君の声を聴かせて~声フェチの人には聞かせたくないんですけどっ!~

如月 そら

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結衣後ろ!後ろ!

結衣後ろ!後ろ!②

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結衣は自分の呼吸がとても熱くて、浅く早くなっているのが分かった。
「あなたの舌……すごく柔らかくて、気持ちいい」

指を舐める、というよりも舌を指で愛撫されているようだ。
口の中を指で探られている。

キスで気持ちいいところは知られているから、そこを蓮根の長い指で嬲られる。
結衣は口を開けておくしか術がなくて、ただただ必死で呼吸を繰り返すだけだ。

蓮根はその様子さえ、うっとりと眺めている。
余すところなく見られている。

そう思うと、結衣はさらにどきどきするのを感じた。

「何も我慢しないで。感じるなら、感じてほしいんです」
うっとりと見つめられるから、結衣もこくん、と頷く。

「いい子ですね。寝室はいちばん奥の部屋だから、声はどこにも漏れません。多分あなたが泣いても叫んでも。だから、遠慮なく聞かせて?」

う……恥ずかしい……。

「恥じらっているあなたも可愛らしいですよ。今日はたくさん時間がありますから、じっくり可愛がってあげますね」

蓮根はそう言って、結衣のニットのトップスを胸元まで引き上げる。

「肌……すごく白くて、綺麗だ」
脱がされた部分をじっと見られているその視線を感じた。
「や……恥ずかしい、です」
「もっと恥ずかしいこと、たくさんしましょうね」

なぜ嬉しそう?そうではなくて……。
「このウエストのライン、すごくいい」
も、やだ。見過ぎだし。

結衣は身体を隠すように捻る。
「あなたは背中まで綺麗なんですね。この腰から背中にかけては、とても艶かしくてそそられる」

脇腹に顔を埋められて、ちゅ……とキスをされる。
くすぐったいような、気持ちいいような微妙な感覚だ。

身体を辿る指の動きもそれを確認されるように落とされるキスも、もどかしいような、けれどとても感じてしまって結衣は徐々に体温が上がってくるのを感じる。

蓮根のキスが身体を辿って少しずつ、上にあがってくる。
「はい、手上げて?」

素直にバンザイする結衣だ。
蓮根は脱がせかけ、結衣の腕に服が絡まった状態で動きを止める。

──え…… ⁉︎
「この光景もすっごくいやらしくて、いいですね」    
「な、なにを想像してるんです⁉︎」
「拘束されている結衣さんを」

恥ずかしげもなくケロッと言うので、一瞬そうかと思ったものの、いや待て待て……と結衣は心の中でノリツッコミをする羽目になる。

今、拘束とか言った⁉︎

「脱ぎかけとかエロくていいですよ」
腕が服に絡まって、抵抗出来ない!

「蓮根さんっ……」
「結衣さん、違うでしょう?」
蓮根がむうっとする。
綺麗だけども、可愛いけども。

「涼真……さん……?」
「ん? なんですか?」
蓮根は微笑んで、結衣にキスをする。
どうやらそれで正解だったらしい。

「ねぇ? 今度、着たままのあなたとしたい。いつかさせて下さいね。今日はちゃんとしましょう」

ん?何か今すごく変態的なことを言われたような……着たままする?着たままするってどーゆーこと!?
結衣が混乱しているうちにふっと、腕の力が緩まって蓮根は服を脱がせてくれた。

「あ、待って下さい」
「なに?」
「あの……シャワーとか浴びたいのですが」

蓮根はにこりと笑った。
「大丈夫ですよ」
「無理です」
「今ですか?」
「今でしょ」

──大丈夫なわけあるかっ‼︎

「一緒に……」
「それは大丈夫なんで!」
ちょっと食い気味だったかもしれない。

はーっ、と蓮根がため息をつく。
「こんなに焦らせて後で責任取ってもらいますから。どうぞ。シャワールームはあの扉です」

ニットで胸元を隠して、ささっと結衣は立ち上がった。
ぱたん、とシャワールームの扉を閉める。

責任? な、なにそれ。焦らし……てないけども?    

ふと、目をやったシャワールームはガラス張りでオシャレな造りだ。
これだけお金があるんだし、あの見かけだし。なんで私……?
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