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第四章 夜が終わる前に
20.静寂が溶けるまで
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夜も更け、新宿の喧騒が湿度を帯び始めた頃。BARギャレットは今夜も無事に営業時間を終えた。
晴菜は黙々とグラスを拭きあげる作業を続けていた。リネンの布越しに伝わるグラスの冷たさが、火照った指先に心地よい。
磨き上げたグラスをグラスハンガーに戻すと、照明を反射してきらりと光る。その無機質な輝きが、昨日の麗奈の冷徹な瞳を思い出させた。
「……」
奏汰は『誇りを持て』と言ってくれた。けれど、心の奥でゆらゆらと揺れる天秤は止まることを知らなかった。
「衣笠~。そろそろ上がれ、あとはやっとく」
カウンターの端でレジの締め作業をしていた店長の松本が、気だるげに髪をかき上げながら晴菜に声をかけた。顎に蓄えた無精ひげがトレードマークの彼は、三十代半ばにしてこの界隈ではそれなりに顔が利く男だ。
今日のような遅番の時、普段はカウンターの後ろにある酒瓶を並べた棚――バックバーの片付けまで終えてから退勤する。片付け途中で退勤を促されることは初めてで、晴菜は戸惑いながら言葉を返した。
「でも、まだバックバーの整理が……」
「いいから」
晴菜の声を短く遮った松本は、紙幣を揃えながら言葉を続ける。
「お前の作るジントニック、今日のはちょっとだけライムが強かった。迷いがある時の味だ」
「……すみません。今日は……少し、考え事をしていて」
相変わらず、松本は顔を上げない。けれど、その声にはいつもの皮肉よりも、わずかな気遣いが混じっていた。口は悪いが、長年夜の世界で生きているだけあって、スタッフのわずかな動揺を見抜くのが早いのだろう。
「だろうな。早いとこ切り替えとけ。来週、レセプションだろ。あの場でその腕は使い物にならん」
「あ……そ、うですね」
奏汰に翻弄されすっかり頭から抜け落ちていたが、来週はギャレットにとって重要な日が控えている。
バーテンダーは勤務する店のカウンターに立つだけが仕事ではない。ホテルや企業主催のレセプションに、助っ人として呼ばれることもある。
来週のレセプションは、都内有数ホテルの新ラウンジ設立を記念した大規模な祝賀会だ。松本の古い伝手で声が掛かり、ギャレットからは松本と古参スタッフの晴菜、二名で赴くこととなっている。ギャレットの名前を売る、大きなチャンスだ。各界の著名人が集まる華やかな舞台で、失敗は許されない。
「外の現場は気ィ抜けねぇんだ。だから今日はさっさと帰って、頭も舌も立て直せ」
「……はい。ありがとうございます」
松本は「さっさと行け」と追い払うように手を振る。晴菜はその気遣いに甘えるように頭を下げると、控室で私服に着替え、店の重い扉を押し開けた。
光が沈まない街は深夜二時を回っても、遠くで救急車のサイレンと若者の笑い声が混ざり合っている。湿り気を帯びた都会の夜風が、火照った頬を撫でていく。
――迷いがある時の味……かぁ。
松本の言葉を反芻し、晴菜は薄暗い歩道を歩き出す。この時間帯の銀座を、晴菜はひとりで歩くことに慣れていた。
ギャレットで働き始めてから、徒歩で通勤できる場所にワンルームを借りた。バーカウンターに立っていれば、客から「一杯どう?」と声をかけられることは珍しくない。遅番のシフトになれば終電はとっくにない。だからといって毎回タクシーを使うわけにもいかないため、歩いて通える距離に自宅を構えるほうが合理的だったからだ。
少なくとも――奏汰が東京に来るまでは。
この二週間、退勤時間が近づくと、自然と意識が外に向いていた。重い扉の向こう、路肩に停められた黒い車。エンジンを切ったまま待つ人影。
けれど今夜は、いつもの場所に車はなかった。晴菜は歩きながら一度だけ周囲を見回す。
東京にいる間は毎日と約束をしたわけではない。今日が最終日らしいので、急な接待などが入ったのかもしれないし、急用で京都に戻ったのかもしれない。
そう思おうとしても、胸の奥に小さな空白が残る。足取りが自然と遅くなり、晴菜はスマホを取り出した。
ディスプレイに視線を落とし、指が止まる。
――あ……
通知欄にも、着信履歴にも。奏汰の名前は表示されていなかった。
『営業周りが終わったら連絡する』と、そう言っていた――はずなのに。
――期待するから苦しくなる。わかってるでしょ?
康介のときだって、そうだった。『今度』という言葉に期待しては裏切られ、それの繰り返しだった。
それを理解しているからこそ、連絡が来ない理由を、無理に探そうとはしなかった。
ただ――胸の奥に沈んでいく鈍い重さだけが、否応なく存在を主張していた。
靄つく思考を振り払うように頭を振った晴菜はバッグの持ち手を握り直し、マンションへ向かう道を歩き出した。人通りは減り、ネオンもまばらになる。足音だけが、一定のリズムで夜に響く。
――誇り……
奏汰の言葉に救われたはずなのに、ひとたび一人になると、麗奈の冷酷な正論が呪文のように頭を支配する。
資産家の生まれでもない。父はしがないサラリーマン。晴菜が今背負っているのは、自分一人の生活と、日常を回すための体力だけだ。
晴菜は小さく息を吐き、顔を上げた。
その瞬間、少し先の交差点の手前の人影が視界を掠めた。背の高い男が電柱に凭れて夜空を見上げている。
――嘘。
見間違えるはずがなかった。それでも、思わぬ光景に呼吸が一拍遅れた。
どこか疲労を隠しきれない佇まい。スーツの上着を腕にかけネクタイを緩めたままの横顔は、いつもより固いもののように思えた。
なぜ、ここにいるのか。どうして連絡をくれなかったのか。
問いかける言葉はいくつも浮かんだのに、晴菜はそれを口にできなかった。
――この人……限界だ。
どこか力の抜けない立ち姿――酒を扱う仕事をしているからこそ、嫌というほど見てきた『追い詰められた時』の顔を、彼がしていたから。
「……そ、……うた」
声に出した瞬間、男が顔を上げた。そして一瞬、言葉を失ったように瞬きをした。
それから、ひどくゆっくりと息を吐き出した。ふっと、奏汰の表情が緩む。
「名前」
「……え?」
「あんた、今……初めて俺の名前呼んだ」
唇の端がわずかに震えているのを、晴菜は見逃さなかった。胸の奥に溜まっていたものが、一気にほどけたような表情だった。
その表情に、晴菜の胸の奥がじわりと熱くなる。ただ名前を呼んだだけなのに、こんなにも意識してしまうなんて思わなかった。
気恥ずかしさを隠すように、晴菜は視線を彷徨わせる。
「その……探しました」
「だろうな」
ゆっくりとこちらへ歩いてくる奏汰が、少し先の道路を指で示す。
「あそこが夜間工事らしくてな。その先、停められそうな感じじゃねぇから一本裏に回って、ここで待ってた」
いつもの場所にいなかった理由は拍子抜けするほど現実的で、それがより一層奏汰らしさを感じさせた。
夜の闇に紛れた二人の距離が、緩やかに縮まっていく。
「連絡、なかったから」
「悪い。頭が追いついてなかった」
手が届く距離まで歩いてきた奏汰が、堪えきれなかったように晴菜を強く抱きしめた。突然の力に、息が詰まる。
「っ」
「連絡、できなくて悪かった」
「……ううん」
ワイシャツ越しでもわかる張り詰めた身体。首筋に当たる彼の吐息は熱く、湿っていた。
抱きしめられているというより、奏汰が晴菜を支えにして立っているようだった。背中に回された腕が、微かに震えていることに気づく。
「兄貴が……バカなこと言い出した」
絞り出すような声が、夜の静寂に紛れて消えていく。
強気で、強引で、いつも晴菜を捕まえて振り回す男が――今はただ、縋るように抱きついてくる。
「正論なのは分かってんだ。でも……正しいからって、全部呑めるほど、俺は出来てねぇ」
抱きしめる腕に、さらに力が籠った。
何を言えばいいのか、分からなかった。かけるべき言葉も、彼を救えるような正論も、晴菜は持ち合わせていない。
晴菜はそっと目を閉じ、彼の広い背中に手を置いた。薄いワイシャツ越しに伝わる体温を確かめるようにゆっくりと撫でる。
「あんたがいい。俺はそれだけだ」
低く掠れたその声は、わずかに震えていた。奏汰の大きな手が晴菜の頬に触れる。熱を帯びた指先が、晴菜のおとがいを取りゆっくり上向かせた。
「信じろ。俺は絶対に譲らない。あんたが信じてくれるなら、俺は……俺でいられる」
耳元で漏れる吐息が切なく響く。奏汰は小さく息を吐き、晴菜の肩に顔を埋めた。
「これから少し仮眠取ったら、京都に戻る。だから、少しだけ……ここにいさせてくれ。今、あんたから離れたら、俺はもう立っていられない」
遠くで響く車の走行音が、二人を避けるようにして背後へ流れていった。
晴菜は何も言わず、ただ奏汰の背中に手を置いたまま、夜が深くなるのを待った。
晴菜は黙々とグラスを拭きあげる作業を続けていた。リネンの布越しに伝わるグラスの冷たさが、火照った指先に心地よい。
磨き上げたグラスをグラスハンガーに戻すと、照明を反射してきらりと光る。その無機質な輝きが、昨日の麗奈の冷徹な瞳を思い出させた。
「……」
奏汰は『誇りを持て』と言ってくれた。けれど、心の奥でゆらゆらと揺れる天秤は止まることを知らなかった。
「衣笠~。そろそろ上がれ、あとはやっとく」
カウンターの端でレジの締め作業をしていた店長の松本が、気だるげに髪をかき上げながら晴菜に声をかけた。顎に蓄えた無精ひげがトレードマークの彼は、三十代半ばにしてこの界隈ではそれなりに顔が利く男だ。
今日のような遅番の時、普段はカウンターの後ろにある酒瓶を並べた棚――バックバーの片付けまで終えてから退勤する。片付け途中で退勤を促されることは初めてで、晴菜は戸惑いながら言葉を返した。
「でも、まだバックバーの整理が……」
「いいから」
晴菜の声を短く遮った松本は、紙幣を揃えながら言葉を続ける。
「お前の作るジントニック、今日のはちょっとだけライムが強かった。迷いがある時の味だ」
「……すみません。今日は……少し、考え事をしていて」
相変わらず、松本は顔を上げない。けれど、その声にはいつもの皮肉よりも、わずかな気遣いが混じっていた。口は悪いが、長年夜の世界で生きているだけあって、スタッフのわずかな動揺を見抜くのが早いのだろう。
「だろうな。早いとこ切り替えとけ。来週、レセプションだろ。あの場でその腕は使い物にならん」
「あ……そ、うですね」
奏汰に翻弄されすっかり頭から抜け落ちていたが、来週はギャレットにとって重要な日が控えている。
バーテンダーは勤務する店のカウンターに立つだけが仕事ではない。ホテルや企業主催のレセプションに、助っ人として呼ばれることもある。
来週のレセプションは、都内有数ホテルの新ラウンジ設立を記念した大規模な祝賀会だ。松本の古い伝手で声が掛かり、ギャレットからは松本と古参スタッフの晴菜、二名で赴くこととなっている。ギャレットの名前を売る、大きなチャンスだ。各界の著名人が集まる華やかな舞台で、失敗は許されない。
「外の現場は気ィ抜けねぇんだ。だから今日はさっさと帰って、頭も舌も立て直せ」
「……はい。ありがとうございます」
松本は「さっさと行け」と追い払うように手を振る。晴菜はその気遣いに甘えるように頭を下げると、控室で私服に着替え、店の重い扉を押し開けた。
光が沈まない街は深夜二時を回っても、遠くで救急車のサイレンと若者の笑い声が混ざり合っている。湿り気を帯びた都会の夜風が、火照った頬を撫でていく。
――迷いがある時の味……かぁ。
松本の言葉を反芻し、晴菜は薄暗い歩道を歩き出す。この時間帯の銀座を、晴菜はひとりで歩くことに慣れていた。
ギャレットで働き始めてから、徒歩で通勤できる場所にワンルームを借りた。バーカウンターに立っていれば、客から「一杯どう?」と声をかけられることは珍しくない。遅番のシフトになれば終電はとっくにない。だからといって毎回タクシーを使うわけにもいかないため、歩いて通える距離に自宅を構えるほうが合理的だったからだ。
少なくとも――奏汰が東京に来るまでは。
この二週間、退勤時間が近づくと、自然と意識が外に向いていた。重い扉の向こう、路肩に停められた黒い車。エンジンを切ったまま待つ人影。
けれど今夜は、いつもの場所に車はなかった。晴菜は歩きながら一度だけ周囲を見回す。
東京にいる間は毎日と約束をしたわけではない。今日が最終日らしいので、急な接待などが入ったのかもしれないし、急用で京都に戻ったのかもしれない。
そう思おうとしても、胸の奥に小さな空白が残る。足取りが自然と遅くなり、晴菜はスマホを取り出した。
ディスプレイに視線を落とし、指が止まる。
――あ……
通知欄にも、着信履歴にも。奏汰の名前は表示されていなかった。
『営業周りが終わったら連絡する』と、そう言っていた――はずなのに。
――期待するから苦しくなる。わかってるでしょ?
康介のときだって、そうだった。『今度』という言葉に期待しては裏切られ、それの繰り返しだった。
それを理解しているからこそ、連絡が来ない理由を、無理に探そうとはしなかった。
ただ――胸の奥に沈んでいく鈍い重さだけが、否応なく存在を主張していた。
靄つく思考を振り払うように頭を振った晴菜はバッグの持ち手を握り直し、マンションへ向かう道を歩き出した。人通りは減り、ネオンもまばらになる。足音だけが、一定のリズムで夜に響く。
――誇り……
奏汰の言葉に救われたはずなのに、ひとたび一人になると、麗奈の冷酷な正論が呪文のように頭を支配する。
資産家の生まれでもない。父はしがないサラリーマン。晴菜が今背負っているのは、自分一人の生活と、日常を回すための体力だけだ。
晴菜は小さく息を吐き、顔を上げた。
その瞬間、少し先の交差点の手前の人影が視界を掠めた。背の高い男が電柱に凭れて夜空を見上げている。
――嘘。
見間違えるはずがなかった。それでも、思わぬ光景に呼吸が一拍遅れた。
どこか疲労を隠しきれない佇まい。スーツの上着を腕にかけネクタイを緩めたままの横顔は、いつもより固いもののように思えた。
なぜ、ここにいるのか。どうして連絡をくれなかったのか。
問いかける言葉はいくつも浮かんだのに、晴菜はそれを口にできなかった。
――この人……限界だ。
どこか力の抜けない立ち姿――酒を扱う仕事をしているからこそ、嫌というほど見てきた『追い詰められた時』の顔を、彼がしていたから。
「……そ、……うた」
声に出した瞬間、男が顔を上げた。そして一瞬、言葉を失ったように瞬きをした。
それから、ひどくゆっくりと息を吐き出した。ふっと、奏汰の表情が緩む。
「名前」
「……え?」
「あんた、今……初めて俺の名前呼んだ」
唇の端がわずかに震えているのを、晴菜は見逃さなかった。胸の奥に溜まっていたものが、一気にほどけたような表情だった。
その表情に、晴菜の胸の奥がじわりと熱くなる。ただ名前を呼んだだけなのに、こんなにも意識してしまうなんて思わなかった。
気恥ずかしさを隠すように、晴菜は視線を彷徨わせる。
「その……探しました」
「だろうな」
ゆっくりとこちらへ歩いてくる奏汰が、少し先の道路を指で示す。
「あそこが夜間工事らしくてな。その先、停められそうな感じじゃねぇから一本裏に回って、ここで待ってた」
いつもの場所にいなかった理由は拍子抜けするほど現実的で、それがより一層奏汰らしさを感じさせた。
夜の闇に紛れた二人の距離が、緩やかに縮まっていく。
「連絡、なかったから」
「悪い。頭が追いついてなかった」
手が届く距離まで歩いてきた奏汰が、堪えきれなかったように晴菜を強く抱きしめた。突然の力に、息が詰まる。
「っ」
「連絡、できなくて悪かった」
「……ううん」
ワイシャツ越しでもわかる張り詰めた身体。首筋に当たる彼の吐息は熱く、湿っていた。
抱きしめられているというより、奏汰が晴菜を支えにして立っているようだった。背中に回された腕が、微かに震えていることに気づく。
「兄貴が……バカなこと言い出した」
絞り出すような声が、夜の静寂に紛れて消えていく。
強気で、強引で、いつも晴菜を捕まえて振り回す男が――今はただ、縋るように抱きついてくる。
「正論なのは分かってんだ。でも……正しいからって、全部呑めるほど、俺は出来てねぇ」
抱きしめる腕に、さらに力が籠った。
何を言えばいいのか、分からなかった。かけるべき言葉も、彼を救えるような正論も、晴菜は持ち合わせていない。
晴菜はそっと目を閉じ、彼の広い背中に手を置いた。薄いワイシャツ越しに伝わる体温を確かめるようにゆっくりと撫でる。
「あんたがいい。俺はそれだけだ」
低く掠れたその声は、わずかに震えていた。奏汰の大きな手が晴菜の頬に触れる。熱を帯びた指先が、晴菜のおとがいを取りゆっくり上向かせた。
「信じろ。俺は絶対に譲らない。あんたが信じてくれるなら、俺は……俺でいられる」
耳元で漏れる吐息が切なく響く。奏汰は小さく息を吐き、晴菜の肩に顔を埋めた。
「これから少し仮眠取ったら、京都に戻る。だから、少しだけ……ここにいさせてくれ。今、あんたから離れたら、俺はもう立っていられない」
遠くで響く車の走行音が、二人を避けるようにして背後へ流れていった。
晴菜は何も言わず、ただ奏汰の背中に手を置いたまま、夜が深くなるのを待った。
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