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1. イクぞ! 異世界転生の儀!
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「水を35リットル、炭素が20キロで……」
今時の男の子なら誰でも、異世界転生ってものに憧れを持ってるもんだと思ってる。
かくいう俺もそんな夢見がちな男の子の一人で……つっても歳はもう男の子って言えるレベルじゃないけどな。
とにかく、誰もが憧れを抱いてる異世界転生がもし本当にできるとしたら、どうする?
はは、そんなの現実じゃあり得ないよな。
けど、普通に考えたら無理なことも、実は誰も気がついていないだけで、ホントはできるのかもしれない。
そんな風に考える男の子が一人くらいいたって、不思議じゃないよな?
そう、俺はそんな夢を夢で終わらせたくない男の子なのさ。
……ってわけでモノローグを挟んでいるうちに、はい完成。
人体錬成でも出来そうな素材を一式。それと入念に研究を重ねて作り出した魔法陣を床に刻む。
これで下準備は完了。
あとは最後の仕上げとして……転生者の魂の写し身をこの魔法陣の中央に捧げれば術が発動するはず!
ふっふっふ……この日のために俺は、俺の息子にひと月以上の我慢を強いてきたのだ……。
本当に、本当に長く辛い戦いだったよ、爺ちゃん……。
「おっと、その前にあいつに連絡入れとかないとな」
学生時代からの悪友にスマホでメッセージを入れておく。
『例の研究の最終段階に入る。三日以上音沙汰がなかったらそういうことなんで後処理よろしく』
これでよしっと。
万が一本当に成功しちまったら死ぬわけだからな。
立つ鳥跡を濁さず……異世界転生する男子も、現世に迷惑をかけちゃいけないのだ。
こういう実験をするときには必ず弁護士に死後の処理とかを任せられるようにしておいて、理解ある友人にも連絡を忘れない。これ大切。
あと、ハードディスクの処分もしてもらわないと困るから。いや、ほんとに。マジで。
さて、やるべきことも済ませたし、いっちょヤリますか。一番お気に入りの動画を用意して、と。
おっと、こっからしばらくは映像を見せられないから十分くらい待っててくれな!
……。
…………。
……………………。
くるぞ、くるぞ……くるぞぉおぉぉぉお!
「アッーーーーーー!!!!」
っふぅ……。
いつも以上の勢いだった……久しぶりであまりに興奮して右手が光を放つほど速く動いてた気がするぜ……ってなんだこの光!?
右腕が光って、いや、それどころか俺の身体が、床に刻んだ魔法陣が光を放ち始めて……‼︎
「ぁぁっーーーー!」
床も部屋も世界も真っ白に塗りつぶされて、そこで俺の意識は途切れた。
今時の男の子なら誰でも、異世界転生ってものに憧れを持ってるもんだと思ってる。
かくいう俺もそんな夢見がちな男の子の一人で……つっても歳はもう男の子って言えるレベルじゃないけどな。
とにかく、誰もが憧れを抱いてる異世界転生がもし本当にできるとしたら、どうする?
はは、そんなの現実じゃあり得ないよな。
けど、普通に考えたら無理なことも、実は誰も気がついていないだけで、ホントはできるのかもしれない。
そんな風に考える男の子が一人くらいいたって、不思議じゃないよな?
そう、俺はそんな夢を夢で終わらせたくない男の子なのさ。
……ってわけでモノローグを挟んでいるうちに、はい完成。
人体錬成でも出来そうな素材を一式。それと入念に研究を重ねて作り出した魔法陣を床に刻む。
これで下準備は完了。
あとは最後の仕上げとして……転生者の魂の写し身をこの魔法陣の中央に捧げれば術が発動するはず!
ふっふっふ……この日のために俺は、俺の息子にひと月以上の我慢を強いてきたのだ……。
本当に、本当に長く辛い戦いだったよ、爺ちゃん……。
「おっと、その前にあいつに連絡入れとかないとな」
学生時代からの悪友にスマホでメッセージを入れておく。
『例の研究の最終段階に入る。三日以上音沙汰がなかったらそういうことなんで後処理よろしく』
これでよしっと。
万が一本当に成功しちまったら死ぬわけだからな。
立つ鳥跡を濁さず……異世界転生する男子も、現世に迷惑をかけちゃいけないのだ。
こういう実験をするときには必ず弁護士に死後の処理とかを任せられるようにしておいて、理解ある友人にも連絡を忘れない。これ大切。
あと、ハードディスクの処分もしてもらわないと困るから。いや、ほんとに。マジで。
さて、やるべきことも済ませたし、いっちょヤリますか。一番お気に入りの動画を用意して、と。
おっと、こっからしばらくは映像を見せられないから十分くらい待っててくれな!
……。
…………。
……………………。
くるぞ、くるぞ……くるぞぉおぉぉぉお!
「アッーーーーーー!!!!」
っふぅ……。
いつも以上の勢いだった……久しぶりであまりに興奮して右手が光を放つほど速く動いてた気がするぜ……ってなんだこの光!?
右腕が光って、いや、それどころか俺の身体が、床に刻んだ魔法陣が光を放ち始めて……‼︎
「ぁぁっーーーー!」
床も部屋も世界も真っ白に塗りつぶされて、そこで俺の意識は途切れた。
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