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第三章 揺れる心が選ぶもの
17.招かれざる者
言葉の意味が、頭の中で噛み合わない。あまりの衝撃に、晴菜は一瞬呼吸を忘れてしまう。
――こん……やく?
婚約。晴菜が知る限り、その言葉の意味はたったひとつしかない。
言葉の音だけが頭の中で空回りする。胸の奥がひやりと冷え、指先が痺れた。信じていた場所が音もなく崩れていく感覚に、晴菜は思わず畳の上で手のひらを握り締めた。
麗奈の言葉に、奏汰が肩を揺らし当惑した気配をみせる。
「は? あの話は――」
「『白紙』なんて、一度も言ってないでしょう」
「いや、穂乃果が好きな男がいると言って、流れたはずだ」
「流れた、ですって?」
麗奈は扇子を乾いた音を立てて軽く閉じた。その仕草ひとつで、室内の温度が下がったように感じられた。
「あなた、まだそんな甘い認識でいるのね。縁談は保留になっただけですわよ」
「……言葉遊びはやめてくれ。兄は確実に流れたと言っていた、だから彼女との見合いが進んだんだ」
「言葉遊び? これは現実よ、奏汰」
麗奈は一歩、畳を踏みしめて距離を詰めた。ギシリ、と古い畳が鈍い悲鳴を上げる。
「穂乃果は確かに、想っている相手がいると言いました。でもその男、時東と釣り合う後ろ盾を持っていないの。聞けば、会社勤めをしながら趣味でカメラをしているサラリーマンなのだそうよ」
麗奈は吐き捨てるように言い、薄い唇を冷酷に歪めた。その口調には、自らとは異なる階層の人間に対する徹底的な蔑みが透けて見える。
「彼女が選んだ相手ならそれでいいでしょう」
「あなた、本気で言っているの? 娘は感情に溺れているだけ。正しい軌道に戻してあげるのが、親の役目です。時東グループの名前を背負う立場で、感情だけで物事を決められるとでも?」
麗奈の口から放たれた会社名に、晴菜は小さく息を吞んだ。
時東グループ。テレビを付ければそのCMを見ない日はない。いくつものテーマパークを手がけ、そして世界中の観光地を結んだツアーを展開する、日本中の誰もが知っている国内最大手の旅行会社だ。
鉄道会社、航空会社、自治体と太いパイプを持ち、国の大型観光政策にも必ず名を連ねる会社。修学旅行から官公庁の視察まで手がけ、『日本の観光』に深く根差している、現代では観光インフラとも呼べる企業。
「あなたが何を言おうと、その男は穂乃果自身が選んだ相手だ。政略結婚の道具にするのは令和の時代にそぐわない」
「個人の恋情より、家の存続。これは時東に限らず、資産家や歴史ある家柄の人間なら当然の判断ですわ。あなたも分かっているはずでしょう? 結婚とは、資本と資本の結合。血縁は契約です」
その言葉に、奏汰は一瞬、言葉を詰まらせた。重苦しい沈黙が、鉛のように畳の上に落ちている。
否定したい。だが、完全には否定できない。自分が背負っている蔵の歴史もまた、そうした積み重ねの上に成り立っていることを、彼は誰よりも知っている。
そんな感情が、晴菜にも痛いほど伝わってきた。
「穂乃果との話が完全に片付いていない段階で、あなたが勝手に別の人間と見合いをするなんて想像もしておりませんでしたわ」
「だから、完全に終わったと聞いたから兄が彼女との縁談を進めたと言っている。俺は、穂乃果との縁談を受ける気はない。そもそも、最初からそんな気はなかった」
奏汰の声に、これまで以上の鋭い響きが混じる。力強く言葉を返す奏汰を見おろす麗奈は、扇子を持つ手に力を込めた。
「あなた一人の問題じゃないの。時東家は今でも、歴史ある氷室酒造との強固な繋がりを望んでいる。わたくしは高坂の血を引くものとして、氷室と時東の橋渡し役を任されているの。その意味、聡明なあなたなら分かっているでしょう? これは個人ではなく、家と家の判断なのよ」
家と家の判断――その言葉が、晴菜の胸に鈍い痛みを連れてくる。人と人の間にあるはずの温度が、数字に置き換えられていく音がする。
奏汰はぐっと拳を握り、短く息を吐いていく。
「稔とあなたが今取り組んでいる限定酒の企画だって、国内最大手の旅行社である時東の資本と集客力が入れば、それこそ世界中に販路が広がるわ。それはあなたも分かっているでしょう?」
「……卑怯ですよ、それは」
奏汰の声は、低く、地を這うような響きを含んでいた。麗奈の指摘は、氷室家と高坂家の未来、そして奏汰が心血を注いできた『仕事』の根幹に手をかけるものだった。
「卑怯? いいえ、わたくしは最適解を提示しているだけ。あなたが穂乃果を選べば、氷室と高坂の酒は世界へ羽ばたく。けれど、あなたが火遊びを優先するならば、話は別です」
「っ……」
息を詰めたのは、晴菜だったのか、奏汰だったのか。『火遊び』というたった数文字の言葉が、晴菜の胸の奥で鈍く弾けた。あまりの惨めさに、視界がじわりと滲んでいく。
「奏汰。あなたの隣に立つのは、同じ土俵に立てる家の娘だけ。酒を『並べるだけ』の家の人間では務まりませんの」
その瞬間、晴菜の中で何かが音を立てて崩れた。反論の言葉さえ浮かばない。事実として、麗奈の言葉は間違っていない。家柄、資本、政治的価値――どれを取っても、自分は場違いだ。
晴菜は唇を噛み、視線を落とした。否定も肯定もできず、ただ黙り込むしかなかった。
「あら、否定もできないの?」
晴菜の沈黙を麗奈は鼻で笑い、手に持った扇子を軽く叩いた。そうして、麗奈は興味を失ったように視線を外していく。その仕草は、まるで晴菜を視界に映す価値すらないとでもいうようだった。
彼女の様子を見遣った奏汰が、ぎりっと奥歯を噛みしめた音が響いた。
「彼女は東京でバーテンダーをしている。酒には誰よりも詳しい上、市場の感覚も鋭い。俺の片腕といっても過言じゃない」
「まぁ、夜職の女性だったの。伝統ある蔵を背負う彼の隣に立つには、それ相応の器というものがあるの。カウンター越しに媚を売り、ただお酒を注ぐだけの女性が、氷室に何をもたらすと仰るの?」
そう言い切られた瞬間、晴菜の胸の奥で何かがひび割れる音がした。麗奈の視線は、優位を確信したように鋭く光る。
「麗奈さん、言い過ぎだ!」
奏汰の鋭い叱咤が飛ぶ。けれど、晴菜の唇は震え、言葉が何ひとつ出てこなかった。
ついさっき、蔵の中で見た彼の情熱。彼が背負っているものの重さ。それらを間近で知ったばかりだからこそ、麗奈へ言い返すことは難しく思えた。
畳の上で硬直する晴菜の手に、奏汰はゆっくりと自身の手を重ねてくる。そうして、憚ることもなく、力強く、それでいて優しく包み込んだ。
「俺の隣に誰が立つかは、家の戦略じゃなく、俺が決める」
奏汰の抑えた、けれど怒りに震える声が響く。その怒気を含んだ言葉に、麗奈の完璧な笑みが、ほんの一瞬だけ歪んだ。
歪んだ笑みはすぐに元の形へ戻った。けれど、冷徹な瞳に生まれた微かな苛立ちを麗奈は隠しきれていなかった。
「すぐ感情的になるのは、あなたの昔からの悪い癖ですわね、奏汰」
「……麗奈さんこそ、人を駒のように扱う姿勢は変わっていないんですね。それではいずれ人はついてこなくなります。人はなによりも大切な『財産』だと父は言っていました」
完璧に整えられていた麗奈の顔に僅かな歪みが浮かんだ。扇子を持つ指先に、はっきりと力が入る。
奏汰はそれだけを言うと、迷いのない動作で畳から立ち上がった。手を繋がれたままの晴菜も、奏汰に引き上げられるようにその場から立ち上がる。
「嫁ぎ先に貢献したければ、別の方法を探してください。これ以上彼女を侮辱することは、俺が許さない。……行くぞ、晴菜」
奏汰が晴菜の手を引きながら、立ち尽くす麗奈を視界に入れることすら拒むように堂々と歩き出した。
麗奈の横を通り過ぎる瞬間、晴菜は肌を刺すような鋭い視線を感じた。不釣合いだ、と、言葉にされずともそう蔑まれているのを感じ、足が竦みそうになる。
けれど――奏汰の手は強く、迷いなく晴菜を前へと導いていた。
――こん……やく?
婚約。晴菜が知る限り、その言葉の意味はたったひとつしかない。
言葉の音だけが頭の中で空回りする。胸の奥がひやりと冷え、指先が痺れた。信じていた場所が音もなく崩れていく感覚に、晴菜は思わず畳の上で手のひらを握り締めた。
麗奈の言葉に、奏汰が肩を揺らし当惑した気配をみせる。
「は? あの話は――」
「『白紙』なんて、一度も言ってないでしょう」
「いや、穂乃果が好きな男がいると言って、流れたはずだ」
「流れた、ですって?」
麗奈は扇子を乾いた音を立てて軽く閉じた。その仕草ひとつで、室内の温度が下がったように感じられた。
「あなた、まだそんな甘い認識でいるのね。縁談は保留になっただけですわよ」
「……言葉遊びはやめてくれ。兄は確実に流れたと言っていた、だから彼女との見合いが進んだんだ」
「言葉遊び? これは現実よ、奏汰」
麗奈は一歩、畳を踏みしめて距離を詰めた。ギシリ、と古い畳が鈍い悲鳴を上げる。
「穂乃果は確かに、想っている相手がいると言いました。でもその男、時東と釣り合う後ろ盾を持っていないの。聞けば、会社勤めをしながら趣味でカメラをしているサラリーマンなのだそうよ」
麗奈は吐き捨てるように言い、薄い唇を冷酷に歪めた。その口調には、自らとは異なる階層の人間に対する徹底的な蔑みが透けて見える。
「彼女が選んだ相手ならそれでいいでしょう」
「あなた、本気で言っているの? 娘は感情に溺れているだけ。正しい軌道に戻してあげるのが、親の役目です。時東グループの名前を背負う立場で、感情だけで物事を決められるとでも?」
麗奈の口から放たれた会社名に、晴菜は小さく息を吞んだ。
時東グループ。テレビを付ければそのCMを見ない日はない。いくつものテーマパークを手がけ、そして世界中の観光地を結んだツアーを展開する、日本中の誰もが知っている国内最大手の旅行会社だ。
鉄道会社、航空会社、自治体と太いパイプを持ち、国の大型観光政策にも必ず名を連ねる会社。修学旅行から官公庁の視察まで手がけ、『日本の観光』に深く根差している、現代では観光インフラとも呼べる企業。
「あなたが何を言おうと、その男は穂乃果自身が選んだ相手だ。政略結婚の道具にするのは令和の時代にそぐわない」
「個人の恋情より、家の存続。これは時東に限らず、資産家や歴史ある家柄の人間なら当然の判断ですわ。あなたも分かっているはずでしょう? 結婚とは、資本と資本の結合。血縁は契約です」
その言葉に、奏汰は一瞬、言葉を詰まらせた。重苦しい沈黙が、鉛のように畳の上に落ちている。
否定したい。だが、完全には否定できない。自分が背負っている蔵の歴史もまた、そうした積み重ねの上に成り立っていることを、彼は誰よりも知っている。
そんな感情が、晴菜にも痛いほど伝わってきた。
「穂乃果との話が完全に片付いていない段階で、あなたが勝手に別の人間と見合いをするなんて想像もしておりませんでしたわ」
「だから、完全に終わったと聞いたから兄が彼女との縁談を進めたと言っている。俺は、穂乃果との縁談を受ける気はない。そもそも、最初からそんな気はなかった」
奏汰の声に、これまで以上の鋭い響きが混じる。力強く言葉を返す奏汰を見おろす麗奈は、扇子を持つ手に力を込めた。
「あなた一人の問題じゃないの。時東家は今でも、歴史ある氷室酒造との強固な繋がりを望んでいる。わたくしは高坂の血を引くものとして、氷室と時東の橋渡し役を任されているの。その意味、聡明なあなたなら分かっているでしょう? これは個人ではなく、家と家の判断なのよ」
家と家の判断――その言葉が、晴菜の胸に鈍い痛みを連れてくる。人と人の間にあるはずの温度が、数字に置き換えられていく音がする。
奏汰はぐっと拳を握り、短く息を吐いていく。
「稔とあなたが今取り組んでいる限定酒の企画だって、国内最大手の旅行社である時東の資本と集客力が入れば、それこそ世界中に販路が広がるわ。それはあなたも分かっているでしょう?」
「……卑怯ですよ、それは」
奏汰の声は、低く、地を這うような響きを含んでいた。麗奈の指摘は、氷室家と高坂家の未来、そして奏汰が心血を注いできた『仕事』の根幹に手をかけるものだった。
「卑怯? いいえ、わたくしは最適解を提示しているだけ。あなたが穂乃果を選べば、氷室と高坂の酒は世界へ羽ばたく。けれど、あなたが火遊びを優先するならば、話は別です」
「っ……」
息を詰めたのは、晴菜だったのか、奏汰だったのか。『火遊び』というたった数文字の言葉が、晴菜の胸の奥で鈍く弾けた。あまりの惨めさに、視界がじわりと滲んでいく。
「奏汰。あなたの隣に立つのは、同じ土俵に立てる家の娘だけ。酒を『並べるだけ』の家の人間では務まりませんの」
その瞬間、晴菜の中で何かが音を立てて崩れた。反論の言葉さえ浮かばない。事実として、麗奈の言葉は間違っていない。家柄、資本、政治的価値――どれを取っても、自分は場違いだ。
晴菜は唇を噛み、視線を落とした。否定も肯定もできず、ただ黙り込むしかなかった。
「あら、否定もできないの?」
晴菜の沈黙を麗奈は鼻で笑い、手に持った扇子を軽く叩いた。そうして、麗奈は興味を失ったように視線を外していく。その仕草は、まるで晴菜を視界に映す価値すらないとでもいうようだった。
彼女の様子を見遣った奏汰が、ぎりっと奥歯を噛みしめた音が響いた。
「彼女は東京でバーテンダーをしている。酒には誰よりも詳しい上、市場の感覚も鋭い。俺の片腕といっても過言じゃない」
「まぁ、夜職の女性だったの。伝統ある蔵を背負う彼の隣に立つには、それ相応の器というものがあるの。カウンター越しに媚を売り、ただお酒を注ぐだけの女性が、氷室に何をもたらすと仰るの?」
そう言い切られた瞬間、晴菜の胸の奥で何かがひび割れる音がした。麗奈の視線は、優位を確信したように鋭く光る。
「麗奈さん、言い過ぎだ!」
奏汰の鋭い叱咤が飛ぶ。けれど、晴菜の唇は震え、言葉が何ひとつ出てこなかった。
ついさっき、蔵の中で見た彼の情熱。彼が背負っているものの重さ。それらを間近で知ったばかりだからこそ、麗奈へ言い返すことは難しく思えた。
畳の上で硬直する晴菜の手に、奏汰はゆっくりと自身の手を重ねてくる。そうして、憚ることもなく、力強く、それでいて優しく包み込んだ。
「俺の隣に誰が立つかは、家の戦略じゃなく、俺が決める」
奏汰の抑えた、けれど怒りに震える声が響く。その怒気を含んだ言葉に、麗奈の完璧な笑みが、ほんの一瞬だけ歪んだ。
歪んだ笑みはすぐに元の形へ戻った。けれど、冷徹な瞳に生まれた微かな苛立ちを麗奈は隠しきれていなかった。
「すぐ感情的になるのは、あなたの昔からの悪い癖ですわね、奏汰」
「……麗奈さんこそ、人を駒のように扱う姿勢は変わっていないんですね。それではいずれ人はついてこなくなります。人はなによりも大切な『財産』だと父は言っていました」
完璧に整えられていた麗奈の顔に僅かな歪みが浮かんだ。扇子を持つ指先に、はっきりと力が入る。
奏汰はそれだけを言うと、迷いのない動作で畳から立ち上がった。手を繋がれたままの晴菜も、奏汰に引き上げられるようにその場から立ち上がる。
「嫁ぎ先に貢献したければ、別の方法を探してください。これ以上彼女を侮辱することは、俺が許さない。……行くぞ、晴菜」
奏汰が晴菜の手を引きながら、立ち尽くす麗奈を視界に入れることすら拒むように堂々と歩き出した。
麗奈の横を通り過ぎる瞬間、晴菜は肌を刺すような鋭い視線を感じた。不釣合いだ、と、言葉にされずともそう蔑まれているのを感じ、足が竦みそうになる。
けれど――奏汰の手は強く、迷いなく晴菜を前へと導いていた。
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