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第三章 揺れる心が選ぶもの
18.疼く感情
廊下に出た瞬間、張りつめていた空気がふっと緩んだ。それでも晴菜の胸に残った感覚は、軽くはならなかった。
畳の軋む音も、扇子の乾いた響きも、もう聞こえない。けれど麗奈の言葉だけが、まだ耳の奥で反響している。
――同じ土俵に、立てる家……
奏汰は無言のまま、晴菜の手を引いて歩いている。その大きくしなやかな背中はまっすぐで、迷いがない。だからこそ、余計に胸が痛んだ。
足早に母屋を出ると、西日が晴菜と奏汰を照らした。昼間の刺すような日差しは少しだけ和らぎだしているが、じっとりとした暑さはあまり変わっていなかった。二人はそのまま、蔵の来客用スペースに停めていた車へ乗り込んだ。
奏汰は乱暴な手つきでエンジンをかけ、車を出していく。タイヤが砂利を踏みしめる音が響き、車は滑るようにして高坂醸造の敷地を出る。
「ごめん……なさい」
思わず零れた声は、車の走行音に紛れて消えそうなほど小さかった。けれど奏汰はしっかりと聞き取ったらしい。
ハンドルを握る手に一瞬だけ力がこもる。
「何が」
低く落とされた言葉は、責める響きではなかった。晴菜を宥めるような、それでいて荒ぶる感情を抑えた声音だった。
「……その……」
晴菜はいたたまれなくなり、車窓に視線を移しながら言葉を探す。
対立させた。揉めさせた。そんな言葉が喉につかえて、上手く出てこない。
「親戚の人と……あんな風に、ぶつからせて」
晴菜はそれ以上、言葉を紡ぐことができなかった。
時東グループという大きな名前。政略結婚という、自分の生きる世界とはかけ離れた現実。
そして――麗奈が放った『ただお酒を注ぐだけの女』という刃のような言葉が、今も胸の奥を抉っている。
――私は、彼の隣にいていいの?
その言葉が、晴菜の脳内をぐるぐると際限なく回り続けている。
仕事上、客に軽くあしらわれることには慣れている。酔った客に心ない言葉を投げつけられた夜だって一度や二度ではない。
けれどそれらはすべて『店のカウンター』という結界に守られた一過性の悪意に過ぎないもので、先ほどのように、冷静に、冷淡に踏み躙られる経験はこれまでしてこなかった。
「……酔った客に、よく言われるんです。お前たちは俺たちの話を聞いて、酒を出すだけの機械だ、って。そういうの、聞き流すのは得意なはずなんですけど……」
窓の外を流れる見慣れない景色がより一層涙を連れてくる気がして、晴菜は瞬きで雫を散らした。
――大きな……何でも持っている家の人なら、この人はもっとずっと遠くまで羽ばたける。
彼は歴史ある酒蔵の継承者の一人。対して、晴菜はただのしがないバーテンダー。
そもそも対等ではない世界で、唯一対等になれる瞬間が、『酒を飲み交わす瞬間』だった。鎌倉のバーしかり、あの鮨屋しかり。
ただ――それだけなのだ。
「俺の方こそ、嫌な思いをさせてすまなかった」
「……」
思いがけない言葉に、晴菜は息を詰めた。彼から謝られる理由が分からなかったからだ。
「高坂は少し家族関係がややこしい。あの人は高坂の先代の前の奥さんとの子で、稔さんは歳の離れた後妻さんの子。稔さんとあの人は年齢差が一回り以上ある。で、先代と前の奥さんはあの人しか恵まれなかった、故に最初はあの人が高坂の跡取りになる予定だった」
「え……」
思わず漏れた声に、奏汰は小さく息を吐いた。
「でも、そのあと稔さんが生まれて状況が変わった。先代も、蔵の人間も、稔さんを跡取りにしたがった。結果、あの人は外に出された」
淡々とした口調だったものの、それがかえって長年積もった軋轢の深さを際立たせるようだった。
幼いころから跡取りだと言い聞かせられ、それが突然、手のひらを返すように奪われる。簡単に言えば麗奈も家柄に翻弄された身ではあるのだ。
「だから……」
「そう。だから、『家』に対する執着が強い。自分が正しかった、自分の方が稔さんよりも高坂にとって利用価値があったって証明してぇんだろ」
前を見据えたまま、奏汰は自嘲気味に鼻先で笑った。
「自分が手にできなかった家の采配に関するすべてを、自分の娘と俺を使って取り戻そうとしている。……滑稽な話だ」
奏汰の指先が、ハンドルを規則的に叩く。奏汰はただ前を見据えたまま言葉を続けた。
「だけどな、家の力も、看板も、確かにこの世界じゃ武器だ。ないよりあった方がいい。これは綺麗事じゃねえ。それはわかってくれるか」
膝の上で手を握り締めた晴菜は小さく頷いた。
彼女のその返答に、奏汰はふっと息を吐き「それでも」と言葉を続ける。
「他人の職業を貶めるのはまた違う話だ。俺たちがどんなにいい酒を作ったところで、提供する側の人間がいなけりゃ意味がねぇんだ。あの人はそこをわかっちゃいない。だから、あんたが謝る必要はこれっぽちもない」
奏汰の言葉は、熱を帯びたまま真っ直ぐに晴菜の胸を貫いた。彼自身の誇り。そして、それ以上に重い、『職人』としての晴菜への敬意。
それらが伝わってきて、鼻の奥がつんとまた熱くなる。
「……はい」
短く返事をしたものの、声はまだ少し震えていた。それを隠すように、晴菜は視線を落とした。
車内には一定の速度で流れていく走行音だけが残った。先ほどまで胸を締めつけていた重苦しさは、完全には消えていない。それでも、さっきよりは息がしやすくなっている。
ゆっくりと速度を落とした車は、赤信号で止まった。静かすぎる車内の空気感に耐えかね、晴菜は弱々しく言葉を漏らす。
「私なんて、何の保証にもならない。あなたにとって、得になることなんて……」
「またそれだ」
晴菜が言葉を吐き切る前に、奏汰がふっと息を吐いた。呆れたような、けれど怒ってはいない声色だった。
「俺をなんだと思ってる。時東の資本と引き換えに、俺の造りたい酒をあいつらの商売道具にされて、それで俺が幸せだとでも思うのか」
「……」
「金で塗り固めた味方なんざ、俺には必要ない。俺が欲しいのは、俺らの酒を『日常に溶け込む優しい味』だと言ってくれた、あんたのその感性だ。戦略だの何だの言われるより、晴菜に『旨い』と言われる方が俺にはよっぽど価値がある」
赤信号が青に変わる。奏汰は滑らかにアクセルを踏み込み、再び車を走らせた。
「価値があるなんて……そんなこと」
「本心だ。あんた、俺がお世辞言えるほどイイ性格してねぇのは知ってるだろ」
奏汰の言葉はぶっきらぼうだったが、そこにはわずかに揶揄うような響きが籠っていた。彼なりに落ち込んでしまった自分を励ましてくれようとしているのだと察した。
晴菜は膝の上で握りしめていた手を緩め、小さく笑みを浮かべた。
「イイ性格って」
「なんだ、今まで俺のこと性格悪いだのなんだの散々言ってたじゃねぇか」
「そりゃあ、確かに言いましたけど」
晴菜の表情を横目で見遣った奏汰は、安堵したようにふっと肩の力を緩めた。
「晴菜。それ以上バカなことも小難しいことも考えんな」
「バカなこと……?」
「バーメイド辞めようとか、考えんなよ。今日の視察で自分の仕事、今まで以上に誇りを持てた、つってたろ」
「……」
「あんたは、それだけでいい」
奏汰はウインカーをあげ、高速道路の本線へと合流していく。緩やかに加速していく車の中で、晴菜はもう何も言えなかった。
夕暮れの空がフロントガラスいっぱいに広がっている。鮮やかな西日が晴菜の胸の奥に溜まっていたものを少しずつ溶かしていくような錯覚を覚えながら、奏汰がくれた言葉の意味を噛みしめていた。
結局、二人はそれ以上言葉を交わすことなく、都内へと戻った。
別れ際、奏汰は晴菜の首筋に深く唇を押し当て、「また明日、営業周りが終わったら連絡する」とだけ残し、去っていった。
その彼の背中を見送りながら、晴菜は自分の冷たい腕を抱きしめることしかできなかった。
畳の軋む音も、扇子の乾いた響きも、もう聞こえない。けれど麗奈の言葉だけが、まだ耳の奥で反響している。
――同じ土俵に、立てる家……
奏汰は無言のまま、晴菜の手を引いて歩いている。その大きくしなやかな背中はまっすぐで、迷いがない。だからこそ、余計に胸が痛んだ。
足早に母屋を出ると、西日が晴菜と奏汰を照らした。昼間の刺すような日差しは少しだけ和らぎだしているが、じっとりとした暑さはあまり変わっていなかった。二人はそのまま、蔵の来客用スペースに停めていた車へ乗り込んだ。
奏汰は乱暴な手つきでエンジンをかけ、車を出していく。タイヤが砂利を踏みしめる音が響き、車は滑るようにして高坂醸造の敷地を出る。
「ごめん……なさい」
思わず零れた声は、車の走行音に紛れて消えそうなほど小さかった。けれど奏汰はしっかりと聞き取ったらしい。
ハンドルを握る手に一瞬だけ力がこもる。
「何が」
低く落とされた言葉は、責める響きではなかった。晴菜を宥めるような、それでいて荒ぶる感情を抑えた声音だった。
「……その……」
晴菜はいたたまれなくなり、車窓に視線を移しながら言葉を探す。
対立させた。揉めさせた。そんな言葉が喉につかえて、上手く出てこない。
「親戚の人と……あんな風に、ぶつからせて」
晴菜はそれ以上、言葉を紡ぐことができなかった。
時東グループという大きな名前。政略結婚という、自分の生きる世界とはかけ離れた現実。
そして――麗奈が放った『ただお酒を注ぐだけの女』という刃のような言葉が、今も胸の奥を抉っている。
――私は、彼の隣にいていいの?
その言葉が、晴菜の脳内をぐるぐると際限なく回り続けている。
仕事上、客に軽くあしらわれることには慣れている。酔った客に心ない言葉を投げつけられた夜だって一度や二度ではない。
けれどそれらはすべて『店のカウンター』という結界に守られた一過性の悪意に過ぎないもので、先ほどのように、冷静に、冷淡に踏み躙られる経験はこれまでしてこなかった。
「……酔った客に、よく言われるんです。お前たちは俺たちの話を聞いて、酒を出すだけの機械だ、って。そういうの、聞き流すのは得意なはずなんですけど……」
窓の外を流れる見慣れない景色がより一層涙を連れてくる気がして、晴菜は瞬きで雫を散らした。
――大きな……何でも持っている家の人なら、この人はもっとずっと遠くまで羽ばたける。
彼は歴史ある酒蔵の継承者の一人。対して、晴菜はただのしがないバーテンダー。
そもそも対等ではない世界で、唯一対等になれる瞬間が、『酒を飲み交わす瞬間』だった。鎌倉のバーしかり、あの鮨屋しかり。
ただ――それだけなのだ。
「俺の方こそ、嫌な思いをさせてすまなかった」
「……」
思いがけない言葉に、晴菜は息を詰めた。彼から謝られる理由が分からなかったからだ。
「高坂は少し家族関係がややこしい。あの人は高坂の先代の前の奥さんとの子で、稔さんは歳の離れた後妻さんの子。稔さんとあの人は年齢差が一回り以上ある。で、先代と前の奥さんはあの人しか恵まれなかった、故に最初はあの人が高坂の跡取りになる予定だった」
「え……」
思わず漏れた声に、奏汰は小さく息を吐いた。
「でも、そのあと稔さんが生まれて状況が変わった。先代も、蔵の人間も、稔さんを跡取りにしたがった。結果、あの人は外に出された」
淡々とした口調だったものの、それがかえって長年積もった軋轢の深さを際立たせるようだった。
幼いころから跡取りだと言い聞かせられ、それが突然、手のひらを返すように奪われる。簡単に言えば麗奈も家柄に翻弄された身ではあるのだ。
「だから……」
「そう。だから、『家』に対する執着が強い。自分が正しかった、自分の方が稔さんよりも高坂にとって利用価値があったって証明してぇんだろ」
前を見据えたまま、奏汰は自嘲気味に鼻先で笑った。
「自分が手にできなかった家の采配に関するすべてを、自分の娘と俺を使って取り戻そうとしている。……滑稽な話だ」
奏汰の指先が、ハンドルを規則的に叩く。奏汰はただ前を見据えたまま言葉を続けた。
「だけどな、家の力も、看板も、確かにこの世界じゃ武器だ。ないよりあった方がいい。これは綺麗事じゃねえ。それはわかってくれるか」
膝の上で手を握り締めた晴菜は小さく頷いた。
彼女のその返答に、奏汰はふっと息を吐き「それでも」と言葉を続ける。
「他人の職業を貶めるのはまた違う話だ。俺たちがどんなにいい酒を作ったところで、提供する側の人間がいなけりゃ意味がねぇんだ。あの人はそこをわかっちゃいない。だから、あんたが謝る必要はこれっぽちもない」
奏汰の言葉は、熱を帯びたまま真っ直ぐに晴菜の胸を貫いた。彼自身の誇り。そして、それ以上に重い、『職人』としての晴菜への敬意。
それらが伝わってきて、鼻の奥がつんとまた熱くなる。
「……はい」
短く返事をしたものの、声はまだ少し震えていた。それを隠すように、晴菜は視線を落とした。
車内には一定の速度で流れていく走行音だけが残った。先ほどまで胸を締めつけていた重苦しさは、完全には消えていない。それでも、さっきよりは息がしやすくなっている。
ゆっくりと速度を落とした車は、赤信号で止まった。静かすぎる車内の空気感に耐えかね、晴菜は弱々しく言葉を漏らす。
「私なんて、何の保証にもならない。あなたにとって、得になることなんて……」
「またそれだ」
晴菜が言葉を吐き切る前に、奏汰がふっと息を吐いた。呆れたような、けれど怒ってはいない声色だった。
「俺をなんだと思ってる。時東の資本と引き換えに、俺の造りたい酒をあいつらの商売道具にされて、それで俺が幸せだとでも思うのか」
「……」
「金で塗り固めた味方なんざ、俺には必要ない。俺が欲しいのは、俺らの酒を『日常に溶け込む優しい味』だと言ってくれた、あんたのその感性だ。戦略だの何だの言われるより、晴菜に『旨い』と言われる方が俺にはよっぽど価値がある」
赤信号が青に変わる。奏汰は滑らかにアクセルを踏み込み、再び車を走らせた。
「価値があるなんて……そんなこと」
「本心だ。あんた、俺がお世辞言えるほどイイ性格してねぇのは知ってるだろ」
奏汰の言葉はぶっきらぼうだったが、そこにはわずかに揶揄うような響きが籠っていた。彼なりに落ち込んでしまった自分を励ましてくれようとしているのだと察した。
晴菜は膝の上で握りしめていた手を緩め、小さく笑みを浮かべた。
「イイ性格って」
「なんだ、今まで俺のこと性格悪いだのなんだの散々言ってたじゃねぇか」
「そりゃあ、確かに言いましたけど」
晴菜の表情を横目で見遣った奏汰は、安堵したようにふっと肩の力を緩めた。
「晴菜。それ以上バカなことも小難しいことも考えんな」
「バカなこと……?」
「バーメイド辞めようとか、考えんなよ。今日の視察で自分の仕事、今まで以上に誇りを持てた、つってたろ」
「……」
「あんたは、それだけでいい」
奏汰はウインカーをあげ、高速道路の本線へと合流していく。緩やかに加速していく車の中で、晴菜はもう何も言えなかった。
夕暮れの空がフロントガラスいっぱいに広がっている。鮮やかな西日が晴菜の胸の奥に溜まっていたものを少しずつ溶かしていくような錯覚を覚えながら、奏汰がくれた言葉の意味を噛みしめていた。
結局、二人はそれ以上言葉を交わすことなく、都内へと戻った。
別れ際、奏汰は晴菜の首筋に深く唇を押し当て、「また明日、営業周りが終わったら連絡する」とだけ残し、去っていった。
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