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17.二人のルール
二人のルール①
「大丈夫、です……」
それが先程の『行為をしても大丈夫なのかと思うくらい』の返事だったのだと気づいた片倉は、ふっ、と笑顔になった。
「もう、やめてと言ってもやめないからね?」
蠱惑的な瞳で真っ直ぐ見られて、浅緋は胸がきゅっとする。
知らない。こんな獰猛な片倉は知らない。けど、それもこの人の一部なのだと思ったら嫌じゃない。
だって、それは浅緋にだけ見せてくれる本当の顔だから。
──そ……ういうこと、なのね……。
浅緋のぷんっとした顔を見ても、嬉しそうだった片倉。
それが浅緋の本音だったからなのだ。
「何を考えているの」
浅緋の上にいる片倉が、その額の髪をそっと撫でた。
「いえ……。本当の姿を見せてもらえるって、嬉しいものなんですね」
片倉の顔が近づいてきて、その柔らかな熱が浅緋の唇に重なった。
「そうだよ。僕はそう言ってくれる浅緋が嬉しい。そんな姿はあなたじゃないと、幻滅などしない浅緋のことを愛してる」
そのとても深い片倉の気持ちを思って、浅緋は片倉の肩にそっと手を触れた。
重なった唇からいつものように柔らかく舌が侵入してくる。
けれど、今日は緩く舌先が絡み合うだけのものではなくて、口の中を隙間なく蹂躙するように舐められて、その感覚に浅緋は呼吸を忘れそうになった。
「っ……は……」
ふっ……と軽く息をして唇を離した片倉が二人の唾液で艶やかに光る唇をぺろりと舌先で舐める。
その、壮絶な色香に浅緋はくらくらした。
こんなキスをずっとしたかったってこと?
片倉はいたく満足げだ。
緩やかに浅緋に覆いかぶさって、その頬に口付ける。唇は頬から耳元に。
ちゅ……とキスされたあとに、耳に舌先が入ってくる。
「……あ、ぁんっ……」
耳の中に響く水音に、浅緋は思わず背中が浮いてしまった。
思わず、のその行為が片倉に胸を差し出すような形になってしまったのは無意識だ。
耳元でぴちゃ……という、水音を聞きながら、その大きな手に白い双丘を包み込まれる。
自分の意図とは別にどんどん激しくなっていく呼吸と、どうしたらいいのか分からない感覚にただ、浅緋は翻弄される。
唇が徐々に降りていって、首元に柔らかくキスをされた。
ぞくぞくっと背中を走る感覚と足元の心もとなさに膝をきゅっとしたら、膝の間には片倉の足があって、結果その足をきゅうっと浅緋が挟むことになる。
それに気づいた片倉が浅緋の耳元で囁いた。
「気持ちいいの? 浅緋。足がぎゅうってしてる」
これが気持ちいいということなんだと浅緋にも分かってきた。
こくっと頷くだけで精一杯だけれども。
その時、片倉の指の背が優しく浅緋の胸の先端に触れたのだ。
「んっ……」
「首……弱いんだな。さっき、キスしたらこっちも尖ってた。浅緋は感じやすいみたいだ」
耳元では低くて甘い声。
なのにそれはなんだか、淫らだと言われたような気がして、泣きそうになる浅緋だ。
「それって……」
「すごく、いい」
「え……? だって、感じやすいって……淫らなのでは……?」
「僕の好きな人が僕の手で淫らになるなんて、そんな堪らないことはないな。淫ら……すごく、いい。僕の目の前でだけ、淫らになってほしいよ」
そう言いながら赤く立ち上がっている胸の尖りを片倉は指で優しく摘んでいる。
指の背でそっと触れられたり、先を摘むようにされると、だんだんそこに神経が集中してくるのが分かった。
立ち上がって、主張しているのがなんだかとても恥ずかしいのに、片倉はそこに顔を寄せた。
それが先程の『行為をしても大丈夫なのかと思うくらい』の返事だったのだと気づいた片倉は、ふっ、と笑顔になった。
「もう、やめてと言ってもやめないからね?」
蠱惑的な瞳で真っ直ぐ見られて、浅緋は胸がきゅっとする。
知らない。こんな獰猛な片倉は知らない。けど、それもこの人の一部なのだと思ったら嫌じゃない。
だって、それは浅緋にだけ見せてくれる本当の顔だから。
──そ……ういうこと、なのね……。
浅緋のぷんっとした顔を見ても、嬉しそうだった片倉。
それが浅緋の本音だったからなのだ。
「何を考えているの」
浅緋の上にいる片倉が、その額の髪をそっと撫でた。
「いえ……。本当の姿を見せてもらえるって、嬉しいものなんですね」
片倉の顔が近づいてきて、その柔らかな熱が浅緋の唇に重なった。
「そうだよ。僕はそう言ってくれる浅緋が嬉しい。そんな姿はあなたじゃないと、幻滅などしない浅緋のことを愛してる」
そのとても深い片倉の気持ちを思って、浅緋は片倉の肩にそっと手を触れた。
重なった唇からいつものように柔らかく舌が侵入してくる。
けれど、今日は緩く舌先が絡み合うだけのものではなくて、口の中を隙間なく蹂躙するように舐められて、その感覚に浅緋は呼吸を忘れそうになった。
「っ……は……」
ふっ……と軽く息をして唇を離した片倉が二人の唾液で艶やかに光る唇をぺろりと舌先で舐める。
その、壮絶な色香に浅緋はくらくらした。
こんなキスをずっとしたかったってこと?
片倉はいたく満足げだ。
緩やかに浅緋に覆いかぶさって、その頬に口付ける。唇は頬から耳元に。
ちゅ……とキスされたあとに、耳に舌先が入ってくる。
「……あ、ぁんっ……」
耳の中に響く水音に、浅緋は思わず背中が浮いてしまった。
思わず、のその行為が片倉に胸を差し出すような形になってしまったのは無意識だ。
耳元でぴちゃ……という、水音を聞きながら、その大きな手に白い双丘を包み込まれる。
自分の意図とは別にどんどん激しくなっていく呼吸と、どうしたらいいのか分からない感覚にただ、浅緋は翻弄される。
唇が徐々に降りていって、首元に柔らかくキスをされた。
ぞくぞくっと背中を走る感覚と足元の心もとなさに膝をきゅっとしたら、膝の間には片倉の足があって、結果その足をきゅうっと浅緋が挟むことになる。
それに気づいた片倉が浅緋の耳元で囁いた。
「気持ちいいの? 浅緋。足がぎゅうってしてる」
これが気持ちいいということなんだと浅緋にも分かってきた。
こくっと頷くだけで精一杯だけれども。
その時、片倉の指の背が優しく浅緋の胸の先端に触れたのだ。
「んっ……」
「首……弱いんだな。さっき、キスしたらこっちも尖ってた。浅緋は感じやすいみたいだ」
耳元では低くて甘い声。
なのにそれはなんだか、淫らだと言われたような気がして、泣きそうになる浅緋だ。
「それって……」
「すごく、いい」
「え……? だって、感じやすいって……淫らなのでは……?」
「僕の好きな人が僕の手で淫らになるなんて、そんな堪らないことはないな。淫ら……すごく、いい。僕の目の前でだけ、淫らになってほしいよ」
そう言いながら赤く立ち上がっている胸の尖りを片倉は指で優しく摘んでいる。
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