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第二十二話
琥珀の秘密・後編
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その泉に近付くにつれてチョロチョロと水が湧き出る音が耳に心地良く響く。琥珀は走り出した。
「わぁ、これは冷たそうだ!」
琥珀は歓声をあげた。そして氷輪を降り返ると、
「兄者ー! 早く来いよ! 美味そうな水だぜ!」
と叫んで網代笠を右手で脱ぎ、それを扇のように大きく振った。そんな琥珀の頭頂に、蒼天に輝く陽光が木々の隙間より木漏れ日となって降り注ぐ。布からハラリと流れ出た髪が細く白い首筋に幾つも流れて、キラキラと砂金のように煌めいて見えた。
(綺麗だ……)
ただそう思った。琥珀は嬉しそうに湧き出でる水に両手を浸している。
「冷てー!」
氷輪が傍まで近づいて来ると、琥珀はニヤッと悪戯っ子見たいに笑った。
「そーれっ!」
という掛け声と共に両手で水を掬い、氷輪にかける。水は丸い雫となって空を舞い、木漏れ日の光を受けてキラキラ輝きながら氷輪に降り注いだ。氷輪は口元を綻ばせ、網代笠を脱ぐ。そして目を閉じて光の雫を受け止めた。
(兄者、綺麗だ……男にしとくの勿体ないな。きっと、無意識に女を惹き付けちまうんだろうな……これから先)
と琥珀はぼんやりと思う。
「冷たくて心地良いな。水を補給しよう」
と氷輪は竹筒を取り出す。
「おう! たっぷりとな。けど、その前にたらふく飲もうぜっ!」
と答えると、琥珀は両手で水を掬い、ゴクゴクと豪快に飲み始めた。そこはちょうど苔や水草が生い茂る場所からチョロチョロと絶え間なく湧き出でる泉。大人が三人ほど両手を広げて手を繋いだくらいの大きさだ。その水は小さな小川となって森の中をさらさらと流れていく。
氷輪は屈み込むと両手を小川に浸した。
「冷たくて心地いいな」
と口元を綻ばせる。そして立ち上がると、湧き出る源泉両手を翳した。水は限りなく透明でまるで水晶のようだ。そして両手で水を掬うとゆっくと口元へ運んだ。その仕草一つ一つが、舞を踊っているようでとても優雅だ。
(兄者、良いところの出なんだろうけど……そういや巳頭智のおっちゃん、神の獲物? とか言っていたよなぁ)
と琥珀は思う。氷輪は「美味い水だな」と満足そうに微笑んでいる。そして
「ちょうど良い、行水をしよう」
と言うと水の流れを追って歩き始めた。琥珀は慌てて後を追う。
(ま、いっか。兄者が何者でも。俺だって秘密にしてる事いくつかあるし)
と吹っ切るようにして首を横に振った。
「この辺り、ちょうど岩陰もあるし。ちょうど良いのではないか?」
と氷輪は足を止めた。そこは小川の幅が大人が一人、両手を広げたくらいとなっており、深さはちょうど氷輪の膝と足首の真ん中くらいである。穏やかな流れが、水底の苔や草を優しく凪いでいく。鮮やかな緑色が美しい。琥珀くらいの岩がトンと小川の流れを変えるようにして置かれている。そこに衣装を置けそうだ。
「さて、琥珀。先に水浴びをして良いぞ。私は衣と荷物の番をしていよう。どちらかが見張っていないと拙いからな」
と氷輪は当然の事のように言った。
「え? あ!」
琥珀は今更のように慌てた。
(そ、そうか、行水って……素っ裸になるんだよな?)
「あ、俺は後でも、い、いいぜ?」
何故か頬を紅く染め、狼狽える。
「何を恥ずかしがっている? まぁ良い。私はそこの岩陰で後ろを向いているから。ゆっくりな。私は物語の続きでも書いて待つとしよう」
(もしかして尻尾でも生えていて恥ずかしいのだろうか? 琥珀は琥珀なのだ、気にする必要など無いのだが……)
氷輪は不思議に思いながらも、岩陰に向かった。
「な、なぁ、兄者、絶対見るなよ? あ、なんでかってーとそのあの……そうだ、ほら! 俺半分妖狐の血が混じってるもんだから、毛深いんだ、うん」
琥珀は遠慮がちに服を脱ぎながらそう言って、チラリと岩に視線を送る。
「ハッハッハッハッ。毛深いくらいで何も気にならぬが、分かったよ。安心してゆっくりするが良い」
と氷輪は岩陰から声を張る。その手には紙と筆を持ち、背中を岩に預けている。
(そうか、やはりな。……しかし、初めて会った時手当をしたが、そんな毛深い部分あったろうか……。でもまぁ、あの時は服を脱がせてまでは手当の必要なかったし、何よりも怪我の回復具合に驚いてしまってそこまで気づかなかったのだが)
と過去を振り返った。パシャパシャと水を弾く音が聞こえて来る。琥珀が水浴びを始めたことを感じると同時に、そしてふと思う。
(……そう言えば、琥珀の怪我、大丈夫だろうか?)
そう思ったら、居ても立っても居られ無くなった。ソワソワと紙を地に置いたりまた持ったり。
(いやいや、琥珀と約束したんだ。約束を破るなんて以ての外だ!)
今度は筆を地に置き、また持つ。
(……傷口の確認をするだけだ。ほんの少しくらい……)
また紙を地に置く。
(駄目だ! 琥珀の信頼を裏切るような真似は! 人としてやってはならん!)
また紙を持つ。無意識の動作だ。
(でも少しだけなら……。ただ怪我を確認するだけだし)
とうとう己の欲望に耐えかね、静かに岩に向き合った。古来より人は、絶対見るな! と念を押されれば押されるほど見たくなる欲望に抗えぬものらしい。浦島太郎もしかり、鶴の恩返しも然り……。この時の氷輪は、何故かまるで酔ったように気が大きくなり、自制が効かなくなっていたようだ。
氷輪は静かに目を閉じ、己が自然と一体化するような感覚になるまで心を無にする。そうした事で、己の気配を消し去る事が可能なのだ。そして同時に、琥珀の怪我をした部分がこちらを向き、顔は別方向を向いて居る時の気配を感じ取った。
(今だ!)
静かに、だが素早く顔を岩影から覗かせる。距離は歩いてほんの八歩ほどだ。……果たして、琥珀は軽く何かを口ずみながら、気持ち良さそうに右手で水を掬い、左の首筋に水をかけていた。濡れた狐色の髪は亜麻色に見える。心配だった傷口は後片も無く、象牙色がかった白い肌が森の緑に柔らかく映える。ホッと胸を撫で下ろす氷輪。岩陰に戻ろうとした瞬間、何か違和感を覚えて琥珀を凝視する。
(え? 琥珀? まさかっ!)
氷輪は我が目を疑った。危うく声が漏れそうになるのを辛うじて両手で口元を抑える。そして目を見開いて見つめた。
鎖骨の下にある、なだらかな二つの丘。先端は薄桃色の小豆大の粒が……。驚くほど細い腰になだらかな下腹部。
刹那、それは神の気まぐれか……。
突如として、木漏れ日が一条の強い光となって差し込み、琥珀を照らした。眩しそうに右手を高く翳す。瞳は金色に輝き、整った高い鼻筋、形の良い唇は淡紅色の薔薇の蕾のようだ。髪濡れた髪は肩当たりまで波打ち、まさに黄金に輝いて見えた。細くしなやかな肢体は神々しいほどに白金色に輝いて見え、氷輪は息を呑んで見つめた。
(天女……様……)
氷輪にはそう思った。それはほんの一瞬だった。強い日差しはすぐに柔らかな木漏れ日となる。氷輪は岩影に隠れると、目を見開いたまま背中を岩に預けた。そのままズルズルと力無く地に尻をつく。先程の琥珀の姿が目に焼き付いたままだ。
(琥珀……そんな! そんな……まさか、女の子……だったなんて……)
愕然としたまま、空を見つめた。
「わぁ、これは冷たそうだ!」
琥珀は歓声をあげた。そして氷輪を降り返ると、
「兄者ー! 早く来いよ! 美味そうな水だぜ!」
と叫んで網代笠を右手で脱ぎ、それを扇のように大きく振った。そんな琥珀の頭頂に、蒼天に輝く陽光が木々の隙間より木漏れ日となって降り注ぐ。布からハラリと流れ出た髪が細く白い首筋に幾つも流れて、キラキラと砂金のように煌めいて見えた。
(綺麗だ……)
ただそう思った。琥珀は嬉しそうに湧き出でる水に両手を浸している。
「冷てー!」
氷輪が傍まで近づいて来ると、琥珀はニヤッと悪戯っ子見たいに笑った。
「そーれっ!」
という掛け声と共に両手で水を掬い、氷輪にかける。水は丸い雫となって空を舞い、木漏れ日の光を受けてキラキラ輝きながら氷輪に降り注いだ。氷輪は口元を綻ばせ、網代笠を脱ぐ。そして目を閉じて光の雫を受け止めた。
(兄者、綺麗だ……男にしとくの勿体ないな。きっと、無意識に女を惹き付けちまうんだろうな……これから先)
と琥珀はぼんやりと思う。
「冷たくて心地良いな。水を補給しよう」
と氷輪は竹筒を取り出す。
「おう! たっぷりとな。けど、その前にたらふく飲もうぜっ!」
と答えると、琥珀は両手で水を掬い、ゴクゴクと豪快に飲み始めた。そこはちょうど苔や水草が生い茂る場所からチョロチョロと絶え間なく湧き出でる泉。大人が三人ほど両手を広げて手を繋いだくらいの大きさだ。その水は小さな小川となって森の中をさらさらと流れていく。
氷輪は屈み込むと両手を小川に浸した。
「冷たくて心地いいな」
と口元を綻ばせる。そして立ち上がると、湧き出る源泉両手を翳した。水は限りなく透明でまるで水晶のようだ。そして両手で水を掬うとゆっくと口元へ運んだ。その仕草一つ一つが、舞を踊っているようでとても優雅だ。
(兄者、良いところの出なんだろうけど……そういや巳頭智のおっちゃん、神の獲物? とか言っていたよなぁ)
と琥珀は思う。氷輪は「美味い水だな」と満足そうに微笑んでいる。そして
「ちょうど良い、行水をしよう」
と言うと水の流れを追って歩き始めた。琥珀は慌てて後を追う。
(ま、いっか。兄者が何者でも。俺だって秘密にしてる事いくつかあるし)
と吹っ切るようにして首を横に振った。
「この辺り、ちょうど岩陰もあるし。ちょうど良いのではないか?」
と氷輪は足を止めた。そこは小川の幅が大人が一人、両手を広げたくらいとなっており、深さはちょうど氷輪の膝と足首の真ん中くらいである。穏やかな流れが、水底の苔や草を優しく凪いでいく。鮮やかな緑色が美しい。琥珀くらいの岩がトンと小川の流れを変えるようにして置かれている。そこに衣装を置けそうだ。
「さて、琥珀。先に水浴びをして良いぞ。私は衣と荷物の番をしていよう。どちらかが見張っていないと拙いからな」
と氷輪は当然の事のように言った。
「え? あ!」
琥珀は今更のように慌てた。
(そ、そうか、行水って……素っ裸になるんだよな?)
「あ、俺は後でも、い、いいぜ?」
何故か頬を紅く染め、狼狽える。
「何を恥ずかしがっている? まぁ良い。私はそこの岩陰で後ろを向いているから。ゆっくりな。私は物語の続きでも書いて待つとしよう」
(もしかして尻尾でも生えていて恥ずかしいのだろうか? 琥珀は琥珀なのだ、気にする必要など無いのだが……)
氷輪は不思議に思いながらも、岩陰に向かった。
「な、なぁ、兄者、絶対見るなよ? あ、なんでかってーとそのあの……そうだ、ほら! 俺半分妖狐の血が混じってるもんだから、毛深いんだ、うん」
琥珀は遠慮がちに服を脱ぎながらそう言って、チラリと岩に視線を送る。
「ハッハッハッハッ。毛深いくらいで何も気にならぬが、分かったよ。安心してゆっくりするが良い」
と氷輪は岩陰から声を張る。その手には紙と筆を持ち、背中を岩に預けている。
(そうか、やはりな。……しかし、初めて会った時手当をしたが、そんな毛深い部分あったろうか……。でもまぁ、あの時は服を脱がせてまでは手当の必要なかったし、何よりも怪我の回復具合に驚いてしまってそこまで気づかなかったのだが)
と過去を振り返った。パシャパシャと水を弾く音が聞こえて来る。琥珀が水浴びを始めたことを感じると同時に、そしてふと思う。
(……そう言えば、琥珀の怪我、大丈夫だろうか?)
そう思ったら、居ても立っても居られ無くなった。ソワソワと紙を地に置いたりまた持ったり。
(いやいや、琥珀と約束したんだ。約束を破るなんて以ての外だ!)
今度は筆を地に置き、また持つ。
(……傷口の確認をするだけだ。ほんの少しくらい……)
また紙を地に置く。
(駄目だ! 琥珀の信頼を裏切るような真似は! 人としてやってはならん!)
また紙を持つ。無意識の動作だ。
(でも少しだけなら……。ただ怪我を確認するだけだし)
とうとう己の欲望に耐えかね、静かに岩に向き合った。古来より人は、絶対見るな! と念を押されれば押されるほど見たくなる欲望に抗えぬものらしい。浦島太郎もしかり、鶴の恩返しも然り……。この時の氷輪は、何故かまるで酔ったように気が大きくなり、自制が効かなくなっていたようだ。
氷輪は静かに目を閉じ、己が自然と一体化するような感覚になるまで心を無にする。そうした事で、己の気配を消し去る事が可能なのだ。そして同時に、琥珀の怪我をした部分がこちらを向き、顔は別方向を向いて居る時の気配を感じ取った。
(今だ!)
静かに、だが素早く顔を岩影から覗かせる。距離は歩いてほんの八歩ほどだ。……果たして、琥珀は軽く何かを口ずみながら、気持ち良さそうに右手で水を掬い、左の首筋に水をかけていた。濡れた狐色の髪は亜麻色に見える。心配だった傷口は後片も無く、象牙色がかった白い肌が森の緑に柔らかく映える。ホッと胸を撫で下ろす氷輪。岩陰に戻ろうとした瞬間、何か違和感を覚えて琥珀を凝視する。
(え? 琥珀? まさかっ!)
氷輪は我が目を疑った。危うく声が漏れそうになるのを辛うじて両手で口元を抑える。そして目を見開いて見つめた。
鎖骨の下にある、なだらかな二つの丘。先端は薄桃色の小豆大の粒が……。驚くほど細い腰になだらかな下腹部。
刹那、それは神の気まぐれか……。
突如として、木漏れ日が一条の強い光となって差し込み、琥珀を照らした。眩しそうに右手を高く翳す。瞳は金色に輝き、整った高い鼻筋、形の良い唇は淡紅色の薔薇の蕾のようだ。髪濡れた髪は肩当たりまで波打ち、まさに黄金に輝いて見えた。細くしなやかな肢体は神々しいほどに白金色に輝いて見え、氷輪は息を呑んで見つめた。
(天女……様……)
氷輪にはそう思った。それはほんの一瞬だった。強い日差しはすぐに柔らかな木漏れ日となる。氷輪は岩影に隠れると、目を見開いたまま背中を岩に預けた。そのままズルズルと力無く地に尻をつく。先程の琥珀の姿が目に焼き付いたままだ。
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