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15.アレイシside~マイハ主導権~☆☆☆

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マイハ専用の豪奢な部屋。大きなベッドには天蓋の薄いカーテンがかかり、その中では神秘で淫靡な香りが漂っていた。

「さっきから、あたしをチラ見してるよね? もう、半勃ちかな? かな?」

「何を、言ってる。そ、そんなことない⋯⋯ゴクッ」

僕が否定しても、悪戯っぽく微笑む赤い下着姿のマイハ。
首を横に振りツインテールを揺らす。
ほとんど裸身の、その美しさに思わず僕は息を呑む。

「王子。相変わらず、嘘ヘタぁ」

彼女は茶目っ気たっぷりにウインクしながら小首を傾げ、チッチッチと人差し指を左右に振った。

「なら、あたしが出して、あげましょうか?」

「えっ!? ちょっ待てよ」

マイハは僕が止めるのも聞かず、スボンに両手をかけると、一気にずり下ろす。

「んん、しぶといなぁ」

しかし、途中で突起が引っかかった。
興奮した吐息をはきながら、まじまじと見つめてくる。

「そんな目で見るな、やめろっ」

「いいよ、気にしなくて。あはっ、お仕置き期待してるぅ。こんなことされて勃起してるなんて変態?」

マイハがズボンごと下着の引っかかりを外すと、勢いよくブルンと棒が飛び出した。

「うわぁあ、でっか。あたしに興奮、嬉しいわぁ」

現れた突起物。
それを見ると、ますます彼女は無邪気な笑顔になった。
そっと指が肉棒に伸びてくる。つつつと上から下へと裏筋を撫でた。

「おちんちん、跳ねてる、ビクビクして」

「うっ、うぅぅ」

「気持ちいい? 先っぽからお汁漏らして、可愛いぃ」

なぞるように指先を肉棒に這わせ、玉裏まで擦る。先走り汁が溢れた。じっとり亀頭に染み、たまらなく熱く潤滑させてくる。
肉棒から快感が上がる。手のひらで包んで、スリスリさせられる亀頭。

「すっごく大きい。ガチガチに硬いし、手の中でビクビクしてるぅ」

シュコシュコッヌチャアァ!

輪っかを作った彼女の柔らかな手が、硬い肉棒を擦る。
根本からカリの部分まで撫でられる。

「うぅっ、マイハが色っぽいから⋯⋯」

「きゃは、あたしのせい? 褒めてる? もぉお、うしっ」

小悪魔のような愛くるしい笑み。
ほんのり頰を染めながら、嬉しそうな瞳で見上げてくる。
彼女の手を先走り汁がねちょねちょに濡らす。ビクビク肉棒が反応してしまい、僕の全身も震えた。

「うふ、やっぱり感じてるよね。可愛い王子さまぁ」

にゅくにゅく。
淫らで柔らかな手筒に、肉棒を擦られる。同時に、もう片方の手の繊細な指で、丁寧に玉袋も捏ねられていく。

「ん、しょっぱい、れろ、すぐにらしちゃらめよ」

あっさり亀頭を舐められ、吸われてしまう。彼女は熱く息を弾ませ肉棒にしゃぶりついてくる。

「はひっ、んむ、あむぅん、ううううぅっ」

ジュップ、ジュプジュプ!

亀頭を包む舌が気持ちよくて、熱い口の中でも、ビクつかせてしまう。
何度も脈打ち亀頭がパンパンになる。

「うあああ、気持ちいい、ああっ、マイハ」

「王子らめよ、動いちゃ、らめ、まら」

ズロロッチュチュパチュパ!!

潤沢な水分摩擦で熱くなる口内。
彼女の吐息と唾液を堪能していると、徐々に切なくなってくる。

「うくっ、うぅ、うっ」

「もぉ、いいよぉ。射精して」

「ああっ、うくっ」

ドッピッビュビュビュゥウウウ!!

すっぽり窄めたマイハの口。
熱い口内で肉棒が膨れ上がる。
僕は限界予兆を感じ彼女の頭を引き寄せ、強烈な欲望を放つ。
その喉奥にたっぷり白濁の粘液を射精する。

「んんんっ、ゴクゴクン。濃いいし、すっごい量。まだ、大きいね変態だね。挿れたい?」

「なっ、僕は、変態ではない」

マイハは蕩けた表情で、小鼻をヒクヒクさせながら全てを飲み込む。
恍惚状態のまま、ぺたんとベッドに座り込みトロトロの瞳。
はぁはぁと熱い吐息を漏らす。

「ねぇ、欲しいでしょ?」

まるで精液の熱に侵食された淫牝のように、淫らに求め、甘くねだってくる。

「んふっ、ほぉら、おっぱいだよ。舐めたい? 早く触ってよぅ」

マイハは下着を脱ぎ脱ぎして、大きな乳房をぷるるんと揺らす。
桃色の乳首も揺れている。甘ったるい濃厚な美少女の香りに酔いそうになる。

「おおっ、ふにふにふわふわ柔らかい」

「はうぅっ、王子にすりすりするだけでも、胸の奥がキュンキュンする」

おっぱいと乳首が、僕の身体を擦るだけでも気持ちいい。
暖かで蕩けちゃうような弾力がたまらない。

「あんあんっ、ひあぁんっ」

愛らしく悶えるマイハ。その豊満な乳房をモミモミする。生の白い膨らみを、ムギュッと握る。彼女の唇から漏れる甘い喘ぎ声が、ますます僕を興奮させた。

「はひぃっ!? ひゃ、先っぽ⋯⋯ひゃぐ、ひゃうぅっ、らめ、りゃめらぇぇえええぇえ!!」

ムニュムニュ揉みまくり、乳房を強烈に吸った。執拗に乳首を愛撫。もう片方の切な気な先端を指で摘んで扱いてく。彼女はお尻を浮かせ、尖りきった乳首を何度も震わせた。

「はぁ、はぁ、乳首でイカせる気? その辺の女みたく、あたしは甘くないからぁ」

「あぁ、そうだね」

(今⋯⋯軽くイッてただろう)

もちろん彼女の濡れた秘部も凝視する。
動くたび光る陰唇が、女蜜の糸を引いてくぱくぱしていた。

「じゃあ、いくね」

マイハは僕に跨ると肉棒を掴んだ。
濡れそぼった膣口を亀頭で擦りながら、騎乗位の体勢で挿入していく。むにむにの膣襞が亀頭を呑み込み、つぶつぶの膣壁が肉棒を包み込む。

ヌププププッ!

熱く濡れた柔肉が全てを吸い込む。マイハは顔を仰け反らして喘ぎ、僕の欲望ごと受け入れる。

「はううううぅん、全部、挿れちゃったよ。根元まで入ってるの見えるでしょ?」

「おぉ、見える。はぁ、はぁ」

「気持ちいい、膣内なかが熱い。はぁはぁ、勝手に、イッちゃだめだよ。あっん、んぁ、ああっ」

パンパンパンと柔らかな肉がぶつかり合う音と、淫らな水音が響く。嬌声のたび女蜜が溢れているのが分かる。
柔らかな乳房が上下に揺れ、汗が乳首から落ちる。いっそう強く桃尻ごと打ち付け、吐息が悩ましく艶っぽい。

「あっあっあっ、あぁ⋯⋯っ」

切なそうに薄く開いた瞳。
健気に一心不乱に、腰を振る彼女の姿に、ついつい僕も肉棒を突き上げてしまう。

「⋯⋯あうぅっ!? あぁ、あん」

パチュパチュパチュチュッ!

ぐいっと股間を突き出すタイミングをずらすと、マイハが唐突な快感に呻く。

「腰動かすの、あたしだから。我慢しなぁさいぃ。それより舌を出して」

「んっ、マイハ、んっ」

顔に近づく吐息の熱を感じる。
マイハの柔らかな唇が触れ、導かれるように舌が絡み合い、離れられなくなる。
熱い舌を絡め唾液まで貪りつくすような、濃厚なキスを繰り返した。

ズプッズプッズプッ!

「んっ、あっ、はっ、気持ちいい」

「僕もマイハ、ああっ」

「もう、耐えてよぉ」

「分かった」

腰を揺らし、柔らかな尻肉ごとぐりぐり秘所を押しつけてくる。
彼女の淫らな動きに、また肉棒が硬くなった。

「あっ、あぁん、むちゅ、あぁっ、んっ、ふちゅ、チュッ」

マイハは前に倒れ込むようにトロンとした顔を近づけ、舌を絡めたキスをしてくる。

ズポッズポッ、ヌチャヌチャ、パッパンパンッ!!

唇を離すと、しっとりと濡れた瞳で見つめてくる。
淫靡な水音と、張りのある柔らかな肉の音が重なって響く。

「はぁはぁ、気持ちいいでしょ?」

「ううっ、また射精る」

「あっ、ん、だして、あたしもイクッから」

蕩けてる膣内がキュウキュウだ。
小ぶりな膣洞を肉棒が埋め尽くし、膣壁に擦れるたび締まる。膣奥を突くと、より狭く締まる。

「はぁ、はぁ、王子きて、イッちゃうぅ、奥広がっちゃう」

「マイハ、ぬるぬるで気持ちいいよ」

「あぁ、子宮に当たるぅ、王子のおちんちん最高っ」

媚肉がうねって絡みついてくる
マイハの腰の動きに合わせて突くのが止まらない。
お尻を切なく震わすのが可愛い。
突き上げる快感。淫らな膣内の収縮に巻き込まれていく。

「王子、好き、このまま、ビューって早く射精して、早く、ううううぅイッちゃうううううぅううううぅ!!!」

「ああっ、うああっ、もうっ」

ドクドクッ、びゅびゅびゅ、ビュルルルルルル!!

「んんんん、すっごい、いっぱい出てるう」

射精しながら激しく腰を振った。
蜜まみれの粘膜が、精液と絡みつくぬめり感がたまらない。
熱い大量の精液を心ゆくまで出し尽くす。
より膣穴がギュッと締まり、肉棒を強く締め上げてきた──。


──激しい絶頂の余韻に浸るマイハの身体を、うつ伏せに寝かせた。
主導権を握り、自分好みの超快感を得たためか、力なくぐったりしていた。
彼女の秘部は愛液と精液が溢れてきている。

さり気なくムクムクと滾る僕の棒。

「あたし、眠いから、も、もう⋯⋯だ⋯⋯めっ⋯⋯」

そんなマイハは人妻みたいな言い訳をし、危険を察知したのか、秘部に手を当て固くガードした。

(あぁ、完全拒否⋯⋯我慢できない、また挿れたいのに)

「マイハ、手をどけてくれ。疲れてる君は動かなくていい。僕が感じさせてあげる」

なんとなく、ニュアンスが通じればいい。
直接的な言葉や命令系だと反発必至な少女だからな。
塩梅が難しい。

「う、ん⋯⋯」

マイハは手を離して、秘部を無防備にしてくれた。僕の前では元気な振りをしているが、彼女も政務の多忙さで最近は疲れ気味だ。
そっと背中を撫で、頭を撫でる。

「はうっ、仕方なくだからね」

「あぁ。分かってる」

子供のように照れて、耳まで真っ赤にした。
普段の生意気な感じと違い、言葉とは裏腹な素直なギャップが可愛い。

「じゃ、四つん這いになってくれ」

「はぁ!? 何で、あたしが!」

「いいから、いいから」

「うぅ、恥ずかしいんだけど⋯⋯」

文句を言いながらもマイハは、僕のためにリクエストに応えてくれる。
気だるそうに膝を立て、四つん這いになった。
不意打ちで、横から乳房を揉みまくり乳首を捏ね回す。

「ふぅっわ、ばかぁ王子! あぅう、乳首を触るなぁ、はぁああん、感じちゃうぅ」

ぷっくりした乳首を捏ねると、マイハの身体が震えた。
そのまま、四つん這いの下に潜り込む。下から乳首を舐め上げ、舌で転がす。

「あうぅ、目の前におちんちん⋯⋯あたしが即射精させたげる。で、終わりジ・エンド

「甘いな、こうするんだよ」

「きゃああぁ!!」

四つん這いのマイハの股の間から、背後に回る。そして素早く彼女の股を大きく開き、足を片方づつ左右の肩に乗せた。

いわゆる〈鵯越ひよどりごえ逆落さかおとし〉だ。
元は遥か東国の武将の奇襲戦法と聞いた。
天才的な軍略も素晴らしいという。

僕には軍才はないが、淫才はあるのかも知れない。
女を馬と見立て羞恥と快感を与える素晴らしいクンニだ。

目の前にはマイハの可愛いお尻があり、可憐な割れ目は開き、無防備なアナルも丸見えだった。少し足を持ち上げて、下を除けば乳房が揺れている。

「マイハは馬のように美しい」

「はぁ? やだやだっ、こんな不安定で、恥ずかしい体勢なのっ!」

「さぁ、僕のものだって証に、マーキングするよ」

「な、何言ってるの? やっ、こんな格好、やだっ」

内ももに吸い付きキスマークをつける。
マイハは例え嫌がってもマゾっ気も有る。
次第に快感へと変わり、刺激を敏感に感じるようになるだろう(願望)

「今のココはどんな味がするのかな?」

「やだぁぁあああ!」

内ももから舌を滑らせ、大陰唇を舐めていく。丁寧に、焦らすように割れ目の外側を舐める。
快感に我慢できないのか、アナルがヒクヒク収縮してきた。

「あっ、やっ、だめぇっ、今そこ、汚いからっ、あっ⋯⋯だめっ、あっああんっ!」

「どこ? とても綺麗な、花々だよ」

「だめ王子っ、だめ王子っ」

僕はわざと緩慢に、マイハの秘部にむしゃぶりつく。
彼女の静止の声が心地いい。
しとどに溢れ出る愛液を、一滴も残さぬよう膣口を吸いつける。大袈裟にジュルジュルと音を立てながら、愛液をすする。

「変態っ、ああんっ、そんなの飲んでも、美味しくなんかっ、あんんっ、ない、ないでしょっ」

「んん? すごく美味しいよ。トロトロ感あって甘い蜜だ。発情したエッチな匂いもいい」

膣襞を舐め回し、奥から溢れ出る愛液を舌で掬うように吸う。それに僕の淫らな言葉に反応して、敏感に膣口から愛液が溢れ出る。

「変態っ、顔がいいだけの、変態王子!」

「何言ってるんだ? 君にだけさ」

「う、嘘つき、ちっとも嬉しくないからっ」

声だけ強がるマイハもいい。
実は、僕はお世辞にも夜の営みが丁寧ではなかった。ろくに愛撫もせず、欲望のまま射精して終わりだった。
ただの世継ぎ生産か訓練。

どちらかと言うと、教会の厳しい戒律──正常位のみ背面位禁止の賛成派だった。
また肛門結合や口内射精の禁止や、夢精も自慰禁止なども肯定派であった。

だがしかし、自由奔放なマイハに出会い変わった。
キスから何もかも気持ちいい。僕が今まで感じたことのない快感を与えてくれた。
逆に変態チックなほど身体の隅々に快感が伝わる。
相手にも快感を与えれるコトを知った。
母性をくすぐるのも羞恥を煽るのも、淫らな行為を底上げするスパイスだ。
変態ではない。

「はぁ、はぁ、あんん、そぉこぉお、そこっ、ぁああんっ」

ペロペロ、ジュウルルルル!!!

ゆっくりと、舐め回しながら、吸い込みの緩急を作る。
わざと触れてなかった陰核を剥き、今度はピンポイントで激しく吸う。

「んん、ひゃぁあんん、んぁああ、だめぇ、ぁあああ!!」

まさに、刺激の感度が上がった美声。
ビクビクと尻肉を震わせ、身体の芯まで電流が流れたかのような反応。漏れてくる喘ぎ声に興奮する。

「あ、ぁぁ、はあぁん、んぁんん」

「感じてるの、可愛い」

アクロバティックな〈鵯越ひよどりごえ逆落さかおとし〉。
四つん這いで、下半身が宙に浮いた不安定な体勢は、マイハと言えど感度を上げる。
さらに、背後から秘部に顔を埋められての愛撫は普通なら簡単に昇天するところ。

「ここも、気持ちいいだろ?」

ぐしょぐしょに濡れた蜜壺に舌を差し込み掻き回すように舐めた。秘部に成っている小さな実を舌先で転がすと、その度に彼女の肘が浮く。

「あぁっ、だめっ」

ビクビクと震えながらも快感に崩れないよう、シーツを掴んで必死に受け止めている。達しそうなのを、ギリギリ寸前で愛撫を緩めるのが楽しい。

「やっ、あ、もどかしいからぁ」

小さくて敏感な陰核が興奮で、ぽっこり突き出し固くなっている。小陰唇の桃色のビラが濡れてらてら光っていた。舐めるだけでヒクヒクして可愛い。

「こんな体勢でも、期待しているのか?」

「なっ!? 女なら誰でも膣内射精なかだし男のくせにっ⋯⋯あたしが〈貞操壁ファイナル・バリア〉、しなかったら⋯⋯今頃、何人の子持ちだと⋯⋯」

「ん!? 何、貞操⋯⋯何だよ? それに僕には子供なんぞいないぞ」

「あぁ、何でもないわ、んくぅ、ひあぁうっ!」

陰核を舐めるとマイハのお尻が浮く。
舐め続けると、とめどなく愛液が滲み溢れ出てきた。
指先で割れ目を広げ、舌と指を膣口に差し込む。喘ぎ声を上げてキュウキュウ指を締めつけてくる。

「んく、ひあぁんっ!」

一層、彼女は悶えて指や舌の動きに合わせ、健気に腰を震わす。膣内で指を腹側に擦ると、文句が減ったように感じた。

「はぁあん、気持ちいい、舌も指もぉ」

「やっと、素直になったか、じゃじゃ馬め」

僕はマイハの陰核を執拗に舐めた。加えて、膣内に挿れた指も掻き混ぜる。
舐めて欲しい願望と羞恥を煽り、彼女の期待通り、膣壁を指先で擦りながら淫核を吸いつける。

「あっ、舌が熱い、ざらざら、指も、んんはっ、あ、あ、指で、イッちゃう、ああっああうぅぅう!!」

ぢゅぷっぢゅぷっぐちゅぐちゅぐちゅ!

きつく口を窄めて陰核を舌で転がし、激しく吸う。指は膣内で回転させながらぬるりと、へそ側の柔らかな部分を圧する。とろとろに濡れて、熱く柔らかでふっくらしている。

「あああっ、あっん、あん、あぁっ! あああん、だっ、ああああぁぁぁぁ、だ、だめーーーっ!!」

くちゅくちゅ、ちゅぷちゅふぅうう!

甘く淫らなさえずりがマイハの口から漏れ、快感に呑み込まれているのが分かった。より興奮で大きくなった陰核をペロペロ舐める。
舌で丁寧に陰唇も舐め、唾液で音を立てながら愛液ごと吸い上げる。
二本の指でひときわ甘く鳴く媚肉部分を、淫らに擦り上げた。
膣内と陰核を同時に責める快感に達して、洪水のように愛液を溢れさせ、彼女は絶頂に身体を揺らした──。


「おおおお、やはり気がかりだ」

「ああん? ベッドを共にして他の女を心配するなんて、あたしを馬鹿にしてるの?」

「いや、その⋯⋯」

裸で寝そべっていたマイハが、頰を膨らませて拗ねている。
大きな瞳が潤んでいて可愛い。

(近魚ではなく⋯⋯逃げた遠魚なのか?)

逃した魚──聖女が他の男に貪り喰われると思うだけで気が気でなくなっていた。

(あぁ、ナディア⋯⋯)

着痩せ効果なのか、あんなにも素晴らしい、たわわに実った果実を僕に隠していたとは驚いた。
透き通る白い肌、黒髪で長いまつげに綺麗な二重で清純な聖女。

司祭や助産師による聖なる検査をするまでもなく、秘唇を広げた鮮やかなピンク色の膣内には処女膜があった。

(ああぁ、国政やマイハのわがまま、何やかんや多忙を極めたが、無理にでもナディアに挿れておけばよかったな⋯⋯)

ここ最近、僕の思考は堂々巡りだった。
マイハがジト目でこちらを見ている。

「違う違う、そうじゃない。国のことだ」

「ううん。聖女のことでしょ⋯⋯サイテー王子っ!!!」

「マイハぁ、君だけだよ」

咄嗟に当たり障りのない嘘をついたが、言い逃れが通じなかった。
マイハにはお見通しだったようだ。

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