンピースに紺色のスニーカー姿だ。丸みを帯びたショートボブがよく似合っている。
「あの、電話で予約した鈴原です」
やや遠慮がちに声をかけた。
「鈴原様ですね。お待ちしておりました。こちらにどうぞ」
最初に出迎えてくれた女性が、笑顔で対応する。コップや水差しなどが置いてあるテーブルから、コップに水を注ぎ、銀色の丸いトレイを取るとその上に水、そしておしぼりを乗せて奥の方へと誘導した。
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
厨房から男女の声。どうやら客にオープンに厨房を見せる作りになっているようだ。厨房の男性は文字通り白づくめにマスク姿。女性の方は桜色のエプロンドレス姿のようだ。やはりビクトリア王朝時代の食事担当のメイドをイメージさせる。
彼女が案内された場所は個室だった。どうやら喫茶のテーブルと個室とに分かれているらしい。そこはまず、巨峰とマスカット模様のステンドグラスの衝立で仕切られており、そこを開けると淡いパステル調のグリーンの壁に仕切られた個室が二つほど並んでいた。扉も壁と同じ色だ。そう言えば、占いやハンドマッサージなどもしているらしい。きっとこの個室で行うのだろう。もう一つは、彼女のように……。
「こちらで少々お待ちくださいませ。今、担当の者が参ります」
とウェイトレスは左側の個室へ案内した。奥の方の椅子へと誘導される。彼女が完全が座ったのを見計らって、トレイの上に乗せていた白いおしぼりとお水を、
「失礼致します」
と座った彼女の前に静かに置き、「失礼致しました」と声をかけて静かにドアを閉めて行った。店内ではパッヘルベルのカノンが心地よく流れている。個室は6畳ほどの広さで、ほぼ真ん中におよそ1.5m四方の真四角の白いテーブルが置かれている。ドア側の端の方に、パソコンが一台置かれていた。木製の椅子も白で、椅子の上に派パステル調のピンクの座布団が敷かれており、座り心地は抜群である。
入って左手、彼女から見たら右手には出窓があり、柔らかに日差しが注いでいる。白いレースと藤色のカーテンがマーガレットの造花三輪でセンス良くまとめられていた。とても居心地の良い空閑だ。
トントントン
ノックの音が響いた。続いて
「失礼致します」
と柔らかな声が響いた。
「はい!」
鈴本が答えると、静かに、ゆっくりとドアが開いた。
「お待たせしました」
そう言って穏やかな笑みを浮かべて入って来たのは、色白でややふっくら柔らかそうな感じの大人の女性だった。黒目勝ちの大きな目は目尻が下がり、ふっくらとした艶やかな唇は紅色で、右側の上唇側の端に少し目立つ黒子がある。それがまた妙に似合い、親しみや易い印象を与えていた。少し波打った髪は、低い位置でシニヨンにして後ろで一まとめににている。べっ甲細工の楕円形のバレッタで纏めてあり、栗色の髪色によ映えていた。全体的に見て、まるでマショマロみたいに可愛らしい女性だ。
先ほど案内してくれた女性とは色違いの、ワインカラーの衣装を身に着けている。
「初めまして。富永華乃子と申します。この度はご来店有難うございます。ご予約頂きました鈴本優香さんですね」
彼女は向かい側に腰を下ろすと、手にしていた名刺入れから名刺を取り出し両手で手渡した。どうやら主に、その人に合った本を選ぶ本セレクト&表紙とオリジナル本の作成の担当らしい。
「はい、趣味で小説を書いてまして。小説投稿サイトを利用しているのですが。執筆歴とか受賞経験は一切問わない、と伺いまして。それで……あの。事前に言われた通り一応、誤字脱字をはじめとした編集は致しまして」
鈴本はそう言って、傍らに置いてあったA4サイズのファイル入れから、活字を印刷したコピー用紙を手渡した。華乃子は丁寧に両手でそれを受け取る。
「ええ、当店は世界でたった一つしかないオリジナルの本を作成しております。ただ、編集や校正は責任もってご本人にして頂きますが」
そして笑顔で説明を始めた。
「当店では、占いやハンドマッサージなどの癒しのメニューの他に、そのお客様のお悩みに合わせて本をお選びしています。ええ、世界でたった一つしかない本です。扱いは当店にしかございません。そこで、当店では想いを込めて小説を書いている方の作品を、一冊の本にしています。アマチュア、趣味で書いている方大歓迎です。本にする基準はただ一つ。情熱を持って伝えたい事が読み手に響くか? これだけです。お見積もりは応相談。超短編一冊1111縁より承っております。ええ、円ではなく御縁の縁を使用しております。……鈴本様が今回お持ち頂いた小説は、短編ですね。かなり短いかな?」
華乃子はペラペラと用紙を捲る。こうして二人、個室で会話している間にも、少しずつ来客は増えてきたようだ。カランカランカランと入口の鐘の音で察することが出来る。
「はい、そうです。超短編で、二万文字程度です」
やや緊張した面持ちで鈴本は答えた。
「どのような事を、伝えたいと思って書かれましたか?」
「はい、あの……私、ずっとNoが言えない性格で。それで必要以上に、それも無意識に色んな物を抱え込んで。それで仕事も自分で自分の首を絞めてきた、ていうか。それで、少し体を壊して。療養している時に気づいたんです。色々無理してきたな、断って嫌われる事を恐れてたんだ、て。それから、Noと言える練習をして。同じような経験をしてる人に、少しでも参考になれたらいいな、と」
華乃子はうんうん、と頷きながら耳を傾けている。とても話しやすい印象を受けた。
「なるほど。分かりました。では、超短編ですので……そうですねぇ……。これから私と、オーナーが拝見させて頂いて。それで、本にさせて頂く際のお見積りや、表紙の打ち合わせなどをさせて頂く形となります」
華乃子はスケジュール帳を見ながら答える。
「……三日後以降でしたら。御都合の良い時にいらして頂いて相談しましょう。いつ頃が宜しいですか?」
今度は鈴本が携帯で自分のスケジュールを確認する。
「はい、では……ちょうど一週間後はいかがでしょうか?」
「一週間後、ですね。はい、午3時以降でしたら大丈夫ですよ」
「では、午後3時30分に」
「畏まりました。お待ちしております」
「宜しくお願いします」
鈴本は個室から出た。せっかくだから、お茶でも飲んで行こうと思った。次回、本のお金を払うとはいえ、今回は何も注文しないで帰るのは少し気が引ける。それに、なんだかとても居心地が良い空間だったから。もう少しここに居たい、そう思った。
「ありがとうございました」
個室から出て、ステンドグラスの衝立を出ると、すかさずあの若い女性が笑顔で声をかける。
「あの、すみません、メニュー表頂けますか?」
「はい、畏まりました。ただ今お席をご案内に致しますね」
鈴本は、彼女の案内に従って窓辺の席へと移動した。
(えーと、蔵前駅から徒歩8分。そろそろ着く頃なんだけどな)
土曜日の昼下がり、黒のTシャツに青いデニム姿の青年が、フォーチュン|喫茶「本源郷」を目指していた。駅周辺は人情味溢れる下町と、最新のお洒落なお店が融合しあった不思議な魅力に溢れていた。手作り系のお店も多くあるのも興味深い。更には神社も結構あるようで風情豊かだ。
(あ、あった! ここだ!)
「本源郷」は、丸太を生かしたクリーム色の壁にワインカラーの屋根、茶色の窓、という外観で予想以上に広く、まるでコテージハウスのような印象だった。ドワーフや、森や湖の妖精が住んでいそうでちょっぴりファンタジーな印象も受ける。
アンティーク風のドアはガラス張りになっている。ドアのぶを開けると、
カランカランカラン
と内側のドアの上の方に取り付けられたベルが軽快な音を立てる。
「いらっしゃいませ」
澄んだ若い女の子の声がすぐに出迎えた。青年は中に入り、ドアを閉める。
「あの、インターネットで、今の自分に合う本を探してくれるって言うので来てみたんですが……」
と声をかけた。
「はい、ブックスカウンセリングですね。こちらにどうぞ」
ウェイトレスの女の子はカフェの奥へと案内した。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる