異世界召喚に巻き込まれたおばあちゃん

夏本ゆのす(香柚)

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御礼SS

閑話 書籍化お礼SS

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だいぶ、寒くなってきたけど、ここはあたたかい。
ばあちゃんがいるからかな。

オレはたまーに帰って来て、ばあちゃんと畑仕事をする。
家からすぐ横はなんでかあったかい。
木の箱に土をいれたのがなんこもある。
ばあちゃんは、あっこから、あっちまでに石で温度の結界をはったって言ってた。温度って熱いとか冷たいの事なんだって。難しくてわかんないけど、ソコの中は暖かいんだ。
木の箱にはいろんなのが生えている。
ばあちゃんが植えたんだ。俺も手伝った。

ポーションになるエルブやカミツレ、リーマ草もある。リーマ草はマジックポーションには欠かせないんだって。


空を見上げると、白い冷たい雪が降り始めている。
ここが暖かすぎて気がつかなかった。
慌ててエルブの柔らかい葉っぱとカミツレの白い小さな花をいくつか摘んで家に入った。

「ばあちゃん、また雪、降ってる」

台所でお湯を沸かしていたばあちゃんが言った。

「あら。じゃあ外は寒かったでしょう?お茶にしましょうね。なぁに?カミツレを摘んできてくれたのね。ありがたいわぁ」

ばあちゃんはにこにこしながら、オレの手から摘んできた草を受けとると、それをテーブルに置いて、俺の手をぎゅっとにぎった。

「まぁ、なんて冷たいの。ほら、暖炉のそばで暖まって。温かいお茶を淹れてくるわ」

ばあちゃんとお茶を飲む。カップを持つ手が暖かくなってきた。ふうふう。息を吹きかけながら、お茶を飲みやすく冷ます。これもばあちゃんに教えてもらった。
持っているカップにはイーヴァって名前が書いてある。ばあちゃんが作ってくれた。

オレの使うカップや服にも名前が入っている……
枕のカバーや布団のカバーにも……

この家にはオレの名前が溢れている


お茶を飲むと少しずつ眠くなってきた。
だん……ろ……の……まえ……







あら、イーヴァ……寝ちゃったのね。まあ、ここなら暖かいからいいでしょ。毛布を持ってきましょうか。
ふふっ、イーヴァって眠るとき手足をぎゅって丸めて眠るのよね。可愛いわね。
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