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Legacy of Hope(希望の継承)
第30話 取返しのつかない過去
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(※???視点)
頑張れば、いつか報われると思っていた。
専用の基盤に魔法陣を刻み、回路に魔力を流しこめば、魔導具に魔術が宿る。歪みのない真円の線を描き、一文字も間違えないように魔術の印を刻んでいく。魔導具作りは地道な作業だ。しかし、時間は掛かるが手順さえ間違えなければ、誰でも完璧な魔導具を作ることができる。あらゆる仕事は、同じように時間と手間さえ掛ければ達成可能だ。
「トーヤは天才だな」
「そんなことはない。俺は、少しばかり器用なだけだ」
友人のレイナールに賞賛されたとき、嬉しくなかったと言えば嘘になる。気恥ずかしいがそれを表に出すのが苦手なトーヤは、しかめっ面をして謙遜をするに留めた。
トーヤは優秀な補助系の魔術師で、将来有望な魔導具作りの職人だ。
ラタトスクを卒業してからは、アミュレット商会の支援を受け、自宅に工房を併設し、新しい魔導具作りに没頭する毎日だ。
「もうっ、朝食用のパンを買ってきてって、お願いしたでしょ!」
「すまんすまん」
妹のアンズは、約束を忘れたトーヤに怒っている。
幼い頃に両親を亡くした兄妹は、ずっと二人暮らしをしていた。
「夕ご飯は?」
「……」
生返事をしたあとも作業を続けるトーヤに、アンズは不愉快そうな様子を見せたが、途中であきらめて工房を去っていった。
去り際の足音を聞いたトーヤの胸が、わずかに痛む。
しかし、彼にとっては魔導具作りの方が優先だった。
妹の魔力制御できない体質を、この魔導具さえ完成させれば解決できる。妹の喜ぶ顔を思い浮かべると、つい飲食も忘れて励んでしまうのだ。
トーヤは、とうの妹をほったらかして、魔導具作りに没頭してしまっていることに、心のどこかで気付いていた。気付いていながら「魔導具さえ完成すれば妹のためになるから」と自分に言い訳をしていた。
「アミュレットに、数字を投影する魔術を組み込んで―――」
試作品を商会に持っていくと、大変な発明だと喜ばれた。
トーヤにとっては道半ば、まだまだ改良の余地がある。
周囲の人々の反応は、大げさに思えた。
「おめでとうございます。今年の最優秀の魔導具作り職人に、あなたが選ばれました」
そう評価を受けたときも、さほど感動した訳ではなかった。
「ランクSになった暁に、あなたは樹冠に移住する栄誉を手に入れたのですよ!」
「樹冠に興味はない」
「……樹冠に住めば、特級の魔石が無料で支給されます。新しい魔導具作りもはかどるでしょう」
「……」
妹と一緒に樹冠に移住できないため、誘いを断っていたトーヤだが、魔導具作りの素材を支給されると聞いて心が動いた。
妹のための魔導具を完成させ、用が済んだら樹冠を降りればいい。
一時的な引っ越しなら問題ないだろう。
その判断が、取返しのつかない間違いだったと知るには、彼はまだ若すぎた。
樹冠に移住したトーヤは、約束どおり魔導具作りの素材の提供を受け、新しい工房で作業を開始した。
しかし、しばらくすると不穏な気配が漂い始めた。
「お願いした魔導具はできた?」
「銀花様」
樹冠に登ってから出会った、星瞳の魔術師、銀花。
彼女は、ハイランド国民に認知されていない、秘された存在だ。
伝説の星瞳の魔術師に拝謁できることは、樹冠の魔術師の栄誉だと言われたが、トーヤはあまり関心がなかった。
しかし、銀花の方はトーヤに興味を持ったらしく、たびたび工房を訪れて、魔導具の注文をするのだ。
「申し訳ありません。優先したい作業がありまして」
「私の依頼より優先するものがあるというの?」
銀花の威圧に呑まれ、また周囲の魔術師の無言の圧力を受け、トーヤは妹のための魔導具作りを後回しにせざるをえなくなった。
いつになれば、自分の好きな魔導具を作ることができるのだろう。
樹冠に来る前の方が、自由だった気がする。
いつのまにか黄金の壁を、まるで檻のように感じるようになった。
「樹下に降りたいです」
そう申し出ると、難しい顔をした友人のレイナールが、説得に訪れた。
「トーヤ。一度、樹冠に登ったら、出るには銀花様の許可が必要なんだ」
「なんだって?」
考え直すように言われ、あまりの理不尽さに、トーヤは怒りを感じた。
「たとえ星瞳の魔術師様だって、俺の自由をうばう権利なんてないはずだ!」
「トーヤ!」
無視して、身ひとつで出て行こうとするトーヤ。
しかし、その前に銀花の魔術師が立ちはだかる。
「どこへ行くのかしら」
「帰る! 俺は、妹のもとへ帰るんだ!」
「望まれていないのに? 妹さんの人生を、また邪魔するの?」
「なっ?!」
銀花の謎めいた言葉に、トーヤは思わず立ち止まる。
「どういう意味だ?!」
「可哀そうに。あなたは、ご両親が亡くなった事件の真相を知らないのね」
銀花が腕を振ると、周囲の景色が変化し、過去の光景が浮かび上がる。
まだ幼いアンズを連れて、遠くの街に買い出しに出かけた、両親の姿が映し出された。
『ねー。疲れたよ~! 早く帰ろうよ~!』
『いや、留守番のトーヤにお土産を買って帰らないと。あの子が欲しがっていた魔石が、まだ手に入ってないんだ』
寄り道をする両親。その行きつく先に、何が待ち受けているか、現在のトーヤは知っている。
両親は鉱山に近い街に出かけ、街を襲った魔物の大群によって殺されたのだ。生き残ったのは、アンズだけだった。
「やめろっ!!」
「あなたが魔石のおねだりをしていなければ、ご両親は健在だったでしょうに。妹さんも事件の後遺症で、魔術を扱いにくい体質になってしまった。すべて、あなたのせいよ」
トーヤは頭を抱えてうずくまる。
不気味な笑みを浮かべた銀花が歩み寄り、トーヤの涙を見て満足そうにした。
「その上、たった一人の妹を、あなたは長年ないがしろにしてきた。妹さんは、あなたを憎んでいるわ」
『トーヤ兄さんがいなくなって、せいせいした』
場面が切り替わり、成長した妹が、友人らしき同年代の若者と会話している光景になる。
『炊事洗濯、何もしないんだもの。誰が養ってあげてると思ってたのよ。樹冠から帰ってこなければいいのに』
魔導具作りに熱中するあまり、妹をかろんじていたことに、トーヤはようやく気付いた。
帰る場所がないという絶望が、ひたひたと胸をせりあがってくる。
「あなたの言う通りなのかもしれない……しかし、人の不幸を見て笑うなんて、あなたは本当に星瞳の魔術師様なのか」
「私は、自分が星瞳の魔術師だと、一度も言ったことがないわよ」
「?!」
妙に必死な顔をしたレイナールが、慌てて駆け寄ってくるのが、視界のはしに見えた。
白い手でトーヤの頬をなぞりながら、銀花が嘲笑する。
紅い魔物の瞳が、こちらをのぞきこんでくる。
「愚かな坊や。完成する見込みのない魔導具作りにのめりこんで、馬鹿みたい」
「いつか、必ず完成させる……」
力ない声で言い返しながら、トーヤは本当に完成できるのか、生まれてはじめて自分の魔導具作りに自信が持てなくなった。
天国だと言われていた樹冠は、実は地獄だった。
妹のためにと自分を偽り、真実から目を背け続けていた。
それらの失敗が一気になだれをうって彼に押し寄せ、絶望の闇の淵に叩き込んだのだ。
頑張れば、いつか報われると思っていた。
専用の基盤に魔法陣を刻み、回路に魔力を流しこめば、魔導具に魔術が宿る。歪みのない真円の線を描き、一文字も間違えないように魔術の印を刻んでいく。魔導具作りは地道な作業だ。しかし、時間は掛かるが手順さえ間違えなければ、誰でも完璧な魔導具を作ることができる。あらゆる仕事は、同じように時間と手間さえ掛ければ達成可能だ。
「トーヤは天才だな」
「そんなことはない。俺は、少しばかり器用なだけだ」
友人のレイナールに賞賛されたとき、嬉しくなかったと言えば嘘になる。気恥ずかしいがそれを表に出すのが苦手なトーヤは、しかめっ面をして謙遜をするに留めた。
トーヤは優秀な補助系の魔術師で、将来有望な魔導具作りの職人だ。
ラタトスクを卒業してからは、アミュレット商会の支援を受け、自宅に工房を併設し、新しい魔導具作りに没頭する毎日だ。
「もうっ、朝食用のパンを買ってきてって、お願いしたでしょ!」
「すまんすまん」
妹のアンズは、約束を忘れたトーヤに怒っている。
幼い頃に両親を亡くした兄妹は、ずっと二人暮らしをしていた。
「夕ご飯は?」
「……」
生返事をしたあとも作業を続けるトーヤに、アンズは不愉快そうな様子を見せたが、途中であきらめて工房を去っていった。
去り際の足音を聞いたトーヤの胸が、わずかに痛む。
しかし、彼にとっては魔導具作りの方が優先だった。
妹の魔力制御できない体質を、この魔導具さえ完成させれば解決できる。妹の喜ぶ顔を思い浮かべると、つい飲食も忘れて励んでしまうのだ。
トーヤは、とうの妹をほったらかして、魔導具作りに没頭してしまっていることに、心のどこかで気付いていた。気付いていながら「魔導具さえ完成すれば妹のためになるから」と自分に言い訳をしていた。
「アミュレットに、数字を投影する魔術を組み込んで―――」
試作品を商会に持っていくと、大変な発明だと喜ばれた。
トーヤにとっては道半ば、まだまだ改良の余地がある。
周囲の人々の反応は、大げさに思えた。
「おめでとうございます。今年の最優秀の魔導具作り職人に、あなたが選ばれました」
そう評価を受けたときも、さほど感動した訳ではなかった。
「ランクSになった暁に、あなたは樹冠に移住する栄誉を手に入れたのですよ!」
「樹冠に興味はない」
「……樹冠に住めば、特級の魔石が無料で支給されます。新しい魔導具作りもはかどるでしょう」
「……」
妹と一緒に樹冠に移住できないため、誘いを断っていたトーヤだが、魔導具作りの素材を支給されると聞いて心が動いた。
妹のための魔導具を完成させ、用が済んだら樹冠を降りればいい。
一時的な引っ越しなら問題ないだろう。
その判断が、取返しのつかない間違いだったと知るには、彼はまだ若すぎた。
樹冠に移住したトーヤは、約束どおり魔導具作りの素材の提供を受け、新しい工房で作業を開始した。
しかし、しばらくすると不穏な気配が漂い始めた。
「お願いした魔導具はできた?」
「銀花様」
樹冠に登ってから出会った、星瞳の魔術師、銀花。
彼女は、ハイランド国民に認知されていない、秘された存在だ。
伝説の星瞳の魔術師に拝謁できることは、樹冠の魔術師の栄誉だと言われたが、トーヤはあまり関心がなかった。
しかし、銀花の方はトーヤに興味を持ったらしく、たびたび工房を訪れて、魔導具の注文をするのだ。
「申し訳ありません。優先したい作業がありまして」
「私の依頼より優先するものがあるというの?」
銀花の威圧に呑まれ、また周囲の魔術師の無言の圧力を受け、トーヤは妹のための魔導具作りを後回しにせざるをえなくなった。
いつになれば、自分の好きな魔導具を作ることができるのだろう。
樹冠に来る前の方が、自由だった気がする。
いつのまにか黄金の壁を、まるで檻のように感じるようになった。
「樹下に降りたいです」
そう申し出ると、難しい顔をした友人のレイナールが、説得に訪れた。
「トーヤ。一度、樹冠に登ったら、出るには銀花様の許可が必要なんだ」
「なんだって?」
考え直すように言われ、あまりの理不尽さに、トーヤは怒りを感じた。
「たとえ星瞳の魔術師様だって、俺の自由をうばう権利なんてないはずだ!」
「トーヤ!」
無視して、身ひとつで出て行こうとするトーヤ。
しかし、その前に銀花の魔術師が立ちはだかる。
「どこへ行くのかしら」
「帰る! 俺は、妹のもとへ帰るんだ!」
「望まれていないのに? 妹さんの人生を、また邪魔するの?」
「なっ?!」
銀花の謎めいた言葉に、トーヤは思わず立ち止まる。
「どういう意味だ?!」
「可哀そうに。あなたは、ご両親が亡くなった事件の真相を知らないのね」
銀花が腕を振ると、周囲の景色が変化し、過去の光景が浮かび上がる。
まだ幼いアンズを連れて、遠くの街に買い出しに出かけた、両親の姿が映し出された。
『ねー。疲れたよ~! 早く帰ろうよ~!』
『いや、留守番のトーヤにお土産を買って帰らないと。あの子が欲しがっていた魔石が、まだ手に入ってないんだ』
寄り道をする両親。その行きつく先に、何が待ち受けているか、現在のトーヤは知っている。
両親は鉱山に近い街に出かけ、街を襲った魔物の大群によって殺されたのだ。生き残ったのは、アンズだけだった。
「やめろっ!!」
「あなたが魔石のおねだりをしていなければ、ご両親は健在だったでしょうに。妹さんも事件の後遺症で、魔術を扱いにくい体質になってしまった。すべて、あなたのせいよ」
トーヤは頭を抱えてうずくまる。
不気味な笑みを浮かべた銀花が歩み寄り、トーヤの涙を見て満足そうにした。
「その上、たった一人の妹を、あなたは長年ないがしろにしてきた。妹さんは、あなたを憎んでいるわ」
『トーヤ兄さんがいなくなって、せいせいした』
場面が切り替わり、成長した妹が、友人らしき同年代の若者と会話している光景になる。
『炊事洗濯、何もしないんだもの。誰が養ってあげてると思ってたのよ。樹冠から帰ってこなければいいのに』
魔導具作りに熱中するあまり、妹をかろんじていたことに、トーヤはようやく気付いた。
帰る場所がないという絶望が、ひたひたと胸をせりあがってくる。
「あなたの言う通りなのかもしれない……しかし、人の不幸を見て笑うなんて、あなたは本当に星瞳の魔術師様なのか」
「私は、自分が星瞳の魔術師だと、一度も言ったことがないわよ」
「?!」
妙に必死な顔をしたレイナールが、慌てて駆け寄ってくるのが、視界のはしに見えた。
白い手でトーヤの頬をなぞりながら、銀花が嘲笑する。
紅い魔物の瞳が、こちらをのぞきこんでくる。
「愚かな坊や。完成する見込みのない魔導具作りにのめりこんで、馬鹿みたい」
「いつか、必ず完成させる……」
力ない声で言い返しながら、トーヤは本当に完成できるのか、生まれてはじめて自分の魔導具作りに自信が持てなくなった。
天国だと言われていた樹冠は、実は地獄だった。
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