姫国あやかし絵封録

蒼村嬉享

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スミジとアカリの姫国あやかし紹介録②

スミジとアカリのあやかし紹介録 第二回 懐覧堂は棚ぼた?

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「はい! という訳でやってまいりました。 姫国あやかし紹介録の第二回目…アカリで~す!」
「スミジです」
「スミジさん、一つ疑問なんですが……」
「何だい、アカリちゃん?」
「スミジさんてまだ二十代ですよね? よく東京の、しかも都市部にお店持てましたね」
「え? ああ……う~ん。懐覧堂は実は依頼人から譲り受けたものなんだよ」
「どういうことですか?」
「作者、説明!」

 くっ……作者使いの荒い奴め……。

 懐覧堂はスミジが過去に受けた依頼人から譲り受けた建物である。

 細かい話は……後々語られる予定ですぜ。

「へぇ~……。どうりで」
「ど、どうりでって、どういう意味かな……アカリちゃん?」
「だって、貸ビルならともかく一等地の土地付き一戸建てですよ? 余程の資産家かIT企業の社長でもない限り無理ですって」
「ま、まぁ、確かにね? 土地の税金も高いけどさ……」
「だから前回スミジさんの年収が気になったんです。画商ってそんなにお客さん来てないし、祓い師の報酬って高いのかなって……」

 ごもっともな意見だな……。

「他人事だな、作者……」

 うっ……。良いのか? 詳しく設定を話すと長くなるぞ?

「それは……まぁウザいかな」

 スミジ……ならば自分で説明しろ。私は知らん。

「おい、作者! 丸投げかよ!?」

 ………。

「くっ……。へそ曲げやがった」
「で……実際どうなんですか?」
「え~……じ、実はね? 昔、国から大きな仕事があって……」
「ふむふむ」
「その時の報酬が凄く高くて……だから貯蓄があるんだ」
「……。因みに、幾らだったんですか?」
「そ、そこは内緒にしとこうよ……」
「作者さん、本当ですか?」

 ……。半分本当。半分ウソ。


「蒼村! 裏切ったな!?」

 アオムラ、ウソツカナイロボ。

「何でロボ!?」
「作者さん、本当はどうなんですか?」

 国から大きな仕事があってお金が入ったのは本当。で、報酬はそうでもなかったので土地の税金を超法規特例で低くしてもらってる。

「スミジさん……さっき土地の税金が高いって言ってませんでした?」
「む、昔は高かったって話だよ、アカリちゃん?」
「因みに、祓い師のお仕事の税金は?」
「ちゃんと払ってます」

 それは本当。扱いは副業のサービス業になってる。稼いだ分はちゃんと税金払ってるよ。因みに、アフターサービスはスミジ個人で無料でやってる。

「スミジさん……ごめんなさい。スミジさんはやっぱり凄いですね」
「い、いや、わかってくれれば良いんだよ」
「私、スミジさんは銭ゲバだとばかり……」
「銭ゲバ……そ、それはシズカだからね?」
「わかりました。そうお伝えします」
「アカリちゃん、やめて━━━━っ!」

 という訳で、二十代の若僧が都市部に土地を持つ理由は『お店の継承』と『税金控除』でした。因みに、スミジの貯蓄額は───。

「やめろ、蒼村!」
「え~! 聞きたいです!」
「じゃ、じゃあ、今回はこの位で……次回をお楽しみに!」

 実家も財産持ちだよね~、道祖土家は山持ってるしな?よっ!この跡取り息子!

「蒼村、貴様ぁ━━━っ!」
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