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第七夜 イーファスの都
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盗賊達との戦闘から暫くして、森を抜けると丘の下に城下町が見えてきた。
中央に城が建ち、その周りを街が囲み、それを守るために高い壁が円を描くようにぐるりと建ち並んでる城塞都市と言うやつだ。
その周囲は見渡すばかりの大平原で、城壁のすぐ東側に大きな河が流れており、その向こう側にも街が見える。他にも北、西側にもそれぞれ暫く行けば街が有るようだ。私が今いるのは南側の丘の上。この辺りは森に覆われ、街や村は見当たらない。
つまりは、あの城塞都市が最初に訪れるべき最初の街だということだ。
「さあ、あと少しね。張り切って行きますか」
テンションを上げながら、私は勢いよく丘を駆け下りた。
央都イーファス。その城門をあっさりと潜り抜けて、私は街の中に居た。
中世のヨーロッパを再現した町並みに、ファンタジーな格好の方々が生活していらっしゃる。とはいっても、私のような亜人はあまり見かけない。
ちなみに私の現在の格好を説明すると、白と青を基調とした初期装備のワンピースを着ているけど戦闘でボロボロ。それを両肩、そして左右の腰の辺りから伸びた蔓を身体に巻き付けて何とかカバーしている。両腕にも蔓を巻き付けているので、花人族にしか見えない。誰も私が半吸血鬼とは思わないだろう。
何故、突然こんな事を言い出したかというと、めっちゃ周囲から見られているのだ。やはり、このボロボロの服がいけないのだろう。早くモンスターが落とした素材や盗賊の宝を換金して、新しい服を買わなきゃと、思っていると。
「ちょっと、お嬢ちゃん。こっちに来なさい!」
突然、腕を引っ張られて路地裏に連れ込まれる。何なにっ?と混乱しながらも抵抗しなかったのは、相手が行商らしき大荷物を担いだおばちゃんだったからだ。
「どうしたの?こんな酷い格好で!誰かに襲われたのかい?」
心配そうに尋ねてくるおばちゃん。逞しいふくよかな体型をしており、その目からは嫌な感じは全くしない。本気で私のことを心配してくれているのだろう。
「と、盗賊に襲われて。逃げてきました」
まさか、盗賊をぶち倒してきましたとは言えない。見た目は可憐な少女なのだから、信じてもらえないだろう。
ちなみに、このゲームには一つの制約がある。
それは、「この世界の住人(NPC )に、自分が現実世界からやって来たゲームプレイヤーだと明かしてはならない」というものだ。
何でも、夢を利用したこの新しいシステムは修正が困難で、NPCにこの世界が夢の中の世界だと広まってしまうと、どんなバグが発生するか予測できないとか何とか。
ちなみに、わざと自分がプレイヤーだと宣言した者は、周りから可哀想な人扱いされてNPCから相手にされなくなり、ゲームが完全に行き詰まって引退。悪質にこの世界が夢の中の世界だと広めようとしたバカは、騎士団に連行されて強制ログアウト、さらにアカウント停止の刑に会ったそうな。
また、この制約により、NPCと他のプレイヤーとの見分けが非常に困難になってしまうのだが、それは一旦置いといて。
まあ、この世界の住人としてロールプレイ(役割を演ずる)すれば問題ないので、冒頭の「森の中から出てきた、マリアベルさんの一人娘、美夜」という設定に従おう。
「そうかい、そりゃ難儀だったねぇ。でもそんな格好じゃあ奴隷商人に捕まっちまうよ」
おばちゃんは私の服を修繕したり、新しい服を出したりしてくれながら、色々と教えてくれた。
おばちゃんの名前はマール。ここから暫く歩いた先のスフォンの村から行商にやって来て、娘へのお土産を買って帰る処に私を見つけたのだそうだ。
「え?じゃあこの服娘さんへの贈り物じゃないですか」
「子供がいらんこと気にすんじゃないよ。服なんかまた買えば良いけど、あんたが売られちまったら、買い戻せないからねぇ」
手持ちのお金を払おうとしても頑として受け取って貰えず、それどころか、この街の換金所や道具屋、教会等々の場所を教えてもらったのだった。
「これくらいしかしてやれないけど、頑張るんだよ。落ち着いたら、スフォンの村に遊びに来な」
「ありがとうございます。必ずお礼に伺います」
私は何度もお礼を言って、にこやかに笑いながら大きな荷物を担いで、城門を出て帰路に着くマールさんを見送った。
思いがけない親切に何だか心がくすぐったくなりながら、私は街の中へ歩き出す。
先ずは換金場でアイテムをお金に替えて、装備を買い換える。そして、マールさんへのお礼の品も見繕っておこう。
換金所に着いて、先ずはモンスターからのドロップアイテムを次々に換金していく。この辺りはゲームらしく、目の前に浮かんだウインドウからアイテムを選択して「売却する」をクリックすれば、自動的にお金が所持金に加算されていった。
結局ドロップアイテムで800エリン手に入れて、最後の「盗まれたお宝」を残すのみとなった。
いったいいくらになるのかワクワクしながら、「売却する」を押そうとする指がピタリと止まる。
フッと頭をよぎるのは、見ず知らずの私に親切にしてくれたマールさんの誇りある笑顔だった。
……そうだよね。
「あの、すみません」
私は店主にあることを尋ねたのだった。
「ありがとうううううっ!誠に感謝する!」
私の手を握って、打ち震えんばかりに感激しているのはトラレッター伯爵。あの盗賊達から財宝を盗まれた貴族様だ。
あの時、「盗まれたお宝」を持ち主に返したいと換金所の店主に告げたところ、あれよあれよと話が進み、あっという間にこうなった。
……いくらゲームでもイベントスキップにも程があると思う。
ちなみに、私の中に侵入してきたあの危険な種子が入っていた封印球について尋ねてみたが、そんなものは知らないとのこと。他の所から盗んだものと混ざっていたのだろうか?
財宝を取り戻したお礼に、一万エリンというゲーム開始直後では破格の報酬を貰うことが出来た。財宝を売り払えばもっと大金を手にいれられたかもしれないが、充分満足だ。
私がその場を去り、ホクホクしながら歩いていると、不意にメッセージが目の前に表れた。
[〈盗賊の呪い〉を浄化しました]
[称号〈正直者〉を獲得しました]
……どうも、知らない内に呪われていて、偶然にも条件をクリアして浄化してしまったようですよ?
何となく想像は着くが、詳しく知りたいなーと思っていると、?のマークが表示されているのに気が付いた。help機能かな?とクリックすると……
[〈盗賊の呪い〉 盗賊から奪った財宝を売り払うことにより発動。発動時に称号〈盗品売り〉付与。好感度マイナス補正。売却した財宝は正規の店ならば没収。また自動的に投獄され三日間行動不能。解呪するには正規の持ち主に盗品を返却すること〉
[〈正直者〉 好感度、幸運値プラス補正される]
……おおう、危ないところだった。もし呪われていたらと思うと、本気でゾッとするよ。呪い発動時に即座に効果が発生して、投獄されるまで強制的にイベント進行するみたいだから、祝福ポイントを使っての浄化が出来ないパターンだよ。好感度ってのもステータスに表示されていないから、隠しパラメーターかな?
マールさんに出会っていなかったら、私は確実に呪われて、今頃牢屋の中だろう。人って優しくされたら、他の人にも優しくなれるものなんだね。
マールさんが去って行った城門に向かって、私は感謝の礼を込めて頭を下げるのだった。
中央に城が建ち、その周りを街が囲み、それを守るために高い壁が円を描くようにぐるりと建ち並んでる城塞都市と言うやつだ。
その周囲は見渡すばかりの大平原で、城壁のすぐ東側に大きな河が流れており、その向こう側にも街が見える。他にも北、西側にもそれぞれ暫く行けば街が有るようだ。私が今いるのは南側の丘の上。この辺りは森に覆われ、街や村は見当たらない。
つまりは、あの城塞都市が最初に訪れるべき最初の街だということだ。
「さあ、あと少しね。張り切って行きますか」
テンションを上げながら、私は勢いよく丘を駆け下りた。
央都イーファス。その城門をあっさりと潜り抜けて、私は街の中に居た。
中世のヨーロッパを再現した町並みに、ファンタジーな格好の方々が生活していらっしゃる。とはいっても、私のような亜人はあまり見かけない。
ちなみに私の現在の格好を説明すると、白と青を基調とした初期装備のワンピースを着ているけど戦闘でボロボロ。それを両肩、そして左右の腰の辺りから伸びた蔓を身体に巻き付けて何とかカバーしている。両腕にも蔓を巻き付けているので、花人族にしか見えない。誰も私が半吸血鬼とは思わないだろう。
何故、突然こんな事を言い出したかというと、めっちゃ周囲から見られているのだ。やはり、このボロボロの服がいけないのだろう。早くモンスターが落とした素材や盗賊の宝を換金して、新しい服を買わなきゃと、思っていると。
「ちょっと、お嬢ちゃん。こっちに来なさい!」
突然、腕を引っ張られて路地裏に連れ込まれる。何なにっ?と混乱しながらも抵抗しなかったのは、相手が行商らしき大荷物を担いだおばちゃんだったからだ。
「どうしたの?こんな酷い格好で!誰かに襲われたのかい?」
心配そうに尋ねてくるおばちゃん。逞しいふくよかな体型をしており、その目からは嫌な感じは全くしない。本気で私のことを心配してくれているのだろう。
「と、盗賊に襲われて。逃げてきました」
まさか、盗賊をぶち倒してきましたとは言えない。見た目は可憐な少女なのだから、信じてもらえないだろう。
ちなみに、このゲームには一つの制約がある。
それは、「この世界の住人(NPC )に、自分が現実世界からやって来たゲームプレイヤーだと明かしてはならない」というものだ。
何でも、夢を利用したこの新しいシステムは修正が困難で、NPCにこの世界が夢の中の世界だと広まってしまうと、どんなバグが発生するか予測できないとか何とか。
ちなみに、わざと自分がプレイヤーだと宣言した者は、周りから可哀想な人扱いされてNPCから相手にされなくなり、ゲームが完全に行き詰まって引退。悪質にこの世界が夢の中の世界だと広めようとしたバカは、騎士団に連行されて強制ログアウト、さらにアカウント停止の刑に会ったそうな。
また、この制約により、NPCと他のプレイヤーとの見分けが非常に困難になってしまうのだが、それは一旦置いといて。
まあ、この世界の住人としてロールプレイ(役割を演ずる)すれば問題ないので、冒頭の「森の中から出てきた、マリアベルさんの一人娘、美夜」という設定に従おう。
「そうかい、そりゃ難儀だったねぇ。でもそんな格好じゃあ奴隷商人に捕まっちまうよ」
おばちゃんは私の服を修繕したり、新しい服を出したりしてくれながら、色々と教えてくれた。
おばちゃんの名前はマール。ここから暫く歩いた先のスフォンの村から行商にやって来て、娘へのお土産を買って帰る処に私を見つけたのだそうだ。
「え?じゃあこの服娘さんへの贈り物じゃないですか」
「子供がいらんこと気にすんじゃないよ。服なんかまた買えば良いけど、あんたが売られちまったら、買い戻せないからねぇ」
手持ちのお金を払おうとしても頑として受け取って貰えず、それどころか、この街の換金所や道具屋、教会等々の場所を教えてもらったのだった。
「これくらいしかしてやれないけど、頑張るんだよ。落ち着いたら、スフォンの村に遊びに来な」
「ありがとうございます。必ずお礼に伺います」
私は何度もお礼を言って、にこやかに笑いながら大きな荷物を担いで、城門を出て帰路に着くマールさんを見送った。
思いがけない親切に何だか心がくすぐったくなりながら、私は街の中へ歩き出す。
先ずは換金場でアイテムをお金に替えて、装備を買い換える。そして、マールさんへのお礼の品も見繕っておこう。
換金所に着いて、先ずはモンスターからのドロップアイテムを次々に換金していく。この辺りはゲームらしく、目の前に浮かんだウインドウからアイテムを選択して「売却する」をクリックすれば、自動的にお金が所持金に加算されていった。
結局ドロップアイテムで800エリン手に入れて、最後の「盗まれたお宝」を残すのみとなった。
いったいいくらになるのかワクワクしながら、「売却する」を押そうとする指がピタリと止まる。
フッと頭をよぎるのは、見ず知らずの私に親切にしてくれたマールさんの誇りある笑顔だった。
……そうだよね。
「あの、すみません」
私は店主にあることを尋ねたのだった。
「ありがとうううううっ!誠に感謝する!」
私の手を握って、打ち震えんばかりに感激しているのはトラレッター伯爵。あの盗賊達から財宝を盗まれた貴族様だ。
あの時、「盗まれたお宝」を持ち主に返したいと換金所の店主に告げたところ、あれよあれよと話が進み、あっという間にこうなった。
……いくらゲームでもイベントスキップにも程があると思う。
ちなみに、私の中に侵入してきたあの危険な種子が入っていた封印球について尋ねてみたが、そんなものは知らないとのこと。他の所から盗んだものと混ざっていたのだろうか?
財宝を取り戻したお礼に、一万エリンというゲーム開始直後では破格の報酬を貰うことが出来た。財宝を売り払えばもっと大金を手にいれられたかもしれないが、充分満足だ。
私がその場を去り、ホクホクしながら歩いていると、不意にメッセージが目の前に表れた。
[〈盗賊の呪い〉を浄化しました]
[称号〈正直者〉を獲得しました]
……どうも、知らない内に呪われていて、偶然にも条件をクリアして浄化してしまったようですよ?
何となく想像は着くが、詳しく知りたいなーと思っていると、?のマークが表示されているのに気が付いた。help機能かな?とクリックすると……
[〈盗賊の呪い〉 盗賊から奪った財宝を売り払うことにより発動。発動時に称号〈盗品売り〉付与。好感度マイナス補正。売却した財宝は正規の店ならば没収。また自動的に投獄され三日間行動不能。解呪するには正規の持ち主に盗品を返却すること〉
[〈正直者〉 好感度、幸運値プラス補正される]
……おおう、危ないところだった。もし呪われていたらと思うと、本気でゾッとするよ。呪い発動時に即座に効果が発生して、投獄されるまで強制的にイベント進行するみたいだから、祝福ポイントを使っての浄化が出来ないパターンだよ。好感度ってのもステータスに表示されていないから、隠しパラメーターかな?
マールさんに出会っていなかったら、私は確実に呪われて、今頃牢屋の中だろう。人って優しくされたら、他の人にも優しくなれるものなんだね。
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