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第三章 揺れる心が選ぶもの
14.嘘つきな月明かり *
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「は、ぁあっ……」
奏汰はそのままゆっくりと指を出し入れし、内壁を指の腹で擦り上げる。甘く痺れるような刺激が身体を駆け巡り、腰が自然とくねった。じわりじわりと迫る快楽の熱が、すでに思考を蝕み始めている。
「あ、あっ、や……っ」
奏汰の乾いた唇が胸の先端を甘く挟み込む。ぬるりと吸い付かれる感覚に、晴菜の唇から切なげな嬌声が漏れた。ざらりとした舌先で突起をちろちろと転がされ、強く吸われるたびに下腹に集まる熱がじわじわと膨らんでいく。
「やっ……あ、ん……」
胎内に埋めこまれた奏汰の指の腹が、秘芯の裏側をゆっくりと擦り上げていき、それに呼応するかのように鋭い快感が背筋を這い上がってくる。くちゅりと粘着質な水音が響き、視覚だけでなく聴覚からも快感が引きずり出される。
膨れ上がった尖りをやんわりと唇で食みながら舌で転がされ、じくじくと疼くような快感が下腹にどんどん溜まっていく。視界が生理的な涙でじわりと滲んだ。
奏汰がおもむろに顔を上げた。その口元は淡い笑みを湛えており、嬲るような視線が晴菜を射抜く。その熱の籠もった瞳に、晴菜の心臓がどくんと大きく跳ねた。
「な、に……」
「いや? 相変わらずいい感度だなと」
奏汰は視線を外さないまま、愉しそうにくすりと笑った。その瞳と揶揄する声音に、かぁっと全身が熱くなる。
彼の声、視線、仕草のすべてに追いつめられるようで、晴菜は荒い息を吐きながら顔を背けた。
「変態っ……」
「その変態に弄られて悦がってるくせにな」
「っ、……あっ、ひぁっ!」
唇を噛みしめ反論の言葉を探したものの、次の瞬間には充血した秘芯をぐっと押し込まれ、晴菜の背中が大きくしなった。絶妙な力加減で蕾を刺激され、身体の奥から蜜が溢れていく。ぬちゅぬちゅとした粘着音に、意識がどんどん乱される。快楽の淵に追いやられていく感覚と下腹に集まった熱がせり上がってくる感覚が重なり、爪先にぎゅっと力が入った。
「腰動いてんぞ」
「だ、れのせい……っ」
奏汰から顔を逸らしたまま、晴菜はぎゅっと目を瞑った。
わかっている。身体は素直に反応し、奏汰を求めてしまっている。ただ、それを自分で認めたくないだけだ。
「は、あぁっ……んんっ……」
快感を堪えるように唇を噛みしめれば、それを阻むように泥濘に埋められた指が抽挿を始める。敏感な浅瀬を的確に押し上げながら擦り上げられ、同時に秘芯を捏ねまわされれば、熱を帯びた喘ぎが引っ切りなしに溢れ出た。
とろとろと流れ出す蜜が奏汰の指をさらに汚している。羞恥と快感が混じり合い、思考が溶けていく。
「あ、あ……っ」
「イキそうか?」
「んんんっ、あ……も、うっ」
絶頂感がせり上がってきて、晴菜の内腿がひくひくと震えた。胎内に埋め込まれた奏汰の指をきゅうきゅうと締め付け、身体が昇りつめようと準備を始める。全身の血が沸騰したような熱さの中で、限界まで高まった快感が爆ぜそうな予感に身を竦ませた。
「っ、イ、あっ……――ッ!!」
押し寄せてきた逸楽の渦に抗う術もなく、晴菜の身体がびくりと大きく跳ねた。視界がぱちぱちと弾け、頭の中で火花が散る。ワイシャツの袖を掴んだまま、深い荒波に翻弄され背中が大きく反り返った。
「まっ、て、イった、からぁっ……」
「知ってる」
晴菜が喉を反らせながら達したことなどお構いなしに、奏汰はくつくつと愉しそうに笑いながらぐちゅぐちゅと音を立て蜜壷を掻き回していく。
身体から力が抜けた瞬間を狙ったように奏汰の手が腿の裏を掴み、脚を大きく広げさせられる。
奏汰は一度指を引き抜くと、今度は二本まとめて挿し入れた。二本の指で内壁を押し広げるようにしてバラバラに動かされ、晴菜は懇願するように首を左右に振った。
「も、無理ぃっ……」
達した直後で花襞が過敏になっている中、二本の指で最奥を押し上げるように刺激される。その強すぎる快感に、晴菜はなすすべもなく、びくびくと身体を震わせた。
「あんときも無理無理言ってたな。イきまくってたくせによ」
奏汰は上体を屈めると、耳朶をねっとりと舐め上げる。鼓膜を犯すような吐息交じりの囁きに、涙が零れ落ちてこめかみを伝っていく。下腹が灼熱で炙られる感覚に、背筋がぞくぞくする。指を咥え込んでいるそこが切なく収縮し、物欲しげに指を締め付けているのが自分でもわかった。
「は、すげぇ締め付けてくる」
「っ、あぁっ、ふっ」
「気持ちいいって素直に言えよ。また締まったな、中」
くつくつと笑い、奏汰は密壺に埋めた指をゆっくりと引き抜いていく。ぬちゃりと卑猥な音が響き、ぽっかりと空洞になった膣内が切なくひくつく。
「ぁ、え……?」
急に放り出された身体は、行き場を失った快感に戸惑い震えている。
もっと強い刺激が欲しい。蕩けた思考が暴走しかけているのを押し留め、晴菜は奏汰をねめつけるように見上げた。
物欲しげな瞳に気が付いたのか、奏汰が喉を震わせて低く嗤った。
「素直になれよ、晴菜」
彼は身を屈めると、蜜液でてらてらと光る花唇に舌を這わせた。熱く柔らかな舌のざらつきと粘膜が触れ合う感触に、腰が砕けそうになる。
「ちょっ……! んんんっ!」
下から上へと花芯を舐め上げた舌が、充血して膨らんだ尖りに絡みつく。ちゅうときつく吸い上げられ、電流が走ったかのような刺激に思わず奏汰の艶やかな髪を掴んだ。
「やぁっ……それっ、あぁんっ!」
唾液で濡れた尖りをぬるぬると舌先で転がされ、甘く鋭い衝撃が背筋を走り抜けていく。花芽から広がる快楽は、下腹の熱と混ざり合い、晴菜を高みへと追い立てていく。
「あぁっ、は……っ」
舌の腹で花芽を押し潰され、蜜口の縁に爪を立てられる。奏汰は舌先で舐める速度を速めたり、逆にじっとりと遅くしたりと緩急をつけて花芽を嬲っていく。
次から次へと襲い来る快感に晴菜の下腹がびくびくと震え始めた。迫りくる津波のような感覚に、晴菜は無意識のうちに腰を淫らにくねらせてしまう。
奥からどろりと溢れる蜜が、奏汰の唾液と混ざりあい淫靡な音を立てる。
「んんっ、あっ、あ……――ッ!」
身体の芯を溶かすような熱が最奥で弾け、肌の上をぞわりとした何かが走り抜けていく。晴菜は奏汰の髪をぎゅっと掴みながら再び絶頂へと上り詰めた。
「まぁたイッたのか。本当に感じやすいな、あんた」
奏汰は喉の奥でくつりと笑い、ゆっくりと顔を上げた。涙に滲んだ視界の先では、彼の長い前髪が揺れていて、それだけでも艶めかしい雰囲気を醸し出している。
「だ……れのっ、せいだと……」
「俺だろ? 責任取ってやるよ。だからもっと乱れて見せろ」
彼は愉しげに瞳を細めると、自分のシャツを脱ぎ捨て、ベルトを外した。あらわになった男らしい胸板と腹部の筋肉の隆起が目に入り、晴菜は思わず視線を逸らした。
奏汰は身を起こし、晴菜の身体を跨いだまま悠然とスラックスの前を緩めた。いきり立った彼自身が目に映り、思わずごくりと喉が鳴る。
鋒が濡れた入り口に触れると、晴菜の身体がびくりと震えた。被膜越しとはいえ、ひどく熱を持ったそれが、ぬるりと濡れた花唇を割り開くように押し当てられる。晴菜の内腿がぴくりと震える。その感覚に思わず息を詰めた。
「んっ……」
奏汰は腰をわずかに沈め、先端だけを蜜口に埋め込んだ。張り出した肉傘の圧倒的な質量に、晴菜の膣内がきゅうっと収縮する。達した余韻がまだ残っている敏感な襞が、彼の硬さを貪るように絡みついた。
「くっ……相変わらずきつい、な」
奏汰の声が低く、甘く響く。奏汰は晴菜を抱き寄せるように、ゆっくりと腰を進めていく。
「っ、あ……は、ぅ」
ずぶずぷと粘膜を押し広げながら、熱塊が胎内を満たしていく。達した余韻で収斂を繰り返す内壁は過敏で、彼の侵入を一つ一つ感じ取ってしまう。奥へ奥へと進む感覚に、晴菜は背中を大きくしなだらせた。
根元まで埋め込まれた刹那、奏汰はわずかに腰を引き、最奥を強く突き上げた。
「ひ、あっ!」
突然の甘い衝撃に晴菜は甘い息を吐きながら、奏汰の肩に爪を立てる。彼はくっと喉の奥を鳴らした。
「今日は一回しかしねぇからな、あんたのペースで動け」
奏汰が耳元で囁き、晴菜の背中に手を回して身体を起こした。彼がソファに背中を預けた瞬間、自重でさらに奥深くまで熱い楔を呑み込んでしまう。
「は、ああっ……」
行き止まりにゴツリと当たった感覚で視界が明滅する。その瞬間晴菜の全身から力が抜け、さらに深く沈みこんだ。と同時に、彼の恥骨が張り詰めた秘芯を押し潰し思わず甘えた声が喉から溢れた。蜜壁が剛直を脈打つように締め付け、互いの熱が混じり合っていく。
「ほら、自分でイイところ当てろ」
奏汰は切れ長の瞳にゆらりと劣情を宿しながら軽く腰を突き上げてくる。その刺激に晴菜はびくりと腰を震わせた。
「あっ……う、ぁ、」
下腹を占領する凶悪なまでの質量に身体を震わせながら、奏汰の肩に額を押し当てる。彼と目を合わせないようにしがみつき、深く息を吐いた。
ゆっくりと腰を上下に揺するだけで、結合部からはぐちゅりと粘着質な水音が立つ。
「あっ、あっ、ん……っ!」
ソファの背もたれに片手を突き、ゆっくりと体重を預ける。ゆるゆると腰を動かしていくと、奏汰の雄根が己の内部を擦り上げる感覚に、自然と声がこぼれ落ちた。下腹の奥がじんじんと熱を孕み、もっと強い刺激が欲しくてたまらない。
「すげぇ吸い付いてくるな……っ」
息を詰めた奏汰が、吐息交じりの声を漏らした。その声音がなんだか愉しそうに聞こえて、晴菜は咄嗟に顔を伏せる。
「んっ、ふ……っ……」
疼くような熱に抗うように、晴菜はゆっくりと腰を動かした。奥の凝りを先端で押し上げられ、下腹に疼く熱がじわじわと膨張していく感覚に息を詰めた。
「は、あっ……っ、んぅ……」
もっと強い刺激を求めて腰を揺らしてしまいたくなるのを抑えながら、奏汰の肩に置いた手に力を込める。腰を揺するたび、ぬちゅりと響く淫らな水音にソファが軋む音が混じる。
晴菜の腰の動きに合わせて、奏汰の熱い吐息が耳をくすぐった。
「そんなんじゃイケねぇだろ、あんたは」
「えっ……は、あぁんっ!」
奏汰の大きな手が腰を掴んだ。そのままぐっと引き寄せられ、下から強く突き上げられる。最奥を鋭く抉られ、思わぬ衝撃に晴菜は天を仰いだ。彼は前後に腰を揺らすようにしながら、充血して膨らんだ花芽に親指を這わせる。
「あ、あっ……や、それ、だめぇっ!」
指の腹でこねるように花芽を転がされ、晴菜はいやいやと頭を振った。戦慄く隘路が彼の剛直を締め付け、腰が勝手にくねってしまう。
肉茎の張り出した部分が敏感な箇所を掠めていく感覚に身体が震えた。もっと深く欲しがってしまいそうな自分を抑え込むように奏汰の肩に顔を埋める。
「はっ、すげえな……喰い千切られそうだ」
愉悦を滲ませた低い吐息混じりの声が耳朶にかかり、背筋にぞくりとしたものが這い上がってくる。
腰を掴まれ逃げ道を失った状態で、剛直が容赦なく花襞を擦り上げていく。晴菜は熱に浮かされながら、奏汰にしがみついた。内壁が蠢き、じゅくじゅくと絡みついているのが自分でもわかる。
奏汰の顔がわずかに歪み、腰に添えられた手に力が込められた。
「っそ、な……つよ、く、ぅああっ!」
幾度も強く下から突き上げられ、思わず奏汰の肩に爪を立ててしまう。絶頂の予感に全身が小刻みに震え、晴菜の足ががくがくと震えた。
彼の熱く硬い肉茎に最奥を抉られ、晴菜の視界がチカチカと明滅を始める。身体の奥から駆けあがってくる荒波をやり過ごそうとするが、その余裕すら与えてくれない。奏汰の強く逞しい剛直が奥を突くたびに絶頂へと押し上げられていく。
「も、むりぃっ……イっ、ちゃ、あっ……う、――ッ!」
隧道が強く収縮し、爪先がぎゅっと丸まった。晴菜は彼の腕にしがみつき、奏汰の肩口に額を押し付けながら頂点へと駆け上がった。
「くっ……」
奏汰が苦しげに呻き、どぷり、と最奥に熱いものが放たれる。被膜越しでも伝わるその熱に、晴菜は身体を震わせ熱い吐息を零した。
ソファの上で果てた晴菜は、ぐったりと奏汰にしなだれ掛かった。彼の肩に頭を預け荒い息を吐いていると、自分の鼓動に混じり、彼の心臓の音も聞こえたような気がした。
「しない、って……言ってたくせに……嘘、つき……」
晴菜が掠れた声で呟くと、奏汰はくすりと笑った。彼の指先が、晴菜の乱れた髪をそっと耳にかける。その仕草がやけに丁寧で、さっきまでの強引さとの落差が腹立たしい。
「悪いな。気が変わっちまった」
悪びれた素振りすら見せない声音に、晴菜は声を返す気力もなくただ彼の胸に顔を埋める。
シーリングファンの回る音に混じり、二人の荒い呼吸だけが――静かな別荘のリビングに溶けていった。
奏汰はそのままゆっくりと指を出し入れし、内壁を指の腹で擦り上げる。甘く痺れるような刺激が身体を駆け巡り、腰が自然とくねった。じわりじわりと迫る快楽の熱が、すでに思考を蝕み始めている。
「あ、あっ、や……っ」
奏汰の乾いた唇が胸の先端を甘く挟み込む。ぬるりと吸い付かれる感覚に、晴菜の唇から切なげな嬌声が漏れた。ざらりとした舌先で突起をちろちろと転がされ、強く吸われるたびに下腹に集まる熱がじわじわと膨らんでいく。
「やっ……あ、ん……」
胎内に埋めこまれた奏汰の指の腹が、秘芯の裏側をゆっくりと擦り上げていき、それに呼応するかのように鋭い快感が背筋を這い上がってくる。くちゅりと粘着質な水音が響き、視覚だけでなく聴覚からも快感が引きずり出される。
膨れ上がった尖りをやんわりと唇で食みながら舌で転がされ、じくじくと疼くような快感が下腹にどんどん溜まっていく。視界が生理的な涙でじわりと滲んだ。
奏汰がおもむろに顔を上げた。その口元は淡い笑みを湛えており、嬲るような視線が晴菜を射抜く。その熱の籠もった瞳に、晴菜の心臓がどくんと大きく跳ねた。
「な、に……」
「いや? 相変わらずいい感度だなと」
奏汰は視線を外さないまま、愉しそうにくすりと笑った。その瞳と揶揄する声音に、かぁっと全身が熱くなる。
彼の声、視線、仕草のすべてに追いつめられるようで、晴菜は荒い息を吐きながら顔を背けた。
「変態っ……」
「その変態に弄られて悦がってるくせにな」
「っ、……あっ、ひぁっ!」
唇を噛みしめ反論の言葉を探したものの、次の瞬間には充血した秘芯をぐっと押し込まれ、晴菜の背中が大きくしなった。絶妙な力加減で蕾を刺激され、身体の奥から蜜が溢れていく。ぬちゅぬちゅとした粘着音に、意識がどんどん乱される。快楽の淵に追いやられていく感覚と下腹に集まった熱がせり上がってくる感覚が重なり、爪先にぎゅっと力が入った。
「腰動いてんぞ」
「だ、れのせい……っ」
奏汰から顔を逸らしたまま、晴菜はぎゅっと目を瞑った。
わかっている。身体は素直に反応し、奏汰を求めてしまっている。ただ、それを自分で認めたくないだけだ。
「は、あぁっ……んんっ……」
快感を堪えるように唇を噛みしめれば、それを阻むように泥濘に埋められた指が抽挿を始める。敏感な浅瀬を的確に押し上げながら擦り上げられ、同時に秘芯を捏ねまわされれば、熱を帯びた喘ぎが引っ切りなしに溢れ出た。
とろとろと流れ出す蜜が奏汰の指をさらに汚している。羞恥と快感が混じり合い、思考が溶けていく。
「あ、あ……っ」
「イキそうか?」
「んんんっ、あ……も、うっ」
絶頂感がせり上がってきて、晴菜の内腿がひくひくと震えた。胎内に埋め込まれた奏汰の指をきゅうきゅうと締め付け、身体が昇りつめようと準備を始める。全身の血が沸騰したような熱さの中で、限界まで高まった快感が爆ぜそうな予感に身を竦ませた。
「っ、イ、あっ……――ッ!!」
押し寄せてきた逸楽の渦に抗う術もなく、晴菜の身体がびくりと大きく跳ねた。視界がぱちぱちと弾け、頭の中で火花が散る。ワイシャツの袖を掴んだまま、深い荒波に翻弄され背中が大きく反り返った。
「まっ、て、イった、からぁっ……」
「知ってる」
晴菜が喉を反らせながら達したことなどお構いなしに、奏汰はくつくつと愉しそうに笑いながらぐちゅぐちゅと音を立て蜜壷を掻き回していく。
身体から力が抜けた瞬間を狙ったように奏汰の手が腿の裏を掴み、脚を大きく広げさせられる。
奏汰は一度指を引き抜くと、今度は二本まとめて挿し入れた。二本の指で内壁を押し広げるようにしてバラバラに動かされ、晴菜は懇願するように首を左右に振った。
「も、無理ぃっ……」
達した直後で花襞が過敏になっている中、二本の指で最奥を押し上げるように刺激される。その強すぎる快感に、晴菜はなすすべもなく、びくびくと身体を震わせた。
「あんときも無理無理言ってたな。イきまくってたくせによ」
奏汰は上体を屈めると、耳朶をねっとりと舐め上げる。鼓膜を犯すような吐息交じりの囁きに、涙が零れ落ちてこめかみを伝っていく。下腹が灼熱で炙られる感覚に、背筋がぞくぞくする。指を咥え込んでいるそこが切なく収縮し、物欲しげに指を締め付けているのが自分でもわかった。
「は、すげぇ締め付けてくる」
「っ、あぁっ、ふっ」
「気持ちいいって素直に言えよ。また締まったな、中」
くつくつと笑い、奏汰は密壺に埋めた指をゆっくりと引き抜いていく。ぬちゃりと卑猥な音が響き、ぽっかりと空洞になった膣内が切なくひくつく。
「ぁ、え……?」
急に放り出された身体は、行き場を失った快感に戸惑い震えている。
もっと強い刺激が欲しい。蕩けた思考が暴走しかけているのを押し留め、晴菜は奏汰をねめつけるように見上げた。
物欲しげな瞳に気が付いたのか、奏汰が喉を震わせて低く嗤った。
「素直になれよ、晴菜」
彼は身を屈めると、蜜液でてらてらと光る花唇に舌を這わせた。熱く柔らかな舌のざらつきと粘膜が触れ合う感触に、腰が砕けそうになる。
「ちょっ……! んんんっ!」
下から上へと花芯を舐め上げた舌が、充血して膨らんだ尖りに絡みつく。ちゅうときつく吸い上げられ、電流が走ったかのような刺激に思わず奏汰の艶やかな髪を掴んだ。
「やぁっ……それっ、あぁんっ!」
唾液で濡れた尖りをぬるぬると舌先で転がされ、甘く鋭い衝撃が背筋を走り抜けていく。花芽から広がる快楽は、下腹の熱と混ざり合い、晴菜を高みへと追い立てていく。
「あぁっ、は……っ」
舌の腹で花芽を押し潰され、蜜口の縁に爪を立てられる。奏汰は舌先で舐める速度を速めたり、逆にじっとりと遅くしたりと緩急をつけて花芽を嬲っていく。
次から次へと襲い来る快感に晴菜の下腹がびくびくと震え始めた。迫りくる津波のような感覚に、晴菜は無意識のうちに腰を淫らにくねらせてしまう。
奥からどろりと溢れる蜜が、奏汰の唾液と混ざりあい淫靡な音を立てる。
「んんっ、あっ、あ……――ッ!」
身体の芯を溶かすような熱が最奥で弾け、肌の上をぞわりとした何かが走り抜けていく。晴菜は奏汰の髪をぎゅっと掴みながら再び絶頂へと上り詰めた。
「まぁたイッたのか。本当に感じやすいな、あんた」
奏汰は喉の奥でくつりと笑い、ゆっくりと顔を上げた。涙に滲んだ視界の先では、彼の長い前髪が揺れていて、それだけでも艶めかしい雰囲気を醸し出している。
「だ……れのっ、せいだと……」
「俺だろ? 責任取ってやるよ。だからもっと乱れて見せろ」
彼は愉しげに瞳を細めると、自分のシャツを脱ぎ捨て、ベルトを外した。あらわになった男らしい胸板と腹部の筋肉の隆起が目に入り、晴菜は思わず視線を逸らした。
奏汰は身を起こし、晴菜の身体を跨いだまま悠然とスラックスの前を緩めた。いきり立った彼自身が目に映り、思わずごくりと喉が鳴る。
鋒が濡れた入り口に触れると、晴菜の身体がびくりと震えた。被膜越しとはいえ、ひどく熱を持ったそれが、ぬるりと濡れた花唇を割り開くように押し当てられる。晴菜の内腿がぴくりと震える。その感覚に思わず息を詰めた。
「んっ……」
奏汰は腰をわずかに沈め、先端だけを蜜口に埋め込んだ。張り出した肉傘の圧倒的な質量に、晴菜の膣内がきゅうっと収縮する。達した余韻がまだ残っている敏感な襞が、彼の硬さを貪るように絡みついた。
「くっ……相変わらずきつい、な」
奏汰の声が低く、甘く響く。奏汰は晴菜を抱き寄せるように、ゆっくりと腰を進めていく。
「っ、あ……は、ぅ」
ずぶずぷと粘膜を押し広げながら、熱塊が胎内を満たしていく。達した余韻で収斂を繰り返す内壁は過敏で、彼の侵入を一つ一つ感じ取ってしまう。奥へ奥へと進む感覚に、晴菜は背中を大きくしなだらせた。
根元まで埋め込まれた刹那、奏汰はわずかに腰を引き、最奥を強く突き上げた。
「ひ、あっ!」
突然の甘い衝撃に晴菜は甘い息を吐きながら、奏汰の肩に爪を立てる。彼はくっと喉の奥を鳴らした。
「今日は一回しかしねぇからな、あんたのペースで動け」
奏汰が耳元で囁き、晴菜の背中に手を回して身体を起こした。彼がソファに背中を預けた瞬間、自重でさらに奥深くまで熱い楔を呑み込んでしまう。
「は、ああっ……」
行き止まりにゴツリと当たった感覚で視界が明滅する。その瞬間晴菜の全身から力が抜け、さらに深く沈みこんだ。と同時に、彼の恥骨が張り詰めた秘芯を押し潰し思わず甘えた声が喉から溢れた。蜜壁が剛直を脈打つように締め付け、互いの熱が混じり合っていく。
「ほら、自分でイイところ当てろ」
奏汰は切れ長の瞳にゆらりと劣情を宿しながら軽く腰を突き上げてくる。その刺激に晴菜はびくりと腰を震わせた。
「あっ……う、ぁ、」
下腹を占領する凶悪なまでの質量に身体を震わせながら、奏汰の肩に額を押し当てる。彼と目を合わせないようにしがみつき、深く息を吐いた。
ゆっくりと腰を上下に揺するだけで、結合部からはぐちゅりと粘着質な水音が立つ。
「あっ、あっ、ん……っ!」
ソファの背もたれに片手を突き、ゆっくりと体重を預ける。ゆるゆると腰を動かしていくと、奏汰の雄根が己の内部を擦り上げる感覚に、自然と声がこぼれ落ちた。下腹の奥がじんじんと熱を孕み、もっと強い刺激が欲しくてたまらない。
「すげぇ吸い付いてくるな……っ」
息を詰めた奏汰が、吐息交じりの声を漏らした。その声音がなんだか愉しそうに聞こえて、晴菜は咄嗟に顔を伏せる。
「んっ、ふ……っ……」
疼くような熱に抗うように、晴菜はゆっくりと腰を動かした。奥の凝りを先端で押し上げられ、下腹に疼く熱がじわじわと膨張していく感覚に息を詰めた。
「は、あっ……っ、んぅ……」
もっと強い刺激を求めて腰を揺らしてしまいたくなるのを抑えながら、奏汰の肩に置いた手に力を込める。腰を揺するたび、ぬちゅりと響く淫らな水音にソファが軋む音が混じる。
晴菜の腰の動きに合わせて、奏汰の熱い吐息が耳をくすぐった。
「そんなんじゃイケねぇだろ、あんたは」
「えっ……は、あぁんっ!」
奏汰の大きな手が腰を掴んだ。そのままぐっと引き寄せられ、下から強く突き上げられる。最奥を鋭く抉られ、思わぬ衝撃に晴菜は天を仰いだ。彼は前後に腰を揺らすようにしながら、充血して膨らんだ花芽に親指を這わせる。
「あ、あっ……や、それ、だめぇっ!」
指の腹でこねるように花芽を転がされ、晴菜はいやいやと頭を振った。戦慄く隘路が彼の剛直を締め付け、腰が勝手にくねってしまう。
肉茎の張り出した部分が敏感な箇所を掠めていく感覚に身体が震えた。もっと深く欲しがってしまいそうな自分を抑え込むように奏汰の肩に顔を埋める。
「はっ、すげえな……喰い千切られそうだ」
愉悦を滲ませた低い吐息混じりの声が耳朶にかかり、背筋にぞくりとしたものが這い上がってくる。
腰を掴まれ逃げ道を失った状態で、剛直が容赦なく花襞を擦り上げていく。晴菜は熱に浮かされながら、奏汰にしがみついた。内壁が蠢き、じゅくじゅくと絡みついているのが自分でもわかる。
奏汰の顔がわずかに歪み、腰に添えられた手に力が込められた。
「っそ、な……つよ、く、ぅああっ!」
幾度も強く下から突き上げられ、思わず奏汰の肩に爪を立ててしまう。絶頂の予感に全身が小刻みに震え、晴菜の足ががくがくと震えた。
彼の熱く硬い肉茎に最奥を抉られ、晴菜の視界がチカチカと明滅を始める。身体の奥から駆けあがってくる荒波をやり過ごそうとするが、その余裕すら与えてくれない。奏汰の強く逞しい剛直が奥を突くたびに絶頂へと押し上げられていく。
「も、むりぃっ……イっ、ちゃ、あっ……う、――ッ!」
隧道が強く収縮し、爪先がぎゅっと丸まった。晴菜は彼の腕にしがみつき、奏汰の肩口に額を押し付けながら頂点へと駆け上がった。
「くっ……」
奏汰が苦しげに呻き、どぷり、と最奥に熱いものが放たれる。被膜越しでも伝わるその熱に、晴菜は身体を震わせ熱い吐息を零した。
ソファの上で果てた晴菜は、ぐったりと奏汰にしなだれ掛かった。彼の肩に頭を預け荒い息を吐いていると、自分の鼓動に混じり、彼の心臓の音も聞こえたような気がした。
「しない、って……言ってたくせに……嘘、つき……」
晴菜が掠れた声で呟くと、奏汰はくすりと笑った。彼の指先が、晴菜の乱れた髪をそっと耳にかける。その仕草がやけに丁寧で、さっきまでの強引さとの落差が腹立たしい。
「悪いな。気が変わっちまった」
悪びれた素振りすら見せない声音に、晴菜は声を返す気力もなくただ彼の胸に顔を埋める。
シーリングファンの回る音に混じり、二人の荒い呼吸だけが――静かな別荘のリビングに溶けていった。
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